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※以下、星のカービィWii/星のカービィWiiデラックスネタバレ注意!


概要編集

ハルカンドラの古代の人々が遺した「無限の力を秘めている」とされる強大な力を持つ秘宝であり、守護神ランディアによって守られていた。

その力を欲したマホロアローアを用いて奪取を目論むも失敗、カービィをも利用した作戦で遂にランディアから奪取する事に成功している。


カービィ詰め2堕ちた異界の守護竜

マホロアソウルアナザーランディアのように王冠の力に魅入られ飲み込まれてしまうと、被った者を禍々しいものへ変化させる。


残された謎編集

マホロアがスーパー能力で敗れた際に王冠の力が強まり、マホロアはさらに異形と化していく。

この形態の時点で既に口と思わしき部分に赤い何かがが薄らと見えている。強化版であるマホロアソウルにおいては、くっきり映るそれは赤い瞳を持つ何者かの干渉を妙実に物語っている。


プププ大全集の設定画の時点ではより生物らしいものとして考えられており、マホロアを乗っ取った後のデザイン案では怪しげな笑みを浮かべているように見えるよう描かれている。


またエンデ・ニルの攻撃の一部にマスタークラウンと思われるデザインが存在しているが、2024年現在、その関連は公式で明言されていない。


余談編集

漫画作品「デデデでプププなものがたり」には18巻にてマスタークラウンに似た性質のアイテム「魔法の指輪」が登場する。

デデデから依頼を受けたマドゥーが制作したもので、あらゆる欲望を叶える力を持つ。宇宙征服も夢ではないと豪語するほど。

ただし身に着けると指輪に意識を支配されてしまうため、セコい願いばかり叶えたり、やたらとラーメンが食べたくなったり、他者に対して攻撃的になるなどリスクも大きい。顔つきや言動も負の感情が大きく出ている。

劇中ではカービィとデデデがこの被害に遭ってしまい、結局危険なものということで封印されることとなった。

なお、これを制作したマドゥーはマホロアと同じく魔術師をコンセプトとしたキャラクターである。


また3巻には「ドラゴンの涙」と呼ばれる秘宝が登場している。由来などは一切不明だが名前からしてドラゴンが関係した秘宝であることが窺える。


関連タグ編集

星のカービィWii ランディア マホロア アナザーランディア


























ここから先は星のカービィWiiデラックス追加モードの重大なネタバレとなっております。ネタバレを避けたい方や未クリアの方は閲覧を控えることをお勧めします。






























以下、全てがネタバレです。

こうかいしませんね?


▶︎はい(下へスクロール)

いいえ(上へスクロール)






























































赤き実の 宿り木となり よみがえった 支配の冠

マスタークラウン。力とともに 手にした者の

心に潜む闇をも ぞうふくさせ、憎悪にそめる

という。数多の国や 世界を巡り続け、ついには

滅亡を呼ぶ、王なき樹冠と…化したのだ!


(太字部分は本来赤文字)


王亡き樹冠のミストルティン

星のカービィWiiデラックスの追加モード「マホロアエピローグ」において、何とまさかのラスボスとして再登場。

実は本モードのOPにて、完全に破壊できておらずマホロアと共にクラウンのカケラがアナザーディメンションに飛ばされていたのだ。


これまでも曰くつきの品であることは幾度も指摘されてきたが、この説明文を以って危険性の大きさが改めてそして具体的に明示された。

いわば「支配者の冠」ではなく「支配する冠」と言うべきか(実際、マスタークラウンをかぶったマホロアをよく見てみれば分かるが、被っていると言うよりも寧ろ王冠がマホロアの頭を鷲掴みにしているようにも見える)。


また、台詞付きになったカービィシリーズではキャラクターごとに台詞のフォントが統一されているという小ネタがあるのだが、マホロアは元の姿とマスタークラウンを被って変身した後ではフォントが異なる。(詳しくはマホロアのページの「Wiiデラックスで判明した事実」の項へ)


