概要
レベル | 究極体 |
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タイプ | 獣人型 |
属性 | ワクチン |
必殺技 | 獅子羅王漸、フラッシュバンチョーパンチ |
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
自分の信じる「正義」にのみ忠実に生きる獣人型デジモン。熾烈な強豪との戦いに心を「折られる」ことなく勝利しつづけたデジモンのみ「バンチョー」の称号を獲得できると言われており、デジタルワールド観測史上、この称号を持つデジモンは5体しか確認されていない。
自身の「正義」のみが仕える主であり、その「正義」の障害となるものであれば、ロイヤルナイツや3大天使といった存在ですら「悪」として認識し、排除すべき敵となる。肩から羽織っている「GAKU-RAN(ガク-ラン)」は、敵の物理攻撃を89.9%無効化する防御機能が備わっている。
必殺技は、自慢の短刀「男魂」から繰り出す『獅子羅王漸(ししらおうざん)』と、極限まで研ぎ澄ました気合を拳にのせて放つ『フラッシュバンチョーパンチ』。
メディアでの活躍
デジモンセイバーズ
※この先は『デジモンセイバーズ』本編終盤のネタバレを含みます。
「なかなかのパンチだ。しかし、拳ばかりが『力』ではない…力とは、『強き心』と『不屈の勇気』に宿るもの!」
CV:竹本英史
突如大門大とアグモンらDATS実働メンバーの前に現れた謎の究極体デジモン。
その正体は大の父・大門英のパートナーデジモン(何気にマリンエンジェモンに続くデフォルトの姿が究極体であるパートナーである)。
己の素性は明かさないまま、子供たちのデジヴァイスiCをデジヴァイスバーストへ進化させるように導き、究極進化への足がかりを作った。
彼が大らの修行に使ったあばら家『デジソウル道場』には掛け軸や神棚があるなどかなりの和風趣味であり、大らの特訓相手は倒れても立ち上がる木偶人形が務め、大らの迸り出たデジソウルによってあばら家は吹き飛んでしまった(ちなみに淑乃は肉弾戦に縁がないために特訓に参加しておらず、ぶっつけ本番でデジソウルを滾らせた)。
かつてイグドラシルを探していて放浪していた英が、バンチョーレオモンのテリトリーに入った際に「神と番長、どっちが偉い?」と問いかけつつ拳を交え、友情を育んだ。
戦闘力は高く、メルクリモンが苦戦したギズモンXT数体をワンパンできるほど。
その後は英のイグドラシル探しの旅に同行し、ロイヤルナイツのクレニアムモンと出会い、イグドラシルの存在を確信する。
戦いの後にイグドラシルと遭遇するが、倉田明宏の暴挙により怒ったイグドラシルは英を投獄し、バンチョーレオモンも手が出せない状況になってしまう。
その後、イグドラシルは人間を見限り、命懸けで人間を信じるよう訴えた英を約束通り処刑。しかしその処刑の際に乱入し、一芝居打って自ら介錯したように見せかけ、英の命を自身の身体に宿した。
だがそれをイグドラシルにあっさり見破られ、英の身体を人質にされたため、素性を明かさないまま大達をサポートする立場となった(「俺様と拳を交えるには100万と35年早い」と大門英の年齢を示唆する発言をするなど登場当初から伏線は敷かれている)。
ちなみにバーストモードとしての姿は全身が炎のようなオーラに包まれ、鬣が黄金に染まり、逆立ったデザインになっている。
漢の美学に基づいて生きており、仲間であろうが漢の美学を第一に考える。例えば英がイグドラシルによって投獄され、人間界への侵攻を自らの命と引き換えに思い留まらせた後、倉田を止めるためイグドラシルに釈放して欲しいと願った際、バンチョーレオモンはイグドラシル側の主張を支持(自分の命をかけて人間を信じるよう進言した以上、約束を反故にすることになる)し、「漢の約束は果たされなければならない」と英を諌めた。しかし釈放を諦めた英が息子の名前を何度も呼ぶ姿を見た際は、流石に苦渋の表情を浮かべていた。
劇中に登場するバンチョーレオモンは、英とバンチョーレオモンの二つの命が宿っているが、普段はどちらの意思で会話しているか不明瞭。その口振りや、命を受け取った直後の脳内における会話シーンから、双方の人格が状況に応じて交互に出ているように描かれている。
最後はイグドラシルを倒すため、英の身体を乗っ取ったイグドラシルを拘束、自分ごとシャイングレイモンの必殺技で貫かれて消滅した。
最終回で大門英は蘇ったが、バンチョーレオモンがどうなったかは不明。少なくともギズモンに倒されたわけではないので、記憶をリセットされたうえでデジタマに戻っている可能性が高い。
デジモンクロスウォーズ
EDコーナー「デジモンデータコレクション」で登場したが、本編には未登場。
余談
デジモンセイバーズのデジモンは意図的に総じてサイズを巨大にしてあり、究極体に至っては人型のロゼモンすらかなりの身長になっている。
しかしバンチョーレオモンは、作中では珍しく人間の大人程度の身長程度しかない究極体である。そのため、怪獣レベルのサイズがゴロゴロしているロイヤルナイツの処刑に乗り込むシーンでは、サイズ的に非常に浮いていた。
視聴者からはカイセツレオモンとの愛称(?)で呼ばれることもある(ここを参照)。