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ダークマインド

だーくまいんど

「星のカービィ 鏡の大迷宮」におけるラスボス 色々な意味でしぶとさに定評がある
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概要編集

星のカービィ鏡の大迷宮に登場した敵キャラクター。

同作の黒幕であり、ラスボスとして登場する。


大別しても2種類(細分化すれば3種類)の姿を持つ。

第一形態がナイトメアウィザードに、第二形態以降がゼロに似ている。

詳細編集

「ダークマインド」の名の通り、悪い心を操る力を持っている他、「鏡」の性質を行使する能力を持つ。それらの力で「映した者の望みを叶える」鏡の国の秘宝「ディメンションミラー」を暴走させ、鏡の国を悪い心が渦巻く世界に変え、そこから全てを支配しようとした。

普段は無数の刺のようなものがついた鎧に身を包んでおり、真っ赤な球状のコアに蠢く瞳が見える。また、常に一対の鏡を周囲に浮遊させている。

GBAシリーズ以前のボスの中では屈指の攻撃パターン数を誇り、またそのしぶとさは近年のラスボスにも劣らない。


なお、シリーズ恒例として専用コピー「マスター」を一戦目から使えるが、特に使用が強制されるわけでもなく、ほかのコピーを使う手段も存在する。

もっとも、よほどの腕かあるいは拘りがあるわけでなければ素直に使っておくのが無難である。

ちなみに、もし戦闘中に失くしてしまっても、第一形態戦では戦闘開始前に入手でき、第二形態戦では逐一シャドーカービィがマスターのコピーを使うための必要アイテム「マスターソード」を届けてくれる。


第一形態編集

Battle Against the Dark Mind

前述の通り、刺の付いた鎧を身に着けている。

素早いワープと弾速の早いスターバレットを主な武器としている、ナイトメアと何らかのつながりを感じさせるが、指先から星を発射するナイトメアに対しダークマインドは弱点でもあるコアの目玉から星を発射している。

常に一対の鏡「ダークミラー」を展開し盾の様にこちらの直接攻撃を遮り、戦闘を重ねるとこの鏡も攻撃に使用してくる。

撃破されると鏡のように砕ける自らの幻影を生み出す能力を持つ。

ダークメタナイトを倒すと姿を現し、最初はこの幻影をカービィに差し向けてくる。


この第一形態との戦闘は四戦構成となっていて、内三戦は幻影との戦いとなる。

本体・幻影共に弱点は攻撃時に曝け出すコア。ここを叩くことで大ダメージと怯みによる攻撃のキャンセルを誘発できる。

攻撃前に白いオーラを纏ってチャージする特徴がある。

なおスターバレットは吸い込んでコピーでき、色に応じて特定の能力を拾得できる。

  • 一~三戦目(幻影)

ワープ移動とスターバレット発射で攻撃してくる他、二戦目以降は鏡の回転攻撃が加わる。

常時攻撃可能だがダメージは低く、怯みもしない。

完全な連戦ではなく、一戦ごとに通常ステージのようなコースでの小休憩を挟む。途中で回復アイテムなども拾えるが、段階を追うごとに絶妙に嫌らしい道筋と配置になっていく上、戦闘ステージも半端な足場や水場など障害が増えていく。

そしてこれらを乗り越え四戦目にしてようやく本体が現れ直接対決となる。

  • 四戦目(本体)

本体との決戦ではダークマインドの攻撃も本格化し、連続ワープからのスターバレット連射や全体攻撃「クラッシュボム」といった攻撃パターンでこちらを翻弄してくる。

このクラッシュボムは時限式で体力も設定されている。がんばり吸い込みなら吸い込むことでクラッシュをコピーできる他、攻撃して破壊することもできる。

先述の通り弱点はマントの下のコアだが、四戦目は白いオーラを纏っていない状態で攻撃すると、虚像を身代わりにして回避されてしまう。

この四戦目を征するとついに相手も本気になり、最終決戦に。


100%クリアで解放されるミニゲーム「勝ち抜きボスバトル」では、この第一形態との戦闘が一回に省略されている。

戦闘ステージは本編一戦目と、行動パターンは本編四戦目と同じ。

第二形態編集

カービィとダークマインド

本物の第一形態を破ると、3のラスボス「ゼロ」を赤くしたような姿になる。

その外観はまるで太陽そのもので、目の部分が黒点の様に見える。

目から発射する各種の光線と一対のダークミラーを用い、さまざまなバリエーションの攻撃を仕掛けてくる。

画面にして半分近くを占める巨体を誇る。本体にぶつかってもダメージ判定はないが、逆にこちらからもダメージを与えられない。

ダメージを与えられる部位は瞳。しかし元々高いタフネスを誇る上に一撃を受けるたびに目をつむって追撃を回避してくるため、瞳狙いでは中々体力を減らせない。

攻撃時にのみ出現させるダークミラーが弱点になっていて、相手の攻撃を回避しつつカウンターを喰らわせてやることで大ダメージにつなげることができる。ただし、一定ダメージを受けたダークミラーは破裂し、破片となって襲い掛かってくるので要注意。


