大門英
だいもんすぐる
デジヴァイス | 黄 |
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パートナーデジモン | バンチョーレオモン |
CV(担当声優) | 郷田ほづみ |
基本情報
デジモンのような人知を超えた生き物について研究している(と思われる)超生物学者。
本作の主人公・大門大の父親にして本作のキーパーソンであり、作中の様々な事象に関わっている。
年齢は不明だが推定30代から40代前半と思われる。
デジタルワールドに飛ばされてしまった学者仲間である野口憲治と美鈴の息子・(イクト)を探すため、デジタルワールド探検隊の一員としてダイブする(当時のメンバーは、後のDATSの隊長となる神奈川県警刑事の薩摩廉太郎、同じくDATSの所長になる神奈川県警特捜隊所属の警部補の湯島浩、前述した超空間研究者の野口夫妻、英の助手で後にデジモン事件の発端を起こした倉田明宏の6人)。
学者らしく探究心や好奇心は人一倍あるが、それより何より目を見張るのはその戦闘能力である。当時、大が究極体をぶん殴ったことで仲間達がびっくりするレベルだったのにもかかわらず、英は初登場の回想の時点で数十倍の体躯を持つ究極体と戦っている。その際はサーベルレオモンを殴り飛ばし、メルクリモンの巨大な拳に自分の拳をぶつけて受け止めるという場面を見せている。というか劇中ではその対戦相手のほとんどが究極体である。
あげく枯れた大地をぶん殴って地下水を湧き出させて英雄扱いされてしまう。お前のような学者がいるか。
この為、超生物学者の肩書きは超生物の研究者と言うより、(肉体が)超生物な学者、あるいは超生物・GAKUSYAという意味なのだとファンから解釈される事もしばしば。
この際、探検隊の他の仲間を現実世界に戻すため、一人デジタルワールドに残る。しかしメルクリモンと友情を育み、デジモンと人は分かり合えるという信念の元、デジタルワールドの神であるイグドラシルを探す旅に出る。旅の途中に困っているデジモンがいればその腕力で助けており、これが後に聖なる都の勢力と大一行の和解に繋がった。
パートナーとの出会い
旅の最中、バンチョーレオモンと出会い、拳を交えた上で意気投合し、パートナー関係を結ぶ。
その末にイグドラシルと対面するが、その直後に自身の助手であった倉田がデジタルワールドで破壊工作を行ったため、報復として投獄されてしまう。
投獄の最中も必死に共存を訴えたが、DATSが倉田の暴挙を未然に防げなかったため失敗、ロイヤルナイツの手によって処刑されることになってしまう。
処刑の最中、「死にたくない、息子を一人前の男にするまでは死ぬわけには行かない」と生への執着を見せたが聞き入れられず、乱入したバンチョーレオモンに友として介錯される。
しかしそれはイグドラシルを欺くための策であり、バンチョーレオモンの「俺に命を託せ」という案に同意し、彼の中に自分の意識を宿す。
だがその策はイグドラシルに見破られており、死んだ英の身体を乗っ取られ、人質にされてしまう。
その後は謎のデジモン・バンチョーレオモンとして大を陰ながら支えることになるが、最終決戦で自らの正体を明かし、イグドラシルを倒すために犠牲となった。
決戦後、大の戦いから人間に可能性を見出したのか、イグドラシルの采配で命を与えられ、本当の意味で大門英として蘇り、永らくぶりに家族と再会した(妹の知香に至っては物心が付いておらず、ほとんど初対面であった)。
大が、閉鎖されるデジタルワールドにデジモン達と一緒に行くと言い出した時は、反対するどころか武者修行と考えて快く送り出している。
数年後のシーンでは、家で愛妻・大門小百合とともにくつろいでいるシーンが描かれている。
バンチョーレオモンとしての退場シーンは、『機動武闘伝Gガンダム』におけるシュバルツ・ブルーダーの退場シーンと酷似している。
このことをファンに指摘されたシリーズ構成・当該回の脚本を担当した山口亮太(シュバルツの回も山口の担当)は言われて初めて気づいたといい、「自分の引き出しが少ないせい」と自虐して返答している。