スパッツの概要
腰から膝や足首までをぴったりと覆う伸縮性のあるインナーウェア、ボトムス。
1分丈、3分丈、5分丈、7分丈、10分丈(後半は主にレギンス)と、長さは様々。中には0分丈のものや10分丈以上のものもある。
多種多様の生地色や、ライン入りやロゴ入り等のワンポイントなデザインを施したものがあるが、主に黒色の単色の光沢のものが幅広く認知されているものといえる。
男女兼用でスポーツウェアにも取り入れられている。スポーツウェアは布地が丈夫で、インナーウェアは布地が柔らかいものが多いようである。
夏用の薄手、冬用の厚手、裏起毛(内側がモコモコした素材)などの種類もある。時期や時代に応じて色彩豊かなのもスパッツの特徴のひとつ。
レギンスやスカッツの下に薄めのインナースパッツを穿く女性も存在するとか。
下着として直接穿くもの、防寒着として下着の上に穿くもの、下着と防寒着の上に穿くもの(ズボンやスカートのように見せる為に穿くもの)があり、ブルマーと同様、どこまでが下着なのかはよく議論になる。
pixivにおけるスパッツ
人類の魂がスパッツに惹かれることは経験的に理解されている。
伸縮性に富む素材で作られている、太腿から腰周りをぴったり保護する着衣、パンツ。
一般的にはスポーツ時に下着として着用される事が多い。ラクロスやテニス、バスケットボールやサッカーといった球技では下着として穿き、その上にユニフォームを着用し、スポーツウェアの一種となる。広いコートを使う激しい全身運動の場での着用もあれば、狭い範囲で行うヨガやボルダリングといった場での着用や、はたまたマッサージの場での着用、練習着としての着用等、幅広いマルチな活躍を見せる。
下着としてスパッツを着用している場合は見せパンの1種となる。これを逆手にとり、丈の短いズボンやスカートと組み合わせて着こなすファッションもあり、スカートと組み合わせる場合はスカッツという呼び名がある。
さらに、スパッツ単体でズボンとして用いる事も可能である。見せても恥ずかしいものではないのだから、そもそもズボンやスカートを履く必要性は無いのである。
詳細は個別に解説するが、着用者の性別年齢は勿論、種族体型何もかも関係なく着用可能と言い切れなくもない。無機物・有機物さえ問わない懐の広さ。大人の女性、小さな少年。仮に同じスパッツを着用していても何ら違和感を感じない。冷静に考えれば考えるほど、「時間」「空間」「場所」「世界」を問わない衣装なんじゃあなかろうかという究極の答えが見え隠れする。可能性は無限大である。
なお、これとは別に登山方面などでは足首用の防護、防寒具を指すことがあり、代表的な2次元/2.5次元の着用キャラクターにはナウシカ(風の谷のナウシカ)やマリエルさん(MMD)がいる。
他にも固定脚式(胴体や翼に脚が収納されない)航空機の降着装置や自動車の車輪の覆いも衣服に由来してスパッツと呼ばれる。スパッツは空気の抗力や乱流を低減し、空力特性を改善するのである。
余談だが2014年頃、Twitter上で「スカートからはみ出たスパッツを『シュヴァルツシルト領域』と呼ぼう」という動きが起こり、ネットメディアでもそれなりに取り上げられたりもしたものの、(正直言いにくい・覚えにくい・何のことだか分かりにくい、の三拍子が揃っている名前なせいか)ほとんど定着せず、創作界隈においても一時的な流行に終わってしまった。色々と惜しい話である。いわゆる絶対領域のスパッツ版という感じ。
ちなみにこれはブラックホールの半径を「シュヴァルツシルト半径」と呼ぶことに由来するネーミングであると思われ、元々は「黒い盾」という意味のドイツ語である。
スパッツとレギンスとタイツ
スパッツは世界。
その昔「レギンス」と呼ばれる商品がファッション界隈で発表されたとき、やや悪質なメディア扇動も相まって名称がややこしくなったことがある。一時的な流行アイテムのレギンス、そのように三次元色の強いゆえか、二次元的にはその呼称はあまり推奨されない。
基本的に、膝上以上の丈のものをスパッツ、膝下以降足首あたりのものをレギンス、足先を含む下半身すべてを包むものをタイツと呼ぶことにより無益な戦争は避けられる傾向にある。
実のところスパッツとレギンスは同じものなのだが、おしゃれファッション的な要素が強いレギンスという響きでは、正直ロマンや萌えや夢、フェティシズム不足が否めず、二次元的にはスパッツという呼称を強く推奨し、そして守っていきたい。
ただレギンスが絶対NGと言っているわけでは無いので、そこは誤解無きよう心がけたい。レギンスは敵ではない。むしろ三次元のレギンスをきっかけにスパッツの魅力に目覚める事例も少なくは無く、スパッツ文化の担い手だったりもする。
お互いを認め合い、争わないこと。大切なのは住み分けだと思われる。
レギンス派がどれだけレギンスという言葉を使おうが知ったこっちゃ無いが、俺に言わせりゃロマンに欠けるな。
ちなみにスパッツは、れっきとした日本語。スパッツの本来の意味は、19世紀から20世紀の初めに流行した、足首を覆う短い脚絆(ゲートル)を指す言葉(語源としては防寒用、泥除け作業用のスパターダッシズ(spatterdashes)である。豆知識)だったが、日本に持ち込まれる際に誤って違うものを指す言葉として導入されたため、現在定着しているスパッツは和製英語に分類される。こういう歴史を知ってか知らずか、ファッション業界は語感のよいら行のレギンスを押したがる。日本で言うレギンスってすね当て、脚絆、または幼児用の衣服だったりする。「また“スパッツ”は昨シーズンから“レギンス”と呼ぶことになっているのでご注意を(笑)。年齢がバレますよ」みたいな「スパッツは元々レギンスですよ」といった強引な印象操作を堂々やりだしたのも好印象とは言いがたい。なおそのような謎キャンペーン自体は随分落ち着いており乱立していたコピペのようなブログもほぼ消滅している。本当に何だったんだ? 以前は服屋にてレギンスコーナーとしていた売場もスパッツコーナーとして陳列してたりとなんだかんだで元に戻っている模様。
繰り返しになるがスパッツは日本語、レギンスは英語。細かいことはどうでもいいんだ、スパッツはスパッツだ!