アナザーディメンションを彷徨い、力を取り戻しながら謎の力を秘めた果実のかけらを集めていたマホロアだが、5つのかけらを揃え完成させた果実を、アナザーディメンションに蔓延るエレメンタルボス達やクラウンのカケラを取り込んだスフィアローパーを操っていた、クラウンドローパーが取り込んでしまう。

(今まで苦労して集めたものをかっさらわれてそれが脅威となるのは、ある側面ではストーリー本編の流れにもよく似ている。というか、スペシャルページにて因果応報とまで言われている)

これを撃破して果実を取り戻した……と思った次の瞬間、残ったクラウンのカケラから黒い閃光が迸り、周囲の光景が明らかにポップスターのような星ではない、滅びた文明の都市へと切り替わる(どことなく、ハルカンドラのエッガーエンジンズを彷彿させる)。


そしてそこに現れたのが、大樹に寄生し、翼のような枝を広げた植物の怪物と化したマスタークラウンだった。遂に装備者など必要とせず、単独で破壊を撒き散らす厄災と化したのだ。

こうなってしまえば、もう利用できたものではない。マホロアは生還するため未練を振り切り、あれ程求めていたクラウンの討滅を決意した。


第二形態こそない(クラウンドローパーとの二連戦ではある)ものの、ストーリーモードのボスとは桁違いに強い。

……とはいえ、マホロアを順当に強化して来ていればそこまで苦戦はしない。



使用技編集

括弧内の技名は仮のもの。

  • 異空の根

ディメンションホールから根を伸ばして攻撃する。後半は根を伸ばす数・方向のパターンが増える。根の当たり判定は見た目よりも大きく、ディメンションホールの上側にも当たり判定がある。

基本的に異空の根を攻撃してマスタークラウンにダメージを与える事になる。感覚はセクトニアソウルの「ヴァインヴァインド」に近い。


巨大なジェムリンゴボムを2つ召喚する。ジェムリンゴボムは時間経過で膨らんでいき、最後に爆発する。爆発する前に攻撃すると破壊可能。リンゴにはコンボ判定がある。加えて、ブラックホールやがんばりすいこみで吸い込むことができ、カービィが吸い込むとボムをコピーできる。


  • ダフネの絶叫

前半のみ使用。目からビームを放ち地面全体を薙ぎ払う。焼かれた地面は一瞬間を置いて激しく燃え上がる。ビームはガード不能だが、爆発はガード可能。地面が燃え上がる際には、衝撃音と共にBGMが一瞬小さくなる演出がある。

淵源を巡る英雄・光/闇及びギャラクティックナイトの「レボリューションソード」や星の夢.SoulOSの「ハートフル・ティアーズ」、HR-D3の「ヘビーロボットアイビーム」と同系列。

ダフネとはギリシャ語月桂樹を指す言葉。


  • 双葉の舞

葉を4枚、画面奥からカッターのようにこちらに飛ばす。攻撃では壊せないが、ブラックホールまたはがんばりすいこみで吸い込む事ができ、リーフをコピーできる。

吸い込んでリーフをコピーできる初めての攻撃である。

歴代ソウルボスおなじみの「シューターカッター」と似ている。

双葉は「もろは」と読む。京都の賀茂神社の葵祭で冠に飾られる双葉葵と、その別名「両葉草」が由来か。葉の形も似ている。


  • (ヤドリギの種)

