データ
レベル | 究極体 |
---|---|
タイプ | 力天使型 |
属性 | ワクチン |
必殺技 | ザ・キー/ゼニスゲート |
所属 | ウィンドガーディアンズ |
デビュー | デジモンワールドX |
公式設定
デジタルワールドと外界を隔てる「ゼニスゲート」を守護している力天使型デジモン。「ゼニスゲート」は360にも渡る扉によって封印されており、クラヴィスエンジェモンの持つ「ザ・キー」が全ての扉のマスターキーとなっている。「ザ・キー」はクラヴィスエンジェモンのみ扱うことの出来る特別な鍵であり、クラヴィスエンジェモン自身も鍵の一部であるともいえる。この鍵に込められたパワーによって、扉を破ろうとする敵にのみ、デジタルワールドを崩壊させることが可能なほどの攻撃力を行使することが出来ると言われている。
概要
錠前を模した白亜の鎧に身を包んだエンジェモン系の究極体の一体。
天使の階級において五番目に位置し、宇宙の法則を守るとされる力天使がモデルになっており、彼もまたデジタルワールドと外界を隔てる360の扉で封印された「ゼニスゲート」を守護する存在である。ザ・キーはゲートのマスターキーにして彼の武器であり、扉を破ろうとするものにデジタルワールドを崩壊させうるレベルの戦闘力を解放すると言われている。このあたりの設定は異空間へのゲートを作り出すホーリーエンジェモンの必殺技『ヘブンズゲート』を思わせる能力だが、関連性は不明。
このように重要な役割を持つため、あまりメディアでの露出に恵まれない。
因みに「クラヴィス」とはラテン語で「鍵」を意味する言葉である。
メディアでの活躍
デジモンアドベンチャー:
第5話のデジタルワールドで起こった光と闇の戦いを描いた回想シーンにて、三大天使を含む複数の天使系デジモンの一体として確認できる。
シルエットという形だが、今作がデジモンアニメシリーズ初登場となる。
デジモンゴーストゲーム
「エスピモンよ。デジモンの為の鍵を人間に貸し与えるのは、重大な契約違反だぞ?」
「我はクラヴィスエンジェモン、契約を司る者。この世界で行き場のないデジモン達に安住の地を与える。それを邪魔する者は契約違反者と同様、排除するまで!」
CV:杉田智和
第62話に登場。明確にメディア登場したのは下記のデジモンストーリー以来初。シルエットなしで初のアニメ出演となった。
アオイが住んでいるマンションの階と階の間に現実と隔離された時空間を作り出し、人間界に迷い込んだデジモン達(インプモンやゴグマモン、ヒヤリモン等)を住まわせていた。その立場はどちらかと言うと大家さんに近いか。
どんなデジモンでも分け隔てなく住居の提供を惜しまない慈悲深い性格だが、「契約を司る者」と自称するほど決めたルールを絶対に尊守し、デジモン達の生活を侵害したり、ルールを破る者がいれば例えデジモンですら容赦なく排除しようとしてくる。
そして、時空間に必要な「鍵」を提示できなかった人間を鍵穴だらけにするという怪現象を引き起こし(ただ、彼自身は人間を傷つける行為をするつもりはなかった)、同時に追い出そうとする住民デジモンの怪現象に恐れて逃げるように引っ越す人々が続出。巷で噂の「恐怖マンション」として広まっている。
アオイの相談を受けて瑠璃は噂のマンションを訪れるが、隙間の階の「13.5階」にアオイが閉じ込められてしまい、宙や清司郎を呼び寄せて彼女を助けるべく再潜入。
無数のデジモンの巣窟と化したマンションを目の当たりにするが、彼女達に気づいたクラヴィスエンジェモンは住人達共々強制的に外へと放り出して階を次々と消し始めると同時に、アオイを助けようと鍵を使ったエスピモンを契約違反者と見なして排除する為に姿を現す。
宙達との戦闘になるもクラヴィスエンジェモンはラモールモンやアンフィモンを次々と封印し無力化。自由に動けないシリウスモンに矢継ぎ早の猛攻を加え続けるが、宙とシンクロしたエスピモンが進化したホバーエスピモンにザ・キーを奪われて攻撃手段を失い、最後は復活したシリウスモンの『ブレイクエーサー』で止めを刺された。
ボロボロなっても戦おうとするも自身を制止した宙から「階と階の間の空間だけを使う」、「空き部屋を勝手に使わない」、「人間の不用な接触を避ける」とこれからも安心して住めるよう提案したルールを承諾し和解。マンションを元に戻し、住民デジモンにもルールを伝えると約束してその場を後にした。
今回の騒動はマンションに住むデジモンと人間との接触が招いたものだったが、次話のクオーツモンの一件や事件後に大量に人間界にデジモンが流れ込んでいる事など一般デジモンの難民化問題とそれによる人とのトラブルの増加が表面化している事を象徴した事件でもあった。
またマンティコアモンを連れ戻しに来たダルクモンの例を除くと、「ゴーストゲーム」劇中で人間世界に滞在している初めての天使系デジモンであり以前にリリスモンの語った「人間界に存在する天使系デジモン」の話は真実だった事が判明した。
因みに天使型デジモンと敵対して、後に和解したという点は『クロスウォーズ』のスラッシュエンジェモン以来、13年振りとなった。
また、CVの杉田氏はデジモン作品初出演である。
デジモンストーリー
「CVエンジェモン」表記で登場。
第1作にのみ登場するが、NPCで戦闘するシーンも存在せず、歩行グラと会話グラしかお目にかかれない。
普段はコアフィールドに繋がるゲートを守護していて、プラチナテイマーに昇格すると彼がオブザーバーを担当する。ノーマルテイマーからゴールドテイマーのオブザーバーは四聖獣が担当していたが、テイマーズで馴染みがあった彼らと違って印象が薄めな彼がオブザーバーになると聞いて混乱したテイマーたちは多かっただろう(※)。
かつてはアンノウン-Dことアルファモンの親友だったが、アルファモンがデジタルワールドの事を思う余り、バッドテイマーズを唆してクロノモンを復活させようとした事に心を痛めていた。過ちを認めたアルファモンと和解し、クロノモンの復活を阻止しようとしたが、返り討ちに遭う。
余談
デジモンストーリーで彼が四聖獣に混じってオブザーバーを務めている理由は不明。
これと関係あるかは不明だが、アニメデジモンアドベンチャーには先代のアグモン、ガブモン、テントモン、ゴマモン、ピヨモンが四聖獣とファンロンモンに、パタモンが彼らのバランスを保つ役割を持つデジモンに進化したという裏設定がある。
パタモンが何に進化したかは不明だが、四聖獣がデジタルワールドを支える存在である事から、同じようにデジタルワールドの根幹を守護するクラヴィスエンジェモンに進化した可能性が考えられる。
進化ルート
幼年期Ⅰ | 幼年期ⅱ | 成長期 | 成熟期 | 完全体 | 究極体 |
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ポヨモン | トコモン | パタモン | エンジェモン | ホーリーエンジェモン | クラヴィスエンジェモン |
ツブモン | ウパモン | アルマジモン | アンキロモン | シャッコウモン | 〃 |
ユキミボタモン | ニャロモン | プロットモン | テイルモン | エンジェウーモン | 〃 |