スパッツの魅力
スパッツ… それは時として人の思念にさえ干渉し、時間の概念をも超越する。
上級者には「説明不要! 考えるんじゃない! 感じるんだ!」の一言で済んでしまう項目ではあるが、pixivにおけるスパッツ作品のさらなる発展、向上、進化、スパッツの明るい未来を祈願し、お手を拝借。ヨーオ、スパパン、スパパン、スパパンパンッ。(意味不明)
スパッツの魅力を単品のみで抽出した場合、太ももから腰にかけてのしめつけに集約される。ブルマやパンツなどより肌を覆う面積が広い分、露出度では劣るが、逆に太ももを隠すことにより、スポーティーに太ももを魅せる、つまり太もものラインを綺麗にかつ健康的に見せる働きをしている。
また、パンツやブルマを着用した場合、尻と太ももが別のパーツとして分かれてしまうのに対し、スパッツは一枚の布で一連の流れをなすため、何も着用していない時の素肌を思わせるシルエットになる。肌色のブルマーを穿いた場合と、肌色のスパッツを穿いた場合を想像してみて欲しい。腰の部分だけに注目した場合、スパッツの方が股間のラインがなだらかになり、より何も穿いていないかのような錯覚を覚えるはずだ。
スパッツの萌え方、萌え要素
スパッツは、すべての人々が夢見ていたものです。そう、ずっと昔から。
この項目では三次元の要素も踏まえ、二次元作品におけるスパッツの魅力を改めて確認していき、そして理解を深めていく。うっかり見落としていた萌え要素、あえて触れずにいた萌え要素など具体例を挙げていきたいと思う。スパッツ作品の作り手となる方々には以下の項目が何かの参考になれば幸いだ。
具体的な萌え要素にビビっときた紳士淑女がいれば、是非とも素敵なスパッツ作品の製作に挑戦して欲しい。今こそ貴方の力が必要だ。
締め付けに萌える
スパッツは衣服であるため、ただ存在するだけでは全ての力を発揮出来ない。当然着用するキャラクターが居てこそ意味を成し、100%の力を発揮する。
着用者の肉付きが良い場合、そうでない場合。どちらの場合でも、その尻肉の存在感を強調できる。ダイナマイトムチムチバディの方の場合は、そのボリューム感を、まるでボンデージ衣装のように強調し、小鹿のような少女の場合は、その未発達な起伏をさらに平坦にし、柔らかな曲線を描く。また、お年を召され、体型が維持出来なくなってきた方でも安心。スパッツは矯正下着としての役割も担うことが出来る。そしてその場合でも、それはそれでマニアックな締め付け具合になり、趣がある。改めてスパッツの汎用性に驚くばかりだ。
フィット感萌える
腰から膝付近まで全てを包み込むので、股、ヒップライン、太ももラインが浮かび上がり、強調される。後に記述するが直穿き(スパッツの下に何も穿かない)の場合は性器の形も浮かび上がる。ぴったりとしたパンツであるため、着用者が少女であった場合、未発達~発達途上の身体のラインが一枚の布で一切殺すことなく浮かび上がり、スパッツに求められる重要な要素のひとつといえる。
肌との境界線に萌える
水着やニーソと同じように、スパッツにも地肌との境界線ができる。その境界線はスパッツの締め付けが一番強い部分でもあり、肉付きによってはスパッツが食い込み、そこに肌のふくらみが発生する。また、この境界線は意味深に入口にも出口にもなる場所でもある。
シワに萌える
スパッツは、着用の仕方や、足の曲げ方によってシワができる。このシワは、ストライプのニーソックスやタイツが足の立体感を強調するのと同く、腰や尻、太ももの立体感を強調する効果がある。また、スパッツを思いっきり上にずり上げた場合に股間のラインに発生するシワは、圧迫された秘部の存在感を否応無しに高める。スパッツのシワのひとつひとつはスパッツの歴史を刻む碑文かもしれない。
濡れに萌える
スパッツは肌との密着度が高いため、汗や水に濡れた場合の存在感が違う。ブルマなどとは違い、股の間から湿気が逃げづらいので、汗をかくには持ってこいのアイテムだ。実際は、汗をかくためのトレーニング用スパッツなどが販売されていて、通気性もよくなっているが蒸れていて欲しいと言う人も後を絶たない。
パンツのラインに萌える
ブルマにはみパンがあるように、スパッツには透けパンがある。パンツの全体像がシルエットだけで見えるそれは、異常なほどのエロス。しかもそのパンツは、運動後である場合、汗でびちょびちょのムレムレになっているとても可能性が高い。いや、確実にムレムレムンムンであって欲しい。
スパッツ上から撫でると、太もも肉>スパッツの順番のさわり心地と、尻肉>パンツ>スパッツの順番のさわり心地の両方が楽しめてお得。
縫い目に萌える
スパッツの縫い目は、臀部の立体感を出すのに一役買っている。また、真ん中に縫い目のあるタイプは、股間から一本の線が延びているため、なんだかエロい。クロッチ(股布)の縫い目も心に染み渡る深い感動を与えてくれる。スパッツを絵として画として表現する場合のこの線はスパッツの内側に秘める何かを引き立てることに多く関わっており、特にセンターシームと呼ばれるそれの有無はたった一本のラインと侮るなかれの神秘と創造の情報を内包していると言わざるを得ない。
縫い目無しに萌える
スパッツは中央やサイド等のどこかに縫い目があるはずなのだが、表現者によってそれを描き忘れたり、あえて描かなかったりと様々な可能性が生じる。その場合まさに一糸まとわぬオールヌードのようなスパッツの仕上がりを見せる。その超次元裁縫とも呼べるスパッツはどういう存在なのだろうか、どのように作られたものか、ボディペイントの可能性は… 賛否両論もあるが、それも含め考えれば考えるほどオーパーツに触れるが如しの浪漫。
ボディペイントに萌える
縫い目なしスパッツの萌え方において、ボディペイントの可能性に触れたが実際にボディペイントのスパッツというものも存在する。ただしフェティシズム的に流石にこれはスパッツではない、とする場合も多く奇異されるスパッツということは否めないが創作においてはスパッツと言い張ればもはやスパッツである。縫い目なしスパッツにもやや言えることだがその強引さは嫌いじゃないというよりもむしろ好感度さえ感じてしまう。ボディペイントという前提である以上やはり水属性に弱いことも多く溶け出すスパッツという謎の領域を垣間見ることになる。やっぱりスパッツじゃないんじゃないかな? でもスパッツじゃないスパッツってのもあるんじゃないかな?
