概要
デジモンにおける勢力は主に3パターンに分かれている。
・デジモンペンデュラムにて設定された勢力
・設定等で明かされるデジモンの所属組織等の勢力
2024年現在は公式サイトや書籍の『デジタルモンスター 25th Anniversary Book ―Digimon Device & Dot History―』(デジモンミュージアムの展示記事が流用されている)などからこのうち前者を『分類』、後者を『勢力』として扱っている様子。
また、デジモンは作品をまたぐ統一された設定はないため
・アニメや漫画、ゲーム等で登場した勢力
も存在している。
公式でもこの辺の厳密な分け方は後述のようにやや曖昧な時があるが一応はこの3つに分ける形で記載する。
なお、作品数や分類のしづらさもあり、デジモンペンデュラムにて設定された勢力以外本記事は網羅できていない。
分類
デジモンたちは主に生息地や特性によって属する勢力が異なり、大まかにわけて10の勢力があるという。
デジタルワールド研究の初期に研究者たちによって生息地と行動目的の明確な「ウィルスバスターズ」の6種に分類され、以降デジモンの研究が進むことで新たな分類が増えていった。
そのためなのか複数の勢力に属するデジモンや同じデジモンでも所属を変えるデジモンも少なくない。
一応、公式では研究者の分類となっていることや基本的には生息地による分類なのでこの勢力内が全員仲間という訳でもない(デジモン自体弱肉強食の法則を持ち、ワクチン種とウィルス種は敵対的な行動をとる)はずだが、『ウィルスバスターズ』や『ナイトメアソルジャーズ』は明らかにデジモン自身が組織として見ている(意図的に所属していないサイバードラモン等)設定があるなど微妙なところがある。
メタ的には『デジモンペンデュラム』において世界観を広めるために各バージョンにサブタイトルをつけてデジモンの系統やデザインを決めていったことによって生まれた分類。
同じデジモンが複数の勢力に跨るのも言ってしまえば大人の都合と言える。
デジモンがどの勢力に属しているかは『デジタルモンスターカードゲーム』、『デジタルモンスターカードゲームα』や勢力名がタイトルになっている『デジモンペンデュラム』シリーズ(他、一部メディア)で判別でき、本項もそれに倣う。
『デジタルモンスターカードゲーム』ではフレーバーテキスト欄に勢力を表すアイコンが描かれる場合と背景に勢力を表すデザインが成されているだけの場合の2パターンがあり(後者は初期のシリーズに多かった傾向にある)、アイコンや背景に勢力を表すものが描かれていないカードも存在する(融合形態など)。
基本的にカードに描かれる所属勢力のアイコンは1つ、多くても2つである事が殆どであるが、グランドロコモンのように3つ描かれる例外も存在する。
『デジタルモンスターカードゲームα』では一枚に必ず所属勢力を表すアイコンが描かれている。
両シリーズともに10の勢力以外の特殊な勢力(ロイヤルナイツなど)に関してはアイコンで表現しておらず、テキスト上での記載に留めている。
各勢力に関してはそれぞれに得意フィールドがあり、得意フィールドで戦えば恩恵を受けられる模様(携帯機『デジモンクロスローダー』でも反映されており、これをマスターする事がクリアの鍵となる)。
一覧
- ネイチャースピリッツ(略称:NSp)
『デジモンペンデュラム』/『デジモンペンデュラムZ』第1弾のタイトルになった勢力。エンブレムは緑色の狼。
平原や森などに生息するデジモンたちが所属し、哺乳類型や獣型デジモンが中心だが、実際は恐竜型、鉱物型、昆虫型、聖獣型、植物型等々属するデジモンのカテゴリーも豊富。
原始的なデジモンが多く性格も比較的穏やか。
代表格はレオモンやガブモン、エレキモンなど。シャウトモンやガムドラモンのようなクロスウォーズ初出の主人公デジモンも所属している。
『デジモンクロスローダー』では草原地帯に拠点を置いており、レオモン、エンシェントビートモン、テイルモン、ブロッサモン、スティングモン、バンチョーレオモンが軍団長を、コードマスターはサーベルレオモンが務める。