マルクの「シード攻撃」に酷似した技。

緑色の種を4つ地面に撒き、その後着弾した場所からツタが生えてくる。後半は8つに増える。


これ以降は後半から使用。


前半戦で使用した「禁断のマルスプミラ」の強化版。

超巨大なジェムリンゴボムを1つ召喚する。爆発はガード不能である事以外は「禁断のマルスプミラ」と同じ。


  • 憎悪と執念のミストルティン

目からレーザーを全方位に放ち、回転させる。レーザーは画面上部、下部、またはその両方のいずれかを薙ぎ払う。ガード不能。

大本はエンデ・ニル(第3形態)の「巨悪と執念の冠」。技名も意識している。「憎悪と執念」の出典はマホロアソウルのスペシャルページからか。

「回転する全方位レーザー」という共通点のある技は、他にも星誕ニルの「タノシイユメ」やカオス・エフィリス(第2形態)の「プラネタリウム・ドリームツアー」がある。


  • 双葉乱舞

前半戦で使用した「双葉の舞」の強化版。

葉の枚数が8枚に増えている。それ以外は「双葉の舞」と同じ。


  • 双葉円舞

「双葉乱舞」の強化版。

16枚全て飛ばした後、それを上空から降り注がせる。

ガードは可能だが、ガード削りが凄まじく、物凄い勢いで体力が減ってしまう。

ブラックホール、がんばり吸い込みで葉を吸い込んでおくのも手段の一つ。

こちらも大本はソウルおなじみの「スプラッシュラッシュ」及びギャラクティックナイトのエナジーシャワー系列。


  • (異空の下僕)

大型のラーパ、リーパ、ルパのいずれかを合計3体、もしくはレーパーを2体召喚する。


  • 王亡き帰還

瞬間移動で画面から消え、地面に影が見えた後落下してくる。その後、さらに埋まりこむことで地割れを起こし、地面全体にも攻撃を行う。プレス、地割れ共にガード不能。この攻撃の時のみ、マスタークラウンに直接攻撃が可能。なお、巨大な目はプレイヤーの方向を向くようになっている。


決着編集

HPバーを削り切ると戦闘パートは終了するが、マスタークラウンはなおも倒れず咆哮を上げる。

その時、瓦礫に埋まっていた一本の剣に気づいたマホロアは、その剣に全ての魔力を注ぎ込み巨大化させると、マスタークラウンを真っ向から斬り付ける。

王亡き樹冠のミストルティン


本編でのカービィを踏襲したかのような一撃で、大樹ごとマスタークラウンは両断され消滅した。

ちなみに星の夢と同じくこのレバガチャのシーンでスペシャルページの内容が変化する。


キミへの想い

支配の じゅ縛から あの樹を 解きはなち、

この滅亡の れんさを 断ち切るには…

自らの悪事ケジメを つけるには…

コレしかない! 手にした剣に 全魔力をそそぎ、

一・刀・両・断… Pay For One's Sin!


自身にトドメを刺した剣とよく似たそれを、贖罪と後始末のために振り下ろす。

この展開に胸が熱くなったプレイヤーも多いだろう。


この剣は『スターアライズ』でマホロアが使っていたそれと同じデザインであり、カービィの使うそれとは微妙に外見が異なるこれをなぜマホロアが持っているのかという根拠がここで示されたとも言える。


戦闘中には葉の生い茂っている梢が画面外に出ているため気が付きにくいが、一刀両断された際のシルエットは、まるで一つ目を持つ棘の生えた丸い頭部もしくは天使のような輪を持ち翼が生えているかのような状態となっている。


戦闘終了後、祭壇があった場所にディメンションホールが開く。

そこが出口だと思ったマホロアは飛び込んだが、彼が出たのはプププランドではなく…

そして、マホロアのその後は…



戦闘BGM編集

第1形態編集

正式曲名:「王亡き樹冠のミストルティン」

作曲者:安藤浩和


樹冠は樹木の上部、枝や葉の集まった部分を指すが、単純に「樹」と融合した「冠」という意味も込められているのだろう。

ミストルティンヤドリギという植物の事であり、また北欧神話に登場する、ヤドリギを材料とする剣の名前でもある。ヤドリギは「万物に傷つけられない」という加護で保護された光の神バルドルに唯一傷をつけられる存在であったため、ロキの策略に嵌まったバルドルの盲目の弟ヘズによって投げつけられたミストルティンによりバルドルが死亡し、ラグナロクへと至ることになる。


