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スーパーマリオRPG

すーぱーまりおあーるぴーじー

スーパーマリオRPGとは、1996年に任天堂(開発:任天堂、スクウェア)から発売されたスーパーファミコン用ゲームソフトである。 本項目では2023年6月のニンテンドーダイレクトで発表されたニンテンドースイッチ向けのリメイク版についても合わせて解説する。
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作品の特徴

1996年3月9日に発売されたスーパーファミコン専用ゲームソフト。
後々多数発売されるマリオRPGシリーズの先駆けかつ礎となった作品。
そして、名作揃いのスーパーファミコン専用ソフトの例に漏れず、発売から何年も経った今でも名作として評価されている作品である。

マリオ伝統のジャンプを基本としたアクション、「アクションコマンド」を取り入れた戦闘、かつてのマリオシリーズには無いストーリー展開に豊富なネタまで完備。
また、サブイベント等のやりこみ要素も多く、戦闘は主にシンボルエンカウントの為に自由度も高い。
本作の音楽・作曲は下村陽子氏が担当しており、「森のキノコにご用心」はユーザーからの評価が高い。
以上の事から、近年の作品と並べても全く見劣りしない見事な完成度を誇る。

ちなみにグラフィックは3Dでモデリングされている為、スーパーファミコンで描写したと思われがちだが、スーパードンキーコングシリーズ同様に3Dのグラフィックを取り込んだ2Dグラフィックである。

バーチャルコンソールでダウンロードすることも出来たが、Wii Uのニンテンドーeショップのサービスが2023年3月28日で終了した為、現在は購入不可となっている(因みに時を同じくしてニンテンドー3DSのeショップも終了している)。

尚、戦闘におけるアクションコマンド、ボケシーンでマリオが「バンッ」とコケる、モブキャラのノンストップで長ったらしく喋るセリフ等はこの作品から続く伝統である。
それまで殆ど台詞のなかったピーチ姫クッパに初めて明確なキャラ付けがされた作品でもある。

ちなみに当時のSFC任天堂タイトルの中では珍しくパッケージを横にしたレイアウトとなっている。
発売当時はスーパーファミコン本体が4000円安く買えるクーポン券付き。

なお、起動時に「Nintendo」のロゴが表示されてモーフィングで「SQUARE SOFT」と変わる。

任天堂とスクウェア

開発を行ったスクウェア(現:スクウェア・エニックス)はその後、ファイナルファンタジーシリーズのプラットフォームをプレイステーションへと移してしまったことから、任天堂とは断絶状態になってしまう(当時の表向きはそう見られていたが、実はスクウェア自身が蒔いた種によって起きていた。
詳しくはスクウェアの任天堂出禁事件の記事を参照)。
そのため、続編として開発された「スーパーマリオRPG2(仮)」(=後の『マリオストーリー』)は任天堂のセカンドパーティーであるインテリジェントシステムズ(IS)の開発となり、後にペーパーマリオシリーズとして分岐独立した。

一方で、本作の製作に関わったスタッフの多くは後にスクウェアから離脱し、新たな会社を設立。
その中の一つである、本作のディレクターの藤岡千尋らが中心となって設立されたアルファドリームマリオ&ルイージRPGシリーズの製作に携わっている。
こちらは作曲に本作と同じく下村陽子を迎えている等、本作の系譜が色濃く受け継がれている。
また「ペーパーマリオ」シリーズの方も、ISだけでなく、本作のイベントデザインを担当した工藤太郎氏(現・バンプール代表取締役社長。代表作『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』など)が協力しており、シリーズを通して工藤氏がオブザーバーとして携わっているため、こちらも本作の流れを汲んでいると言える。

なお、スクウェア自身もエニックスと合併して「スクウェア・エニックス」となってからは、任天堂との関係も修復し、バーチャルコンソールに過去作品を提供、『いただきストリートDS』などの共同開発をしている。
さらに後年、マリオとツンツン頭(とそのストーカー)が競演する日がやってくることになる。