光沢に萌える
スパッツは素材や生地のクオリティ、使用頻度や乾いてる濡れている… などなど、様々な条件下や作者の好みにより様々な表情を見せる。光沢のあるタイプのスパッツは、肉の膨らみがあからさまに強調されて非常に危険な存在。水に濡れると、さらに光沢=破壊力が増す。そのような光沢のあるツヤツヤのスパッツは主にスパンデックスと呼ばれるポリウレタン弾性繊維で作られている場合が多く、具体的にはナイロン+ポリウレタン、ポリエステル+ポリウレタンといった化学繊維が使用されている。逆に光沢の無いマットなスパッツは綿を生地にしている場合が多い。強光沢、光沢、半光沢、光沢なし。スパッツの魅力のひとつ、トライアンドエラーでこだわっていこう。
日焼け跡に萌える
スパッツという存在を3次元ではなく4次元的に捉えた場合。直近の過去にそこにスパッツが存在したという情報が残っている場合がある。それが日焼け跡から見るスパッツである。便宜上であるが筆者はこれをヒドゥンスパッツ(意訳:見えないスパッツ)と呼んでいる。
スカートや短パンの着用でも似たような事が起こりえるのだがその境界線はぼんやりとなる場合が殆どで、スパッツまたはスパッツタイプの水着を着用した場合では、太ももにフィットする関係で日焼けとそうでない肌の境界線がくっきりと生まれる。わかりやすく言ってみればスク水のそれと同じ現象である。その日焼け跡は、直系の時間軸にスパッツが存在した。という情報に収束するのである。→参考記事:天然絶対領域
誤認識に萌える
「スパッツに見えて萌えていたけれど、よく見たらスパッツじゃないじゃないか!」…という経験をした紳士淑女は少なくはないだろう。黒のタイトスカートや、丈の短いハーフパンツ、ホットパンツ等、ぱっと見の誤認や、解像度の問題、モニターの明暗具合、絵の表現方法、時と場合、魔が差した、そう願った… 様々な要因からの”見間違い”はやはり起きてしまう。そして、スパッツで無いことを観測してしまい落胆してしいがち。スパッツのことばかり考えているとぶっちゃけよくかかる罠ではあるが、逆に考えると情報が「スパッツではない」と観測されるまでの時間は紛れも無く「スパッツである」または「スパッツかもしれない」という情報であり、その間は間違いなくスパッツという概念に触れられていたはず。「スパッツじゃなくて残念」という結果のみを考えがちだが、「そこに至る過程で得たスパッツ」という時間も大切にしたい。
ちなみに、スパッツではないと知っていてもなお「俺にはスパッツに見える」とやや強引にスパッツキャラとして描かれるそれらには事実を超えた真実であり。賞賛を持って評価されるべきである。
開脚に萌える
スパッツの表情を語るに至り、シワや光沢といった演出を決定付ける要素であるスパッツのポーズという情報も忘れてはならない。そのひとつとして開脚を例に上げてみよう。絶景かな。
ただ足を開くだけというシンプルなポージングであるが、ことここにスパッツという一要素が加わるだけで極端な情報量が発生する。具体的にはスパッツの存在で守られている情報とスパッツの存在で新しく生まれた情報。まるで時間の逆行を体験しているかのようなスパッツ的要素である。事故による転倒もただくつろいでいるだけの開脚もスパッツの存在により「見られなくてセーフ」「見られてもよいセーフ」「むしろ見せている」などなど開脚行為とスパッツの融合は安心と安全と危険が隣り合わせの一触即発の萌え要素である。
閉脚に萌える
開脚もあれば閉脚もある。あまり聞き慣れない言葉かもしれないが、スパッツ同様に読んで字の如し脚を閉じた状態にあることをいう。ただ足を閉じるというシンプルなポージングであるが、やはりスパッツという一要素の追加により発生する情報量の肥大さは無視できない。開脚の場合は全てを曝け出すスパッツという趣だが、閉脚の場合はなるべく隠すかのような趣もやや感じられる。そして両足を閉じることにより発生するスパッツとスパッツの密着面や極限まで圧縮される股間部等にも意識を配り注視および観測を続けることが求められる。
ぺたん座りに萌える
スパッツを語る上でぺたん座りという座り方にも言及したい。いわゆる女の子座りといった様々な呼び方があるそれのことなのだが、脚がWの形になるということはスパッツもその形になぞられた形になる。そしてスパッツが地面に接地する面積も多くなり接地面がどのような状態にあるか想像を掻き立てられること請け合いである。なおイラスト化される場合は俯瞰の構図を選ばれることが多くスパッツもそれに伴う角度がつくことも考慮し魅力を引き立てられいることに注目したい。
あぐらに萌える
諸君、私は女子のあぐらが好きだ。諸君、私は女子のあぐらが好きだ。諸君、私は女子のあぐらが大好きだ。まあ嫌いな人は居ないよね。そんな許された者のみが観測させてもらえるあぐら(胡座)なわけなんだけどもスパッツと相性良いに決まってるんだよね。行儀が悪いとも評される座り方のこれは正面からでは丸見えなのである。開脚に近しいそりゃまずいかも…? そこで安心安全のスパッツの出番なのである。それはボーイッシュ萌えの基本を抑えるかの如し距離感。そしてリラックスしている姿勢というキャラクターと観測者との距離感。スカートとの距離感。正面に手を置いて手首で隠していますよ距離感。踵の位置の距離感。何を見せ、何を隠すのか。あぐらスパッツと許されし観測者の対話は続く。
Y字バランスに萌える
そうご存知Y字バランス。美脚効果バツグンのトレーニング的ポージングではあるが、バレエやチアダンスの決めポーズとしての出番も多い必殺技である。ポーズの都合上、ドレスやスカートが捲れてしまう現象からスパッツの出番が生まれるだけでももう本当に有難うございます!!
足腰そしてお尻の可動領域の主張と片足でバランスを取る全体としての美しさ、スパッツを一構成要素と捉えてもぴったりフィットの衣装ゆえに美脚効果の邪魔をせず、むしろ引き立てているというなんかもう本当に有難うございます!!!
