概要
レベル | 究極体 |
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タイプ | 聖騎士型 |
属性 | ワクチン |
必殺技 | エンドワルツ、ゴッドブレス |
外見はウィルス種のデジモンと思われるが、ワクチン種のデジモン。
「デジモンワールドX」に登場した敵キャラXウィルスの一個体「メカローグX」に姿がそっくりだが、現在も関連性は謎のまま。
名前の由来は、英語で頭蓋骨を意味する「クレニアム」。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
ロイヤルナイツの中で最も礼節をわきまえたデジモン。完璧主義者であり、イグドラシルの指令に対しての任務達成率はロイヤルナイツデジモンの中でも一二を争うほどである。
敵と戦うときは常に一騎打ちで打ち破ることが彼のポリシーであり、敵が強敵であればあるほど彼の悦びは至上のものとなる。クレニアムモンの鎧はイグドラシルからコード操作されており、ブラックデジゾイド化している。彼自身が鎧のデータにアクセスすることで、武器や楯を鎧から生み出すことが可能になっている。
必殺技は、魔槍「クラウ・ソラス」を高速回転させることで、超音速の衝撃波(ソニックウェーブ)を放つ『エンド・ワルツ』。この技を受けた者は、衝撃波により全てのデータが粉砕されるまで、「踊り」続ける。また、魔楯「アヴァロン」は鉄壁の全方位防御『ゴッドブレス』を発動し、3秒間だけどんな攻撃も無効化することができる。
活躍
デジモンセイバーズ
CV:神谷浩史
『セイバーズ』に登場するロイヤルナイツの中でも重要な立ち位置として物語に関わる。イグドラシルに通じる道を守護する役割を担っていた。
人間界に対する攻撃には慎重になっていたが、イグドラシルの意志を汲み取り、決定に従う。
英のデジモンと人間は友情を育む事ができるという主張や、バンチョーレオモンに憎しみの連鎖を断てと言われた際には頭ごなしに否定する事はなかったものの、デジモン側の憎しみが消える事はないと主張し、大切な仲間を奪われたデジモン達にそれが言えるのか?と問い返しているなど本心は非情ではない。むしろバンチョーレオモンとは違った形の義の男なのである(デジモンに性別はないけど)。
これまで目立った苦戦がなかったシャイングレイモン:バーストモードを単騎で追い詰めただけでなく、4体集合したバーストモードの攻撃を捌ける程に戦闘力は高く、あの『ロイヤルナイツの守りの要』と称されるマグナモンが「最強の槍と盾を持つ者」と評し、信頼を置かれている。
自身と武器の能力を振るい、幾度も大門大達を苦しめるが、自らが持つ槍「クラウ・ソラス』を受け止められた上にバーストモードの連続攻撃で亀裂が生じていた「アヴァロン」が大の拳で砕かれると潔く敗北を悟り、イグドラシルの住まう情報樹への道を開けた。
バンチョーレオモンとは友人関係にあり、大達との戦いの後に人間界へ赴いて、知香とガルダモンに英がバンチョーレオモンだと言うことを説明し、バンチョーレオモンの代わりに人間界とデジタルワールドを支える。オメガモンらもそれに続き、最悪の事態は回避された。
全てが終わった後は大を真の救世主と認めて帰還した。
以降のシリーズでも任務とあらば非情になるが、基本的には良心的な一面を持ったロイヤルナイツとして描かれる事が多くなる。
本作でクレニアムモンを演じた神谷氏は、前作『デジモンフロンティア』で源輝二を演じていた。また、『セイバーズ』への出演する半年程度前には交通事故で一時期生死の境を彷徨っていたため、新レギュラーへの抜擢はファンから驚きの声をもって迎えられた。
デジモンストーリーサイバースルゥース及びハッカーズメモリー
CV:堀之紀
自分達デジモンのエネルギー・デジタルウェイブの供給源である、デジタルラインを守護している。
『デジモンセイバーズ』と同様に、イグドラシルの意を汲み取って行動している為、『デジモンストーリーサイバースルゥース』では単純な敵役でしかないが、主人公達によって倒された後、人間の不可思議さを受け入れつつも、「自身の敗北は『イグドラシルへの絶対の忠誠を誓いながらも、イグドラシルに僅かな疑念を持ってしまった』事(要約)」と、何処か違和感に満ちた言葉を残し消滅する。
続編の『ハッカーズメモリー』では、見知らぬデジモンの提案を受け入れて、人間と協力するシーンが見られる等、人間への敵愾心を持つも最低限のTPOを弁えている。
但し、そのイベントが終了後に、全ての元凶の影響を受けてしまい、サイバースルゥースの事態に陥ってしまった。
なお、上記の通りクレニアムモンの言動が、自身も気付かぬ内に元凶に汚染された、半ば望まぬ行為だったのは、恐らくはセイバーズの変則的なオマージュではないかと思われる。
デジモンストーリー超クロスウォーズ
ロストスペース南にあるエネミーBOXに出現。
非常に防御力が高く、攻撃を限界まで育てあげたデジモンの弱点攻撃ですらも少しのダメージしか与えられず、防御バフを張られれば1ダメージしか入らない無敵の要塞と化す。
派生
クレニアムモン(X抗体)
レベル | 究極体 |
---|---|
タイプ | 聖騎士型 |
属性 | ワクチン |
必殺技 | グランドグリーズル、ヒャズニング・ワルツ |
全身のブラックデジゾイドは更に頑強になり、並大抵の攻撃では傷を負わせるどころか攻撃した側にダメージを負わせる。また最強の魔楯「アヴァロン」を背に仕舞っているのは自分に使う必要がないという自信の表れである。
必殺技は、両腕のブレードを外してトマホークとして投げる『グランドグリーズル』。そして、魔槍「クラウ・ソラス」を変形させた「究極戦十剣ダインスレイヴ」を光の速さで回転させ、周囲3キロメートルの目標物を灰燼と化す『ヒャズニング・ワルツ』。その技を見た者は「攻撃された」という自覚すらないままデータの塵に変わってしまうという。
(以上、デジモンウェブ「デジモン図鑑」より)
余談
のちに骸骨と騎士を組み合わせたデジモンとしてスカルナイトモンとダークナイトモンが登場しているが、これらから進化できるかどうかは不明(仮にこれで進化ルートを作った場合、綺麗に世代が揃うが、そもそもスカルナイトモン系とクレニアムモンは性格や属性が全く違う。とはいえ、新デジカにおけるカードの色が黒という共通点はあるので、進化元にダークナイトモンを据えること自体はできる)。
Xなどの公式設定でも防御力を強調されており、ロイヤルナイツの守りの要と評されるマグナモンと役割が被っているように見えるが、実際はマグナモンを覆うゴールドデジゾイドはファンロン鉱に近いとされている為、防御力ではやはりマグナモンが右に出る。
ただしアニメでは総合的な描写としてはクレニアムモンの方が防御力が上回っている描写がされている。
進化ルートの一例
完璧主義的かつ効率的な性格からなのか機械系であるハグルモンの究極体となっている(決してこれではないはず…)。
この他にも予想通りであるナイトモンやシルフィーモン(Bo-1163)、ミスティモンやマンモン(Dα-467)からも進化する。