特に鏡を使った戦法に長けている。鏡面の反射でレーザーの軌道を変える「ダークレーザー」の他、第一形態の様に鏡をぶつける「ミラーアタック」も回転や移動に捻りが加わり回避の難しいものに。

さすがにゴルドーは出さないが鏡からザコ敵を召喚することがあり、特に召喚と同時に高速で体当たりしてくるウィリーが鬱陶しい。

ダークマインドには攻撃のパターンが存在し、体力の減少に応じて既存の攻撃を強化したり、第一形態と同じく「クラッシュボム」を使用してくる。

また、特に注意すべき以下の二つの攻撃も解禁される。

ダークビーム編集

ダークマインドが誇る大技の一つ。激しい振動と共に画面上部に移動し、上空から極太のビームをぶっ放してくる。

作中唯一メモリ2つ分という大ダメージ(体力を最大強化した状態でも全快状態の5分の1)を誇る上、3種類もの発射パターンを持つ。

最終的に画面全体をくまなく照射するパターンもあるので、予備動作が見えたら確実に回避できるようにしたい。

リバースワ-ルド編集

ダークマインドの大技の一つにして、自身を象徴する切り札。

画面を上下反転させるという驚愕の技。ダメージこそないがまさに初見殺しで、しかも画面に反し十字操作は反転しない(=左右逆の操作を強いられる)ため、狂った視界の中おぼつかない動きでダークマインドの猛攻を掻い潜らなければならないのだからたまったものではない。

後に同じ技を駆使する後輩が登場したが、反転中にこそ攻撃を激化させてくる点であちらとは一線を画す。


第三形態編集

第二形態を倒すと、全体的に体が小さくなり、纏うオーラも赤から白になった状態で逃亡を図り、これを追撃する形でおなじみのシューティングに移行する。ちなみにシリーズでは珍しい縦シューティング。

攻撃方法はスターバレットと突進のみだが、相変わらず多彩な攻撃パターンを持っており、カービィシリーズ中ではかなり厚めの弾幕を張ってくる。特にサブゲーム「勝ち抜きボスバトル」ではまさに最後の難関と言った具合になる。

ストーリー本編では、ダークマインドのHPを0にするとそのままスタッフロールに移行し、ついでにダークマインドに攻撃を当ててスコアを計上するミニゲームに突入する。カービィは攻撃を受けてもダメージを受けないが、怯んでしまい一時的に攻撃できなくなるのでハイスコアを目指す場合は回避もしっかりこなそう。

高速で流れるクレジットを眺めながら星当てをする様はシュール以外の何物でもない

この形態になると仲間を呼び出せなくなるため、バッテリーが残っているなら最終決戦という意味でも第二形態を倒した直後に携帯電話で仲間を全員呼び寄せておこう。

スタッフロール終了後、一定時間が経過するか最後にトドメの一撃を加えることでダークマインドが爆発、ついに完全撃破となる。


第三形態を撃破する瞬間に稀にフリーズが起こる事があり、トドメの一撃を加えてもダークマインドが爆発せず、何時まで経ってもゲームが終わらなくなる。この場合はリセットして第一形態からやり直すしかない。


戦闘BGM編集

原曲編集

作曲者は3曲とも伊勢村篤義もしくは稲垣博信。

第一形態編集

四戦すべてで通常のエリアボスと同じものが流れる。


第二形態編集

正式曲名:「ラストボス/第2形態」


ここからダークマインドの専用BGMが流れる。

疾走感と共にラストボスとしての緊迫感も感じさせる曲で、大きく盛り上げるパートこそないが自然とリズムに乗ってしまうような軽快さを持つ名曲。

そしてなんと、同ゲームの海ステージ「OLIVE OCEAN(オリーブオーシャン)」のステージBGMのアレンジでもある。


第三形態編集

正式曲名:「ラストボス/第3形態」


最後のシューティングも勿論専用BGM。

曲名からわかる通りダークマインドの第三形態BGMという位置づけなのだが、如何せんスタッフクレジットのBGMという印象が強く、そのためファンの間でも「第2形態」と「第3形態」のどちらが「鏡の大迷宮ラスボスBGM」なのかということで意見が割れることもある。当然ながら「両方共」が正解である。