Y字バランスにより引き伸ばされたスパッツに思いを馳せるばかりである。
I字バランスに萌える
そうご存知I字バランス。Y字バランスをさらに極め180°まで高めた超必殺技である。ポーズの都合上、ドレスやスカートはもう重力に従うしか無い状況下に置かれ衣服としての主役の座はその下の存在にバトンタッチである。そう。スパッツである。
I字バランスにより見える…むしろ見せるというサービス。ただ下着は見せずスパッツでガードするというついつい忘れがちになるスパッツ本来の用途を強制的に思い出させてくれる。スパッツでガードされているとはいえそこに生じる凹凸という情報まではガードできず、むしろ強調されているのではということで我々の業界ではご褒美です。
Y字バランスを遥かに超えた開脚はスパッツを限界まで引き伸ばし、本来では最短距離である線があわや臨界という最長距離に変化した状態というものはスパッツというものは元から極限状態にあるものではと考えさせられる。そしてI字バランス後のスパッツのシワ具合を想像する力をも養ってくれること請け合いである。
なお2020年秋にTwitterにて#I字バランス部というハッシュタグが流行ったことがある。こちらで素敵なスパッツを探してみるのも一興スパッツであろう。
逆立ちに萌える
創作における様々なポージングの中でも異彩を放つ逆立ち。逆立ちのそれそのものにもフェティッシュがあるのだがスパッツという特異点が含まれている場合の萌えを今一度考えてみよう。逆立ちすると大抵の衣類は捲れてしまうのだがスパッツはスパッツのスパッツによるスパッツのための特性により重力の影響を受けていないかのよう、その座標に固定されているように見えるはずである。なかなかこれは侮ることなかれ、自然に見えているそのスパッツは見えても大丈夫だからそこにあるのか、見せたくないものがあるからスパッツで覆っているのか、はたまたスパッツを見せているのか。これら必然も偶然もスパッツに秘められしドラマから導き出すのも一興か。
鼠蹊部に萌える
鼠蹊部に萌える… スパッツと鼠蹊部との関係は、もはやスパッツと鼠蹊部のような魅力的な関係としか言い表せようがない。水着では丸見えになっていることが多いがスパッツ着用の場合はその殆どがスパッツで包まれることになり「見えていないものが見えている」という状態にある。露出という観点ではギリギリを攻めがちに描写される鼠蹊部であるが、スパッツの場合は一切攻めていないにもかかわらず萌えずにはいられない。何故だ、どういうことなんだ。隠された何かが… スパッツと鼠蹊部には隠された何かがあるぞ!!
ローライズに萌える
あまり言及されることは無いが、ローライズスパッツという萌えジャンルが存在している。正面からでは鼠蹊部や恥丘の露出度が高め、背面からでは半ケツ的露出度が高めになることにより、素肌とスパッツのコントラストにより、ややエッチでセンシティブな萌え要素となる。スパッツをローライズに穿くという行為、ただただローライズなスパッツを穿くという姿。その理由にもひとつのスパッツドラマがあるのだろうと想いを馳せることができる。なお、尻尾が生えているケモミミキャラではよくローライズスパッツが観測されているという報告も挙がっている。研究が捗って仕方がない。
マイクロに萌える
みなさんご存知マイクロビキニ、その親戚にあたる”マイクロスパッツ”をご存じか。ナートゥ。上はローライズ、下はほぼ1分丈以下、小数点台の分丈をもつショートでマイクロなスパッツがそのように呼ばれることがある。太ももを包んでこそのスパッツという声もあれば、太ももを包んでいなくともスパッツという声もある。「そこまでいくとスパッツじゃなくね?」との声もあるが、「そこまでいくとスパッツじゃないかもしれないスパッツ=スパッツ」というある意味高次元の愛好家も多い。このローライズショートスパッツとも称されるすっげー短いスパッツは、露出とスパッツの可能性や限界を内包した大変貴重な存在である。
▽に萌える
スパッツ少女が起立している際に生まれる、股間(性器と両太もも)の空間。色々と思いを馳せずにはいられない。ミニスカートとニーソによるコラボレーションの領域「絶対領域」と名があるように、この空間に名前があってもおかしくはないのだが、2010年03月現在は名前が無い。便宜上、この場では「▽」と表記する。有力候補としては「絶対空域」らしいのだが、スパッツのそれにこの呼称が合っているのかは不明。
なお、呼び名候補として過去に激論が交わされた事実があり、その際挙げられた名称候補として「エロチックトライアングル」「三角恥帯」「アブソリュートデルタ」「ヘブンズゲイト」「太股トライアングル」等がある。このように沢山の候補が上がってもなお名前が確定しないところをみると、大勢のスパッツァーが個々に思いを馳せていることが窺える。
油断に萌える
スパッツだから大丈夫なのに全然大丈夫ではない。…という説明でこの現象はおわかりだろうか? 下着が見えないように包み隠すという本分を果たすスパッツは「見られても平気」という概念を生み出し、結果「自分から見せる」というまったく新しい世界へと昇華する場合がある。
一言に油断といってもその意味は、隠さなくていいから見えてしまう。見えても平気なので隠さない等… 幾多にも渡る。スパッツを取り巻く油断シチュエーションも相まってその価値は見境なく上昇する。是非とも油断したままでいて欲しいという事を願うばかりである。
煽りに萌える
煽りスパッツ… 良い構図だ。主にローアングルからの眺めることを許されたスパッツの価値はスパッツと等価交換が出来るほどである。違う違う、今回は構図の話ではない。あいや構図でもいい。ええいダブルミーニングってことで。あれ、何の話だっけ? そうそう、煽り。挑発。余裕。太古の時代から俗に言う「残念、スパッツでした」系統の萌えの掘り下げだ。
訓練済みの紳士淑女の諸君は「パンツが見たいんじゃない、パンチラが見たいわけでもない、スパッツが見たいんだ!」ってことでハイ解決… になるにはなるのだが、スパッツに「煽り(挑発)」が添えてある場合の情報量と熱量の増加を今一度再考して頂きたい。前記した油断的スパッツと同系統ながらのなかなかの価値の上昇を見い出せるはずだ。そしてちゃんと残念がるのも礼儀と節度である。我々は常に試されている。
たくしあげに萌える
