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概要編集

星のカービィシリーズ作品の一つ。2017年6月のE3で発表され、同年9月のNintendo Directでタイトル名が発表。そして2018年3月16日に発売された。


対応ハードはNintendo Switchで、Nintendo Switchのカービィ作品はこれが初。

メインシリーズでは『星のカービィWii』以来となる据え置き作品。


“アライズ”とは同盟を意味する英単語で、さらにカービィシリーズで初めて日本語のタイトルに"スター"が使われている。


特徴編集

本作では“敵キャラクターを自分の仲間にする”という『星のカービィ スーパーデラックス』のヘルパーシステムのようなアクションが採用されているが、今回はフレンズハートなるハート型の物体を敵にぶつけることで、その相手を直接自分の仲間にすることもできる。

  • 仲間にした敵はフレンズとなり、カービィと同じようにそれぞれに対応したコピー能力ぼうしをかぶる。仲間にしたフレンズには乗ることができ、おんぶ状態になるとそのフレンズを操作できるようになる。
  • 『スーパーデラックス』のヘルパーシステムを再現させることも可能。カービィが能力を直接フレンズ化させることも可能だが、コピー能力を捨てた際に出てくる能力星にフレンズハートを当てる方法でもフレンズ化してくれる。逆に、フレンズヘルパーを長時間吸い込み続けると頬張れるので、そのまま飲み込めばコピー能力にすることも可能。

仲間は最大3体まで作成可能で、マルチプレイで仲間を操作することができるようになり、2Pは黄色、3Pは青色、4Pは緑色のカラーリングとなる。

『星のカービィWii』にも登場した「いつでもイン」「いつでもアウト」によるシステムがあるため、入退は自由。今回はフレンズヘルパーの操作を受け持つ形になるため、『星のカービィWii』とは異なり残機を消費することは無い。

さらにその時に連れている仲間によっては、カービィが今持っているコピー能力とそのフレンズ固有の能力を連携させて新しい攻撃技を発動したり、あるいは属性付きの武器を作ったりする『星のカービィ64』のミックス能力および、『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』のワザのまきものに似たシステム「フレンズ能力」を使うことができる。


この為、本作では今までのシリーズより「属性」の重要性が強くなっており、新しく登場した敵の一部も特定の属性攻撃を与えないと一発で倒せない敵もいる。

属性付きの武器を作るには、まず属性を求めるアクションを取り、そのキャラクターめがけて仲間が属性攻撃をヒットさせればよい。したがって本作のヘルパーはただの頭数にとどまらない存在であり、助けてあげる・助けてもらうという文字通りの「助け合い」の要素を大きくしている。

カービィの場合、属性をコピー能力に加えていても、敵からの攻撃などで能力星を落とした場合、その能力星が属性を帯びていなければ、飲み込んでコピー能力を取り戻しても属性は失われている。そのため、属性付加の維持はフレンズヘルパーのほうが安定するだろう。

また、付加できる属性とキャラクターの関係については、他の仲間から付加してもらえるキャラクターは付加してもらわなければ自分だけでは扱えず、逆に自分で何らかの属性を扱えるキャラクターは他の仲間から別の属性を付加してもらうことができない。また、どんなに強くても1人で全ての属性を扱える者はいない。どこかで必ず仲間の手を借りる必要が出てくる設計になっているのである。


フレンズ能力は俗に桜井カービィと呼ばれる『スーパーデラックス』、数字シリーズと呼ばれる『星のカービィ64』、フラグシップ製の『参上!ドロッチェ団』の三つの作品の要素を掛け合わせた、集大成の技ともいえる。


ちなみにこの“敵キャラを仲間にする”というシステムは当初『星のカービィWii』(正確にはその前身ともいえる『星のカービィ(仮称)』(ゲームキューブで発売予定だった没作品))でも採用予定だったが、結局はオミットされたという経緯を持つ(オミットされた理由については発売から7年程経った現在も一切明かされていないため不明)。したがって星のカービィシリーズのメイン作品で初めて、4人同時プレイとヘルパーシステムを両立させた作品。

また、クリーンカービィも『星のカービィWii』で登場予定があったため、こちらも本作で日の目を見た形となった。


仲間を増やすには現地調達が必要になるため、必要に応じて適宜仲間にできる敵に着目する必要がある。もしも倒されてしまっても、別のプレイヤーが救助に当たれば数秒でバイタリティ残り半分まで回復し戦線へと戻れるのだが、20秒経過すると消滅してしまうためその場合はまた敵キャラを探すことになる。また、水中で倒れた場合や地形に押し潰された場合は即刻消滅するため、これらの地形では普段以上に仲間を危険に巻き込まないように動きたい(潰されると言っても丸太程度のものであればダメージだけで済む)。

『星のカービィWii』と違って残機の消費では仲間を増やすことはできず、これが地味に響いてくることもある(ボス戦では仲間の補充ができない場面も)。また、マルチプレイ時に限り1Pのカービィが倒れても続行可能だが、他の仲間と違いカービィが復帰できるまでの猶予は10秒間しかない(1カウント2秒×5カウントのため。タイムオーバーすると強制的にミス)。


属性システムの都合上、操作キャラクターを適宜変更したほうがよい場面もある。2〜4Pはプレイヤー操作になると1P同様にフレンズハートを投げることが可能で、「フレンズハートを投げた本人がハートを当てた敵キャラクターへと交代する」形で操作キャラクターを変更できる。

COM操作キャラクターの場合はかつての作品に比べてAIが割と強化され、ボス戦を含めて敵の攻撃などを結構避けてくれる(地形トラップに対しては割と頼りない)。

また、ボス戦以外では基本的にカービィより前に出ないよう動くようにセットされており、無謀な飛び出しはしない。それでも属性を活用すべき場面(ギミック作動できる場合や、手持ちの属性で敵を一撃必殺できる場合)には積極的に反応するなど、いい塩梅にファジー。属性付加を求めてくることもあるため、ソロプレイでも仲間の動向には注力しよう。時にはCPUキャラ同士で属性を与え合うこともある。

ちなみにCPUキャラは人間操作キャラと同じ属性で対処できるギミックには反応しないため、参加プレイヤーが自分たちで出来ることは自分たちで考えて動く必要がある。あくまでも主役はプレイヤーであるという振る舞いがこの点は徹底されている。


本作のワールドマップは自由に移動することができる。ワールド数は5つと少なめだが、マップごとにステージ数が増えていくため総数は過去の作品とそれほど変わらない。


ストーリー編集

はるか遠くの宇宙で何者かが行なった謎の儀式により、宇宙に無数の闇と光がまき散らされた。


それらは呆れ返るほど平和なプププランドにも降り注ぎ、デデデ大王たちの元には闇の心ジャマハートが落ちてきて、それを見た彼らは心の闇に支配されてしまう。

一方、いつものように昼寝をしているカービィには善の心フレンズハートが落ちてきて、カービィの身体に消えていった。


目が覚めるとワドルディ達が大量の食べ物をデデデ城に運んでいるところを目撃。異変を感じたカービィは、真相を確かめるべくデデデ城へと向かった。


登場キャラクター編集

おなじみの主人公。フレンズハートで敵をフレンズ化させる力を身につけ、フレンズと共に闇の心「ジャマハート」の脅威に立ち向かう。


ボスキャラクター編集

本作からボス戦開始時にカットインが挿入、ボスの名前と二つ名が表示される演出が採用された。同様の演出は『カービィファイターズ2』や『星のカービィディスカバリー』でも続投(『星のカービィWiiデラックス』には無かったが、スペシャルページの1文目に二つ名が記載されている)。

おなじみのリンゴの木。ジャマハートの影響を受け、森に入ったカービィ達に襲い掛かる。

両側から炎属性を当て続けると……?

ジャマハートの影響を受けたことで、プププランド中の食べ物を根こそぎ強奪する暴挙に出る。

戦闘ではかなりマッチョな体型に変貌し、ハンマーのごとき剛腕を振り回して暴れ回る。

ジャマハートの影響を受けたことで、心の奥に存在していた野心がよみがえり、久々にカービィへ果たし合いを申し出る。『夢の泉の物語』などのようにカービィに剣を差し出すが、自らの影のように分身したり、大量の岩を降らせたりと彼らしからぬ攻撃をしてくる。

ちなみに剣を取らずにしばらく待つ、若しくは背を向けて待機しているメタナイトに攻撃を当てると……?

星のカービィ3』以来の登場となる狸と狐のコンビ。アーマーを身に着けた姿で、暗黒要塞の門番となっている。

暗黒要塞「ジャマハルダ」の指揮を執る三人の女性幹部。一度倒しても、それぞれ「災来する○○」として後にもう一度戦うことになる。

エルダーなの木。サクランボやブレドーを落として攻撃する。

金銀キラギラの狸と狐コンビ。警戒心が強く縄張りに入ってきた者に容赦なく襲いかかってくる。ポン&コンの強化版。動きが素早くなったほか、後半はマップが広くなる。

おなじみ空の暴れん坊である一つ目雲。今回は一度倒すと分裂し2体で襲い掛かってくる。

凄まじい巨体とパワーを持つアイアンマムの親玉。身にまとう重厚な鎧で、カービィからの攻撃を弾いてしまう強敵。属性要素の強い本作ならではのボス。

宇宙中にジャマハートをばら撒いた謎の祈祷師。闇の魔術で攻撃する。ローブに身を隠した不気味な存在。

ストーリーモードのラスボス。太古の時代にある一族が崇めていた邪神。


以下、リンク先ネタバレ注意!


星の◯◯◯◯」および「Theアルティメットチョイス」に登場。

「Theアルティメットチョイス」に登場。

「アナザーディメンションヒーローズ」および「Theアルティメットチョイス」のS-Extraに登場する「異界の四天王」。アナザーディメンションに流れ着いた思念や闇が具現化した存在。

「アナザーディメンションヒーローズ」および「Theアルティメットチョイス」のS-Extraに登場。

「星の◯◯◯◯」および「Theアルティメットチョイス」のS-Extraに登場。

「Theアルティメットチョイス」のS-Extraに登場。


属性について編集

本作では大きく分けて7つの属性が中心になっている。

  • 付加可能
    • 炎属性 - メラーガの名を冠する事が多い。氷属性を溶かしたり、導火線を点火したり、草や積まれた落ち葉を焼き払える。
    • 水属性 - スプラの名を冠する事が多い。電気属性をショートさせたり、火属性の消火、汚れたものの浄化などが可能。
    • 風属性 - ウィンガの名を冠する事が多い。火属性を吹き飛ばしたり、扇風機を起動できたり、積まれた落ち葉を吹き散らせる。
    • 氷属性 - ブリザの名を冠する事が多い。火属性を冷やしたり、敵を氷付けにして一撃で倒したりできる。
    • 電気属性 - バリッカの名を冠する事が多い。水属性を感電させたり、コードに電流を通したりできる。
  • 付加不能
    • 斬撃 - 紐などを切断できる。切断できる対象は草や紐などさまざま。
    • 打撃 - 杭などを打つことができる。
  • 派生・その他
    • 爆弾 - ボムのみが有する属性。フレンズスター使用時に属性を確認できる。
    • ペイント - 電気属性をショートさせたり、火属性の消火はできるが、純粋な水ではないため浄化系は不可能だし、仲間への水属性の付加もできない。一方でキャンパスに絵を描いて実体化することができる。

ドリームフレンズ編集

下記のコピー能力に対応するフレンズ以外にも、各ステージにある大スイッチを押すと現れる『ドリームしんでん』で、歴代キャラクターをフレンズとして操作が可能になる。

アップデートで新たなキャラクターが追加される。

ドリームフレンズの項目を参照。


コピー能力編集

今作は新能力を含め、史上最多となる28種類のコピー能力が登場。

フレンズ能力については、該当記事を参照。

旧作から登場編集

※⋯今作で復活したコピー

⚠⋯フレンズ化は可能だが、チリーへと変化する。


新コピー能力編集


ワールド構成編集

本作ではボスステージが原則独立しておらず、通常のステージマップを進んだ末にボス対決部屋が用意されている。これに加えて、1エリアに対しボスが存在するステージが複数用意されている。

そのため、ステージ数は見た目以上に多い。

へいわなくに プププランド
ポップスターの中心部にあるプププランドを舞台とする。
  • グリーングリーティング - シリーズとしてはすっかりお馴染みの、基本操作を覚えるための平地。属性ギミックやフレンズ能力で突破する仕掛けが早速登場。
  • ドーナツドーム - 本格的な坂道が多数登場する洞窟。ここで手に入る水・氷属性を取り忘れるとメラーガガードに苦戦する。そしてこれらの属性を乗っけたストーンは一度滑り出したらもう止まらない。
  • ハニーヒル - 風光明媚な丘。坂道を転がるワドルディは、単体ならかわいいが、群れになればどうにもならない。炎属性で解く仕掛けがかなり多い。
  • (フレンズれっしゃ区間)- 「星の◯◯◯◯」専用ステージ。グリーングリーティング〜ドーナツドームの風景を駆ける。
  • フルーティフォレスト - 無敵キャンディーで無双できる前半と、頭上注意の縦スクロールになる後半、そして初の本格ボス戦ウィスピーウッズが待っている。ちなみに発見困難なHAL部屋があり、これを利用すると⋯。
  • エクストラエクレア - ハニーヒル経由のエクストラステージ。初代『星のカービィ』のBGMに乗って進む夜の道。道が二又三又になっている場所は景色をよく見て判断した人ほど得をする。後半は初の中ボス2連戦。
  • クライマックス オブ キャッスルデデデ - ステージ名がとんだハッタリな、おなじみデデデ城。背景も属性を使うと反応する仕掛けがある。ボスデデデ大王がこのワールドのトリ。
きせきの星 ポップスター
プププランドを除くポップスターのほぼ全域を舞台とする。
  • フレンズフィールド - 秋をイメージした、お菓子でできたファンシーな平原地帯。前半は風属性とカッターで暴れ回れる。逆に言うとこれらがなければ碌な攻略ができないようになっている(特に前者)。後半は、発売前から話題になっていたフレンズころがりが初登場。
  • リーフリゾート - 夏を想起させる海洋地域。水陸両用のパラソルが中心。初の本格水中エリアでもあり、水中は仲間の蘇生ができないのでバイタリティ管理が問われる。
  • エコーズエッジ - 真冬のような雪原地帯。氷を溶かすには炎属性が最適。あちこちに吹く強風を味方につけよう。中ボスボンカースのハンマー能力は重要。後半はフレンズつりばしの出番。
  • ネイキッドナチュレ - この灼熱の火山は、溶岩だけでなく巨大な歯車に備え付けられたカミソリも危険。スタンドプレーに走ると後続の仲間がだいたいケガをする。
  • インサイドアイランズ - リーフリゾート経由のエクストラステージ。地面そのものが移動する秋エリアと、頭上注意の縦スクロールがある夏エリアに分かれている。水中でのザコラッシュや中ボス2体の襲撃もあり、仲間の体力は大丈夫?
  • ダブルスドリームス - ネイキッドナチュレ経由のエクストラステージ。雪山では強風とゴルドーの組み合わせが頭痛の種。火山では歯車多重地帯が仲間の体力を一気に奪う。最後に待ち構えるは、皮肉な事にヒーラーとして役立つコックカワサキ&ビビッティアのタッグ。
  • (ザコラッシュ区間)- 「星の◯◯◯◯」専用ステージ。ネイキッドナチュレの風景をバックに多数のザコが出てくる。
  • セイントスクエアーズ - 石造建造物の立ち並ぶ遺跡。頭上注意の前半を抜けたら、後は一気にフレンズスターで大暴れ。しかし最後にメタナイトが行く手を阻む。
暗黒ようさい ジャマハルダ!
ポップスターへ飛来してきた要塞が舞台となる。
遥か、きらめきの勇者たち
ポップスターを飛び出して周辺惑星をまたにかける。
星のカービィ スターアライズ
最終決戦を行うための舞台。

イラストピース編集

今回の収集要素。各ステージに1つずつ虹色のレアイラストピースがある。集めていくと本編シリーズを題材にしたイラストが完成する。

詳細は項目参照。


サブコンテンツ編集

お馴染みの「メタナイトでゴー!」やなどのスピンオフモードの全キャラ版。読みは「ほしのまるまる」。

選んだキャラによって道中が変化するのが特徴。


シリーズではすっかりお馴染みになったボスラッシュモード。

従来でいうところの格闘王への道かちぬきボスバトルぼすぶっち名義だったものだが、「ヘルパーマスターの道」の要素も組み込みつつ、本作では新たなシステムが取り入れられている。


第3弾アップデートで新しく追加される新モード。上記の2モードと同じく一度ストーリーモードをクリアすることでプレイが可能。

このモードはTheアルティメットチョイスとは異なり、新規ステージと新規ボス戦が大掛かりに用意されている。


サブゲーム編集

  • ギャラクティックホームラン王

こちらに向かってくる隕石を燃えるバットで打ち返してその最大距離を争うサブゲーム。

ルールはパワーゲージを溜め、さらにタイミングサークルをピンポイントで合わせることで打ち返した隕石の飛距離が変わるという『スーパーデラックス』の「かちわりメガトンパンチ」に近いゲームである。

難易度表記は隕石が落ちた時の被害に見立てており、「街の危機」「国の危機」「星の危機」。ちゃっかりスケールがでかすぎる。

「街の危機」は単純にゲージを止めてからのタイミング勝負だが、「国の危機」ではゲージ自体を3度止めなければならない(1〜2回止めても再び動き出す)。「星の危機」に至っては5度もゲージを止めなければならないのでハイスコア狙いはかなり難しくなる。

ちなみに打ち返した隕石の飛距離も、単位はなんと光年であり、そのスピードはもはや超光速を通り越してワープ同然の域に達している。

カンスト(難易度によって異なる)の95%以上を出すとスコア演出に変化が生じる。

BGMは『カービィのエアライド』の隠しコース「ギャラックス」の曲が使われている。

形は違えど銀河系の野球ヒーローや、銀河最強のスポーツマンが発想する球技なのだ。余談だが後者が登場するゲームのスタッフは後に『毛糸のカービィ』を開発しており、似てしまうのは当然の流れだったのかもしれない。


  • ふりふり!きこりきょうそう

小屋を作るための木材を斧で大木から切り出し、最終的な入手木材の量を競うサブゲーム。

だるま落としの要領で木を切っていくが、幹に毛虫やゴルドーがひっついている場合があり、それに触れるとタイムロスになるためカービィの位置を素早くかつ的確に動かしてその障害物を避けながら木を切る必要がある。

「みならい」「たつじん」「せんにん」という難易度表記なっており、「みならい」は単純に毛虫を避けつつ切ればよいのだが、「たつじん」「せんにん」ではゴルドーが混じる。ゴルドーは上手く回避すれば他のプレイヤーへ押し付けることができる(逆に言うと他のプレイヤーからいきなり押し付けられることがある)ため、臨機応変な判断力が相当なレベルで求められる。

Random Drawings of Buildings

▲うまくいけばこんな立派な家が出来上がり。


寸劇編集

タイトル画面やメインメニュー(モードセレクト画面)の下側では、キャラクター達が様々な寸劇を繰り広げている。

最初はすっぴんカービィしか出てこないが、最後に起動したファイルの進捗に応じてコピー能力やキャラが増えていく。

パターンはただ通過するだけのものから夢の競演、過去作のオマージュなど様々。アップデートで随時追加されており、公式Twitter曰く合計はなんと110種類以上!以下、主なものを挙げる。

  • 同じコンセプトを持つキャラ同士で決めポーズ。属性や初登場作品繋がりはもちろんのこと、女性陣、翼を持つキャラ、しりとり順の並びなどがある。
  • フレンズころがりフレンズれっしゃなどのフレンズ能力を披露
  • キャラが3人走っているが、戻ってきた際に1人カービィに食べられている
  • ネスパーがイタズラして他のキャラを転ばせる
  • 上司キャラが部下キャラを率いて号令を出す。パターンは以下の通り。
    • デデデ大王→パラソルワドルディ、バンダナワドルディ、ワドルドゥ
    • ワドルドゥ→パラソルワドルディ、バンダナワドルディ(恐らくアニメ版ワドルドゥ隊長が元ネタ)
    • メタナイト→ブレイドナイト×3(これのみ「ダークメタナイトがブレイドナイト×2を率いようとするが、ブレイド達に怪しまれメタナイト本人も登場」というパターンになることも)
    • タランザ→コモ×3
    • 秘書スージー→ギム×3orコンセ×3
    • 三魔官シスターズのいずれか→ジャハルビート×3
  • バードンorクーを料理しようと企むコックカワサキ(前者に関してはカワサキが3人になっていることがある)
  • 銀河にねがいを」のオープニングの再現(最後にマルクが本性を見せて飛び去るシーンが追加)
  • カービィ、アドレーヌ、リボン、デデデ大王、パラソルワドルディがまったりしている
    • これに限らず、『星のカービィ64』が元ネタの寸劇はパラソルワドルディが原作に登場するワドルディの役回りを務めている
  • 『鏡の大迷宮』のオープニングの再現で他のドリームフレンズを襲撃して4人にするダークメタナイト
  • 『参上!ドロッチェ団』のオープニングの再現でストロンに踏まれてペラペラになるカービィ
    • なお、ストロンの歩行モーションはここだけのために作られている(カービィとリボンが2人きりで登場するパターンの、リボン単独の飛行モーションも同様)
  • マホロアが他のキャラに催眠術を掛けている(相手はデデデ大王とワドルドゥが固定で、残り1人はパラソルワドルディかリックだが、リックだけ起きるのが遅い)
  • マホロアからローアを強奪するドロッチェ
  • 女性陣に声をかけようとするタランザだったが、身だしなみを整えていた間に逃げられてしまった
  • メタナイトやダークメタナイトを改造しようと追い回す秘書スージー
    • メタナイトにとっては前作出来事が相当トラウマになっている模様
  • 炎属性ブレイドナイトとバーニンレオが登場、フラン・キッスが逃げ出してしまいフラン・ルージュが激怒

BGM編集

本作の作曲家はシリーズおなじみの石川淳氏と安藤浩和氏に加えて、新人の小笠原雄太氏が参加した3人体制。

インタビューによると、本作のテーマである「集大成」はBGM面では特に意識していなかったらしい。メインフレーズも、それぞれの発想を活かして自然体で決まっていったという。

これとは別に過去作のアレンジ楽曲が多いのも特徴。


サウンドテストは「星の○○○○」クリア後に解禁されるが、一部の曲はストーリーを進めないと聞けない。

本作では水中だと音がくぐもった感じになるなど、状況に応じて曲調がシームレスに変化する「インタラクティブミュージック」が初採用。以降の作品でも使われるようになった。


また第3弾アプデの告知日にオリジナルサントラの発売告知が行われた。

こちらも1作品なのに6枚組と大概なボリュームとなっている。これはシリーズで初めてゲーム内で使用されている全曲を収録したため(233曲)。

また、サントラの初回限定版にはPLAYBUTTON「KIRBY ARRANGE SELECTION」が同梱。過去作サントラのボーナストラック楽曲が聞ける。


曲名出典原曲
ステージメドレー/アコースティック ver.ウルトラスーパーデラックスオリジナルサウンドトラックヘルパーたちの休息、グリーングリーンズ、ピーナツ平野、海ステージ、戦艦ハルバード:甲板
ボスバトルメドレー/エレクトロニック ver.巨大ボスとの戦い、中ボスとの戦い、VS.メタナイト、VS.マルク、ボスとの戦い、銀河最強の戦士
空の夢と、虹の泉で星のカービィWiiミュージックセレクション空のワルツ、決戦!異空間ロード EX、勝利への道、雲の夢、夢と寒冷地の面
サイゴノタタカイゼンブ教えてヤルヨ、飛べ!星のカービィ、支配してアゲルヨォ、CROWNED、Return to Dreamland
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バイバイカービィまたあした!星のカービィ20周年スペシャルコレクションあしたはあしたのかぜがふく、スカイタワー

余談編集

ドリームフレンズを含めた追加キャラやステージなどのアップデートはすべて無料で行われている。格闘ゲームの追加キャラが税抜1体500円前後はすることを考えると破格にも程がある。

HAL研のあまりの太っ腹に「金を払わせてくれ」「振り込めない詐欺」といった声が相次いでいる。


カービィ役の大本眞基子氏とデデデ大王役の熊崎信也氏以外の声優陣は本作から81プロデュースの所属声優がキャスティングされている。


ちなみに本作は日本語版以外にも、簡体字版・繁体字版・韓国語版・英語版・ドイツ語版・イタリア語版・スペイン語版・フランス語版で発売されている。ラテン文字圏の言語の場合は日本語版フォントの従属欧文がそのまま使われているが、日本語以外の漢字文化圏に関しては同デザインの対応言語フォントを用意するのが難しい(あるいは不可能)であることから、別のフォントを使用している。


関連イラスト編集

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星のカービィ 星のカービィシリーズ一覧 HAL研究所 四角のカービィ

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