ピコピコといった感じのメロディを繰り返す軽やかな曲で、シリーズの他ゲームでならミニゲームBGMとしてそのまま流れても違和感がない。


みんなで!カービィハンターズZスーパーカービィハンターズ編集

ラスボス戦にてアレンジが行われた(リンク先ネタバレ注意!)。


スターアライズ編集

正式曲名:「ダークミラージュ」

編曲者:小笠原雄太


星の○○○○ダークメタナイトを選択するとバルフレイナイト戦で流れる。

前半部分は第1形態、後半部分は第2形態のアレンジとなったメドレー(間奏部分には第3形態を意識したフレーズが含まれる)。

イントロには鏡が割れるような音が使われ、終始ロックな曲調で猛スピードで駆け抜けていく。


サウンドトラックにて制作秘話が明かされた。

激しいロック風のアレンジとなったのは熊崎信也ディレクターによる提案。小笠原氏の得意とするテイストであり、本人も「自分の色をいい意味で出せた」とコメントしている。

なお、小笠原氏は本作におけるダークメタナイト関連楽曲を全曲担当した。


余談編集

「”ダーク”マインド」という名前と「球体状の体に一つ目」という外見から、ダークマター達「暗黒一族」の一員ではないかと言われている。

暗黒一族は人々の悪い心が具現化したものだと言われており、ダークマインドの「悪い心」を操る能力との関連を匂わせる。

また、マインド(mind)の対義語がマター(matter)であるため、2のダークマターや3のゼロとは系統の異なる同族、あるいは(第2形態の太陽そのものの様な外観から)鏡の世界における暗黒の存在なのではという考察もある。

その他、ナイトメアに似たような感じの外見から、より広い意味で「邪悪な存在が鏡に映った姿」という考えも存在する。

いずれにせよ、その本質は「鏡の中のわるいこころ」というもののようだ。


ちなみに、ゴムボールの様な弾性的な柔らかさを感じさせるゼロ・ダークマターらに対し、ダークマインドは全体的に硬質のガラス球の様な質感をしている。

また、ドットでは「表面に炎の様な紋様のある球体」に見えるが、後に「内側で発光する赤みがかった半透明の球体」の姿をしていることが判明した。


さらに余談ながら、ダークマインドの瞳は縦に切れた外見をしており、瞼も左右に開閉する。

カービィシリーズに数多く存在する一つ目キャラだが、多くは上下に開閉しており左右というのは非常に珍しい。


その他作品での活躍編集

参上!ドロッチェ団編集

お宝を集めて開放できるグラフィックピースの一つに写っている。

形態は第一形態で、公式イラストの大きくマントを広げコアを露出した状態の物。


なお、同作と「鏡の大迷宮」はお宝のコレクションシステムが似通っており、特にコレクションのカラースプレーで操作するカービィを着色できるのは他にはない共通点。


ウルトラスーパーデラックス編集

コレクションアイテムなどを含め、本人やその周囲の登場は全くない。

しかし今作にて初登場したデデデ大王強化体・マスクドデデデがかぶる仮面は、ダークマインド第一形態の鎧がモチーフであるという。

「大迷宮」ではシリーズ唯一デデデが登場しなかったゆえの選抜らしい。


トリプルデラックス編集

重要アイテムであったディメンションミラーと共にレアキーホルダーの一種として登場。こちらも第一形態。

今回のビジュアルは、腕を組みマントでコアを隠したゲーム中の待機状態の物。


みんなで!カービィハンターズZスーパーカービィハンターズ編集

ヘビィハンマーの防具として、ダークマインドの第一形態を模したものが登場。

目の部分がバイザーになり、マントが髪の毛のような質感で再現されている。ちなみに武器のハンマーは二枚のダークミラーをマスクドデデデの「ニューデデデハンマー」のように貼り合わせたもの。蓋が開いてビームとか撃てそうな外観をしているが、残念ながらそういった機能はない。

装備の説明文によると、金色の鏡の中に存在する「鏡の国」には、「かつて、国を支配せんとした『悪の心』が存在したが、4人のヒーロー一振りの剣によって打ち砕かれた」という話が伝わっているという。


これと同じレア度と1つ下の装備(スーパーはレア14も)はボスを中心に過去のキャラクターがモチーフとなっていて、先述の通りダークマインド第一形態はハンマー使いのデデデ大王とも縁があるので選抜に違和感はないのだが、他ジョブの同じレア度の装備のは解放時点で既にゲーム中に登場しているので、どことなく浮いた印象を受ける。

だがしかし…。

The Mask of Dark Mind暗黒武装


関連タグ編集

星のカービィ ラスボス 黒幕 狡猾 悪のカリスマ チート

鏡の大迷宮 ディメンションミラー

シャドーカービィ ダークメタナイト

ナイトメア ダークマター ゼロ

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