構成員は妖精型デジモンや獣型デジモンが多い。
- ディープセイバーズ(略称:DS)
『デジモンペンデュラム』/『デジモンペンデュラムZ』第2弾のタイトルになった勢力。エンブレムは青いサメ。
ネットの海や水辺などで活動するデジモンや氷に関するデジモン達が属しているので、海獣型、水棲哺乳類型、水棲型、爬虫類型、氷雪型、獣型、甲殻類型、熱帯魚型、水棲獣人型、軟体型、突然変異型、神人型等々幅広い形態のデジモンが確認できる。
代表格はシードラモン、ホエーモン、ズドモン、メタルシードラモンなど。なお、『デジモンペンデュラムZ』ではアルマジモン系譜もこの括りである。
『デジモンクロスローダー』では大海原に拠点を置いており、デビモン、ダゴモン、ブイモン、ヴァイクモン、アクィラモン、マリンデビモンが軍団長を、コードマスターはネプトゥーンモンが務める。
構成員は甲殻類型、海竜型、水棲哺乳類型デジモンなどが属する。
- ナイトメアソルジャーズ(略称:NSo)
『デジモンペンデュラム』/『デジモンペンデュラムZ』第3弾のタイトルになった勢力。エンブレムは悪魔の顔。
暗黒の地のデジモンかつ闘争が行われているというが、一方で前述のように組織的な要素もあるようでムルムクスモンが幹部クラスである。
ヴァンデモンやデビモン、ピエモンなどデジモンアドベンチャーでボスを務めた強敵が多く、魔人型デジモンや堕天使型デジモンなどが属する。
意外にもメラモンやガルルモンもこの勢力所属であり、スーツェーモンやミネルヴァモン、炎の闘士の系譜などの守護者側のデジモンやマンモンのようなウィルス種の天敵、ユキダルモンなど一部の氷雪系デジモンも所属している多様な勢力でもある。
『デジモンクロスローダー』では雲海に開いた魔界へのゲートから本拠地に乗り込むことが出来、ワイズモン、アーマゲモン、ガルフモン、ダークドラモン、フェレスモン、アルケニモン、アポカリモン、レディーデビモン、オグドモン、ディアボロモン、リリスモンが軍団長を、コードマスターをバグラモンが務める。それにしても殺意の高そうな連中ばかりである…。
構成員は魔人型、堕天使型、魔獣型デジモンなどが確認できる。ベルフェモンですら単なる構成員に過ぎない。
- ウィンドガーディアンズ(略称:WG)
『デジモンペンデュラム』/『デジモンペンデュラムZ』第4弾のタイトルになった勢力。エンブレムは飛び立つ青い鳥。
翼を持つ鳥型デジモン(飛べないデジモンもいる)や幻竜型デジモンなどが属する勢力で、『デジモンペンデュラム』時代は森やジャングルに生息するデジモンも分類され後にジャングルトルーパーズにカテゴライズされる植物型デジモンなども属しており、これは『デジモンペンデュラムZ』でも踏襲された。
代表格はブイドラモンやエアドラモン、ピノッキモンなど。実はアンティラモンやカイゼルグレイモンも所属者である(前者はウサギを数える単位が「羽」である事、後者は進化に際して「風のスピリット」を使っているからであろう)。
毒を持つものや気性の荒いデジモンが多いため生息地帯は危険な部類に属する。
『デジモンクロスローダー』では雲海に拠点を置く。アーマゲモン、ブイモン、エンジェウーモン、スティングモン、ヒポグリフォモン、チィリンモン、アクィラモンが軍団長を、コードマスターをスレイヤードラモンが務める。
構成員は飛竜系や鳥をモチーフにしたデジモン、フェアリモンなどである。
- メタルエンパイア(略称:ME)
『デジモンペンデュラム』/『デジモンペンデュラムZ』第5弾のタイトルになった勢力。エンブレムは歯車。
フォルダ大陸に存在する鋼の帝国。主に機械系デジモンやサイボーグ型デジモンが所属するが、ワイズモンやマクラモンのようなメタル要素どこだよ?という連中も多く所属する。
メタルグレイモンやアンドロモン、ムゲンドラモンなどが代表的。詳しくは該当項目にて。
『デジモンクロスローダー』では天空都市に拠点を置く。オメガモン、メタルティラノモン、ブラックセントガルゴモン、メタルシードラモン、ダークドラモン、タクティモンが軍団長を、コードマスターをカオスドラモンが務める。