たくしあげは一人の人間にとっては小さな一枚だが、スパッツァーにとっては偉大な飛躍である。多くの場合スパッツと共演しているスカートや上着等を着用者自らがたくしあげ、見せてくれる範囲を増やしている構図のことを指す。ひとえにスパッツの観測領域が増大しているといっても、それが何に起因しているのかを確認するのも急務である。油断や煽り、自発や強制、余裕やいっぱいいっぱい… 嗚呼無限大。そこに至った1/5000秒を切り取った作品をしっかり表情から解析していこう。表情といっても喜び・照れ・困り・見下しといった顔の表情のみあらず、高度および強く掴んでいるか軽く摘んでいるのかの手や開いたり閉じたりの脚、突き出している反っている引っ込んでいる腰からも表情を汲み取っていこう。しっかり観測し、記録し、糧にしていこう。
穿き忘れに萌える
ここに1枚のスパッツがある。高度に発達しすぎたがために滅びた超古代文明の何者かが、現代の我々に警告を綴ったスパッツである。
スパッツを好む者がスパッツキャラと相まみえたときに「あれれ、スパッツ穿いてないじゃん!?」とガッカリスパッツの感情を抱いた経験は無いだろうか? 色々な要因は考えられるが作者の描き忘れもあれば「キャラが穿き忘れている」という可能性もある。そう、「キャラが穿き忘れている」のである。言うまでもなく萌え要素である。あえて説明をすると「スパッツキャラがスパッツを穿き忘れている。キャラはそのことを認識していない状態」なのである。言うまでもなく萌え要素である。スパッツとはそこに存在しなくても存在しないという情報ひとつでも萌えに繋がる可能性があるという証左を示している。
矛盾に萌える
パンツ(下着)じゃないから恥ずかしくない。実際そうなのかもしれないが本当にそうなのだろうか? スパッツは下着であると同時に下着ではないということになる。それは矛盾の可能性を秘めている。
確かに下着を隠すという意味では最強の盾になりうるが、スパッツを着用したことによりスパッツ独自が持つ魅力の数々も装備、つまり最強の矛を装備したことにもなる。ゆえに「自分でスカートをたくしあげて他人に見せる」といった下着ではありえないがスパッツではありうるという大胆不敵で革命前夜とも呼べる何かが巻き起こる。そう、最強の防御力は最強の攻撃力なのである。肌色のスパッツがそれを証明した。
ボーイッシュに萌える
スパッツはボーイッシュ萌えの基本スタイルである。ボーイッシュな娘はスレンダーな体型が多く、体にフィットするスパッツはボーイッシュな娘にぴったりなのである。この要素に加え、まだ女性的な部分が未成熟である年齢である少女が着用した場合の萌え具合は計り知れない。スパッツが内包する短パン的要素がそう作用しているのか、はたまたスパッツそのものが「女の子だけど男の子みたいだよね」を引き起こす要因なのか。まるでスパッツがそういう定数を持っているかのような基本スタイルである。
中性的要素に萌える
スパッツは着用者の性別、さらには種族等(この場合は獣、人外、無機物等)を一切問わない万能ぶりにも注目したい。上記のボーイッシュ萌えと意味合いが少々被るが、活発な少女が着用すれば少年に近づき、逆に男の娘と呼ばれる少年が着用すれば少女に近づく。性転換とまではいかないが、中性的に見せる表現法の一つとしてはとてもポピュラーな着衣といえる。作品中に馴染み過ぎて良い意味で気づかれていないスパッツの性能でもあるが、これほど簡単に「身につけるだけで中性的になる」という衣服は他には無い。女装や男装のそれとは違う何かがここにはある。…そんな気がする。
スポーツブラに萌える
スポーツ用のブラジャー、縮めてスポブラ。スパッツは様々な衣装と組み合わせて無数のファッションを彩ることができるわけなのだが、衣類、とりわけ上着の最小値。素数的な値を求めたときスポーツブラが候補の一つに挙がる。スポーツ用途という共通点からのトータルコーディネートは言わずもがな。着用者のボディラインをそのまま活かせる素養、健康的演出、センシティブ配慮、スパッツとの色相差による効果。相性的な要素を考えれば考えるほどスポーツブラとスパッツの最大公約数と最小公倍数が求められる気がする。またスパッツとのトータルコーディネートの観点ではやはり黒単色が好まれるようで黒インナーという萌えにも繋がっている。
パーカーに萌える
ボーイッシュや中性的要素をやや深掘りするにあたりパーカーの存在とスパッツとの相互作用性も一考せざるを得ない。上半身は体型を強調しない衣服、下半身は体型を強調するどころかその密着性によりボディラインそのものという姿は古来より創作では観測され続けている”萌え”であることに疑いようはなく、中でもパーカー萌えとスパッツ萌えの二重奏は非常に興味深い。パーカーによるボーイッシュ感、美少年美少女問わず性別に左右されない感、そしてパーカー着せたら体型描くの苦手でもなんとかなっちゃうぞ感。スパッツと相性が良くないわけないのである。スパッツと相性が良くないわけないのである。
制服に萌える
「セーラー服は学園の戦闘服だ!」という偉大な言葉が示す通り、学生服、とりわけ女子の制服は創作においてのキャラ付け記号として説明不要の要素であるが、そしてそこにスパッツをひとつトッピングすることによりキャラ付けがさらに増加する。よくある例だとボーイッシュ要素、スポーティ要素あたりだろうか。みんな大好き制服+スパッツの素晴らしき相乗効果。なによりも「スパッツ着用しています」というシンプルで強烈な説得力がキャラの深掘りを瞬時に発生させ。スカートからスパッツがチラっと見えているという描写はもはや宇宙が誕生したと言わんばかり。下着は描写しない鉄壁のガードもしくははいてないで回避の工夫しがちなスカート内部もガッツリとスパッツを描き込むことにより安心と信頼を同時獲得である。スパッツ見せてくれてありがとう。スパッツ穿いてくれてありがとう。永久に色褪せない魅力にありがとう。
すそに萌える
