概要
CV:釘宮理恵
自らをデジモンと名乗る10才の少年。ファルコモンのパートナー。
元デジタルワールド探検隊の野口夫妻の息子。赤ん坊の頃にデジタルゲートに吸い込まれ、デジタルワールドにてファルコモンと共にユキダルモンによって育てられた。そのため自分のことをデジモンだと思っていた。古典的なネイティブアメリカンのような口調で話し、ブーメランを武器としている。
過去に何度も謎の病原体に感染した事があり、その度にユキダルモンが人間の残したワクチンを投与して治していた。
倉田軍団によるギズモンによってユキダルモンを殺され、人間に対して強い敵意を抱くようになり、デジモンたちを守るべく、デジタルワールドにやって来た大たちとも敵対したが、ジュレイモンの警告そっちのけでDATSメンバーとバトルに発展するなど人間を排除する為なら、周囲の被害を顧みない視野の狭い所があった(10歳の少年、それも野生児にそこまでの視野を要求するのは酷というものだが)。
しかし、メルクリモンとの戦いに巻き込まれて気を失い、大らに現実世界に連れてこられた。
久々に訪れた現実世界に興味を示したり(テレビのあるなしについて大と張り合っており、『ファルコモンは(テレビが)得意だ』だの『あんなのメルクリモン100個ぐらい持ってる』などの迷言を残している)、車に慣れていないせいか、乗り物酔いを起こしたことも。ちなみに、現実世界で初めて食した食べ物はサービスエリアで購入したホットドッグである。
本性を現したゴツモンに『デジタルワールドにはイクトは不要、それこそがデジモン達の総意』と言われ、自分が人間であるという真実を突き付けられただけでなく、実の母親との出会いにより、人間である自分とデジモンとしての自分との間で悩むようになるが、大門大が身元引受人を買って出ており、そこで居候生活を始める事に。
ゴツモンの策略で1度はメルクリモンと仲違いしかけた際は、人間は悪い奴ではないということを知らせ、メルクリモンの死後はメンバーの最年少として正式に大達の仲間となった。幼い頃に育ての親を失った反動からか、まだ甘えん坊な所が残っており、小百合をユキダルモンと勘違いした事も。
なお、当初からデジヴァイスicを所有しており、ファルコモンを進化させる際は他のテイマーと違い掛け声を言わなかった。しかし仲間になってからは他のメンバーを真似てか彼も「デジソウルチャージ!」と叫ぶように。
第26話の日本のDATS解散では大達3人は記憶処理を受けて、自分は関係者として白川と黒﨑同様DATSの施設に監禁されるが、後に彼女達と脱走する。
37話でファルコモンを究極体レイヴモンに進化させているが、43話でデジヴァイスバーストに変更されるまでの37話〜43話期間中は仲間を守りたいと言う純粋な気持ちからデジソウルを使用して居た為、デジヴァイスicは大達の様に壊れる事無く計4回、究極進化させている。
これに付いては薩摩もデジヴァイスバーストを使用変更せず、デジヴァイスicでクダモンを究極進化させて居た事から玩具で言う201・202型、大達のデジヴァイスic(大達のicは101・102型)より新型デヴァイスだったと思われる。
全てが終わった後、デジタルワールドで新しい世界を築こうと試みるも、ファルコモンによって「せっかく本当の家族に会えたんだから残るべきだ」と諭され、泣く泣く別れを告げることとなった。その5年後には大の妹の大門知香と中学校へ進学。顔のペイントもなくなっている。
家族構成
- 野口憲治(父)/野口美鈴(母)/野口ルカ(妹)
超空間研究の第一人者である研究者夫妻で、実験中に開いたデジタルゲートにイクトが吸い込まれ、捜索のためにデジタルワールド探検隊に参加したが、見つかったのは揺り籠と彼が大事にしていたロボットのおもちゃだけであり、あまりのショックに美鈴は心を病んでしまった。その為、憲治は当初はイクトとの面会を拒否していた。
それから10年の歳月が経ち、妹のルカが生まれ、美鈴の心は癒えたものの、ある日、ロボットのおもちゃを媒介にハグルモンが出現。ダークネスギアで暴走したロボットのおもちゃに美鈴が捕らわれるが、イクトによって救助された。しかし、この一件で美鈴は国家機密法違反容疑を掛けられてしまい、再び両親とイクトは引き離されてしまった。
その後、デジタルゲート展開技術を狙った倉田軍団によってホテルに軟禁されていたが、大たちに救出された。
イクトを二度と失いたくないという思いから、倉田に滅ぼされようとしているデジタルワールドを救うためにデジタルゲートを開いて欲しいという頼みを断ったが、イクトの意思を尊重し、デジタルゲートを開いた。
なお、容姿は母親似らしく、ファルコモンも一目見ただけでイクトの母親だとわかったほどである。