なお、関係修復後にスクウェア・エニックスの公式サイトで作品ラインナップとして掲載しているが、このコラボの事実となった作品を堂々と掲載できる日が来たと感慨深いコメントをスクエニ側がした事もある(見つけにくいが、スクエニの公式サイトで機種を「SFC」で検索すると出てくる)。

なお、ニンテンドースイッチ版でのクレジットでも「©Nintendo/SQUARE ENIX」となっている為、オリジナル版以来のタッグ表記である。

ストーリー

これまでのシリーズ作品に見られるようにいつも通りピーチ姫クッパにさらわれ、クッパ城へ助けに行くことになる。
そこでいつものようにマリオはクッパと戦うが、その途中で大きな衝撃と共にマリオ、ピーチ、クッパは城の外へ飛ばされてしまう。
その衝撃の原因はなんとクッパ城に刺さった謎の大きな剣であった。

また同時にこの世界の人々の願いを叶える星スターロードが7つに割れてしまい、人々の願いの叶わない世界になってしまった。
さらに各地で武器の姿をした集団が人々を苦しめるようになる。

クッパ城を占拠し、マリオワールドの征服を狙う新たな敵・カジオー軍団と戦い、スターロードのかけら「スターピース」を集めるべく、マリオは新たな仲間と共に今までにない新たな冒険に出る。

登場キャラクター

パーティーメンバー

マリオRPG


掲載は加入順
なお、パッケージにはヨッシーの姿が描かれているが仲間にはならない。
ただしアイテムを使えば呼び出して攻撃してくれるので、FF風に言えば召喚獣の立ち位置である。

最高レベルは30。
本作ではレベルアップでの能力上昇の他にHP、物理、魔法の3つのうちの1つに更に能力を割り振れるレベルアップボーナスがある。
このボーナス基本的に物理→HP→魔法の周期で振れるステータスの数値が高くなり、マリオ、ジーノ、ピーチ姫といったバランス型のキャラは高い数値のボーナスを振っていくことで満遍なく能力を強化できる。
一方で物理に期待できないマロやスペシャル技の威力に期待できないクッパはそれらにボーナスは振らず、得意分野に特化させた方が強くなる。
レベル21以降は能力が殆ど成長しなくなり、また素早さはレベルアップでは成長しない。

本作の主人公。マリオワールドの有名人。
バトルでは常に左上の位置におり、パーティーから外すことは出来ない
いつも通りクッパ城にさらわれたピーチをいつも通り助けようとするが、いつもと違う予想外の出来事が起きたことでいつもとは違う冒険に出ることになる。

この世界では大変な有名人であり、特にジャンプを見せるだけでマリオ本人だと認められるほど。
一切言葉を発さず、マイムで感情などを表現する。
というか説明の為だけにピーチやクッパに変身出来る(「変身はやめてください」と言われるシーンがある)。

窮地に陥ったジーノを助けたり、ジョナサン・ジョーンズとのサシの勝負に応じるなど正義感の強い熱血ヒーローである。
しかしながら大人気ない一面もあり、トイドー(子供)との人形遊びで相手を壁まで突き飛ばしたり、失言に対して拳を握り締め殴ろうとしたりしている。

性能は主人公らしく攻撃寄りのバランス型でステータスの上がりも良い。
スペシャルわざは他のキャラと違い攻撃技のみかつ単体攻撃ばかりだが火力は高め。
属性は見た目通りでジャンプ。終盤に覚える「ウルトラ〇〇」系は唯一の全体攻撃だがターゲットがランダムなのでダメージが分散する。

初期に使える「ジャンプ」は2回使用するたびに威力が上がって行き、250回目で最高威力となる。
これを利用すれば序盤からマリオを最強キャラにできる。
操作の手間を省くためにもやるならマロを仲間にする前に達成させたい。
参考までに他キャラの最終スペシャルわざの威力は大体60だが、マリオのジャンプは150まで成長する(ただし表記上の威力は25から変わっておらず、いわゆる隠し要素となっている)。

