概要
世代 | 究極体 |
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タイプ | 神人型 |
属性 | ウィルス |
必殺技 | ストライクロール |
得意技 | マッドネスメリーゴーランド |
所属 | オリンポス十二神族、ナイトメアソルジャーズ、ヘブンズヘル(※) |
(※)携帯機『デジモンクロスローダー』より
オリンポス十二神族に属する少女の姿をした神人型デジモン。非常に小柄な体格ではあるが、身の丈ほどの大剣を自由自在に振り回す怪力の持ち主である。幼子のように天真爛漫で明るい性格の持ち主であるが、感情の起伏が激しく、機嫌が悪くなるとわがまま放題な行動(問題)を引き起こし、誰も手が付けられなくなってしまう。
なお、『デジモンリアライズ』での3Dモデルを参照するに、蛇の兜の牙部分で目が隠れている事がわかる。
必殺技は地割れを起こすほどの振り下ろし切り『ストライクロール』と竜巻を起こすほどの回転切り『マッドネスメリーゴーランド』。『デジモンセイバーズアナザーミッション』においては斬撃波を飛ばす『ドミニオンブレード』とオリンピアで切り裂く『オリンピアスラッシュ』が追加された。
元ネタはギリシャ神話の知恵と戦闘の女神アテナだが、反映されているのはせいぜいが戦闘力の高さぐらいだと思う人もいる。
ところがアテナはトロイア戦争時に弟であるサルペドンを見殺しにしたという逸話がある。
また、元ネタにおけるアテナ/ミネルバの聖獣はフクロウだが、ミネルヴァモンは蛇がモチーフとなっており、恐らくギリシャ神話でメドゥーサと因縁がある逸話に由来しているものと思われる。
ウィルス種なのも名前がギリシャ神話の斑点であるローマ神話由来だからと思われる。
アニメでの出番は皆無であり、ゲームで活躍する事が多い。しかしながら、ロリに進化した究極体という特異な属性(X抗体版では幼女、成長すればナイスバディになる)を持つ事から一定のファンが存在するデジモンである。
X抗体版
世代 | 究極体 |
---|---|
タイプ | 神人型 |
属性 | ウィルス |
必殺技 | ホーンテッドピルス/クレイジーゴーラウンド/サンクタス・トルメンタム |
X抗体を得てミネルヴァモンが変化した姿であり、肥大化した髪の毛が意思を持ち、「ウルラ」、「セルペンス」(前者はラテン語で「フクロウ」、後者は「蛇」の意)と呼ばれるようになった。彼らはミネルヴァモンの遊び相手となる他、賢者を名乗り、ミネルヴァモンの戦いを支える知恵袋として活躍する。ここにきてやっとアテナの知恵の女神としての要素が拾われた事になる。
その反面、彼らにエネルギーを分け与えた影響でミネルヴァモン本体がSD化よろしく縮んでしまった。その分俊敏性は高まり、生来の怪力も合間ってますます強力な存在になっている。
必殺技はウルラとピルスで敵に攻撃を仕掛ける「ホーンテッドピルス」、回転斬りで蒼炎の竜巻を発生させる「クレイジーゴーラウンド」、盾のクリスタルから山一つ消し飛ばすエネルギー砲「サンクタス・トルメンタム」(「聖なる嵐」の意味)を発射する。
公式ホームページで行われた「デジモンX抗体超投票」(X進化した姿を見てみたいデジモン)にて2位にランクインしており、1位になったデシモンと共に2019年3月発売の「デジタルモンスターX」にて収録されている。
メディアでの活躍
デジモンストーリーサンバースト&ムーンライト
「サンバースト」ではおねがいクエスト「ミネルヴァモンのちょうせん!」で登場。デジモン達の間で噂になっている主人公が自分に戦うに相応しいか判断する為、配下のデラモンと共にパレットアマゾンで待ち構えている。
「ムーンライト」ではおねがいクエスト「ヒミツのでんごん」にて登場。レオモンからのラブレターを渡しに来た主人公をストーカーと勘違いして襲ってくる(「サンバースト」ではライラモンがミネルヴァモンのポジションである)。
デジモンストーリー超クロスウォーズ
ぐるぐるアマゾンのボスとして登場。本作の敵組織ROGの構成員である。
ルー語で話す陽気な性格で、可愛いものを何より好む。それ故にかエクスティラノモンやピッコロモンを配下に加えた『TEAMかわいい❤︎』の軍団長を務める。「ヘコんだ時は笑う、キツい時こそ笑い飛ばす」が軍団の誓いとなっている。この誓いは過去に戦死した仲間と建てたものらしい。
なにやら恵まれない境遇だったらしく、可愛いものは彼女にとっての癒しであったという。
誘拐した筈のチビックモンにとても慕われており、フラワーそうげんで追い詰められた際には危害を加えず、解放して辺り、根は悪人ではない模様(そもそも誘拐などしておらず、チビックモンの遊び相手になっていただけである)。
とはいえ、キュートモンを人質にドルルモンを差し向けるなど敵勢力らしい一面も持つが、ROGの異常さに気付いており、それでもROGに従う理由は約束や契約を必ず守る性格であったからである。
タイキたちからは悪の道から足を洗うよう言われるが、最後はクリスタルかざんでの戦いで戦死する。死に際にはタイキたちが黒幕を倒してくれる事を信じている様子が描かれた。
倒されたミネルヴァモンのデータはバルバモンによってアルマモン復活の贄にされた。一方でアニメの方ではミネルヴァモンが成長した設定のメルヴァモンが登場していた事を考えるとある意味でゲーム版をプレイしたファンへの救済措置とも取れる。