ヤドリギは他の木の枝の中に根を下ろす寄生植物である一方、神話上のミストルティンは非力で弱々しい存在とされている。

果実に寄生し、悍ましき大樹と化したマスタークラウンを指すと同時に、力を大幅に失った状態で異空間に飛ばされたマホロア、及び瓦礫の中に残されていたただの剣によって一刀両断され滅びるという結末まで示した曲名であると言えるだろう。


曲構成は「CROWNED」と「彼方からの旅人マホロア」と「彼方からのおとしもの」、「すくえキングダム!しれんクエスト」を織り交ぜたミックスアレンジで、前半と後半で曲の雰囲気が違う。前作ラスボス戦BGM、「いつしか双星はロッシュ限界へ」に似た雰囲気を纏っている。

また、「すくえキングダム!しれんクエスト」のフレーズが組み込まれていることや、カービィハンターズシリーズのBGMにも使用されているチェンバロを使ったバロック音楽風の曲調から、果実の正体を察したプレイヤーも多いはず。


ちなみに、マホロアエピローグ内にて『エデンの間』というワードが出てくることや、タイトルテーマの曲名が「断罪のマルスプミラ」であることなどから、おそらくモチーフは禁断の果実である。


楽園の果実というと知恵の実を連想するかもしれないが、エレトリックダウターのスペシャルページにて『高い 生命パワーを ひめた、実のカケラ』と記述されているため、「知恵の実」と対になる「生命の実」を表している可能性が高い。

なお、生命の樹を表すとされる「セフィロト」には10(あるいは11)のセフィラがあるとされるが、ちょうど樹冠に位置する最上位のセフィラKeterはそのものずばり「王冠」を意味する。


第2形態編集

正式曲名:「アトシマツ~Pay For One's Sin!~」

作曲者:下岡優希


レバガチャ時のスペシャルページにもある文言「Pay For One's Sin!」は、日本語に訳すと「罪を償え!」となる。

本モードのタイトル画面やステージセレクトのBGM「断罪のマルスプミラ」をベースに、「ウルトラスーパーボスバトル」「この星をかけた魂の戦い」「彼方からの旅人マホロア」「支配してアゲルヨォ」が引用された熱いアレンジ。

「ウルトラスーパーボスバトル」のイントロから始まり、先述の通り植物に寄生繋がりか「この星をかけた魂の戦い」を挟み、「断罪のマルスプミラ」へと移行する。


更なる余談編集

  • ハルカンドラとの関連

マホロアEXのスペシャルページによると、マホロアは元々マスタークラウンを始めとしたハルカンドラの遺産をおとぎ話程度としてでたらめだと認識していたが、ローアを発掘したことにより言い伝えが真実であると悟り、今作の計画を企てたとのこと。


また、上述のスペシャルページの「数多の国や 世界を巡り続け」の部分から、ハルカンドラ製では無いのでは?と解釈するプレイヤーもいる。

ランディアEXのスペシャルページにて『古代の人々が作ったという』とあるが、ハルカンドラの人々が作ったとは明記されていないし、「という」がついている時点で断言ではないため、作ったのではなく何かが王冠の形に変化したか、させられたとも考えられる。マホロアEXのスペシャルページにも『ハルカンドラの秘宝』とされているが、そもそもマホロアは書物やおとぎ話からマスタークラウンのことを知ったことに加え、長い年月を経て事実が改変されて伝わるのは十分に起こりうることであるため、一概に判断しにくいところである(同じ任天堂作品でも秘宝だと思われたものは封印されていた凶悪な怪物だったという展開は前例が多い)。

本編の行動を見るに、マホロアはマスタークラウンが戴いた者を支配する危険な代物だとは知らなかったようであり、マスタークラウンの危険性が後世に伝わっていないことが示唆されている。

スターアライズにて破神エンデ・ニルの攻撃で具現化したり、取り憑いた相手を悪に染める性質を見るに、ハイネス三魔官が信仰する「闇の物質」由来の禁品と捉えることもできる(ハイネスの言葉を信じるなら、ハイネスたち(魔術派)と科学派はかつて交流があったことになるため、ハイネスたちの一族と科学派の共同で作ったもの……とも解釈できる)。