また「スーパージャンプ」は、30回の達成でチート性能なアクセサリー(マリオ専用)が、100回達成で更にチートな防具(全キャラ装備可能)が手に入る。
ただ20回飛べれば上手い方と言われるレベルなので、入手難易度は非常に高い。
この他、中盤と終盤で強力な隠し武器も入手できるため火力面ではかなり恵まれている。

欠点は魔法防御が全キャラの中でダントツに低いこと。
魔法防御に難のあるジーノ、クッパよりも更に低い。

なお、パンチでの戦闘スタイルは『スーパーマリオ64』や大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに逆輸入された。
巨大なファイヤーボールも表現は異なるが必殺技として登場している。

リンク先ネタバレ注意
白くてフカフカな体をしていて手が伸びるカエルの子供(自称)。
パーティーの中では最年少と思われる。身長もマリオよりずっと低い。
泣くと雨が降る。
冒険の途中で育て親(カエル仙人)から自分がカエルではないことを聞き、これを聞いたマロは本当の両親を探す為にマリオと共に旅に出る。

能力は魔法使いタイプで、HP、攻撃、防御と冴えないものの、の魔法による攻撃が強い。
このためスペシャルわざが中心の戦い方になり、装備品は武器よりも防具を優先した方がいい。
単体への回復魔法も扱えるが、回復役には中盤から仲間になるピーチ姫(完全上位互換)がいるので殆ど使わなくなる。

マロの本領は中盤から覚える強力な雷属性や氷属性の魔法を操り、的確に敵の弱点を突くことで発揮される。
終盤では強力な無属性全体攻撃も覚える。
雷か氷のどちらかを弱点としている敵は多く、特に中盤の沈没船は雷、終盤のバーレル火山は氷で弱点を付ける敵が大半。
敵の弱点属性を的確に突くのが大事という点では上級者向けのキャラと言える。
雑魚散らし能力に優れるので、FPの消費は激しくなるがジーノと共に全体攻撃を連発することで雑魚戦を素早く終わらせることができる。
この運用をする場合は素早さを高めるものかFPを軽減させるアクセサリーを付けるといい。特に、終盤のクッパ城の6つの扉の内、2つ存在するバトルの部屋(雑魚ラッシュ)では比較的楽に進みやすくなるが、シロップなどのFP回復アイテムを用意すること。

そして彼のアイデンティティはなんといってもなにかんがえてるのだろう。
一見するとネタ魔法のようだが、敵の残りHPと考えを読めるいう、けっこう重要な魔法でもある。
考えている内容が黒い任天堂の隠し場所でもあるのだが。

スターロード」の住人。身体は人形のため木でできている。
カリバーによって砕かれたスターロードを直すため天空からマリオワールドにやってきた修理人で、ジーノの姿と名前は借り物。少しキザな喋り方をするのが特徴。

能力的には素早さが仲間の中ではトップ。
物理と魔法の両面で攻撃力が高いが、耐久力には難を残すという速攻型。
スペシャルわざはいずれも無属性なのでどの相手にもムラなくダメージを与えられる上に、中盤から覚えるジーノブラストを使えば速攻型の雑魚散らしにもなれる。
またジーノウェーブは味方で唯一の攻撃力上昇技で、アクションコマンドを成功させれば防御力も上昇させるという非常に有用な技。

成長率が味方キャラの中で最も高く、ボーナスで成長率が高いものに振っていくバランス型では最終的に全キャラ中屈指の能力になる。
このためマリオ、ジーノ、ピーチの組み合わせがオールラウンダーとして人気がある。

ただの特攻要員ではなく、持ち前の素早さから速攻ジーノウェーブで味方をサポートしたり、耐久力の高いザコ敵をジーノカッターで一撃で倒したりと、加入から終盤まで頼れるナイスガイである。

欠点は武器・防具の性能が低いこと。
序盤~中盤は開き直って「ばっちいパンツ(防御は弱いが攻撃・スピードが上がる)」を装備させるのも手。
彼へのダメージをいかに抑えるかというプレイングスキルも要求される、RPGをちょっとやりこんだ人向けのキャラクター。