デジモンストーリーサイバースルゥース
引きこもり中学生のナオヤのチャット相手で、HN『アテナ』を名乗っていた(アバターのグラフィックは別で存在し、『セイバーズ』のヨシノの初期私服を思わせる姿をしていて結構かわいい)。
チャットサイトに住み着いていた所、学校生活が嫌になったナオヤと交流するようになり、彼の悩みを真摯に聞いてあげていた。
アテナの身元を調査していた主人公が接触を試みたところ、偽物だと看破し、主人公に襲いかかってくるが、事情を察するとこれまでの経緯について語ってくれ、アテナの伝言を聞いたナオヤの母親も問題解決に向けて努力を始めるようになる。
ミネルヴァモン曰く、ナオヤは照れ屋だが、誠実で優しい人物であるらしく、過去に自分のいい所を褒めてもらった事が嬉しかったという。
ナオヤに対して好意を持っているらしいく、このような形でデジモンと交流する人間は結構珍しいタイプである(おまけにナオヤとミネルヴァモンがパートナーとテイマーの関係にないという点もイレギュラーである)。
彼女の何があっても相手にずっと寄り添い続けるというあり方は大人になるとパートナーが離れるという設定の『LASTEVOLUTION絆』とは真逆の立ち位置にあると言える。
ちなみに、ハンドルネームの由来はミネルヴァと同一視されるギリシャ神話の戦いの神アテナからである。
デジモンワールド-next0rder-
こちらの世界観でもオリンポス十二神族の一員となっている。
ロン・リ火山に住んでおり、アブソリュート・ゼロにいるディアナモンに好物のコッブの実やジャガーイモを届けるよう依頼してくる。その返礼としてディアナモンが氷の彫像を贈るが、火山の熱で溶けてしまったので喧嘩が始まってしまい、主人公も巻き込まれてしまう。
クールぶっているディアナモンも彼女の前では素に戻るようだ。
デジモンリアライズ
DFQ「おさんぽtoツイスター」に登場。子供のような口調で話す。
「宝物ちゃん」を探して癇癪を起こした所をテリアモンとロップモン(以下、テリロップ)の攻撃で我に帰り、彼らに「宝物ちゃん」探しを手伝って貰う事に。ラピッドモンとアンティラモンに進化したテリロップがゴブリモン達からビー玉を取り返した事で事件は解決した。
DFQ「プライド・オブ・ロイヤルナイツ」ではバトルパークで開かれた武闘会「デュナス杯」に参加。ロイヤルナイツのデュナスモンを相手に戦った。
進化ルート
神人型だから限られたデジモンから進化するのかと思いきや、進化前候補が非常に多いデジモンで、ゲーム作品ではレディーデビモンやワーガルルモン(黒)、カードゲームでは旧ヤタガラモンやアンティラモンから進化する。
暗黒系から進化するのは意外に思われるかもしれないが、そもそもミネルヴァモンはウィルス種なのでそうおかしい話でもないのかもしれない(ちなみに現時点ではレディーデビモンのみが唯一ミネルヴァモンに進化できる女性型デジモンである)。
あまり想像したくないが、『ハッカーズメモリー』や『デジモンリンクス』ではもんざえモン、エテモン、デジタマモンから進化するルートがある…これらのデジモンのベースとなるのは言うまでもなく汚物系デジモンである(デジタマモンはオーガモンから進化するルートがあるのでまだいい方である。ちなみにニンテンドーDSで展開されたデジモンストーリーシリーズではワーガルルモン(黒)はいて、ガルルモン(黒)が存在しないという現象が起こっている為、オーガモンが成熟期に据えられていたという繋がりがある)。処女神モチーフなのになんたる皮肉であろうか。
『デジモンセイバーズアナザーミッション』ではライラモンから進化する。ライラモンは双蛇の杖を持つロトスモンに進化するため、剣に双蛇の意匠があるミネルヴァモンの進化元に選ばれるのは道理だと言える。
意外にも蛇系のデジモンからの進化は確認されていなかったが、デジモンカードゲーム『ブースター クロスエンカウンター【BT-10】』にてクアトルモン→サンティラモンからのルートが確立された。
彼らとは神聖系の蛇型デジモンという共通項を持つ。
なお、ミネルヴァモンの成長した姿としてメルヴァモンが存在するが、これがいわゆる超究極体なのか、モードチェンジなのかは不明。
『デジタルモンスターカードゲーム』ではバトル勝利時に進化できる姿として、先述の『デジモンカードゲーム』ではミネルヴァモンが消滅すると相手のデジモンが2体以下の時にノーコストで出現させられる扱いとなっていた。
一方、『デジモンジントリックス』ではなぜか、成長した姿であるはずのメルヴァモンが完全体扱いとなっており、公式でも扱いにブレが生じていた時期がある。
ゴブリモンベース(デジモンストーリーロストエボリューション)
ツカイモンベース(カードゲームαなど)
ロップモンベース
旧ファルコモンルート
アグモン博士ベース(デジモンツイン)
ゴマモンベース(リアライズ)
クアトルモンベース(新デジカ)
その他進化元
- アグニモン/リリモン(デジモンワールド-next0rder-)
- ヒシャリュウモン(ハッカーズメモリー)
ジョグレス元
デジフュージョン元
ジョグレス進化
- ロゼモン(バーストモード)(デジモンワールド-next0rder-)※ロゼモンとジョグレス進化。
関連タグ
メルヴァモン:ミネルヴァモンが進化した姿ではなく、成長した姿というデジモンには珍しい設定を持つ。