ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ファイナルファンタジー7

ふぁいなるふぁんたじーせぶん

『FINAL FANTASY Ⅶ』は、1997年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)社がプレイステーション用ソフトとして発売したRPGである。ファイナルファンタジーシリーズ第7作目。
目次 [非表示]

pixiv内ではFF7タグでの投稿が大多数を占める。


概要編集

1997年1月31日に発売されたファイナルファンタジーシリーズ初のPlayStationRPG

シリーズで国内出荷本数が400万本を超える唯一の作品(インターナショナル版、アルティメットヒッツ版含む)。現在も国内外問わず人気の高い作品として知られ、本作の派生作品も多く制作されている。

このヒットもありスクウェアは1997年の年間家庭用ゲームのシェアナンバーワンになった。これは任天堂以外のメーカーが年間シェア1位になったおそらく唯一の例である。

なお、1997年の年間ソフトウェアセールス1位は全く予想外の存在に持って行かれた模様。


スーパーファミコンからPlayStationへのハード変更に伴いマップがプリレンダリング、キャラクターがポリゴンで表現されるようになった事が特徴として挙げられ、特に物語中にCGムービーを挿入する手法が初めて用いられ、後の多くのゲームに影響を与えた。

挿入されるムービーの一部は冒頭シーンをフィールドマップ上に合わせる事でシームレスにムービーへ移行する演出が行われており、中にはムービー再生中にもキャラクターを動かす事が可能。


また、当時としてはCD-ROMディスク3枚組というボリューム(実際ムービーデータが容量をゲーム本体より占めている為こうなった)も話題となった。


本作で確立された要素は多く、バトルシステムではマテリアが登場。また、召喚魔法の演出が初めてCGアニメーション化された。

ファイナルファンタジーシリーズにおいて、行動パーティ人数の上限が4人から3人へと初めて変更された。メインパーティは9人おり、場所によっては3チームに分かれて行動する場合がある。


FF7全員!とある飲食店にて。



特色編集

世界観の変化編集

前作の『FINAL FANTASY Ⅵ』までは、機械文明の高度な発達もみられたが、まだ西欧ファンタジー風な世界観をベースにしていた。

しかし本作では、機械文明がさらに増大・発達し、現代や近未来的な科学技術が使用されていたり、古代人類や異星生物などの設定が登場するSFチックな世界となっている。

また、ウータイのような和文化東洋的文化や、コスモキャニオンのようなインディアン(ネイティブアメリカン)的なコミュニティなどが加えられ、「RPG=中世西欧的ファンタジー」というくびきを完全に脱し、ファイナルファンタジーシリーズ独自の世界観が構築されることとなった。

これらの要素は、以降のシリーズ作品にも大きな影響を与えることとなった。


登場人物の表面と本質編集

おそらく多くのファンをいろんな意味で驚愕させたであろう、本作に登場するパーティキャラクターたちには周囲に表向きに振る舞っている(本人の自覚が無い場合も含む)人格と、本来の素の自分あるいは本質的な人格とが大きく異なっているという特徴がある。

物語が進むにつれてそれが徐々に明るみに出ていき、最終的に登場時とはかなり違った(あるいは全く違った)キャラクターとなっていることに驚いた人も多かったハズであり、そうしたギャップが本作のキャラクターにファンが魅力を感じる一因にもなっているとされる。


登場キャラクター編集

FF7作品群の登場人物一覧を参照。


タイトル展開編集

(とても量が多く記事も長いです。時間のある時にゆっくり読んでください)

『ファイナルファンタジーⅦ インターナショナル』編集

1997年10月2日にリリースされた後発版。

日本国内での販売本数300万本突破記念として、アメリカ版における追加部分を逆移植したバージョン。

新ボス等が追加されているが、ストーリー自体は通常版と変わらない。また4枚組ディスクとなりDISC4はデータベースになっている。

セーブデータは通常版から引き継ぐ事が出来るが、通常版では使えなくなる。もちろん、不思議なデータディスク(チョコボの不思議なダンジョン付属)に収録されている『FINAL FANTASY Ⅶ』の特殊なセーブデータも使える。


以降発売のアルティメット版などの廉価版やアーカイブ作品も、インターナショナル版と同内容となっている。


FINAL FANTASY Ⅶ G-BIKE編集

本編のバイクゲームをひたすら楽しめるスマートフォンアプリゲーム(現在サービス終了)。詳しくはリンク先参照。


COMPILATION of FINAL FANTASY Ⅶ編集

当時『FINAL FANTASY Ⅶ』の10周年を記念して作られた派生作品集。以下リリース順で紹介する。(2023年以降にこれらのストーリを取りまとめた『FINAL FANTASY Ⅶ EVER CRISIS』がiOS及びAndroidで配信予定)。

『BEFORE CRISIS -FINAL FANTASY Ⅶ-』編集

略称「BCFF7」。『FINAL FANTASY Ⅶ』に至るまでの6年間が舞台。主にタークスのメンバーが活躍する。ファイナルファンタジーモバイルというサービスで展開していたため現在は完全にプレイ不可能。


『FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDREN』編集

略称「FF7AC」(コンプリート版は「FF7ACC」)。3DCGを用いた映像作品。DVD → Blu-ray(~COMPLETE)→ Blu-ray(~COMPLETE 4K HDR REMASTER)と展開、更新した。エンディングから2年後の世界が舞台。

略称「LOFF7」。ニブルヘイム事件と、ザックスとクラウドの逃亡劇を描いたアニメ作品(なお本編過去回想や『CRISIS CORE』とはまた違った展開がみられる)。

  • 特典アニメOn the Way to a Smile -EPISODE DENZEL FINAL FANTASY VII-

『FF7AC』の登場人物、デンゼルの過去が明かされるアニメ作品。野島一成 作の小説「On the Way to a Smile FINAL FANTASY Ⅶ」のデンゼル編が原作。(詳しくはデンゼルタグ参照)


『DIRGE OF CERBERUS -FINAL FANTASY Ⅶ-』編集

略称「DCFF7」。エンディングから3年後の世界が舞台。ヴィンセントが主人公。PlayStation 2のみの展開のため現在はプレイは困難である。

  • 関連作品『DIRGE OF CERBERUS LOST EPISODE -FINAL FANTASY Ⅶ-』

略称「DCLEFF7」。DCFF7本編の第4章と第5章の間のエピソード。ファイナルファンタジーモバイルというサービスで展開していたため現在は完全にプレイ不可能。


『CRISIS CORE -FINAL FANTASY Ⅶ-』編集

略称「CCFF7」。7年前の世界が舞台。ザックスが主人公。当時はPlayStation Portableのみだったが、現在は「~REUNION」としてマルチデバイスで復活を遂げた。(後述)


時系列でまとめると、CCFF7+BCFF7→FF7本編→FF7AC(ACC)→DCFF7(DCLSFF7含む)となる。


おまけ・FF7ACには外伝小説もあるよ→

On the Way to a Smile FINAL FANTASY VII

小説 ファイナルファンタジーⅦ外伝 タークス~ザ・キッズ・アー・オールライト~



『FINAL FANTASY Ⅶ HDリマスター版』編集

2015年12月6日にPlayStation 4、2019年3月26日にはNintendo Switchに向けて、インターナショナル版をベースとしたHDリマスター版が配信された。

  • 当初はNINTENDO64ソフトとして開発されていたとされるもプレイステーションでのリリースとなった作品が、22年の時を経て任天堂のゲーム機で登場する事になった。(後述)

他、PlayStationやXboxONE、iOS、Androidでもプレイ可能(アプリ版はコントローラーの代わりに画面の余白に半透明のボタンを表示させるなどの工夫が取られている)。


FINAL FANTASY Ⅶ フルリメイク3作部編集

2015年6月16日にプロジェクト発表、2020年から発売されている『FINAL FANTASY Ⅶ』本編のフルリメイク3作部。現在も展開、開発中のため、2022年12月時点で判明するものをここに記す。

『FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE』編集

略称「FF7R」。2020年4月10日に発売された、複数作(のち三部作と判明)で送るリメイク作品第1弾。ミッドガルの脱出までを、新規エピソードや『CCFF7』や『DCFF7』の追加設定がはじめから組み込まれた濃厚なストーリで描かれる。現在PlayStation 4のみの展開。詳しくはリンク先参照。


外伝小説→FINAL FANTASY VII REMAKE Traces of Two Pasts

●『FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE INTERGRADE』編集

略称「FF7R_inter」(ファンからは「FF7RIG」とも呼ばれる)。上記リメイク作品をアップグレードさせた作品。2021年6月10日発売。PlayStation 5と後にEPIC GAMES、STEAMで展開。ユフィが主人公の追加ストーリー「FF7R EPISODE INTERmission」が登場。

『FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH』編集

2022年6月17日に発表されたリメイク第2弾。ミッドガル脱出を果たしたクラウド達の旅の続きが描かれる。ここで、三部作のリメイクであることも発表された。PlayStation 5にて2024年2月29日に発売された。



『FINAL FANTASY Ⅶ THE FIRST SOLDIER』編集

略称「FF7FS」。2021年11月17日にiOS及びAndroidで、配信を開始したスピンオフ作品。本編から約30年前のミッドガルを舞台に、プレイヤーが神羅兵となって戦場などを駆け回るバトルロイヤルアクション。2023年1月11日16:00にてサービスを終了。詳しくはリンク先参照。


『CRISIS CORE -FINAL FANTASY Ⅶ- REUNION』編集

略称「CCFF7R」。2022年12月13日発売。『CCFF7』の最新リマスター(リメイク)作品。グラフィックが最新(リメイク寄り)になりバトルも遊びやすく、また前作で成せなかった全編フルボイス化も果たした。


『FINAL FANTASY Ⅶ EVER CRISIS』編集

略称「FF7EC」。「リメイクのもう一つの可能性―」新作スマートフォンアプリゲーム。『FINAL FANTASY Ⅶ』の世界を追憶できる。詳しくはリンク先参照。



余談編集

前作(~Ⅵ)までとの細かな違い編集

通常戦闘BGMがこれまでと異なり、伝統のイントロ(デケデケデケデケのアレ)が無い。また勝利のファンファーレも後半がこれまでと異なる。ただし、従来同様の勝利のファンファーレはチョコボレースで流れる。これらは植松氏がマンネリと感じたために変更したらしい。