すそ…? 何を言っているかわからないが頑張って耳を傾けて欲しい。上記の制服に萌えるの補足説明的になってしまうが制服スカートの下にスパッツを着用している場合、上着のブラウス等はどこの座標に位置しているかに意識を傾けて欲しい。意外と描かれることなく見落とされがちな部分だったりする。(当社比)上からスカート→スパッツ。の順なら何ら問題は無いのだが、スカート→ブラウス→スパッツ。の場合だとスパッツの上にブラウスのすそが存在するのである。この何気ない共演がスパッツとのコントラストと立体感と、丁寧な作品づくりを心がけているのだな…好感度マキシマイザー(意味不明)と良いことづくめなのである。これはスパッツの有無に関係なく、スカートの中の描写の際の上着との関連性にも応用できる魅力のひとつなので、せっかくだからたまには思い出してあげて欲しい。
スパチラに萌える
読んで字のごとし、スパッツがチラリ。スパッツのスパッツによるスパッツのためのチラリズムである。多種多様のチラリズム文化が花咲く創作の世界であるがスパッツの特性上チラリするには面積が広く、見えてはいるがそれはチラリなのかモロ見えなのか曖昧であることは否めない。見えているその全てをチラリズムと強引に解釈してしまうのも全然アリではあるが、やはり不可抗力で見えたスパッツをスパチラとして楽しみ慈しみ、感謝を忘れない気持ちがスパチラにおける紳士淑女の嗜みとも言えるのではないだろうか。
自転車に萌える
健康的なスパッツァーは誰しもQueenの「バイシクル・レース」(Bicycle Race)の歌い出しを全部「スパッツ」に替え歌したことがあるだろう。それ程には自転車とスパッツの相性は良い。厳密にはサイクルパンツやバイクショーツと呼んだりするのだがここはpixivだし二次元スパッツ萌えを話しているのでパッド入りのそれらは一旦横に置いといて。脚を多分に動かす都合上スパッツの着用はとても合理的である。風の影響を受けやすいのでスカートなんかは捲れてしまうのでスパッツの着用はとても合理的である。スパッツとサドルの接触面も立体的でたいへん合理的である。創作においても「スパッツなのは自転車に乗るからなのね」「自転車に乗るからスパッツなのね」の相互イコールの強烈な説得力が発生する。
余談であるがスパッツのAI作画の際の英文呪文に手間取ることがある。「spats」ではAI作画が安定しない。スパッツは海外圏(主に自転車大国ヨーロッパ圏)だと「bike shorts」で通っているフェチ要素のようでAI作画でスパッツを出力したい場合はお試しあれ。
バスケに萌える
バスケ、バスケットボール、籠球。漫画でもアニメでも人気のスポーツのジャンルである。あまり知られていないが男女関係なくスパッツというとんでもない秘密が隠されている。ゼッケンとスパッツのみという出血大サービスから短パンの裾から少しだけ見えるスパッツという出血大サービス。たとえ直接見えなくても短パンの下はスパッツという出血大サービスまで。さらにバスケのユニフォームとスパッツは色を合わせる場合もありトータルの色彩にも注視したい。
あまり知られていないが少年ジャンプ史上初めてスパッツが描かれのもスラムダンクというバスケ漫画作品である。しかも登場時は1990年という異例中の異例の早さ、スパッツのすごさすごい。(※ナメック星編のクリリン、ドラゴンボールが先等と諸説あります。)
ラクロスに萌える
皆さんご存知、地上最強の格闘技球ラクロス。多様多彩かつ高速かつ動き回ることが多いゆえかスパッツの着用率が高く観測される素晴らしい競技である。一体誰が最初にスパッツ採用を考えたんだ。天才か!? ミニスカートと組み合わせる、短パンと組み合わせる、またはスパッツオンリーと着用方法もまた多様でどれがという決まりもないが筆者はチェックスカートとの組み合わせに宇宙の大いなる意思を感じる。やはり動き回るということとスパッツの着用との親和性は後々の神話として語られるに値する。
意外と目を離せないポイントとしてラクロスをしているキャラクターは元からショートカットであったり、ポニーテール等と髪を束ねていたり結んだりと髪型に一定の法則性があるとう点もある。スパッツ着用率の高さという魅力以外にも発見があったりとなかなか深みのあるジャンルである。
チアガールに萌える
ここではチアリーダー、チアガールの衣装として稀によく採用されるスパッツがいかに萌えるかを語っていこう。だが先に言いたいことを言おう、スパッツ穿いているだけでも300年は太陽が降り注ぐエネルギーが心に届くというものなのにさらにスパッツを穿いて応援頂けるとなるとそれは万倍兆倍で御座います! チアスパッツなるものの魅力はスコートとスパッツの組み合わせによる科学的な反応から発生している場合が多く、創作の場ではお腹が丸出し、短いスコート、そしてダイナミックなアングル。さらに脚を大胆に動かしている。つまりスパッツ大サービスということに尽きる。ありがとうございます! 励みになります!!
SFヒロインに萌える
近年のSFヒロインにはスパッツと合体したバトルスーツを着用することが多い。一般的には下半身部分がスパッツの形状をした上下一体型のユニタードとも呼べるバトルスーツが多いのだがデザインの都合上、縫い目等が確認できない超次元な立体スパッツである場合が多い。まさにスパッツが高次元体である証拠である。スパッツであるがゆえに足技やカメラワークが大胆に行える。まさに画期的な存在である。
和服に萌える
和服・和装とスパッツの組み合わせによる相乗効果にも着目したい。言葉だけだと一見トータルとしてのコーデに合わなそうなイメージもあるがどういうわけか和服の魅力もスパッツの魅力も損なわれておらず高めあっていることが事実である。とりわけ甚平や浴衣とスパッツの組み合わせは季節感も相まってさらなる魅力を放っている。夏場に浴衣という涼し気な装いと、夏場にスパッツという蒸れ気な装いの奇跡のコラボ、雅である。
忍者に萌える
和装とスパッツの中で特筆すべきは女忍者とスパッツ。様々な作品に登場する女忍者キャラは高確率でスパッツを穿いている。最高だ。スパッツ確変とも言うべきこの現象。逆に女忍者でスパッツじゃないキャラの方が珍しいのではなかろうか。忍者は和、スパッツは洋。和と洋による高次元でのスパッツ融合。もはや「様式美」の言葉では片付けることが非常に難しい魅力がそこにはある。忍者といえばとりあえず高速移動。SFヒロインと若干通じるそれはスパッツは移動速度を上昇させる装備品、という誤解なんだか正解なんだかを生んでいる。
チャイナっ娘に萌える
チャイナっ娘…そう、中華なスパッツである。とりわけチャイナ服やチャイナドレス、中華風の鎧などなど和洋中でいうところの中華の装いにスパッツを組み合わせた萌要素の階調を一考してみよう。