戦闘中の背景がエッガーエンジンズと似ている理由は不明だが、「マスタークラウンの記憶の世界」という考察が出ている。これが事実だとしたらマスタークラウンの暴走が古代ハルカンドラの滅亡の一因という事になる。あくまでエッガーエンジンズに似ているだけで、別の世界の可能性もあるが……。


いずれにせよ、真相が判明したことにより、マスタークラウンを守護していたと思われていたランディアは、実は身を挺してマスタークラウンを抑え込み、全宇宙を守護していたということも判明した。


しかし、一つ疑念が残る。それは何故ハルカンドラ人やランディアはマスタークラウンを破壊しなかったのかだ。ランディアが身を挺してマスタークラウンを抑え込んだとしても、ランディア自身にも完全には制御は出来ておらず、いつか限界が来ることは確実であり、万が一に何者かによって奪われ悪用される可能性もある。もしかしたら、無暗に破壊しようとすると再び暴走する可能性があるか、そうでなくてもマスタークラウンを破壊できない理由があるのかもしれない。

現に欠片の状態でもエレメントを操ってボスたちやクラウンドローパーに果実のかけらを集めさせていたので、破壊しても何らかの形で暗躍・復活してしまうため、封印するしかなかったとも考えられる。


  • 闇を増幅させるアイテム

今作にてマスタークラウンは被った者を支配すると同時に、心の闇を増幅させる恐ろしい品と判明したが、他作品にも心の闇を増幅させる、またはそのように変化させられたアイテムが存在した。


ダークマインドに機能を狂わされたディメンションミラー (鏡の大迷宮トリプルデラックス)

◎ディメンションミラーに似た黒い鏡 (みんなで!カービィハンターズZ)

ドクロ団の首領が手にした謎の杖 (あつめて!カービィ)

ジャマハート (スターアライズ)


これらのアイテムはマスタークラウンと同じく闇を増幅させる力を持っており、その裏にはマスタークラウンと同じ目玉の化け物が関わっており、いずれのアイテムもマスタークラウンと何かしらの関わりがある可能性が高い。


  • その他

マホロアエピローグには本編の前半5体のボスのうちウィスピーウッズの亜種だけが登場しなかったため、こちらのビジュアルがマスタークラウンに寄生された大樹という事もあり、「超強化ウィスピーウッズ」「歴代最強ウィスピーウッズ」「ウィスピーソウル」などとネタにされている。

リンゴを落とす、根っこで攻撃する、画面外から飛んできて押し潰そうとするなど、ウィスピー系統が使用する技と共通する部分があるのも拍車をかけている。


またデデデでプププなものがたり23巻(傑作選ウルル編にも所収)では、「怪人ウィスピーウッズ」なる個体が登場している。外見は通常のウィスピーウッズだが、特徴としてサングラスをかけている。

リンゴを食べた者を洗脳して手下にしており、プププランドの支配を目論んでいた(善意からリンゴをあげる振りをして人々を洗脳していた)。

その悪事を知ったカービィたちと一戦交え、カービィにリンゴを食べさせて洗脳してしまう。だが仲間たちの説得によって正気を取り戻されたため、最後の手段として巨大化。根っこを触手のように操ってカービィたちを苦しめる。

しかし、最後はカービィたちの合体攻撃によって爆発四散した。

「果実(リンゴ)がトレードマーク」「大樹モチーフの敵で顔の部分に特徴がある」「巨大化した形態があり根っこを武器にする」「他者を洗脳する」「一度は洗脳した者(仲間によって洗脳が解かれた者)の手によって引導を渡される」などの点でマスタークラウンと共通点がある。


なお、あまり触れられていないが、『果実が大きく関わっている』『大樹のラスボス』『植物に寄生』『画面奥が定位置で、枝を攻撃するとダメージが入る』『レーザー攻撃を使う』などクィン・セクトニア(第2形態)、セクトニアソウルとも共通点が多い。


