解説
ドリームファクトリーが開発し、1998年2月26日にナムコから発売されたアーケードゲーム。
当時ドリームファクトリーの親会社だったスクウェアも開発協力しており、『FINAL FANTASY Ⅶ』からクラウドとティファがゲスト出演している。
1998年12月17日にスクウェアからPlayStation版が発売されている。
移植にあたってキャラが新たに追加されており、『FINAL FANTASY Ⅶ』からのゲストキャラクターも増えている。
PS版エアガイツの発売に先駆けて、1998年7月16日に発売されたブレイヴフェンサー武蔵伝にキャラ3人のみ使用可能な体験版が収録されていた。
格ゲーであるがステージを縦横無尽に走り回ることが可能になっている。尚且つステージには高低差の概念が設けられており、対戦アクションに近いシステムになっている。
ドリームファクトリー開発の「トバルシリーズ」のシステムを色濃く受け継いでいる他、没データの中にトバルの主人公「チュージ・ウー」の姿が確認されている。
EHRGEIZ
エアガイツとはドイツ語で「野望・大志」と言う意味。
なお前年に『ネクスト戦記EHRGEIZ』と言うアニメが放送されていたが、一切関係無い。
と言うかこちらはカプコンの『サイバーボッツ』が元ネタだとか。
登場キャラクター
声 - 中田譲治
レッドスコルピオンに身を置く兵士だったが、その後自らの腕を切断して退役し、そして義手をあつらえる。エアガイツと遺跡の関係に着目し、野心をさらに燃え上がらせる。
声 - 川澄綾子
考古学を研究する冒険家兼格闘家の父に、鬼子母神流武術の伝承者を母に持つ。武術の腕を買われ、ICPOにスカウトされる。ICPOからもエアガイツに関する動きの調査を兼ねて大会に出場しろとの指令を受け、「THE EHRGEIZ」への参戦が決まった。武器はヨーヨー。
声 - 中井和哉
「俺の目の前に立ちふさがる敵は倒す」が信条のキックボクサー。キックボクシングの世界に飽き、「THE EHRGEIZ」で自分の力を試そうとする。
声 - 石野竜三
レッドスコルピオンの工作兵として活動する忍者。記憶喪失で自分の名前も思い出せず、正体は不明。必殺技は手裏剣・マキビシ・煙玉を投げつける攻撃。
声 - 梅津秀行
李氏八極拳の創始者で、一撃で相手を殺す技の使い手。殺人拳法家の異名を持ち、かつては神槍とも称されていた。不老不死が眠るという古代遺跡の謎を追って大会に参加する。
- 狼少女ジョー(画像中央のキャラ)
声 - くまいもとこ
飛行機事故でアマゾンに墜落、命は無事で野生の狼に拾われ育てられる。やがて常人の3倍以上の身体能力を身に付け、村を襲い「人食い狼少女」として恐れられる。気付くとレッドスコルピオンにスカウトされ、ジョーという名を与えられていた。「エアガイツを手に入れろ」と命じられ、理由もわからぬまま出場する。カポエラをベースとしたファイティングスタイル。
声 - 立木文彦
THE EHRGEIZ創始者カール・シュナイダーの弟子であり、プロレス界では重鎮の座につくレスラー。
声 - 関智一
テコンドーを駆使し、スタントなしの若手アクション映画スターとして人気を博する青年。
右足は義足でミサイルを発射する過激な必殺技を持つ。
声 - なし
狼のような姿をした謎の幻獣。遺跡の奥で何かを待っているが、その正体や目的は謎に包まれている。
PS版の追加キャラクター
PS版からの追加キャラクター。アーケード版には登場しない。
冒険家兼格闘家で、鬼子母神陽子の父親。考古学者で、超古代遺跡の謎を追っている。
PS版からの追加キャラクター。アーケード版には登場しない。
16歳で大学に入学した才女で、増田の考古学研究室で考古学を学ぶ。
截拳道(ジークンドー)の使い手。
FF7からのゲストキャラクター
15歳の頃の衣装に着替えるとパンチラする。外部作品とはいえFFシリーズで初めてパンツを晒したキャラとなる。ちなみに通常衣装では原作通りスパッツ。
PlayStation版の追加ゲストキャラクター
本作に登場した獄門、閃光、ブラックマテリアなどが後の技名に使われている。今ではFF7本編で見せた落下攻撃が獄門になっているが、本作ではデスペラード・エッジがそれに該当する。
また地砕煉獄斬の最終段の突き攻撃は、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にて下スマッシュ攻撃として実装された。
そして『FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH』にてセフィロスの攻撃の1つとして逆輸入された。
関連動画
関連タグ
ドリームファクトリー スクウェア(現:スクウェア・エニックス) ナムコ(現:バンダイナムコ)