構成員はサイボーグ型、マシーン型デジモンなどが確認できる。
- ウィルスバスターズ(略称:VB)
『デジモンペンデュラム』第6弾のタイトルになった勢力。エンブレムは銀の十字架。
文字通り、ウィルスバスティングを生業とするデジモンたちであり生息地ではなくウィルス種に対抗するデジモンで分類される。あくまでウィルスバスティングが得意なデジモン達なのであって、ウィルス種が全くいないわけではなく、所属を掛け持ちするデジモンも少なくない。
主に天使型デジモンや聖獣型デジモンが多く属する。
代表格はウォーグレイモン、ホーリーエンジェモン、ロイヤルナイツ、スサノオモンなどである。
また、成熟期以上のデジモンが注目されがちだが、ドルモンやルーチェモンなど成長期のデジモンも所属している他、しれっとマメモン系譜も…。
- ドラゴンズロア(略称:DR)
デジコアに竜の因子データを持つドラゴン系や恐竜系デジモンが所属する勢力。エンブレムは赤いドラゴン。
力が強くて気性が荒い傾向にある。また、古代に誕生したため種類は多いが個体数は少ないという。
爪やブレス攻撃が得意で、この勢力のみ、『デジモンペンデュラムプログレス』シリーズのタイトルになっており、『デジタルモンスターカードゲームα』でも登場。
ティラノモンやエグザモン、チンロンモンなどが属し、アグモンからシャイングレイモンまでの歴代主人公のパートナーデジモンがこの勢力に属している事でも有名。
また、ドラゴン系ではないがコロナモン系譜もこちらの所属。
『デジモンクロスローダー』では山脈地帯に拠点を置いており、アグモン、チィリンモン、メタルガルルモン、ダークドラモン、ワルもんざえモン、ドラコモンが軍団長、コードマスターはファンロンモンが務める。
軍団長の一部がドラゴンではないが、そんなことは些細な事である。軍団員はコアドラモンやシャイングレイモンのような翼を持つドラゴン系デジモンが散見される。
- ジャングルトルーパーズ(略称:JT)
森林地帯を拠点に置く昆虫型デジモンや植物型デジモンの勢力。エンブレムは黄緑の甲虫の角と顎。
生息域に適応した体の形状に進化し、環境の変化に敏感な系統と言われている。
『デジタルモンスターカードゲームα』に登場する為、『ペンデュラム』シリーズのタイトルに採用された事はなく、ウィンドガーディアンズやネイチャースピリッツに統合されがち。そのためか生息域が被っており共存しているという設定が存在する。
カブテリモンやロゼモンなどが属するが、サンティラモンやシェンウーモンなどの爬虫類モチーフも一定数所属。
- アンノウン(略称:UK)
変異型デジモンが多い種族。
分類が難しいものや出自がはっきりとしていないデジモンも含まれる。生息域の激しい環境変化や劣悪な育成環境、ストレスのかかるデジタルデータの取り込みが遺伝子データのコピー不良を引き起こした突然変異と考えられている。
単に所属不明なデジモンを指すこともあり、『カードゲームα』ではメタルエンパイアに統合されている。
汚物系デジモン、デジタマモン、パラレルモン、パラサイモンなどが所属。
- ダークエリア(略称:DE)
デジタルワールドの最下層にある暗黒空間で、ここを根城にしているデジモン達はナイトメアソルジャーズ以上の力を持ったウィルス種のデジモンが多く所属するが、カードゲームでは統一される事も。
勢力・組織
以下は特定の条件を満たしたデジモンが所属する勢力となる。
設定内で言及されることが多い勢力はこちらであり、デジモンミュージアムでの展示や『デジタルモンスター 25th Anniversary Book ―Digimon Device & Dot History―』ではこれらの組織における相関図が掲載されたためまずはそちらを記載する。
概ね個々が強い力を持つ究極体の集まり、もしくはトップに置いた組織であり、そのため基本単独で行動している。
- 四聖獣(相関図ではファンロン含めて「皇帝&四聖獣」)
デジタルワールドの四方を守護する4体のデジモン達。