クッパ軍団のボス。
カジオー軍団に自分の城を乗っ取られたため、城を取り戻すために(都合上クッパ軍団の一員となった)マリオたちと共に戦うことになる。
カジオーを恐れて逃げてしまった部下を許すなど軍団のボスとして度量の広い一面も。
なお、一人称で「ワガハイ」が使われたのはこの作品が初。
ピーチ姫への好意とマリオの人気の嫉妬も見せたり、意外とナイーブな面も見せる。

性能はRPG風に言えば戦士(タンク)タイプ。
他のキャラとは一線を画すHPに加え、物理面の火力と防御力に優れている。
一方、パーティーで随一の鈍足。更に魔法攻撃が低いためスペシャルわざの威力が低く、魔法防御も低い。
このため通常攻撃を主体にデバフを掛けるキャラクターとなる。
攻撃と防御が大きく落ちる恐怖状態の対策さえしておけばそのパワーを発揮しやすいため、初心者にも扱いやすいキャラクターと言える。

スペシャルわざはダメージこそ頼りないものの、恐怖や毒を敵に付与したりといった追加効果はなかなか強力。
特に初期から使える「きょうふのしょうげき」は多くのボスキャラにも有効で、上手く使えば大幅に弱体化が可能。ただ殴るだけが能ではない。

基礎能力は高いのだがジーノとは逆に成長率が味方キャラでは最低で、ボーナスの伸びも悪い。
更に装備の性能もジーノ以上に低い(最強武器・防具共にピーチ姫の初期装備と能力が同じ)。
このため素の能力では攻撃・防御はトップなものの、装備も含めた能力では最終的に中の下レベル。

武器はともかく、防具に関しては最強防具よりも序盤のドゥカティで買えるばっちいパンツ(攻撃と素早さがアップ)を付けていた方がまだ強い。
このため仲間になった直後は頼りになるものの、装備が整ってくるとベンチ要因になりがちである。

一方でHPの伸びは凄まじく、能力の成長が鈍るレベル21以降も順調に上がり続け、ボーナス無しでも最終的に200を超える(他のキャラはボーナス無しだと最終的に150~180程で、レベル20までのボーナスをHPにほぼ全振りしてようやくクッパに並ぶ)。
魔法関係には期待できず、HPの高さは十分なので、ボーナスは物理に全振りしてしまうと良い。
下手にバランス型にしようとすると却ってクッパの長所を潰してしまうことになる。

なお、クッパ城に出現する一部の敵はクッパがパーティにいると1ターン目で必ず逃走する。
パーティに入れていない場合でもクッパの気配を感じ取って混乱状態になることがある。

爪を使った戦闘スタイルは大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにて逆輸入された。
イベントシーンで見せたコウラタックルは使わないが、コウラ(トゲ)を使ったワザは存在する。

本作のヒロイン。キノコ王国のプリンセス。
いつも通りクッパにさらわれるが、予想外の出来事が起きたことでクッパ城の外へ飛ばされ、ブッキータワーに落ちてしまったことでブッキーの花嫁候補として閉じ込められる。
救出後は家臣たちに内緒でマリオたちの冒険についてくる。

性能は全体回復とデバフ解除に優れたヒーラータイプ。
睡眠や沈黙のデバフも使える。
消費FPもかなり低く、素早さもジーノに次ぐため先手を取りやすい。
反面、物理における攻撃と防御が弱く、逆に魔力に関する攻撃と防御が高め。
彼女をPTに加えるかどうかでその後の難易度が大幅に変わる。

成長率がジーノに次ぐレベルで高く、特にレベル16~20の間でのHPと攻撃の伸びは圧巻。
弱い部分は後半になると劇的に解消され、物理でも魔法でも戦える万能キャラと化す(最終スペシャルわざが全体魔法攻撃であり、最強武器もダメージにムラがあるが威力が高い)。
また終盤で手に入る強力な隠し防具を装備すると、火力と素早さは下がるが鉄壁のヒーラーと化すため全滅の心配がまずなくなる
中盤で手に入る「セーフティリング」を装備させるだけでもヌルゲー化する。

