概要
盤面を回り、物件を買って他プレイヤーに買物料を払わせることやマークを集めることで資産を増やし、
総資産額を一定以上貯めていち早く銀行に戻ったプレイヤーが優勝する。物件の状態で価値が上下する「株」の取引が大きな特徴で、これを使った駆け引きが熱い。
立方体のサイコロを用いるが、ストリートによって7や8が出る事がある。
元々はオリジナルキャラクターが用意されていたが、『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』が発売されて以降、ドラゴンクエストシリーズやファイナルファンタジーシリーズ、マリオシリーズとコラボレーションされた作品が増えてきた。
しかし心配は無用、オリジナルキャラクターが起用されている本編シリーズは現在もモバイルとスマートフォンで配信中である。
各作品(コンシューマーのみ)の短評
初代
ファミリーコンピュータで発売。サブタイトルは「私のお店によってって」。
この作品のみアスキーから発売。後の時代には無い3人プレイマップが存在する。
キャラクターは7名(メイン画像はそのうちの3名)、ストリートは5つ。
2
スーパーファミコンで発売。サブタイトルは「ネオンサインはバラ色に」。
オールドファンからは最高傑作と言われる作品。「スラリン」「アレフガルド」といったドラゴンクエスト系マップがあり、トーナメントモードをクリアするとプレイヤーキャラがスライムになるおまけ付き。作曲:筒美京平。
キャラクターは15名、ストリートも15個。
ゴージャスキング
PlayStationで発売。サブタイトルはなし。
『いただきストリート2』の登場人物数名が3歳加齢して登場、更にリメイク版『ドラゴンクエストⅢ』で登場したすごろく場をベースにしたすごろくタウンモードが追加された。プレイヤーの衣装替えが可能になり、デフォルトの4種類+すごろくタウンで手に入る4種類の計8種類(×男女なので全16種類)が存在する。
キャラクターは17+3名、ストリートは21+1個。
3
PlayStation 2で発売。サブタイトルは「億万長者にしてあげる! 家庭教師付き」。サブタイトル通り家庭教師モードがある。
ストリートは31個(ただし初期は10個)もありこれまでの作品のほとんどのマップを遊ぶことが可能。プレイヤーの衣装はなくなり10(+2)種類のコマを動かす事となった。また、コンピューターキャラは11+1名と『ゴージャスキング』はおろか『いただきストリート2』より少ない。
しかも、これまでに比べ「普通の人」が少ない。
(例:飛び級で12歳の高校三年生、タイムスリップしてハンバーガーショップでバイトしているギャル語を話すくノ一、ロボット、ツタンカーメンっぽいミイラ、自称変身ヒーロー、人語をしゃべる猫三兄弟・板前をやっているサバ、地底からやって来た怪獣)
SP
PlayStation 2で発売。正式名称は『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』。この作品以降、コンシューマーではコラボ作品のみ販売されている。各キャラクターの「職業」を生かしたスフィアバトルと言うモードが存在する。
コンピューターキャラは最多の28(初期は20)名、プレイヤーオンリーも含めれば36名と大所帯だが、ファイナルファンタジーシリーズ側は『FINAL FANTASY Ⅶ』以降のキャラしか登場していない(続編でも同様だった為、何らかのルールがあったのかもしれない)。なおオリジナルのプレイヤーキャラは廃止。ストリート数は14+4個。
またこの作品以降Cランク以下はかなり弱化した。
P
PlayStation Portableで発売。正式名称は『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートPortable』。
『いただきストリートSP』と同じくドラゴンクエストシリーズ及びファイナルファンタジーシリーズとのコラボ作品だが、メンツはかなり変わっている。
