異空をわたる翼 スフィアローパーが
スフィアの エネルギーに ひかれ あらわれた!
スーパーのうりょくで きりひらかれた
ナゾの空間の おく地に ひそみ、 スフィアを
うばおうとする ものに おそいかかる!
(通常版説明文、以下説明文引用の太字は本来赤字)
異空間への入口は、 スーパーのうりょくの
パワーに より ひきさかれる ようにして
開かれた。 時と ともに空間は とざされて
いくが、スフィアのある 場所のみのこされ、
ローパーが飛び回って いるようだ。
(EX版説明文)
概要
『星のカービィWii』に登場する中ボスクラスの敵。
強力なエネルギーが好物で、ローアのエネルギー源「エナジースフィア」がポップスターに散らばったのをきっかけにポップスターに侵攻してきた他、ハルカンドラでもエナジースフィアを漁っている。
スーパー能力で見つけることのできる異空間に潜み、その一番奥で戦うことになる。
倒すとエナジースフィアを2個手に入れることができる。
容姿と能力
エナジースフィアを取り込んだ、球形の鳥のような姿をしている。ノーマルでは角が2つで2つ目、EXでは角が1つで1つ目。
紫・赤・緑・銀の4色が存在し、色ごとに強さが変化する。
紫
属性攻撃を持たない最弱の個体。尾は2本。
Exでは唯一画面奥からの体当たりが横にジグザグに動くようになっており、軌道が読みにくくなっている。
エナジー弾を吸い込んでもスカなのはこの色のみ。
赤
炎を使った攻撃をしてくる。尾は3本。
この個体はファイアカービィの使うものに似た「バーニングアタック」を使用し、EXでは一旦キャンセルしてこちらに高さを合わせてからもう一度突っ込んでくる「セカンドアタック」へ派生。吐き出すエナジー弾は炸裂するとしばらく炎上するので着弾した後も油断禁物。
この個体と戦う場合、周囲に水場があるケースが多いのでコピーロストの危険が大きい。
エナジー弾を吸い込むとファイアをコピーできる。
緑
電気を使った攻撃をしてくる。尾は4本。
エナジー弾を空中に設置してからの落雷やスパークカービィのスパークはどうだんに似た攻撃「スパークエナジーショット」を行う他、横に移動しながら上下に雷を放つ技「落雷攻撃」があり、EXではその雷が回転する「旋回電撃アタック」になっているので避けづらくなっている。
吐き出すエナジー弾は炸裂するとしばらく放電するが、EXでは炸裂すると縦に雷が発生するため一瞬フィールドが分断されてしまう。
エナジー弾を吸い込むとスパークをコピーできる。
この個体と戦うフィールドは、凍っていたり足場が左右に動いていたりとカービィにとってかなり不利な条件であることが多く、場合によっては感電して操作が効かないまま奈落に落ちて1ミスという目も当てられないことに陥りやすい。
銀
氷を使った攻撃をしてくる。尾は5本。
氷のエネルギー弾をまとった体当たりや、自分の周りに冷気を炸裂させる「アイスクラッシュ」等多彩な技を持つ。しかもEXではアイスクラッシュが四方に氷柱を飛ばす「アイスクラッシュフォーリング」に強化され、ダークマインドの「リバースワールド」の如く画面を上下反転させてくる。
ノーマル、EX問わずこの個体のみ瞬間移動が使えるため、今まで以上に攻撃が当てづらい。
エナジー弾を吸い込むとアイスをコピーできる。
全色共通で、EXでは「ミニブラックホール」も使用してくる。飲み込まれても大きなダメージは無いがスフィアローパーはブラックホールが出現している最中でも普通に動くので攻撃が避けづらくなる。
スフィアローパーズ
ハルカンドラにある 異空間は、より
おく深い 空間へと つながっている という。
そのためか あらわれる ローパーたちの
数もふえ、まるで つがい のように
コンビで 活動するものも そんざいする。
(通常版説明文)
ことなる世界に うかぶ ハルカンドラ。
異空間は その世界との はざまの空間だ。
しかし ローパーたちは なぜ、スフィアを
求めるのか? 古代には 今とは ちがう姿で
空間をこえる力を 使いこなしていた というが…
(EX版説明文)
7-3の最後の異空間では紫と赤のスフィアローパーが1体ずつ現れ、2体同時に戦うこととなる。
登場ステージ
・1面「クッキーカントリー」ステージ1:初登場。登場するのは紫。
・1面「クッキーカントリー」ステージ4:地面が凹凸。登場するのは紫。
・2面「レーズンルインズ」ステージ2:左右の床に水がある。登場するのは赤。
・2面「レーズンルインズ」ステージ4:左右の床が星ブロックになってる。登場するのは赤。
・3面「オニオンオーシャン」ステージ1:真ん中が小島で左右は水。登場するのは赤。
・3面「オニオンオーシャン」ステージ3:左右が水の壁。登場するのは赤。
・4面「ホワイトウェハース」ステージ2:地面が凹凸で凍っている。登場するのは緑。
・4面「ホワイトウェハース」ステージ4:床2ヶ所が上下する。登場するのは緑。
・5面「ナッツヌーン」ステージ2:床が左右に動く。登場するのは緑。