どんなタイプにも運用できるので、彼女をどう活躍させたいか考慮した上でステータスボーナスを振るとよいだろう。

なお、ビンタやフライパンを使った攻撃、パラソルによる飛翔などは後の大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに逆輸入された。
また「相手を眠らせて体力を回復するワザがある」「ボム兵(爆弾)を投げつける」など表現を変えているが効果だけを見ればピーチのスペシャルわざを再現していると言える。

サブキャラクター

ピーチの使いの者で冒険に関するアドバイスをしてくれる。
お城には何人もの同じ顔のキノピオがいる。
そのうちの一人(セリフの頭に『〈キノピオ〉』が付く者)とは序盤から終盤まで長い付き合いをすることになる。

  • キノ&ナンシー
キノコ城に住むラブラブなカップル。
結婚式場を見つけたと思ったら城下町をヘイパーに占拠されて家から出られなくなり、式を挙げようとしたら式場からブッキーに追い出されるなど、苦労の末に結ばれることになる。
結婚後、新婚旅行としてヨースター島に訪れる。

キノコ王国の大臣。
マリオにピーチ姫の救出を依頼する。
礼儀正しい口調だが言い回しが長い。
キノじいの前身とも言えるキャラクター。

1日マリオRPGキャラ カエル仙人


ケロケロ湖に住む仙人。
マロの育ての親でもある。
風がウワサを運んできてくれるため、なんでも知っている。
冒険に行き詰ったときは彼に話しかけることで次のヒントを教えてもらうことができる。
コオロギせんべいとコオロギようかんが大好物。
余談の項目にもある通り、彼に関するあるイベントをこなさないとストーリー進められなくなる。

Xmas絵


ローズタウン宿屋の子供。
ジーノ人形の持ち主で、ジーノが何よりも好き。

  • プランター
ある程度物語を進めることでローズタウンに引っ越してくる園芸家の老人。
「よくそだつたね」「よくそだつひりょう」を50年間探し求めていて、見つけるとかなりの早口とかなり長い台詞、とても広い語彙でその喜びを表現する変わり者。

1日マリオRPGキャラ ヨッシー


ヨースター島に住む恐竜の一族。
ヨースター島で仲間と共にレースをしている。
今回は冒険の仲間にはならないが、アイテムを使うことによって戦闘の手助けをしてくれる。
マリオは他のヨッシーたちと会話できないが、緑色のヨッシーに乗ることで他のヨッシーと会話ができるようになる。

1日マリオRPGキャラ ワッシー


ヨースター島に住む、サングラスをかけたヨッシー。
かけっこでは1番の実力を誇り、それをいいことにタイマン以外で遊ばないよう強要していた。
しかし、レースでヨッシー(とマリオ)に負けてからは改心する。

  • ダイナとマイト
ドゥカティの村の子どもたち。
姉がダイナで、彼女がいつもおぶりながら子守している赤ちゃんが弟のマイト。
スターピースが炭鉱に落下したために閉じ込められてしまうが、両親の依頼で2人を探しに来たマリオと出会い、トロッコで脱出することになる。

  • サージェント・パター

十代のパレッタとサージェント・パター


パタパ隊の隊長で階級は曹長
カントリーロードの高い崖を「ヒゲヲガケニノボラセロ作戦」を実行してマリオを崖に登らせてくれる。
一定の時間以内に彼に元にたどり着ければ、強力な「パタパタくんしょう」というアクセサリをくれる。

  • ノコヤン

10年、早いんだよ!