ただ偏りが激しい(全24名で両シリーズとも12名ずつだがドラゴンクエストシリーズは『ドラゴンクエストⅧ』からの登場が12名中5名、ファイナルファンタジーシリーズは『FINAL FANTASY Ⅶ』からの登場が12名中5名、『FINAL FANTASY Ⅻ』からの登場が12名中6名を占めている。ちなみに残る1名は『FINAL FANTASY Ⅸ』の主人公)と言われている。ストリート数は14個。
DS
ニンテンドーDSで発売。ニンテンドーDSとドラゴンクエスト・スーパーマリオの頭文字をとったダブルミーニングになっている。
『いただきストリート3』までと同様にプレイヤーはオリジナルキャラだが、着せ替えコーディネートができるようになった。キャラクターは10+12名、ストリート数は4+10個。
Wii
Wiiで発売。『いただきストリートDS』と同様にドラゴンクエスト及びマリオシリーズとのコラボ作だが、キャラの追加の少なさ(わずか4名)などもあり評価は上がらなかった。株の概念のないイージーモードが初登場。ストリート数は過去最多の36だが、イージーモード用で倍になっているので実際は18個。
30th
PlayStation 4及びPlayStation Vitaで発売。正式名称は『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY』。
タイトル通りファイナルファンタジー30周年記念作。シリーズで初めて各キャラクターに担当声優が当てられた。なお『いただきストリートSP』以降皆勤賞であったスライム・ヤンガス(ただしDSとWiiでは少年時代)が欠席となった。キャラクターは26人(Pまでと同じくオリジナルプレイヤーキャラは廃止)、ストリート数は43(うちイージーモード17)。
コラボ作品で初めて『FINAL FANTASY Ⅵ』以前のキャラが初めてプレイヤーキャラが使用可能となったが、いずれも敵サイドのキャラである。
オリジナルキャラクター
- 早瀬まりな(メイン画像真ん中)、森下このみ、上岡るりあ
『いただきストリート1』〜『ゴージャスキング』の案内役のキャラ。るりあは隠しキャラ。イラストは『いただきストリート2』のこのみ。
- 立花あやか
『いただきストリート2』『ゴージャスキング』に登場。『いただきストリート2』では中学二年生(最年少キャラ)で、『ゴージャスキング』では高校二年生となっている。イラストは『ゴージャスキング』のもの。
- 矢崎せいじ
『いただきストリート2』と『ゴージャスキング』に登場。どう見てもカタギには見えない住宅のセールスマン。ちなみにこれでも20代。
- シェリー・フォックス
『いただきストリート2』と『ゴージャスキング』に登場。金髪の外国人女性。実力はあまりない。
- みやじまなつひこ
『いただきストリート2』と『ゴージャスキング』に登場。90年代のオタク系キャラ。
携帯版には甥のおおみちてつひこが登場する。そちらもオタク(いわゆる鉄オタ)。
- 西園寺三姉妹
『いただきストリート2』から登場したキャラクター。長女のかおるこは『いただきストリート2』と『ゴージャスキング』に、次女のさくらこは『いただきストリート3』に、末っ子のなでしこは携帯版に登場。三姉妹とも強キャラ。
- 薪くろうど
『いただきストリート3』に登場。金髪の狂言師。『いただきストリート3』ではトップクラスの普通の人。
- 雨宮さやか、雷門ひかる
『いただきストリート3』に登場する家庭教師。対戦する事はない。さやかは案内役でもある。
『いただきストリート2』から登場。一番高いお店に向かいその店で買い物をしてお金を落とす。『いただきストリートSP』以降はトルネコやおどるほうせきが同じ役目を担当。
『ゴージャスキング』では妹のプリシラが隠しキャラとして登場。
- マークエンジェル
『いただきストリート3』から登場。すれ違うとマークをくれる。『いただきストリートSP』以降はエーコやホイミンなどが同じ役目を担う。
- ホリデーモン
『いただきストリート3』から登場。通過したお店を休みにする。『いただきストリートSP』以降はベビーサタンやジュゲムなどがその役目を担当する。
余談
因みに堀井と「お互いに一つボードゲームを作ろう」と約束したさくまあきらが作ったゲームが『桃太郎電鉄』である。
関連タグ
コラボレーション
ドラゴンクエスト ファイナルファンタジーシリーズ マリオシリーズ
『いただきストリートSP』以降皆勤賞のキャラクター。