チャイナっ娘の宿命としてカンフー的なポージングの作品が多く描かれるのだが、やはり注目したいのはスパッツとの関係性および相乗効果である。脚をダイナミックに動かす関係で、本来であれば下着が見えてしまうダイナミックなアングルでもスパッツなので安心なのである。特徴的なスリットから覗くスパッツ、チラリズムと丸見えの高度な調和。ミニスカチャイナもどんとこい。和とも洋とも中ともなんら違和感なく存在ができるスパッツの親和性には世界の平和のヒントがチラリズムしているのかもしれないのである。
悪魔っ娘に萌える
悪魔っ娘、または悪魔っ子。悪魔要素を備えた女性として描かれるキャラクターであるが、その悪魔的な要素といえばデビルウイング(翼)やデビルイヤー(耳)、デビルホーン(角)といった追加された身体的特徴が主である。衣装はどうかという点に着目すれば肌の露出が多めだったりボディラインが強調されたものが多い傾向にある。そして黒色が基調とされていることが多い。そうスパッツである。最高だ。闇色のスパッツは悪魔的要素ということである。つまりスパッツには悪魔も内包されているということに他ならない。スパッツは悪魔かもしれない。悪魔がスパッツなのかもしれない。悪魔要素として追加された身体的特徴ではないはずなのにシンプルなデビルスパッツは正に悪魔の力である。
竜娘に萌える
竜娘とスパッツの不思議な親和性というものも外せない。根幹的な部分は悪魔っ娘とそう変わらない部分も多いのだがなんとなく中華系の色彩とスパッツの相性ともいうのかコントラストがキャラクターを引き立てているという研究の中間報告もあるようだ。炎色の赤と闇色のスパッツ… ドラゴンという想像力を掻き立てられるモチーフとスパッツという空想と現実のコラボから目が離せない。
メカニックに萌える
メカニック的なキャラとスパッツ。安全・技術・スパッツ。どういうわけかメカニック系ヒロインも高確率でスパッツを穿いている。最高だ。メカニックは男性イメージ→女の子でもメカニック!→ボーイッシュ中性的→じゃあスパッツだ! といったスパッツの可能性を広げている存在でもある。メカニックとスパッツの親和性の高さは何気に歴史も古く忍者×スパッツよりも以前に発見され存在していた事が確認されている。SFヒロインとの関連性も示唆されている。スパッツの歴史において興味深い事象のひとつである。
ミリタリーに萌える
誰が呼んだかミリタリースパッツ、前記したメカニック萌えを源流とし派生したのであろうスパッツ。創作においては武装した少女がスパッツを着用した姿で描かれることがあるという事象なのだが。これは大変健康に良い。重火器と少女、剛と柔の組み合わせは古の時代から続くKawaiiの基礎のひとつではあるがミリタリー姿にスパッツを穿かせることにより得ることができる栄養素がある。断言する。ただひとえにスパッツとの組み合わせといってもスパッツのみの丸出しやチョイ見せ、スカートとスパッツ、短パンとスパッツなどとバリエーションも豊富。またスパッツの太ももにレッグホルスター(ガンベルト)を装着している貴重な要素もめちゃくちゃ健康に良い。
ケモノに萌える
スパッツは着用者を選ばない。着用者がスパッツを選んだのだ。ちょっと強引さは否めないがスパッツは人間・ヒトだけのアイテムではない。実際創作において散見されるスパッツはケモノにも及ぶ。ケモノすなわち動物キャラクターとスパッツの相性の良さである。一概には言えないが全身が毛で覆われている表現が多用される中、スパッツという情報一つで下半身のラインがそこに集約・収束する。人間のそれと変わらぬそれらをスパッツ一枚で魅力たっぷりに、しかも男女(雄雌?)別け隔てなく表現されているという事実。スパッツの可能性に疑いの余地はない。余談ではあるが筆者はヘビクイワシという鳥が大好きである。
言葉に萌える
視覚的な萌えより他にも、別の角度からの萌えもある。それは「スパッツ」という言葉についての萌え。偉大な先人が一文字ずつ分解して読み解いた論文を掲載しておく。
【ス】…「サ行」独特の効果がでてきて実に爽やかなスタートだ。
【パ】…何かが開けたような「パ行」丸みと優しさを感じさせるね。
【ッ】…これは添え物のようだ 牛丼に生姜のように消えてはならない。
【ツ】…そこに収まったかのように静止をイメージさせる上三文のまとめ役だ。
一連の流れを感じさせる。素晴らしいの一言である。ここに紹介した解はただの一つの解であり、実際には人の意識の数だけ解が存在する。
R-18におけるスパッツ
スパッツとは、人類が生み出した悪夢。覚めることのない悪夢。…スパッツとは…
これまでは健全な作品においてのスパッツ萌えを解説してきたが、ここより先は成人向けのスパッツ萌えについての解説を行っていく。pixiv上ではスパッツとR-18タグがセットでついている作品のことを指す。まあ、既に上記した萌え要素の時点で成人向けな部分にもかなり触れているが、これより先はより露骨に、扇情的に、具体的に性的表現のスパッツについて触れていく。これからR-18のスパッツ作品を作ろうとする方は、是非とも参考にして魅力溢れる作品にして欲しい。
スパッツに秘められたエロス
R-18作品におけるスパッツについて触れる前にまず重要な前置き。それは「破かれるスパッツ、破かれないスパッツ、脱がされるスパッツ」が存在するということ。
ぴったりフィットするパンストやタイツといった薄い生地の下着同様に破かれたスパッツが描かれることが多い。これに関しては、「破かない方が良い派」「破きたい派」という2大派閥の存在が確認されている。
なお一切スパッツに手を加えていない、純度100%の「穿いている状態」こそが究極、至高、最萌と考えている者も多く、スパッツのR-18需要としてはこちらの方が高い。そういう紳士淑女はスパッツを心から愛している場合が殆ど。まさに「破かず、脱がさず、穿いたまま」。
また、本来見えるはずのパンツがスパッツにより隠されてしまい、スパッツでガッカリ、スパッツは邪道、と性的表現においてはパンツとスパッツは相反するものと先入観で捉えがちだが、「脱がす」「ずらす」「半脱ぎ」等、「ぱんつ穿いたまま」と下着の着衣プレイと通ずる部分も多いということも再確認しておきたい。
以上のことと、着衣プレイのワビサビを踏まえ、改めてR-18におけるスパッツに触れていきたい。
