概要
『星のカービィWii』に登場するスペシャル能力で、各コピー能力の超強化版と言える形態。
普段のコピー能力とは違い、特定のステージに出現する光り輝く敵キャラをコピーすることで使用できる。光る敵キャラを吸い込まず通常のコピー能力などで倒したとしても、能力星はその場に残り、触れるだけで獲得できる。能力星に触れてスーパー能力を得た場合、時間切れなどでスーパー能力が消失しても元のコピー能力が消えることはない。
スーパー能力は絶大な破壊力を持っており、大勢の敵を巻き込んで倒したりステージそのものを破壊したりといった爽快感溢れるプレイが可能になる。制限時間が課せられるが、攻撃回数制限は一切ないので出し惜しみせずに積極的に暴れる事ができる。能力発動中は無敵であり、それ以外のときに敵からダメージを受けても能力が失われないのも利点。ただし、ステージから持ち出すことはできず、能力を解除した場合は出てくる能力星がすぐに砕けてしまうという特徴もある(『星のカービィWiiデラックス』では砕けないようになったが、異空間突入時とステージクリア時は『星のカービィWii』同様自動的に砕ける)。
その破壊力はボスに対しても発揮され、中ボス格までなら一撃必殺。
この能力を使って戦うワールドボスは、カバードスフィアやリフバリアと呼ばれる特殊な体力ゲージを被せて、通常の体力ゲージを護ることで対処してくる。カバードスフィアの破壊にはスーパー能力を用いた攻撃を一定回数当てる必要がある。
スーパー能力が使えるステージでは異空間ロードへの入口を開くのにこの能力が必要なため、制限時間が0になる前に所定の位置まで到着する必要がある。
エクストラモードでは時間制限が短くなっているので、モタモタしていると異空間ロードを開けず、エナジースフィアを取り逃すなんてことが起こりうる。
基本的には歩きつつ星形の建造物を破壊していけば大体間に合うし、同じステップであれば出現位置に戻れば再コピーできる。
ただし、ステップを進んでしまった場合と、ギガトンハンマーのみは取り返しがつかないので気持ち急ごう。
特定の状況・エリアでウルトラソードをコピーすると、いつもと違ったBGMが聞ける(下記参照)。
『星のカービィWiiデラックス』ではスーパー能力を使用中は足が速くなったり使用した時の演出が原作よりやや短縮されている、カットインがスキップできるなどテンポが良くなっている。また、コピー取得時の演出が一新されているが、最終決戦時は原作と同じ演出になる(演出が変わるのはあくまでここだけ)。
因みにスーパー能力持ちの敵キャラが登場する際は小さい異空間ロードが開き、そこから降ってくる演出になっており(スーパーボンカース除く)、スーパー能力も異空間由来という事がわかった。
スーパー能力一覧
スーパーブレイドナイトからコピーする。
巨大な剣で広範囲を薙ぎ払う能力。その攻撃範囲は驚異の360°。攻撃する度に剣の形が変化するが、どの形でも性能は同一。中にはどこかで見たことのある剣や激レアパターンもあるとか……。
スーパー能力の代表的な存在で、ストーリーモードとエクストラモードの両方でラスボスへのとどめに選出されている。
『星のカービィWiiデラックス』では新たに2種類の剣が追加された。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』以降、コックに代わり、カービィの最後の切りふだとして登場。
スーパーホットヘッドからコピーする。
横一線に直進する龍の形をした炎を放つ能力。軌道を上下方向に調整可。炎属性を持っており、爆弾を起爆したり、樽や木を焼き尽くせる。
最終決戦では通常版の一度目に使用。
スーパーワドルドゥからコピーする。
カービィと同じくらいの大きさの電撃の球を放ち、十字ボタンで操る能力。慣性が強く働く独特の操作感覚をしており、ある程度の慣れが必要。
電撃属性を持っており、ライトを点灯させることが可能。
最終決戦では通常版の二度目に使用。
スーパーチリーからコピーする。
巨大な雪玉に変身して転がり、体当たりする能力。激突かコマンドで大爆発もできる。敵味方関係なく巻き込んでくっつけることができる。変身中はジャンプも可能。
自身が球となるボウリングがあり、一気に全てのピンを倒せるとボーナスが増える。
真ラスボスとの戦闘では、ギガトンハンマーと合体して繰り出される。
最終決戦ではEX版の一度目に使用。
スーパーボンカースからコピーする(これのみ中ボスからのコピーとなる)。
巨大なハンマーを振り下ろし、本体と衝撃波で攻撃する能力。
ハンマーを構えている時にリモコンを振るとハンマーが3段階まで巨大化する。
大型の杭を打ったり巨大な構造物を破壊したりできる。
巨大化の段階の調整を活用する仕掛けも存在する。
最終決戦ではEX版の二度目に使用。
BGM
作曲者はどちらも安藤浩和。
必殺!スーパー能力
スーパー能力発動中のBGM。3拍子の曲で、途中には「グリーングリーンズ」や「スカイタワー」・「勝利への道」のフレーズも含まれている。
『スターアライズ』などでも使用される(「エクストラスターδ」)など、人気が高い一曲。
ウルトラスーパーボスバトル
「必殺!スーパー能力」のメタルアレンジ。グランドローパー戦と7-3で流れる。グランドローパーをラスボスだと誤認させるのに一役買っている。
これ以降、「最終ステージでのスペシャル能力や、最終決戦能力のBGMはメタルアレンジが流れる」という定番が確立された。
『スーパーカービィハンターズ』(編曲者:櫨本浩)や『カービィのグルメフェス』(編曲者:下岡優希)でもそれぞれ新規アレンジが収録されている。
ちなみに
データ内にはカッターとスパークのスーパー能力のデータも存在したようだ。(名称はそれぞれウォーパルカッターとハイボルトスパーク)
カッターの方は帽子まで製作されていた様だが、スパークについてはそれもなかった。
なお、本来は没作品となったゲームキューブ版3作目にあった能力。熊崎信也ディレクター曰く「考えうる限りの実験をやってもまとまらなかったため、最初は手をつけるのが恐かった」とのこと。
関連タグ
星のカービィWii 星のカービィWiiデラックス カービィ スペシャル能力 コピー能力
『星のカービィWiiデラックス』では、5つのスーパー能力以外にも未知のスーパー能力の存在が示唆されている。
詳しくはこちらの記事を参照。
(未クリアのプレイヤーはネタバレ注意。)