クッパ軍団の部下。
クッパ軍団から逃げ出した後はジャッキーの下で修行している。

  • クリジェンヌ
クッパ軍団の部下。
メスのクリボーで、色仕掛け担当。
クッパ軍団から逃げてしまった後はモンスタウンで店を開いている。名前は「パリジェンヌ」からと思われる。

  • アンデッド3 (U3)

U3


モンスタウンの部屋で出現するテレサカロン・レイホーの3体。
アイテム探しクイズを出してくる。
正解するとアクセサリー「ゆうれいくんしょう」がもらえる。

  • マロパパ&マロママ
マシュマロの国の王と王妃。
当初は、病気ということで人前に姿を見せなかったが……。

  • ヒノピオ
サングラスをかけ、バーレル火山に店を構えている人物。
宿屋(簡易ベッド)に泊まらせてくれるほか、強力な防具を売ってくれる。

本編には基本的に登場しないが、SFC版の説明書に登場し、操作方法などについて解説している。
実はマリオの家の表札にはルイージの名前もあり、一緒に住んでいることが覗える。
更に作品を最後までプレイすると……。
余談だが、星の降る丘の「兄さんのやくにたちたい」という願い事は、日本版においては誰の願いかはわかっていないが、英語版では明確にルイージの願いであるとわかるものになっている(「I wannabe a great plumber like my brother Mario.」)。
また、最初の方の町の建物の陰にはヒントをくれるキャラが隠れているのだが、これがルイージなのではないかという説もある。

敵キャラ

中ボス

おいかけてつかまえて


自称世界一の怪盗ワニ。
紫色の体をしており、赤いシルクハットを被るナルシスト。
一人称は「ミー」で、時折英語交じりで話す。

ベロ~ム


キノケロ水路に住んでいる巨大な怪物。
何でも舐めたり、口に入れるクセがある。
マロが大好物ですずめが嫌い。
語尾に「なんだなあ~」をつけて話す。

ペパット


ドゥカティ炭鉱の奥に居座る爆弾職人。
有名になることを夢見て上京してきた。
語尾に「ゲス」とつけて喋る。
様々なサイズのボム兵を作る技術を持っており、マリオ達を倒せば有名になれると言う理由で襲ってくる。
ゲーム上の役割としては3つめのスターピースを守るボスだが、カジオー軍団とは特に関係ない。
戦闘後は自身の作った巨大ボム兵に潰されて死亡したかに思われたが、後に星のふる丘にて彼と思しき願い事が確認できるため、一命は取り留めていた様子。
リメイクにて完全に生存している描写が追加された。

ブッキー


ブッキータワーの主。
ピーチを幽閉した謎のヒゲ面の男で作中屈指の変人。
巨大な塔に住み、多くのブッカーを従えている。
一人称は「ボキ」
マリオの顔を知りながらタワーに来た彼を「たびのおかた」と勘違いしたり、侵入者であるマリオを見つけても同じ瞬間に見つけたマリオ人形に気をとられて肝心のマリオ本人に気づかなかったり、結婚の意味を「式場でケーキを食べること」だと勘違いしたりとかなりズレているが、憎めないキャラクター。
自分の心境を何かにたとえる癖がある。
また、「なにかんがえてるの」で見れるセリフは全敵キャラの中で最も長い。
彼には6人の先祖がおり、彼らの肖像画がブッキータワーに飾られている。
つまりゲームに登場するブッキーは7代目。

海の男、ジョナサン


男気あふれる、サメの海賊船長。
落ちてきたスターピースを所持しており、これを賭けてマリオに勝負を持ちかける(戦闘中にマリオと一対一の勝負をする事もある)。
マリオたちに負けたあとは潔くスターピースを渡し、その後はリップルタウンの事件解決に協力してくれる。
ちなみに飲んでいるのはワインではなくグレープジュース

知っている人は知っている


モンスタウンのジャッキー道場の主で、ノコヤンの師匠。
身体は小さいが、とてつもない実力の持ち主。
最初のうちは手加減しているがマリオ一行と手合わせを重ねるうちに本気になり、3回目の手合わせでは道場の看板を賭けた本気の勝負を挑んでくる。
本気の彼に勝利するとアクセサリー「ジャッキーベルト」がもらえる。
また、マリオのことを「師匠」と呼ぶようになる。

Valentina


ドドを従えるザマス口調で喋る悪女。
髪のように見えるものは
自分勝手な立ち振る舞いから、ドドをはじめとする部下たちからは嫌われている。

ドドが来た!!