長はデジタルワールドの大地そのものを司るファンロンモン。
モチーフは四神。
- 十二神将(デーヴァ)
四聖獣に3体ずつ仕える総勢12体の完全体デジモン達。全ての種がアーマー体から進化する。
ドラモン系の中で特に強力なパワーを秘めた4体のドラゴンデジモンの総称。
周囲からの呼び名で集団で活動していない。謎が多く、竜型デジモンだけが挑戦できる「四大竜の試練」の存在から何らかの影響力を持つことが公式で疑われる程度。
デジタルワールドの「カーネル」を守護するデジモンで聖なるデジモンのトップ。ルーチェモンの力を色濃く受け継いだセラフィモン、オファニモン、ケルビモンの三体を指す。
三大天使の下でデジタルワールドの秩序を担うカーネルのしもべたち。代表的なデジモンはラジエルモンやクラヴィスエンジェモン。
三大天使を含め元ネタが存在するが元ネタに忠実というわけではない。
悪魔系のデジモンの中でも特に強力な力を持った7体の魔王型デジモンを指す。
強く凶悪だったためにデジタルワールド最下層のコキュートスに押し込められた。
互いに不干渉の立場を取っているが時に協力することもある。
8番目の魔王オグドモンは彼ら以上の力を持つと言われている。
モチーフは七つの大罪。やはりこちらも元ネタに忠実という訳ではない。
ホストコンピュータ「イグドラシル」に仕え、デジタルワールドの秩序を守る13体の聖騎士型デジモンで構成された騎士団。
モチーフは円卓の騎士だが、特定の騎士がモデルというわけではない。
別次元のデジタルワールド「デジタルワールド・イリアス」を管理する12体の神人型デジモン。
モチーフはオリュンポス十二神。
狭義的には太古のデジタルワールドに現れた世界で初めての10体の究極体デジモンを指し、広義的には彼らの力を特に色濃く受け継いだスピリットで進化したデジモン達の事も指す。そのためか彼らについて古代十闘士という呼称が一部で使われている。
- バンチョー(デジモン)(相関図では「称号:バンチョー」)
自分の信念を貫き通した歴戦の勇者達で、全てが「GAKU-RAN」を着ている。
孤高の存在かつ称号であり厳密には組織ではない。
バンチョーマメモンは「豆門連合」を持つ。
ドラモン系のサイボーグ型デジモンで構成された旅団。何者が指揮しているかも不明だが特殊工作や暗殺を行い、バンチョーを目標とした作戦も過去に行われたとされる。
突出した射撃能力を持つ3体のデジモン達。
- ウィッチェルニーデジモン
別次元のデジタルワールドである魔法使い系デジモンの故郷「ウィッチェルニー」からやってきたデジモンたち。
その中でもヴォルテクスウォリアーは伝説の英雄と称えられるメディーバルデュークモンが束ねる、風の魔術によって創られた武器で戦うデジモン達。
- クラックチーム(相関図では「人間に使役されるデジモンたち」)
サイボーグ系や機械系を操る謎の組織で、イージスドラモン、ギガシードラモン、カオスドラモン、ガンドラモンなど兵器系デジモンが所属する。
クラックチームという名前通り、何らかの目的のために索敵活動を行なっている模様。悪事の幅は広く、デジタルワールド内で勢力拡大の動きを見せたかと思えば細菌兵器の開発や偉人暗殺計画なども語られている。
相関図の名称通り厳密にはデジモンを悪用あるいは改造して悪事を働く人間の反社会勢力であり、デジモンのことではない。「デジモンプロファイル」では「クラックチーム」に関わるデジモンたちとも。
曜日をモチーフとした7人の魔将軍で、各々が特定の種族のデジモンの扱いに手慣れた戦闘のプロフェッショナル。デジモンクロスウォーズでの名称は「デスジェネラル」となっている。
- Legend-Arms
「天使が持てば世界を救い、悪魔が持てば世界を滅ぼす」とされるデジモンたちのこと。
武器の特徴を体に持つことからもわかるように、武器に変化する特性を持っているが、単体での戦闘力はピンキリである。ZERO-ARMSとの関係は不明。
