概要
北海道室蘭清水丘高校卒業後、ゲーム制作の専門学校であるHAL東京専門学校ミュージック学科へ入学。在学中よりフリーランスの作曲家として活動していた。
2016年に卒業後はしばらくフリーターとしていくつか楽曲提供を行ったあと、2017年にHAL研究所へ入社。デビュー作は『星のカービィ スターアライズ』。
サウンドテストで小笠原氏の担当曲を示す音符の色は黄色。
エピソード
- 当初はフリーランスとして活動していたが、HAL研に入社したきっかけは元HAL研社員の濱田隆史氏の紹介。
- 『星のカービィ スターアライズ』では当初ボイスやSEのはめ込みを担当。登場キャラクター・三魔官のボイスに関する仕事を行っていたが、プログラマーの谷藤圭太氏に渡したリストがあまりにも細かすぎて七魔官まで担当させられる悪夢を見させたということもあり、彼からは「デスマーチ」のデスを取って「デス小笠原」と呼ばれるようになったという。
- ちなみにこの仕事に関して、熊崎信也ディレクターからは『ロボボプラネット』の「Crazy Rolling in Money」を参考として説明を受けたらしい。
- ファンからはロック風のBGMを多く担当していることもあって、「デスメタル」から取った「デス小笠原」として親しまれている。
- 同作のワープスターの効果音(「アナザーディメンションヒーローズ」のラストシーンのもの)に関して、初代から担当してきた石川淳氏は昔ながらのプログラミングに近い作り方をしているため習得に数年はかかると思っていたのだが、数日で会得してしまった小笠原氏に唖然。「こちらの想像力を超えた人がきた」と語っている。
- HAL研究所社員の親睦や福利厚生をサポートする委員会「ハル会」の委員長も務めている。
- 2021年の忘年会では「オンライン忘年抽選会 & HAL Movie-1グランプリ」を、2024年の新入社員歓迎会ではバーベキューを開催した。
担当作品
フリーランス時代
- バルーンチキン
- モニャイの仮面
- SPOT
HAL研究所時代
- 星のカービィスターアライズ(石川淳、安藤浩和と共同)
- ハコボーイ!&ハコガール!(石川淳、安藤浩和と共同)
- 星のカービィディスカバリー(安藤浩和、石川淳、下岡優希と共同)※リードサウンド
- カービィのグルメフェス(石川淳、酒井省吾、安藤浩和、大原萌、下岡優希と共同)※リードサウンド
- 星のカービィWiiデラックス(安藤浩和、下岡優希、石川淳、櫨本浩、加藤優貴と共同)
代表曲
作曲
- フォルアースに吹く風(星のカービィスターアライズ)
- 古代の塔ピサーシャ(同上)
- 新世界をかけぬけて(星のカービィディスカバリー)
- 北のホワイトストリート(同上)
- 隆隆たる獅子叢の哮り(同上)
- I'm Hungry Pinker Ball!(カービィのグルメフェス)
編曲
- ギャラクシーのかなたまで(星のカービィスターアライズ)
- ダークミラージュ(同上)
- 異空をかけた戦い/異空をかけた剣王との戦い(同上)
- さよならカービィ:未来行く星のひと(同上)
- WELCOME TO THE NEW WORLD!(星のカービィディスカバリー、作曲:池上正、編曲:永田太郎・小笠原雄太)
- SURVIVAL SWORD BOUNCER(星のカービィディスカバリー)
- シャウト オブ デデデ(同上)
- バルフレイナイト(同上)
- ハル研ドリームバンドによるデデデ大王フェス / Kirby 30th Music Fest:ハル研ドリームバンド楽曲(星のカービィ30周年記念ミュージックフェス / カービィのグルメフェス)