マルガリータの手下で、まるまると太っている真っ黒な鳥。
マルガリータには相当こき使われているようだ。
普段は喋らないが、「なにかんがえてるの」を使うと思考が読め、語尾に「ずら」と付けているのが分かる。

カメザード


クッパ軍団の部下。
物語終盤でマリオたちに襲い掛かってくるが、それはカジオー軍団に操られてのものだった。
その後はマリオたちに協力してくれるようになり、無限にコインが出る宝箱を出してくれたり、何度でもHP、FPを全回復してくれる。
ちなみに、「なにかんがえてるの」を使うとヨッシーアイランド』のあのカメックと同一人物だと発覚する。

本作の隠しボス
戦闘では『ファイナルファンタジー4』のアレンジBGMが流れるというスクウェアファンサービスがある。
リンク先ネタバレ注意

カジオー軍団

本作に登場する主な敵勢力。
いずれも武器を模した姿をしており各地で悪事を働いている。
詳細はリンク先を参照。ネタバレ注意

余談

序盤に発生するカエル仙人のおつかいイベントをこなしていないとピーチ姫を仲間にしてから物語が進行しなくなる。
ケンゾールを倒さないとおつかいイベントを終わらせられない上に、スルーしたままストーリーを進められるので忘れてしまいがち。
当時のプレイヤーは「カエル仙人に話しかけても何も起こらない」と悩んだ人も多いのではないだろうか?

任天堂とスクウェアがタッグを組んだ作品は実はこれが初めてではない。
ファミコンディスクシステムで任天堂から発売された『中山美穂のトキメキハイスクール』が先。
ただし、パッケージにはスクウェアの名前が無い。
開発協力したのは当時スクウェア開発Bチームだという。

クッパ城のクイズではスクウェアのお遊びがあり、ファイナルファンタジーのキャラクターが名前だけ登場する。

Q.パイプダンジョンに入って最初にあらわれるモンスターは?
クリボー
バブル
エクスデス

そんなところにエクスデスが出てきてたまるか。

Q.今回のぼうけんの敵は?
カジオー
ルイージ
ケフカ

ケフカがラスボスだったらちょっとどころかまるで場違いである。

カエル仙人の好物でもあるコオロギせんべいは本作から20年以上の月日が経った後に無印良品から実際に商品化された。

27年の時を経て

2023年6月21日のニンテンドーダイレクトにおいて、グラフィックを一新したリメイクが発表された

リメイク版では以下の特徴がある。

  • グラフィックが本当の意味で3D化された事によりキャラクターの動きや表情が増え、表現が豊かになった。
  • パッケージはSFC版を意識したものとなっているがヨッシーが削除されている。
    • 一方で一部の演出はオリジナル版から変更されたものもある(マリオのピースサインなど)。
    • マリオなどの従来のキャラクター達は現在のデザインに準拠したものに変更され、本作オリジナルキャラクター達も本作向けにリファインされている。

  • バトル方面でも画面のUIが変更された他、新要素としてアクションコマンドを「!」のタイミングで成功させると敵全体にダメージを与える事ができ、更にコマンドを成功させる度にゲージが溜まって行く。
    • アクションゲージが満タンになるとパーティ全員での合体攻撃「3人わざ」ができるようになり、パーティの組み合わせによって様々なパターンがある。公式サイトに掲載されているのは「ムテキこうらスパイク」(マリオ、クッパ、ピーチ)、「スターライダーズ」(マリオ、マロ、ジーノ)、「まもってヴェール」(マリオ、ピーチ、ジーノ)。PVではクッパクラウンにパーティ全員が乗り込むシーンがあるが、これも3人わざの可能性が高い。

  • 難易度設定が選択出来る様になった。切り替えはいつでも可能。

  • クリア後に一部のボスキャラと再戦が可能になった。なお再戦時のボスキャラは初回の時よりパワーアップしているとの事。
    • これによりペパットの生存が確定した。

