概要
『星のカービィ』シリーズに登場する特殊なポーズ画面。
本格的に登場したのは『ウルトラスーパーデラックス(USDX)』だが、それ以前に『タッチ!カービィ』のドロシアでもスペシャルページの前身のような物が登場していた。
名称の初出は『Wii』。
基本的には章ボスやその他大ボス等重要なキャラに多いが、モードによってはそれ毎に異なるスペシャルページが設けられている事もある。『USDX』ではカブーラー・マスクドデデデ・ワムバムジュエル・ギャラクティックナイト・マルクソウルにのみ、『Wii』では専用の戦闘BGMを持つボスにのみ設けられていたが、以降の作品では他の大ボスにも設けられるようになった。
『Wiiデラックス(WiiDX)』では、リメイク前の『Wii』にはページが存在していなかったボス(通常のボス戦BGMが流れるボス)や、中ボスのスフィアローパーにも専用のスペシャルページが登場した。
キャラの設定をより詳しく知る事が出来るためプレイヤーに重宝されていたが、『ディスカバリー』では定番化によるマンネリを気にしているのを理由にスペシャルページが廃止され、代わりにボス以外のキャラ等にも説明を設ける形でコレクションフィギュアが登場した。
全ての文章は熊崎信也ディレクターが担当している。「他の開発メンバーを待たせないため」という理由で作成するスピードは非常に速く、『Wiiデラックス』では「原作にスペシャルページが無かったボスにも作ってほしい」という要望を受けてから1時間以内で完成させたらしい。
内容
ボス戦でのタイトルは「VS (ボスの名前)」で統一されている。ストーリー上で戦うことになった経緯が多いが、強化版においては本編では語られない裏設定が解説される事が多い。
序盤のボスは平仮名が多めの文章だが、終盤まで進んでいくと漢字が使われる比率が増えていく。
形態による文章の変化
一部のボスは形態移行やゲームモードによって文章が変化する。
特にソウル系ボスでは、元となったキャラによる独白が語られる事も多い。
以下、該当するボスの一覧。
- セクトニアソウル:第1形態→第2形態(クィン・セクトニアによる独白)
- クラッコ(カビファイZ):通常版→めちゃむず(クラッコ自身による独白)
- チームDDD:通常版(元ネタはセクトニアソウル第2形態)→めちゃむず(元ネタは「大王の逆襲」)
- ホログラフ防衛システムズ:本人だけでなく、各ホログラフにもスペシャルページが存在
- 星の夢:第1形態→第2形態~第3形態→ファイナルスクリューモード(星の夢自身による独白)
- 星の夢.SoulOS:第1形態(星の夢自身による独白)→第2形態~第4形態前半(プレジデント・ハルトマンによる独白)→第4形態後半
- 三魔官ソロ:ジャマハルダ→遥か、きらめきの勇者たち→Theアルティメットチョイス難易度6以上(戦闘BGM「Prayer song to God」の歌詞)→魂が飛び出る辛さEX(彼女らの過去)
- ハイネス:第1形態→第2形態(いずれもTheアルティメットチョイスでは別物で、第2形態はジャマハルダ語の解説に変化)
- ダークサイドハイネス:前半戦→後半戦(ジャマハルダ語の解説)
- エンデ・ニル(真破神エンデ・ニルではいずれも変化):第1形態(戦闘BGM「組曲:星羅征く旅人」の歌詞)→第2形態→第3形態(第1形態の続き)→第4形態(Theアルティメットチョイスでは別物)
- ツインウッズ(カビファイ2):1章5階→3章7階以降
- デデデ大王&メタナイト:2章→3章→4章→5章→下弦のマスクドデデデ&上弦のマスクドメタナイト
- シャドーカービィ(カビファイ2):ひとりでモード(全難易度で同じ)→4章20階→5章25階(元ネタは公式Twitter)→5章45階
- マスタークラウン:通常版→ウルトラソード
- マホロアソウル(WiiDX):エクストラモード→「真・格闘王への道」の第1形態→第2形態(マホロアによる独白)
スペシャルページが存在する作品
太字は全ボスに存在。
- ウルトラスーパーデラックス
- Wii
- トリプルデラックス
- カービィファイターズZ(「ひとりで」モードのボスのみ、「めちゃむず」ではさらに変化。この他作品そのものにも存在)
- ロボボプラネット(一部中ボスにも存在、本作では調査報告書のような文体になっているのが特徴)
- スターアライズ
- カービィファイターズ2(一部ボスは難易度や階層に応じて変化)
- Wiiデラックス(原作でスペシャルページが存在しなかったボス・スフィアローパー・スフィアローパーズにも追加されたほか、既存のものに関しても一部の文章が変更された)
専用のスペシャルページがあるゲームモード
- Wii:格闘王への道、真・格闘王への道
- トリプルデラックス:カービィファイターズ!、デデデでゴー!、格闘王への道、真・格闘王への道
- ロボボプラネット:メタナイトでゴーリターンズ、かちぬきボスバトル、真 かちぬきボスバトル
- スターアライズ:星の○○○○(ドリームフレンズはここ限定で変化)、Theアルティメットチョイス、アナザーディメンションヒーローズ
- Wiiデラックス:マホロアエピローグ(マホロアを最大強化すると変化)、格闘王への道、真・格闘王への道
スペシャルページに近い文章が存在する作品
基本的にはコピー能力に説明文が存在する作品を挙げる。なお、上述したスペシャルページが存在する作品にもコピー能力やカービィ以外の操作キャラの説明文がある。
- 夢の泉の物語
- スーパーデラックス
- 夢の泉デラックス / 鏡の大迷宮(双方に登場する能力は同じ文章となっている)
- タッチ!カービィ(上述したドロシアの他に、コピー能力やカービィ以外の操作キャラ、サブゲームにも存在)
- 参上!ドロッチェ団
- 星のカービィ20周年スペシャルコレクション(もっとチャレンジステージのスタート前)
- みんなで!カービィハンターズ / みんなで!カービィハンターズZ / スーパーカービィハンターズ(ポーズ画面ではなく、クエスト前にボスの説明文が表示。一部クエストは一度でも挑戦したことがあれば変化)
- ディスカバリー(先述したガチャルポンのフィギュアが該当、ポーズ画面ではない。ボス以外にも中ボスや本作初出の雑魚敵などに文章が存在)