データ
世代 | 究極体 |
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属性 | ワクチン |
タイプ | 光竜型 |
必殺技 | グロリアスバースト、ジオグレイソード |
得意技 | シャインハンマー、シャイニングブラスト、スパークルシュート、コロナスプラッシュ |
所属 | ドラゴンズロア、ウィルスバスターズ、ネイチャースピリッツ |
概要
通称「社員」。
「デジヴァイスIC」で初登場したワクチン種の光竜型究極体デジモン。
メタルグレイモンと対になるようなデザインとなっていたライズグレイモンとは違い、こちらは対となるであろうウォーグレイモン的な要素が薄く、独自の進化を遂げている。
サイボーグから竜騎士へと変化を遂げたウォーグレイモンとは逆に、こちらは純粋なライズグレイモンの進化体といった要素が強く、背中のウイングは特にそれを思わせる。カラーリング、プロポーション、後述のバーストモードの炎の翼など、歴代の主人公系統ではヴリトラモンに近い姿。
飛行する際には翼からエネルギーを放出する。
武器は太陽の力を秘めていると言われるジオグレイソードであるが、基本的な装備ではなく、アニメではテイマーの呼びかけに応じて召喚された武器となっていた。良く見られるような形状ではなく、両端に刃が付いている。かなりの刃太であり、召喚の際に地面から飛び出すのを利用して敵の攻撃を防ぐこともやっていた。
一方で基本武装はなく、アニメでも肉弾戦で戦っていた時もあった。
必殺技は光エネルギーを翼に集めて高熱火炎を放つ『グロリアスバースト』、輝く翼で薙ぎ払う『シャイニングブラスト』。通常技は光の力を込めた拳を振り下ろすシャインハンマー、またはジオグレイソード。余談だが、ジオグレイソードはアニメ版だと何故か折れやすく、「スグオレルソード」とネタにされてしまっていた(初使用の第33話では聖槍グラムに匹敵するギガスティックランスが掠めても折れなかったのにどうしてこうなった)。
アナザーミッションでは光弾を放つ「スパークルシュート」、翼からビームを放つ「コロナスプラッシュ」を使用。
実は必殺技の観点から見ても歴代グレイモン系の中でも異質であり、これまでは「ガイア」と名前の付く技を持っていた、あるいは龍脈の力を操っていたりと大地に関する技を使っていたのだが、このシャイングレイモンはそのどれでもない太陽や光をエネルギーにした技が多いのである(太陽を図案化した「勇気の紋章」はアグモンに度々結び付けられていたにもかかわらず、大地に関連した技ばかり使っていた歴代の方が異質だったと言えるが)。
『デジモンセイバーズ』〜『デジモンストーリーサンバースト&ムーンライト』までの作品ではウォーグレイモンを差し置いてアグモンの究極体の代表格として扱われていたが、『デジモンアドベンチャー』が再びピックアップされるようになると再びウォーグレイモンに譲り複数ある究極体の一つとして扱われるようになった(アニメ主人公デジモンかつアグモンの進化先にいるため出番そのものはそれでも多め)。
デジモンカードゲームにて
ブースター2にて参戦。黄の味方テイマーを全員レストさせてレストしたテイマー1人ごとに相手のデジモンのDPをマイナスするとかそのテイマー1人につきDPが上がるというブースター2の究極体の中でも強い性能を持っていたため環境デッキになるほどに流行。
テイマーを並べるだけ得だったこともあり長いことデッキとしては続いたが、同種のテイマーを使用するデッキと言えるジェットシルフィーモンを中心とした黄ハイブリッドの登場(共存できなくもなかったが)、テイマーを並べることでデクスモンが出やすくなってしまうデメリットになったことやテイマーを除去するデッキが環境に登場したことなどで減少していった。
他にもBT4やST7にはアグモングレイモン系統が多い赤で登場。
アニメ弾とも言えるBT12では赤黄の混色として登場。その後の亜種デジモンといえるEX4ではルインモード、セイバーズをメインにしたBT13ではバーストモードが登場予定。
アニメにて
アニメではセイバーズ版のアグモンに、デジソウルチャージ・オーバードライブを行うことで一気にワープして進化した姿。進化後は、大人っぽく落ち着いた雰囲気になる。時には大を諭すような場面も見られた。中の人のおかげで、かなりのイケボになっている。
初登場は第28話であり、この時は大らが感情の昂りで発生させたデジソウルがライズグレイモンに宿り、デジソウルで構成されたオーラ体として権限。グロリアスバーストを放ち、バイオサンダーバーモンを撤退に追い込んだ。続く第29話で大たちがパートナーデジモンたちを助けたいと思って生じたデジソウルで正式に進化を遂げた。
劇場版での進化は巨大化していくデジタマから孵化するという特殊なものになっていた。
