和製英語である。表記揺れの「クオータービュー」というタグもあるが、「クォータービュー」の方が件数が多い。
概要
立体を平面に描写する方法の1つで、立体を縦・横・高さの三軸で区切り、縦軸と高さ軸のなす角と横軸と高さ軸のなす角の大きさが等しくなる二等角投影で形成される。その為、
などの特徴がある。
平面絵だけで簡単に立体感を出せるため、ゲームに限らずドット絵作品において高低差を表現したい場合によく利用される。この場合はアイソメトリックタグが使われることが多い。
歴史
1980年代からゲームグラフィックに用いられていたが、最初にクォータービューを使用したことが確認されているのは1981年のアーケードゲーム「トレジャーランド」である。なお、「クォータービュー」という言葉は1990年ウルフチームのアクションゲーム「FZ戦記アクシス※」のキャッチコピーとして使用されたのが始まりで、意外と登場が遅い。
1990年代も3Dグラフィックが普及するまで様々なゲームで採用された他、3Dでもファイナルファンタジータクティクスのように平行投影でクォータービューを再現した作品もある。
※ちなみにFZ戦記アクシスやアークスオデッセイで採用されているクォータービューは、現在主流のクォータービューとは異なり、擬似的に45度傾いた正方形のマップチップが用いられている。
クォータービューが使われているゲーム
五十音順、百科事典内に記事があるもののみ
- アルトネリコ
- カービィボウル
- ゲットバッカーズ
- ザクソン
- サモンナイト
- シムシティ(2000、3000、DS、DS2)
- スーパーマリオRPG
- スーパーロボット大戦シリーズ
- タクティクスオウガ
- ビューポイント
- ファイナルファンタジータクティクス
- フロントミッション(1stと2089シリーズのみ)
- ボクらの太陽
- ポポロクロイス物語
- MOTHER2※あくまでマップの一部であり、全般は斜投影図という作図法を基本としている
- 魔界戦記ディスガイア
- メルヘンメイズ
- ライトブリンガー
- ルミナスアーク
- レディストーカー
- ロックマンエグゼ
- 倫敦精霊探偵団
関連イラスト
関連タグ
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