魔法による奇跡の進化で別のデジモンの武器になったデジモンや武器デジモンと呼ばれるデジモン、ファンから名称被りで関連が指摘されるデジモンも存在するがこれらが全てカウントされているわけではない。『超クロスウォーズ』でスパーダモンと同じ武器デジモン(ゲーム内ではぶきデジモン表記)としてカウントされたアルマモンは現状公式設定がないため不明。
相関図にはいなかった勢力
- プロトタイプデジモン
デジモンの原型となった実験体の事で、広義的にも狭義的にもデジモンの定義を満たしている。
頭頂部に旧式インターフェースを持っているのが特徴で、ドルシリーズ(データ種)とリュウシリーズ(ワクチン種)、ルガモン系(ウイルス種)が確認されている。
- ZERO-ARMS
ARMSとは『ARtificial MonSters』の略称。『古代デジタルワールド期』の後に到来した『デジモンテイマー期』の際にデジモンを模して作られた人類初の生体兵器。厳密にはデジモンではないが、グラニなどデジコアを有した存在もいる。該当者はグラニとオロチの二つで、グラニはデュークモンの鎧に、オロチはスサノオモンの武器になる。なお、ゼロアームズオロチのみカイゼルグレイモンとマグナガルルモンの余剰パーツから誕生するので、デジモンを模した武器とするのは筋違いのような気もするが、突っ込んではいけない(もしかしたら背景世界ではカイゼルグレイモンやマグナガルルモンを模して作られたものなのかもしれない)。
『デジタルモンスターカードゲームブースター13 覇空の鎧鎗騎』の背景ストーリーにて詳細が判明。
クイーンビーモンが作った謎の空中大要塞を拠点している蜂型デジモンの軍団。
- チェスモン大帝国
キングチェスモンが建国を目指す、チェスモン系で構成される謎の勢力。だが周囲からは見向きもされていない。
- ムシャモン軍団
ゲーム・アニメ・漫画オリジナルの勢力
デジモンシリーズは作品共通の設定を持たないため独自勢力を築いていることが多い。選ばれし子供たちを始めとした各作品の主人公たちも独自勢力を築くためそういった勢力とも言える。
また、前述の組織等の設定は作品内でも使用されたり、作品と同時期に設定されたケースもある。四聖獣やロイヤルナイツはその代表格と言える。
『デジモンアドベンチャー』に登場したピエモン/メタルシードラモン/ピノッキモン/ムゲンドラモンで構成された勢力。
ナイトメアソルジャー、ディープセイバーズ、ウィンドガーディアンズ、メタルエンパイアを従えている。
- ガイアオリジン
「デジモンストーリーサンバースト・ムーンライト」に登場するオリジナル勢力。
スレイプモン、ドゥフトモン、スサノオモン、アポカリモン、ZDミレニアモン、オメガモン、デュークモンCM、アルファモン、ベルゼブモンBMといったロイヤルナイツ、主人公系、ラスボス系デジモンで構成されている。
- コマンドメンツ
『デジモンネクスト』に登場するバルバモンの配下。
主に「D-ブリガード」や「ローヤルベース」のデジモン等が所属する。
『デジモンクロスウォーズ』オリジナルの勢力。各々の目的の為にコードクラウンを収集し、デジタルワールドの覇権を狙っている。特にバグラ軍はクロスウォーズの敵勢力であり、幹部として三幻士、デスジェネラルを従えている。
なお、『デジモンクロスローダー』では敵勢力として登場するのはバグラ軍ではなく、上記の基本勢力である。
また、令和版『デジモンカードゲーム』でも勢力の一つとして扱われている。
- ROG
『デジモンストーリー超クロスウォーズ』に登場。
エルエストウゾーンを侵略する悪のデジモン集団であるが、その実態はバルバモンがアルマモン復活の生贄とする為に集めたデジモン達であった。
構成員は首領がズィード=ミレニアモン、幹部はミノタルモン、プクモン、ミネルヴァモン、アイスデビモン、アルケニモン、ファラオモン⇄アヌビモン。