アグモンがこの姿へと進化を遂げたのは兄貴の影響を受けた結果なのか、アグモン系統の究極体で「純粋に拳で戦う」、「パートナーを拳に乗せられる」のはシャイングレイモンだけである。
上記の特徴故に兄貴のお立ち台としても有名であり(一部俗称「アシバグレイモン」)、この構図が取れるのは歴代究極体のグレイモンでも彼のみ。
総じて、兄貴の相棒にふさわしいパートナーデジモンと言えよう。
世界観の違いもあるが、歴代の主人公の通常進化でもぶっちぎりの巨躯を誇る(この世界では、たとえばウォーグレイモンやデュークモンなども凄まじくデカい)。ただし、後年の作品における、局を超えたまさかのクロスオーバーでは、初代主人公のウォーグレイモンと比較するためにかなり小型になっている。同時に、ウォーグレイモンもTV上でのイメージよりも若干だが大型化している(「ぼくらのウォーゲーム」オメガモンになる直前に巨大化するほどではないかもしれない)。
- そもそも、原作のゲームで身体の大きさなどのデータはなく、デジモンはデータの塊つまり容量が体積そのものなので、究極体に近づくほど体が大きくて何ら不思議ではないのだが、過去作の同種と比べると文字通り巨人と小人である。
- また、劇場版などを含めればたとえばオメガモンなんかも、冗談抜きで人が蟻に見えるほど巨大化している場合もあるので、こういうのも全部合わせれば、何だかんだ自然な対比になる。
- ちなみに若干小型になっていたのは太一との共闘のときであり、歴代キャラが登場した78話および79話ではインペリアルドラモン ファイターモードより一回り小さい程度まで巨大化(セイバーズ基準だとこれでも小さいと思える大きさの時もあるが)している。オメガモン、デュークモン、スサノオモンと比べてみるとその差は歴然である。
また、歴代デジモンアニメの主人公デジモンは合体して最終形態に至るのが通例だが、シャイングレイモンのみ合体を一度も経験せずに最終形態に至っている。
デジモンゴーストゲームでガンマモン系譜はアニメでこそ合体形態を披露しなかったが、設定上はプロキシマモンが存在するのでやはりシャイングレイモンが唯一であると言える。
- "ウォーグレイモン"+メタルガルルモン=オメガモン(デジモンアドベンチャー)
- "インペリアルドラモン"+オメガモン=インペリアルドラモン:パラディンモード(デジモンアドベンチャー02)
- "デュークモン"+グラニ=デュークモン:クリムゾンモード(デジモンテイマーズ)
- "カイゼルグレイモン"+マグナガルルモン=スサノオモン他(デジモンフロンティア)
- "アルファモン"+オウリュウモン=アルファモン王竜剣(DIGITAL_MONSTER_X-evolution)※本作では事実上のモードチェンジ扱い
- "オメガシャウトモン"+ジークグレイモン+クロスハート主要メンバー=シャウトモンX7他(デジモンクロスウォーズ)
- "アレスタードラモン:スペリオルモード"+ブレイブスナッチャー=クロスアップアレスタードラモン:スペリオルモード(")
- "ブリッツグレイモン"+クーレスガルルモン=オメガモンAlter-S(デジモンアドベンチャー:)
シャイングレイモン:バーストモード
世代 | 究極体 |
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属性 | ワクチン |
タイプ | 光竜型 |
必殺技 | コロナブレイズソード、ファイナルシャイニングバースト、トリッドヴァイス、シャイニングブラスト、グロリアスバースト |
所属 | ドラゴンズロア、ネイチャースピリッツ |
シャイングレイモンが限界を越えた力を発揮した姿。火炎で出来た剣と盾を武器に戦う。
ボディが真っ赤に染まり、背中のウイングからは炎の羽が飛び出している。エネルギーは太陽に匹敵するらしい。
シャイングレイモン:ルインモード
世代 | 究極体 |
---|---|
属性 | ワクチン |
タイプ | 光竜型 |
必殺技 | グロリアスバースト、シャイニングブラスト、トリッドヴァイス、ファイナルシャイニングバースト |
所属 | ドラゴンズロア |
セイバーズ版の暗黒進化。究極体の暗黒進化はこれが初となる。
こんな禍々しい姿をしているが、ワクチン種のままである。
亜種
ドットシャイングレイモン
デジモンストーリーサンバーストで追加された亜種。姿形はキーチェーンゲームを思わせるドット絵だが、デジヴァイスicなどで見られるドット絵とは違ったデザインとなっている。
サンバースト時点での必殺技は虹色の光球を放つ「オメガレインボーフォース」とオリジナルと同様の「グロリアスバースト」、ロストエボリューションでは新たにドットアグモンのレインボーフレアの強化版「オメガレインボーフレア」を習得した。
サンバーストではパスワード入力さえすれば、序盤で仲間に出来てしまう為、ストーリーが楽々進んでしまう。