真 格闘王への道では編集

全体の20戦目に登場する。

戦闘力がコピー能力で大きく左右されるカービィ(一度クリアした後なら1Pがバンダナワドルディデデデ大王メタナイトも使えるようになる。この3人のうちどれか1人での挑戦も出来る)で戦う事になるため、マホロアの時とは違った立ち回りが必要になる。


異空の根による攻撃は範囲が広い、スピードが速い、引っ込むまでが短いという三拍子が揃っているため、貯めが必要なタイプの攻撃は空振りしやすい。相当慣れないとタイムアタック以前にクリアすることが難しいため、とにかくダメージを受けないことを最優先に立ち回るのが重要。

無敵になるタイプのダッシュ攻撃が使えるコピーだと多少楽だが、メインの攻撃が接近タイプのコピーだと不意の攻撃をもらいやすい。


またウォーターなど上下入力を要求する技を持つ場合、別の技が暴発する危険がある(無論この辺りは腕次第だが、この後に真のラスボス戦が控えているため一発の被弾が結果的に致命傷になりかねない)。

ガード後の隙を攻撃でフォローできるサンドや、同じく無敵ガードが使えるリーフが向いている。特にリーフは前述の通り敵の攻撃からのコピーもできる。

なお、ここでもウルトラソードでとどめを刺すシーンは省略され、マスタークラウンの体力が尽きるとそのままクリア。それに伴い床に剣が刺さっていない。


漫画版編集

6巻に登場。『Wiiデラックス』発売後に刊行されたため、同作で判明した設定がいくつか反映されている。

明確に自我を持ち合わせており喋る(片仮名と漢字のみ使う片言口調)。一人称は「ワレ」で、やたらおどろおどろしいフォントが台詞に使われている(マホロア第二形態や、後述する事故でクラウンが頭に乗っかってしまったメタナイトも同様)。


「使用者に無限の力を与えるが、強靭な心の持ち主でないと欲で己を見失ってしまう」という危険性のために、ランディアはハルカンドラに近付く者達からクラウンを遠ざけていた。そのため本能の欲望を増大させる性質を利用し、ブレイドナイトホットヘッドワドルドゥチリーボンカースを洗脳してカービィ一行に対し攻撃的な性格に豹変させている。

スーパーブレイドナイト・スーパーボンカースと戦っていた余波で吹っ飛ばされたメタナイトがランディアに激突した衝撃で偶然被ってしまった際にも、姿こそ変わらなかったが「うるせぇよ、カスが。」「弱いものは失せろ失せろ!!暴力も大歓迎だ!!」といった暴言を連発し、カービィにギガトンハンマーで叩き落されても記憶喪失幼児退行といった後遺症がしばらく残ってしまったほど。


元々マホロアは「みんなが楽しめるテーマパーク支配人になって、楽しく過ごしたい」という夢を持っていた。

しかしその夢を内心諦めており、簡単に願いを叶えられる力を求めていた心の隙間をクラウンに誘惑されていたのだった。


第二形態に変貌した際には「汚い世界を掃除する」という名目でブラックホールを生み出し暴れていたマホロアだったが、彼は精神世界でクラウンに「無こそ究極の平安、幸せ」と刷り込まれていた。

「こんな世界望んでない」と主張し続けるもクラウンの力に屈しそうになったその時、カービィがフェスティバルを使ったことで自我が戻る。マホロアは最後の力でカービィにアーマーを与え、自分の介錯を頼む。

その意を汲み取ったカービィによって倒され、異空間ホールへと吹っ飛ばされた。


力を使い果たしてボロボロになってしまったマホロアに対し、「このままだとお前も異空間の彼方へと飛ばされるから自分を被れ」と悪あがきを続けるマスタークラウン。しかし「疲れちゃったし欲張りすぎるのは良くない」と拒否されてしまう。

すぐ後に時間の流れが違う異空間で色々と頑張ってきたらしいマホロアがメタルジェネラル共々戻ってきたがマスタークラウンは不在だったため、その後の動向は不明となっている。

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