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概要編集

レベル究極体
タイプ神獣型
属性NODATA(カードゲームではデータ種)
必殺技太極、黄廻

デジタルワールドを守護する四聖獣の頂点に立ち、世界を司る皇帝

初登場は携帯型ゲーム『ディースキャナ VERSION 3.0 カスタムマスター』。カードゲームではブースターのNo.1000を飾る。

モチーフは四神の中央に位置する黄龍。また、上記の皇帝デジモンの設定から中国を統治した五帝の最初の帝黄帝もモチーフかと思われる。ちなみに黄竜は元々は応龍と呼ばれており、地上の穢れを吸いすぎて天上に戻れなくなった(または罪を犯した為に責務を問われた)という逸話があり、こうした逸話が陰陽を司るという設定に説得力を与えていると言える。


なお下記の公式設定でも表記されているように、その体を覆っている「ファンロン鉱」はファンロン鉱でしか傷を付ける事が出来ず、この超硬度をもつ反面比重が極端に高く、武器や防具などには適していない。更にこの鉱石は地中深くにしか発見されておらず、ファンロン鉱と生物とが一体化するには、神話の時代よりはるか遠い年月を要する。

このためにファンロンモン自身がファンロン鉱で身体を覆ったのは、ある1体の天使型デジモンに封印(詳細は下記)されてからの話であり、ファンロンモンが相当な月日を生きている事がわかる。


…とまぁ、公式ではこのようにチート設定の塊なデジモンだったわけだが…。


公式設定編集

デジモンウェブ「デジモン図鑑」編集

デジタルワールドの東西南北を守護する“四聖獣”を統べ、中央に鎮座し“大地(世界)”を司る皇帝デジモン。遥か古代に降臨した1体の天使デジモンより地中のもっとも深く暗いところに封印されていた。このため統治を失った四聖獣による覇権争いが起こったが、現在ではその均衡が保たれている。


その存在は善にして悪でもあり、光と闇の“太極”と呼ばれている。8つの目と体の外に12個の「デジコア(電脳核)」を持ち、その巨大な体は絶対硬度を誇る特殊な鉱石「ファンロン鉱」の鱗で覆われ、傷一つ付ける事すら不可能である。


必殺技はデジタルワールドの万物を光と闇の二極に永遠に分解し続け、やがて無きものとする『太極(たいきょく)』と、自然災害規模の巨大な土砂流の台風を巻き起こす『黄廻(おうかい)』。


活躍編集

デジモンクロスウォーズ編集

声:伊藤健太郎

『悪のデスジェネラルと七つの王国』編にて登場。ただし、敵側のバグラ軍所属でドルビックモンの配下という設定

原作の善でもあり、悪でもあるという設定を考えるとアリっちゃアリな設定ではある(グラビモンだって劇中でも公式設定でも聖獣型デジモンが配下だし)。

ただし、原作設定があまりにチートすぎた為にファンロン鉱とかの設定はオミットされており、最後はドルビックモンの強制デジクロスで『ドルビックモンダークネスモード』となるが、メタルグレイモンが超進化したジークグレイモンに敗れた(ちなみにジークグレイモンを覆う装甲はファンロン鉱に限りなく近いゴールドデジゾイド製である。)。

何分このような役割であるため、古参ファンからの評価は否定寄りの賛否両論(ネタ扱い)だが、ドルビックモンからは『竜の鑑』と評され、頼りにされていた事は事実である。といっても一面ボスの配下なんだけど。


玩具版デジモンクロスローダーでは、リーダー側のデジモンとして仲間にする事が出来る。ファンロンモンコアドラモン(青)+コアドラモン(緑)の組み合わせでデジクロスすると、なんとオウリュウモンになる



デジモンアドベンチャーシリーズ編集

存在が示唆されており、「15th Anniversary Blu-ray BOX」の初回限定特典ドラマCDで明かされた詳細によると、先代の選ばれし子供アグモンが進化した姿とされている(ちなみにガブモンチンロンモンゴマモンバイフーモンピヨモンスーツェーモンテントモンシェンウーモンに進化している)。


アグモン・グレイモン系の最終形態の必殺技によく採用される名詞が地母神の名前だったり(※)、歴代アニメでのアグモン系のパートナーはリーダー格を務めているなど、実はアグモンがファンロンモンに進化するのは意外と理に適っている(ただし、ファンロンモンの登場自体は2002年辺りである為、元からアドベンチャーシリーズの設定に存在していた四聖獣とは異なり、後付けの存在である)。

相方に据えられるガブモンもチンロンモンという四聖獣と四大龍に加わっている高位のドラゴンデジモンに進化したのもどこか運命的である。


(※)そうでなくとも大地に流れる龍脈のパワーを備えた「龍帝」に位置付けられている奴もいる。ソイツの最終形態はなんの因果か、ファンロンモン同様に既存のシステムを無にできるという恐ろしい存在である。


tri.』でも存在が仄めかされてはいるものの、上記のドラマCDとは設定が異なり、バクモンメガドラモンがそれに進化する可能性が示唆されている(他の四聖獣も同様で、例えばバイフーモンの場合はベアモンローダーレオモンバイフーモンとなっている)。


アーケードゲーム編集

「究極大戦デジモンバトルターミナル02」、「デジモンクロスウォーズ超デジカ大戦」(いずれも稼働終了済)に登場。

特にバトルターミナル02のver.5ではエグザモンとともにスタート画面を飾っている。先述のチート設定こそあれど、問題なく倒す事が可能である。


デジモンサヴァイブ編集

※以下はデジモンサヴァイブのネタバレです。ご注意ください。


祠の壁画に描かれていた『ケモノガミ』。

それは主、『ハルチカ』のパートナーのケモノガミ、ファンロンモンであった。

ハルチカがファンロンモンを暗黒進化させ、ファンロンモン:ルインモードとなる。デジモンサヴァイブの真のラスボスとなる。

真ルートクリア後は百束タクマのアグモンから進化できるようになる。

まさかファンロンモンが主人公のパートナーの進化形態と真のラスボス(厳密にいえばルインモードとはいえ)を兼任するとは誰が想像できたのだろうか。

ちなみにファンロンモンの性能は真EDクリアのご褒美なのかかなりの高性能

詳しく言えば常時自身への状態異常とパラメータ低下を無効にし、必殺技の太極は高威力な上喰らった相手の全パラメータ低下付きという強力なもの

そのためアグモンから進化できるもう片方の超究極体が(こちらも優秀な性能とはいえ)割を食っている


進化ルート編集

デジモンリアライズ編集

ドラモン系では統一されてはいるものの、ティラノモンだけ恐竜型というなんとも浮いた進化ルートになっている。

明確に関連性があるデジモンといえばドラコモンぐらいで、ドラコモンの進化系であるグラウンドラモンがファンロン鉱の鉱脈に住んでいるという設定がある。


デジモンペンデュラムZでは四聖獣および四大竜から進化する(メギドラモンは登場しない為、彼だけハブられている)。


四神の中央には黄龍の代わりに麒麟が置かれたり、同一視されることもあるからか、麒麟モチーフのデジモンであるチィリンモンから進化するルートも、現状デジモンクルセイダーのみだが確認されている。


デジモンサヴァイブ編集

真ED後にタクマのアグモンから進化できるようになる。


ルインモードの方は残念ながら敵専用のため味方では使用不可である。


関連イラスト編集

The Holy Beasts「四聖獣」


関連タグ編集

黄龍ドラゴン

オウリュウモン…必殺技『黄鎧』が、ファンロンモンの必殺技『黄廻』にルーツがあるとされる。なお、元ネタの応龍が年老いた姿が黄龍とされる事も。

グラウンドラモン:ファンロン鉱の鉱脈に生息し、体内にファンロン鉱を含んでいるとされる。


シャイングレイモン:『ルインモード』が存在し、サヴァイブのファンロンモン同様『アグモンから進化した究極体』。

ファンロンモン:ルインモード

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