その後の活躍
デジモンクルセイダー
「目覚めよベルフェモンを倒せ」に登場。
セイバーズのオマージュエピソードで(というか展開はほぼ同じ)、バーストモードに覚醒するも、姿は原種と全く同じであったり、ロゼモンに「倉田って、誰?」(あくまでもセイバーズの個体とは無関係な為)と言われるなどツッコミどころ満載なイベントとなっていた。
デジモンリンクス
原種の他、金色をベースにかなり暗めの配色になったシャイングレイモン(変異)が登場する。
デジモンリアライズ
過去にベルフェモンを倒して封印した事があるというセイバーズを彷彿とさせる設定で登場。
「激突戦!シャイングレイモン」にてミチや主人公と出会い、彼らと特訓を行った。
「激突戦!ベルフェモンSM」/「激突戦!ベルフェモンRM」ではラセンモン、エンジェウーモンに進化できるようになったエリスモンとプロットモンに再会。自らもバーストモードに変化してスパイラル軍団と封印から目覚めたベルフェモンを相手に激闘を繰り広げ、再封印した。
進化
進化ルート
その他の進化元
- ウイングドラモン/グラウンドラモン(DM02-095)
- ガーベモン/ホエーモン/マッハガオガモン/ライラモン(デジヴァイスic)
- クレシェモン(Dα-404)
- ジオグレイモン/シャウジンモン/チィリンモン/マンモン/メガシードラモン/ヤタガラモン(デジヴァイスバースト)
- スカルグレイモン(デジモンワールド リ:デジタイズ デコード)
- デュラモン(デジモンペンデュラムZⅡ)
- ホーリーエンジェモン(DM-139)
- メガログラウモン(DM-173)
- メタルグレイモン(Dα-322)
その他の進化元(バーストモード)
- アポロモン+シャイングレイモン(デジモン新世紀)
- シャイングレイモン+インペリアルドラモンDMorデュークモン(デジモンストーリーサンバースト&ムーンライト)
- ジャンボガメモン(デジヴァイスバースト)
- ミラージュガオガモン(デジモンワールド-next0rder-)
その他の進化元(ルインモード)
デジクロス
デジクロス元
- アグニモン+マスターティラノモン+ライズグレイモン(デジモンストーリー超クロスウォーズ)
- ドンドコモン+シャウトモン(デジモンミニ シャウトモンレッド)
デジクロス元(バーストモード)
- コロモン~シャイングレイモンまでのアグモン系譜+クロノモンHM(デジモンストーリー超クロスウォーズ)
デジクロス元(ルインモード)
デジクロス先
- スーツェーモン(デジモンストーリー超クロスウォーズ)※ホウオウモン、バードラモン、クロノモンHMと合体
- デュークモン:クリムゾンモード(デジモンストーリー超クロスウォーズ)※デュークモン、オファニモン、ヴァーミリモンと合体
余談
- 歴代でも珍しい、「第1話からいるメインの面子の初進化が同時」というシチュエーションであるが、作画のミスなのか尻尾がない場面もあった。
- 丸みを帯びたデザイン、鶏冠や模様、パンチを前提とした腕、マスク然とした口元、赤や黄色を基調とした派手なカラーリング、前述の巨大さ、パンチを主体とした攻撃、武器の召喚、必殺技の雰囲気などから、良く「ウルトラマンっぽい」と言われる。あっちは「光の巨人/巨神」でこちらは「光の巨龍」であり、イメージ的にもばっちりかぶっているので全く問題ない。だれうま。ちなみに劇場版では、敵さん(アルゴモン)のイメージも相まってエヴァンゲリオン的な印象を持たれることも(通常モードがエヴァっぽく、バーストモードがウルトラマンっぽい)。
- 初のバーストモード進化時のバンチョーレオモンはカイセツレオモンと呼ばれることも(カイゼル○○モンと語呂が似ている)。
- グレイモン系列が登場すると望まれるシャイングレイモンから誕生するオメガモンは登場しなかった(同期のビクトリーグレイモンも同様)。カードゲームαには「ウォーグレイモン」としても扱う効果が記載されたカードも存在し、同じくメタルガルルモンとしても扱える「ミラージュガオガモン」と組み合わせてオメガモンに進化させることはできた。また、グレイモンとガルルモン系統のデジモンという事なのかnext0rderではジョグレスして、リアライズではシャイングレイモンからそのままオメガモンズワルトDEFEATに進化する(デザイン的なつながりは全くない)。
関連イラスト
関連項目
カイゼルグレイモン・ビクトリーグレイモン:同じく大剣を手にして戦うグレイモン系統の究極体(相当)デジモン
ストライクフリーダムガンダム:パイロットが大と声優が同じで、翼がシャイングレイモンの機械の酷似していると視聴者にいわれている。
ヴリトラモン:グレイモン関連種では近いフォルムをしている。よく比較されるウォーグレイモンは人型に近いが、ヴリトラモンにも対になる人型のアグニモンがいる。