性器の存在とスパッツとの関連性
スパッツがスパッツたる所以のひとつに「身体にぴったりとフィットする衣服」という属性が有る。ここで再確認しておきたいのは”性器の存在”。下半身、つまりは性器を包んでいる以上、性器の存在は無視できるものではなく表現上、視覚的にやはりボディラインとして浮かび上がってしまうものは浮かび上がってしまうのだ。
人がスパッツを穿いた場合、そこは何かの有無が露骨に強調される。何かというのは勿論男性器の事でありついている、ついていないの浪漫はスパッツのそれと相まって無限連鎖を起こし兼ねない。
スパッツが絡むエロスの基本概念、男性器、女性器。陰と陽、光と影、ミクロとマクロ、αとΩ。決して避けては通れぬ冥府魔道。人はそれを極めんとする道と書き、「極道」とも呼ぶ。
スパッツデータベース
そして、スパッツはその姿を現す。
何を求め… 何を見て… 何を聞き… 何を思い… 何をしたのか…
スパッツ関連作品
作中に置いてスパッツキャラが登場、または体操着やユニフォーム等でスパッツが登場する作品を紹介。漫画、アニメ、ゲーム… 媒体ごちゃ混ぜです。
スパッツキャラ(関連キャラ)
作中、一度でもスパッツ姿で登場すればそれはスパッツキャラと認定する(強引)。同名キャラが多い場合やマイナーキャラの場合は作品名等も併せて表記。
スパッツキャラ(オリジナル)
pixivで観測ができる作家等によるオリジナルキャラ・看板娘やMMDや亜種キャラ等、商業ベースではないキャラを関連キャラとは別にここに羅列。スパッツ装着のVTuberも便宜的にここに表記。スパッツのエントロピーを加速させるエントリーを歓迎する。
なお名称不明ないし名前の無いキャラクターも多数観測されており、それらのスパッツキャラを探してみるのもpixivの醍醐味だろう。さあどこへ行こうかしら、スパッツの海は広大だわ。
参考タグ:オリジナル、オリキャラ、うちの子、よその子、看板娘、などなど。
あ行 | アカリ アカリさん 亞北ネル 天音ルナ 天沢千草 天満月 アリス2号 あるとさん アレクシス・ピュレテ 照伊翼 イムラさん 入江さん 海桜立美 ウルスラ エネミア えろねこさん 緒星なぎさ |
---|---|
か行 | 神薙桜花 木倉藍子 絹川千夏 くぅすい 紅椿 鞍馬 黒髪先輩 黒宮雷華 九重椿 クー 黄鳳命 狛依朱月 こみん |
さ行 | 彩木冬香 斉藤ちはる 佐々城柑奈 サン・サニー さんび 紫月さん 忍崎胡桃 白上イツキ シルフィード・スカイハート スミ スフィア・デイナーズ セレノア 曽根田あかね |
た行 | 伊達青波 谷川彩芽 辻村君緒 つるちゃん ティグリなす でこ ドクロヒメ 酉居とさか |
な行 | 夏美(MMD) 夏目ゆたか 奈々仔 七園八重 ナナ=ミュン なるみ ににに 猫宮ひなた |
は行 | Pakky 葉月空 ハル子 春咲菜桜 Palette 火羽つばさ 日向ハル ビーストさん ふぃりー 红金车 |
ま行 | 深雨(MMDオリキャラ) 未狐 三咲美佐緒 參烏 ミドラ ミューナ・ディネイル ミランシャ ミリオン 瑪瑙かなめ |
や行 | 夜乃さん 山下雪乃 山姫ヨウカ YonaMoana 吉野真帆 夜野ひかり |
ら行 | ライラちゃん らしあん・ハツカ・ミミネコフ レウラ 六薪ねく |
わ行 |
スパッツオブザイヤー
ゆく年くる年、各年代における独断と偏見に満ちたその歳最も輝いたスパッツキャラの殿堂。
そういやこの頃にはこんなスパッツキャラが現れたなぁ居たなぁ…というか語り継がれて現役じゃん伝説のスパッツキャラですやん…とかそんなお遊び感覚でスパッツ。
選考基準は知名度、新規度。人気やスパッツ率諸々です。異論は勿論認めまスパッツ。
ちなみに大賞が一人とは限りません。二度以上のノミネートも御座います。ともに時代を感じましょう。
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スパッツと間違いやすい言葉
スパッツをのぞく時、スパッツもまたこちらをのぞいているのだ。
ついついスパッツと誤認、誤読、空目してしまう言葉。スパッツであって欲しいという願いも含んでいるのかただ単に電波受信しているだけか、それら全部かはわからないが確かに一瞬でもスパッツというときめきを感じた数々の言葉。
一度間違うと以降脳内でスパッツと関連付けられてしまい、同じ言葉を見るたびに脳内でスパッツという言葉が踊る可能性があるので、用法用量を正しく自己責任でお楽しみ下さい。
どうやらスから始まる4文字、う段で締まる言葉。三文字目が「ッ」や、パ行を含む、字体や鏡文字が似てる、指でこのへん隠して読むと、薄目で見れば… 様々な要因があると思われまスパッツ。
アスパラ アシックス アタック アパッチ イッパツ エックス スカート スカーフ スカッツ スカンク スカンジナビア スキップ スク水 スクール スコップ スタック スタッツ スタンプ スチーム スチームパイロッツ スティック スティッチ ステップ ストイック スナッチ スナップ スヌーズ スヌーピー スパ スパーク スパーリング スパイク スパイダー スパイラル スパ王 スパゲッティ スパター スパッタ スパッタリング スパッタリー スパットシューズ ズバット スーパーカップ スーパーガッツ スーパーサイヤ人 スーパーマン スパルタン スピッツ スピリッツ スフィンクス スプーン スプラッシュ スプラトゥーン スペイン スペース スペック スペランカー スポイル スポーツ スポック スポブラ スポポビッチ スポンジ スラッシュ スランプ スリッパ スリップ スロープ センシティブ パッツン マスターアップ ラプンツェル
スパッツ関連タグ・外部リンク
スパッツの海を渡っていこう。振り向くことなく、光を追い越し、時を翔んで、
いつまでも。どこまでも。
基本スパッツタグ
ロングスパッツ ショートスパッツ アンダースパッツ spats スパチラ
ユニタード セパスク レギンス トレンカ レギパン タイツ ランニングタイツ スカッツ インナーパンツ 見せパン スカートの中 パンツ ブルッツ 股引 下着 衣服
専門スパッツタグ
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