初めてのフィールドに出るまでが長い。編集

ミッドガルの巨大さを演出している為か、少なくとも『FINAL FANTASY Ⅵ』までのファイナルファンタジーシリーズと比較すると圧倒的にフィールドに初めて出るまでの道程が長い。開始早々フィールド画面だった初代とは正反対である。


当時のプレイヤー間での噂編集

物語中に多くの謎がちりばめられているためか、発売当時は多くの裏ワザなどの噂があり、その中でも「エアリスの復活」と「セフィロスが仲間になる」はあまりにも有名。

結論から言えば、エアリスはバグ技を使えば一応可能だった。セフィロスはチートツールを用いれば可能だが、実用には疑問視がある(NPCに近い為)。


断絶の原因?編集

当初、任天堂以外のゲーム機でリリースと発表された際は世間に衝撃を与えたのだが、一方で任天堂とスクウェアはこれを機に関係が断絶した。

……と、言われていたが、この一件自体は任天堂サイドは「どのハードで出すかはソフト開発の自由」「好きにすればいい」と良くも悪くも企業判断の一つと考え気にしては居なかった。

しかしスクウェア側は「これからはハードがソフトに「出してください」という時代」と思い上がった結果、当時のスクウェア側・「デジキューブ」の経営戦略発表でのビジネス上の配慮の無さや致命的な失言(任天堂のハードをネガキャンした)が亀裂を生んだ事にある(詳細はスクウェアの任天堂出禁事件を参照)。

『FINAL FANTASY Ⅶ』以降、最新作はPlayStationで必ず最初に出るようになった。

なお、「ハイクオリティ化による開発費の暴騰により大ヒットしてるのに赤字」という八方塞がりの苦境に立たされ、映画でも記録的大失敗し死にかけるなどそのツケはすぐに払わされることになる。


こういった過去があった為、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』でDLCとしてクラウドが参戦する直前くらいまでは後を引き続けており、クラウドの登場は大層驚かれた。


幻となった64DD版編集

本来は64DDソフトとして作られていたが、プラットフォーム変更に伴い開発中止された。

これまでと異なり、斜め移動が多い事やフィールドがポリゴンで作られている事で従来の4方向移動から8方向移動や視点を360°回転できたところに「64コントローラーの3Dスティック」を使用する事を想定されていたと思われる。後年の移植等でアナログスティックを使うと方向キーで操作するよりも移動しやすいところからも窺える。


64ビットゲーム機に時を経て編集

NINTENDO64とプレイステーションの覇権争いの原因となったわけだが、20余年あまりを経て、HDリマスターが任天堂の64ビットゲーム機で発売されたのは、当時を知らない人からするとなんて事ないかもしれないが、当時を知る者からすれば時の流れと感慨深いものがある。

また断絶期は任天堂のゲーム機ではファイナルファンタジーはおろかスクウェア作品は今後絶対に出る事はないと思われていた事(概ね事実となっていた)である。


2021年には「Nintendo Switch Online NINTENDO64」と同じメニュー画面に並ぶ事も可能に。かつて有り得ない同士がニンテンドースイッチ上で隣合う時代にもなったのである。


海外ファンからの人気編集

本作は海外でも販売されており、その人気は高く、リメイクのトレイラーやスマブラ参戦を知り歓喜する海外ファンのリアクション動画などからもそれが窺える。「トワイライト」で知られる俳優のロバート・パティンソンは「この作品で恋を知りエアリスとティファをどちらも好きになり2人の間で揺れ動いていた」と熱く語っていた。また、イタリアの国会中継でティファのエッチな2次創作のムービーが流れるという事故が発生し、翌日のイタリアの新聞の一面になったりと騒動になった結果、Googleでティファとイタリアを絡めたネットミームが誕生している。


関連タグ編集


表記揺れ編集

FF7 FF7(全角記号は現在使用不可) FFVII FFⅦ

ファイナルファンタジー7 ファイナルファンタジーVII ファイナルファンタジーⅦ

FINALFANTASYVII FINALFANTASYⅦ


派生作品編集

FF7AC アドベントチルドレン ACC

FF7BC BCFF7 ビフォアクライシス

FF7CC CCFF7 クライシスコア

FF7DC DCFF7 ダージュオブケルベロス FF7DCLE

THE_FIRST_SOLDIER

FF7EC

用語編集

ライフストリーム マテリア ミッドガル 神羅カンパニー アバランチ(FF7) タークス

リユニオン←物語の核心に触れるため閲覧注意

評価タグ編集

消したらスーパーノヴァ




外部リンク編集

FFVII REMAKE 公式Twitter


FF用語辞典内【Final Fantasy VII】/FF7

関連記事

親記事

ファイナルファンタジーシリーズ ふぁいなるふぁんたじーしりーず

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 127348748

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました