概要
『星のカービィ64』に登場したシステム。
バーニング、ストーン、アイス、ニードル、ボム、スパーク、カッターの7種類のうち、それぞれ二つの能力を一度にコピーする事で二つの能力の特性を持ち合わせた新たな能力を生み出すもの。能力同士は異なるもの以外に、同じ能力同士をミックスさせる事も可能。
ミックス方法は以下の通り。
- 能力を持つ敵を一度に2体吸い込み飲み込む
- 能力を持つ敵を吸い込んだ後、他の能力を持つ敵に吐き出す(リフトアップでぶつけても可能)
- コピー能力の星をリフトアップorほおばり後、他のコピー能力星か能力を持つ敵にぶつける
ちなみに、名前の付き方や順列には法則があり、バーニング→アイス→スパーク→ストーン→ニードル→カッター→ボムの順に最初に付く能力の名前が優先されていく。
コピー能力ミックス一覧
バーニングバーニング
通常のバーニングよりもさらに巨大な炎を纏い、鳥のような姿になり突進する。攻撃範囲や移動範囲が強化されているが、解除された後の隙も大きい。
バーニングアイス
氷漬けになったカービィが自分を炎で溶かし、その時に発生した水蒸気で攻撃する。
攻撃範囲が狭く、扱いが難しい。
バーニングスパーク
頭を下敷きで擦って静電気を起こして攻撃する。
さらにそこからBボタンを押しっぱなしにしていると摩擦熱によって頭が燃え上がり、敵に体当たりを仕掛ける。
体当たり中は進行方向を変える事はできるが、立ち止まる事はできない。
バーニングストーン
頭が火山となり、Bボタン押しっぱなしで火山弾を発射する。
発動中は移動できず、十字ボタンで発射角度を調整する。
バーニングニードル
カービィの身体が弓になり、炎が付いた矢を一発放つ。
Bボタンを押す長さによって飛距離と角度を調整できる。
また、発動中は直接移動はできないが、ジャンプをしながら前後に少しずつ動く事は可能。
バーニングカッター
炎を纏った大剣を口から取り出し、大きく振り回す。この大剣は持っているだけでも攻撃判定があるので、振り向くだけでも攻撃可能。
十字ボタン上で剣を上に掲げ、さらにBボタンを押すと前方に剣を投げ飛ばす。使い切りではないので、投げ飛ばした後も再び剣を取り出せる。
バーニングボム
カービィ自身が打ち上げ花火のように爆発する。連続で三回まで発動でき、攻撃範囲も広くなっていく。
三回目の爆発を起こした後は、地面に着地するまで左右移動以外の操作ができなくなる。
アイスアイス
巨大な雪玉となって前方に転がっていく。
敵を雪玉に巻き込む事ができ、能力を解除した時に巻き込んだ敵が雪玉から吹き飛ばされて倒される。
転がっている間はスピード調整が可能で、壁にぶつかる以外にもBボタンで任意に解除する事が可能。
アイススパーク
冷蔵庫の姿になり、一度の発動で中から食べ物を三つ吐き出す。
食べ物は敵が触れるとダメージになるが、カービィが触れると回復アイテムと同じ扱いになる。
アイスストーン
カーリングのストーンの姿になり、地面を滑走する。
滑走スピードは時間経過と共に遅くなっていき、完全に止まると解除される。
また、Bボタンで任意に解除する事も可能。
アイスニードル
巨大な雪の結晶に変身し、触れた敵を氷漬けにする。
Bボタンを押しっぱなしにしていると結晶は少しずつ大きくなる(限度あり)。
発動中は一切の移動操作ができない。
アイスカッター
スケート靴をはいて地面を滑走する。
滑走中は方向転換も可能な他、進行方向と同じ十字ボタンを入力すると移動速度が上がる。
Aボタンでスケート選手も真っ青の高速回転ジャンプで敵を攻撃する他、方向転換や能力解除時のブレーキで生じる雪の破片にも攻撃判定が存在する。
アイスボム
頭の中に爆弾を仕込んだ雪だるまに変身する。
敵やギミックに触れると爆発するが、爆発してから少しの間動けなくなる。
また、爆発した時に飛び散る雪に触れた敵は凍りつく。
スパークスパーク
周囲に電磁フィールドを展開し、フィールド内に入った敵に電撃を飛ばす。
ゆっくりながら移動はできるが、移動している間は電磁フィールドが小さくなっていく。
立ち止まると一気に元の大きさに戻る。
スパークストーン
岩を電磁力で操り振り回す。岩だけでなく、岩を操る電気にも攻撃判定が存在する。
しかし、岩は任意に操作できず完全にランダムで動き回るので操作が難しい。
Bボタン以外に、時間経過か岩がカービィにぶつかると解除される。
スパークニードル
カービィが避雷針になり、頭上に雷を落として攻撃。
カービィの周囲にも僅かながら電撃の衝撃波が発生する。
スパークカッター
両端が電気の刃となったライトセーバーのような剣を持ち、Bボタンで振り回す。
振り向くだけでも攻撃できるのはバーニングカッターと同じだが、剣を投げ飛ばす事はできない。
また、「剣を持っている間は飛べない」「地上でしゃがまないと剣をしまえない」という弱点があるので空中で使う際は注意。
スパークボム
Bボタン押しっぱなしで電球型の爆弾に変身する。
変身中は敵に体当たりをする事でダメージを与えられ、時間経過で爆発する(範囲は小さめ)。
ストーンストーン
通常のストーンよりも更に巨大な岩に変身する。
通常のストーンと性能に変わりはあまりないが、攻撃判定や移動スピードが強化されている。
ストーンニードル
片手がドリルに変わり、Bボタン押しっぱなしで前方に突進していく。
Bボタンを離すとドリルだけが飛んでいき、敵や壁を貫通していく。
また、十字ボタン下を押しながら発動させると足がドリルに変わって下方攻撃となる。
ストーンカッター
『星のカービィ2』及び『星のカービィ3』に登場した仲間キャラクターの姿を模した石像に変身する。どのキャラに変身するかはランダム。
キャラごとに性能が異なり、内容は以下の通り。
- リック……壁際でAボタンをタイミングよく押すことで壁登りができる。
- クー……Aボタン連打で飛行移動できる(限界あり)。左右に直接移動はできない。
- カイン……左右に振り向く以外の行動ができない。いわゆるハズレ。
- ナゴ……三段ジャンプができる。
- ピッチ……クー同様にAボタン連打で飛行できるが、クーよりも飛行可能な距離やスピードが優れている。また、スピードが付いている時に地面に着地すると転がる。
- チュチュ……直接移動できず、ジャンプで飛び跳ねながらの移動となる。3の時のように天井には貼り付けない。
ストーンボム
一定時間後、広範囲に及ぶ大爆発を起こすダイナマイトを一個吐き出す。
ダイナマイトは時間経過だけでなく、敵やギミックにぶつかっても爆発する(カービィがぶつかった場合は弾き飛ばされる)。
爆発にはカービィも巻き込まれてダメージを受けてしまうが、しゃがみコマンドでヘルメットを被ればダメージを受けない。
ニードルニードル
通常のニードルと同じように短時間のみ針を出現させての攻撃だが、こちらは全身から様々な針を出現させて攻撃する。また、通常のニードル同様、壁や天井に刺さる。
針の種類は頭頂から時計回りにワインオープナーの先端、注射器、サボテン、フォーク、ハチの臀部、釘、コンパス、えんぴつとなっている。
ニードルカッター
両手が巨大なハサミになり、Bボタンを押している間はハサミを広げたままその場で立ち止まる。
Bボタンを離すと上方でハサミを勢いよく閉じる。
ニードルボム
ゴルドーのような姿になり、一定時間後に全方位に針を飛ばしながら爆発する。
発動中はゆっくりながら空中を移動でき、爆発はBボタンで任意で発動させる事も可能。
カッターカッター
通常のカッターよりもさらに巨大なカッターを飛ばす。
カッター同様に発動中はカービィの身体の半分をカッターにして飛ばしているので、ホバリングやスライディングが行えない。
カッターボム
手裏剣型の爆弾を高速で投げ飛ばす。
手裏剣は敵に刺さってから僅かな時間を置いた後に爆発する。
ウルルンスターのボスアクロ戦でも無理なく使える数少ない能力でもある。
ボムボム
口から敵を追尾する小型ミサイルを発射する。
Aを長押しするほど一度に発射されるミサイルの数が増える(最高三つ)。
妖精のリボンに掴まれて空を飛び、クリスタルのハンドキャノンで敵を撃つ。詳細はリンク先参照。
シャボンミックス
『参上!ドロッチェ団』に登場するコピー能力の強化する「ワザのまきもの」を使用するコピー能力のミックス方法。
該当するのはソードとボムの能力のみで、各種の「ワザのまきもの」を手に入れた状態で、コピー能力シャボンをシャボンミックスすると、属性を付与したコピー能力シャボンが誕生する。
詳細はワザのまきものを、各種能力についての詳細はファイアソードカービィ・アイスソードカービィ・サンダーソードカービィ・アイスボムカービィ・サンダーボムカービィを参照。