・5面「ナッツヌーン」ステージ4:左右の床が動き、定期的に地面が開く。登場するのは緑。
・6面「エッガーエンジンズ」ステージ1:中央にベルトコンベアが設置されてる。登場するのは銀。
・6面「エッガーエンジンズ」ステージ3:中央に水が設置されてる。登場するのは銀。
・7面「デンジャラスディナー」ステージ1:下からギガッツォが邪魔してくる。登場するのは銀。
・7面「デンジャラスディナー」ステージ2:左右の床が動く。登場するのは銀。
・7面「デンジャラスディナー」ステージ3:4隅に隕石が設置されてる。登場するのは紫と赤。
・格闘王への道 / 真・格闘王への道:緑→紫&赤→銀の順番で登場。
戦闘BGM
正式曲名:「VS.スフィアローパー」
作曲者:石川淳
どの個体でも同じ曲が流れる。5/4拍子の変拍子。
その他
親玉としてグランドローパーが存在する。
そしてラストステージであるレベル8や、『Wiiデラックス』の追加モード「マホロアエピローグ」ではスフィアローパーそっくりの「ラーパ」「リーパ」「ルパ」「レーパー」という敵が雑魚敵として出てくる。
さらにラスボスのマホロアの攻撃の中に、異空間の穴を開けてそこからスフィアローパーを5体召喚する技があり、召喚されたスフィアローパーは突進してそのまま画面外へ飛び去っていく。
呼び出されたスフィアローパーは非常に耐久力が高いので倒すのは難しく、避けづらいため急いでマホロアの後ろに回り込むかガードでやりすごそう。
ちなみに、このスフィアローパーは『星のカービィ キャラクター大図鑑』にて「パラローパー」という名前で載っている。
スフィアローパーズEXの説明文に「今とは違う姿で空間を越える力を使いこなしていた」と書かれており、「何かしらの要因で現在の姿に変貌し、空間を越える力を失った事」「空間を越える力を持つ古代種の存在」が示唆されている。
その他のシリーズでは
エナジースフィアという 球体が 好物な、
異空間に すくう モンスターの ホログラフ。
もとは、赤色と青色の こたい であった もよう。
このモンスター自体よりも、スフィアの持つ
異しつな テクノロジーの方が ナゾが多い。
(通常版説明文)
このモンスターは、スージーが かつて入手した
データを入力し 生み出されたのだが、異空間と
よばれるエリアに すくう このモンスターの データを
一体いつ、どこで 手に入れたので あろうか。
かのじょのナゾも また、深まる ばかりである。
(Re:版説明文)
『ロボボプラネット』ではレベル2ボス「ホログラフ防衛システムズ」が2体目に繰り出す敵として「ホロ・ローパーズ」が出現する。
上述したスペシャルページの説明文曰く、それを生成するためのデータは秘書スージーが入手したとのこと。スフィアローパー達は異空間ロードにしか存在しない生体であるため、星の夢起動実験の大事故から元の世界に戻ってくるまでの間にデータを入手したと思われる。
通常版の説明文に「赤色と青色」とあるが間違い、実際は「赤色と紫色」が正しい。
『みんなで!カービィハンターズZ』及び『スーパーカービィハンターズ』でもスフィアローパー自体は登場しないが、中ボスクラスまで大型化した「ラージローパー」が登場している。
スフィアローパーズEXの説明文から推測するにスフィアローパーの古代種なのかもしれない。また、『Wiiデラックス』ではよく似たカラーリングのボスが登場している。
以下、最新作「星のカービィWiiデラックス」のネタバレ注意
ぼうそうローパーズ
群れなす異空の翼 ぼうそうローパーズ。
ほんらい スフィア に群がる そんざいだが、
何者かの 支配により、あの実のカケラを
もとめ 異空を飛び回る。 ローパーたちを
たばねる親玉と言えば、アイツしか いない!?
マホロアエピローグのエリア4「異空のロスカドーラ」のボス。紫の体に歯車のような角が生えた、群れなす異空の翼。
他のエレメンタルボス同様、何者かの支配下に置かれ、果実のカケラを探しているというが…?
ランディアと同じく4体1組となるが、『スターアライズ』の三魔官シスターズ同様、ほとんどの場合一度に襲いかかってくるのは2体だけで、その間残りの2体は画面奥を飛び回っている。
素早い動きも手強いが、このボスを強敵たらしめているのは、彼らの攻撃で出現する紫色のプラズマ・「バーストダスト」。このバーストダストはしばらく画面に残留した後に時間差で爆発し、ダメージを与えてくる厄介なもの。これがローパーたちの激しい波状攻撃と共に画面狭しとばら蒔かれるため、苦戦すること間違いなし。一部では「ラスボスより強い」という声も。
後半では、一度に4体現れてミニブラックホールを発生させる技「スターダスト&ブラックホール」も使ってくる。危険な技だが、この隙にマホロア砲やブラックホールを当ててやると一気にコンボ数を稼げるので狙ってみよう。
戦闘BGM
正式曲名:「VS.群れ成すローパーズ」
作曲者:下岡優希
雑魚ラッシュの曲「VS.ラパリパルパーズ」のフルバージョン。
ラージローパー戦のフレーズも入っている。