配下のデジモンはウィザーモン、ゴツモン、コカトリモン、マッシュモン、ケンタルモン(ここまでミノタルモン配下)、シーラモン、ハンギョモン(ここまでプクモン配下)、ピッコロモン、エクスティラノモン(ここまでミネルヴァモン配下)、デビモン、レディーデビモン(ここまでアイスデビモン配下)、サンダーボールモン、オオクワモン(ここまでアルケニモン配下)、アクィラモン、ゴーレモン、カラテンモン、インセキモン、エンシェントスフィンクモン、マミーモン(ここまでファラオモン配下)、アルゴモン、インフェルモン(ここまでズィード=ミレニアモン配下)となっている。
この他にもドルルモン、スパロウモンといったクロスハートのメンバーやブルーフレア、トワイライトのメンバーも洗脳されていた。
真の黒幕であるバルバモンはララモン、メギドラモン、メガドラモン、ギガドラモン、タイガーヴェスパモン、ヴァジラモン、ブライモン、マリンデビモン、ゲソモン、ルークチェスモン、ポーンチェスモン、ガーベモン、デスモン、ボルトモン、スラッシュエンジェモン、ガルフモン、ロードナイトモンを配下にしており、バグラ軍以上の雑多集団である。
『デジモンクロスローダー』固有の勢力
デジモンクロスウォーズに登場するクロスローダーを育成ギア化した『デジモンクロスローダー』では各ゾーンにデジモンの軍団が跋扈している。
このうち、ネイチャースピリッツ/ディープセイバーズ/ナイトメアソルジャーズ/ウィンドガーディアンズ/メタルエンパイア/ドラゴンズロアは育成ギアの名前に関された勢力からの出典であるが、本作限定の勢力もいくつか存在し、下記はその詳細である。
コードクラウンで出現する「アンダーグラウンドウォーリアーズ」、「SSSディスカバリー」、「アナザースカイデストラクション」についてはここでは触れない。
- プライマルトルーパー
平原地帯に拠点を構える勢力。訳すると「原始の兵士」の意味合いになると思われる。
クロスハートに所属するデジモンやグリンゾーンに侵攻したバグラ軍が所属している。各部隊はアグモン、エンジェモン、テイルモンが率いている。
コードマスターはマッドレオモン。
『デジモンストーリーサイバースルゥース』にてもんざえモンのスキル名として確認できるが、関係性は不明。
- ロストフォレスト
森林地帯に拠点を置く勢力。
ジャングルトルーパーズに相当し、クワガーモンやウッドモンといった昆虫型デジモンや植物型デジモンが多く所属し、シェンウーモンも属する。各部隊はガーベモン、ブイモン、スティングモン、レッドベジーモン、プラチナヌメモンが率いている。
コードマスターはグランクワガーモン。
- サンドルーインズ
砂漠地帯に拠点を置く勢力。
エジプト関連モチーフのデジモン、ティラノモンなどの恐竜/ドラゴン型デジモンや、鉱物型デジモンなどが所属している。
各部隊はベルゼブモン、ミノタルモン、バンチョーレオモン、レディーデビモン、ギガスモン、オロチモン、ブラストモン、ドラコモン、エグザモンが率いる。
コードマスターはファラオモン。
- アイスサンクチュアリ
凍結した湖を拠点に置く勢力。元々はファイル島の地名を指す。
氷雪系デジモン(ユキダルモンなど)、海獣系デジモン(ゴマモンなど)、バイフーモン、ガブモン系が属する。
ドラコモン、レオモン、アポカリモン(ユニットは腕と本体だけ)、エンシェントメガテリウモン、エンジェモン、パンダモン、メタルガルルモンが各部隊を率いる。
コードマスターはダイペンモン。
- ヴォルカニックレギオン
火山地帯に拠点を置く勢力。
火炎技が得意なドラゴン系デジモン(フレアリザモンやサラマンダモンなど)、火炎型デジモン(メラモンやブルーメラモンなど)、スーツェーモンが属する。
ギルモン、アクィラモン、デスメラモン、メギドラモン、デュークモン、ビクトリーグレイモン、ウォーグレイモンが各部隊を率いる。
コードマスターはエンシェントボルケーモン。
- ヘブンズヘル
天界に拠点を置く勢力。
聖獣型デジモン、天使型デジモン、ロイヤルナイツなどが属する。
エンジェモン、テイルモン、ケルビモン、ミネルヴァモン、エグザモン、オメガモン、オロチモン、チィリンモン、エンジェウーモンが各部隊を率いており、コードマスターはルーチェモンが務める。
公式で言及があるサイト
デジモンたちの分類{デジモンプロファイルでは一部組織の個別解説もある}