  • モンスターリストが追加された。
    • なにかんがえてるの以外にも項目があり、解説コメントはリメイク版用に新たに書き下ろしとの事。


上記の通り、ゲームの完成度や両者の権利関係もあってか、驚愕と歓喜の反応が大いに見られた。

発売予定日は11月17日。
PV動画は下記を参照。

漫画版

本山一城

本作のコミカライズこそしていないが発売前に「どのようなストーリーになるのか予想したイラスト」が描かれている。
そちらではクッパと戦う正統派RPGという感じであった。
奇しくもマリオRPGではなくマリオストーリーを予言したイラストとなった。

スーパーマリオくん

ギャグ漫画『スーパーマリオくん』ではコロコロコミック学年誌(3年生、4年生)でコミカライズされている。
始めはほぼ原作通りに進んでいたが、後にスーパーマリオ64編の開始に合わせた為か、途中から大幅に簡略化されかなり早期に完結した(どちらも同じ期間)。
ただし掲載誌が違うため話に繋がりがなく、雑誌でのラスボスも異なる(コロコロコミックでは中途半端なところで完結しており、4年生版ではクッパ城での再訪で終わりとなっている。唯一3年生版のみラストダンジョンに乗り込みラスボスを倒して完結した)。

このエピソードは長らく単行本未収録であり、沢田ユキオもいつか収録したいとあとがきに書いていた(コミックス14巻初版の巻末予告にマロの姿が描かれていたが、現在ははねマリオに変更されている)。
それから15年以上の時を得て連載30周年となる第50巻~51巻でようやく収録された。
ネームはほぼ当時のままで、コロコロコミック版と学年誌(小学三年生、四年生)版、それぞれの決着が収録されているが、一部エピソードは収録されていない。これは「スーパーマリオくん スペシャルセレクション」の方に収録されている。

余談であるが、仲間全員ピーチの格好をしたことがある。

  • マリオ→ジョナサンとのサシ勝負で圧倒されるが、事前にピーチから彼女の魔力を注入されていたこともあり土壇場でピーチ姫の格好に変身。フライパンチ(フライパン+パンチ)で逆転勝利となった(コロコロコミック版)。
  • マロ→クッパ城にピーチがいると思い込んでいたマリオに対して、自ら代わりになろうとした(四年生版)。
  • ジーノ→ピーチをキノコ城へ送った時に、ピーチに無理矢理服を交換され、入れ替わる形で城に置いていかれた(三年生版)。
  • クッパ→ドゥカティで、ダイナとマイトを連れ戻して欲しいドカハハの為に、炭鉱にピーチがいると嘘をつき、マリオにバレた際に代わりになろうとした(コロコロコミック版)。

関連イラスト

スーパーマリオRPG
24年目の冒険


25周年記念!
カジオー軍団本サンプル



関連動画

テレビCM

パックンフラワーが歌いながら宣伝するという斬新なCM。
マリオくんではクイーンフラワーがこのネタをやっていた。


バーチャルコンソール版紹介映像



リメイク版紹介映像



小ネタ紹介



関連タグ

作品関係
開発会社やシリーズ全体
任天堂 / スクウェア / スーパーマリオ / マリオシリーズ

本作品より分化されたマリオのRPG
マリオ&ルイージRPGシリーズ
ペーパーマリオシリーズ ※2作目まで

登場キャラクター
パーティメンバー
マリオ / マロ / ジーノ / クッパ / ピーチ姫

カジオー軍団
ケンゾール / ユミンパ / ヤリドヴィッヒ / オノレンジャー 
カリバー / カジオー / カジオー軍団

その他
森のキノコにご用心 / なにかんがえてるの / 下村陽子
スクウェアの任天堂出禁事件

外部リンク

公式サイト
Wii VC版公式サイト
Wii U VC版公式サイト
スクウェア・エニックスによるソフト紹介ページ
リメイク版公式サイト

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マリオシリーズ まりおしりーず

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