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ビースト軍団を たばねる強き者、レオンガルフ。

宇宙からの侵略種の 手ごまとなり、エネルギーげん

として、食べ物や ワドルディたちを 集め続ける。

中でも 最大のミッションは、ゆくえ不明となった

ID-F87… フェクト・エフィリンの ほかくであった。


CV:三宅健太


概要編集

ビースト軍団の首魁で、筋骨隆々で巨大なライオン


ある目的のためのエネルギー源として食べ物とワドルディを集め続け、エフィリンの捕獲を最大のミッションとしている。


同じヒョウ族の女爪豹キャロラインを連絡係に置いており、No2としている。軍団を結成する前からの長い付き合いらしい。(後述)

英語表記は「Leongar」。


ゲームでは最終ステージで登場するまで姿を見せないが、小説版ではキャロラインと共に表紙を飾り、序盤から存在が示唆されている。




ネタバレ編集

以下、「星のカービィディスカバリー」の重大なネタバレが含まれます。





































目的編集

ストーリー終盤、レッドガル禁足地の奥にある廃研究所「ラボ・ディスカバール」で、白と赤のマントを羽織って玉座に腰掛けた姿を現し、以下のことを語り始める。




美しいで あろう… ピンクの まねかれざる者よ。


だが、このお方は まだ 完全な おすがた ではない…。

かたわれを うしなって おられるのだ。


かつて、この地に 住んでいた者たちは このお方から キセキの力を さずかり…


その力で かなた 夢の大地へと 飛び立って いったのだ。


このお方が 完全な おすがたに もどられれば…


この 忘れられし大地に 残された われらにも、キセキの力を おあたえ くださるだろう。


そして… ついに その時が来たのだ!




そうだ、この 小さき者こそ… うしなわれた、かたわれ なのだ!


ようやく… ひとつの 完全な おすがたに もどられる。




ビースト軍団の目的……それは、究極の生命体フェクト・フォルガ完全なおすがたに蘇らせ、夢の大地へ去って行ったかつての原住民と同じ躍進を遂げることであった。


彼らにワドルディを捕獲させていたのも、ラボの動力源となる電力を作る奴隷として利用するためであり、復活に不可欠な片割れであるID-F87フェクト・エフィリンも捕まえようとしていたのである。




その 積年の悲がんを はばむのならは、今ここで…


野獣(ビースト)どもの えじきとなれぃ!!




戦闘編集

最初はレオンガルフではなく、ビースト軍団の手下達が襲いかかってくる。この手下達を全員倒すか、手下達を無視してレオンガルフに接近もしくは攻撃を行うと、レオンガルフ戦に突入する。


レオンガルフは玉座から立ち上がり、マントを脱いで戦いを始める。


獣王レオンガルフ


第1形態編集

戦闘ではキャロラインのように爪を振るって攻撃するが、キャロラインとは対照的に、筋肉隆々な外見に違わずパワフルな攻撃を繰り出す。

  • かぎ爪

片手で勢いよくひっかく。2連続で使う場合もある。

  • パンゲアを裂く爪

地面に爪を走らせ、最後に斬り上げる。

パンゲア」とはペルム紀~三畳紀(約3億年~2億年前)に存在していた巨大大陸。

  • 強襲のネメアー

跳びかかり、勢いよく地面を叩く。キャロラインの「ハンティング」と似ているが、滞空時間は短く、高度も低い。更にタメが長い。ただし、攻撃範囲は広い。

「ネメアー」とはギリシャのペロポネソス半島にある地名。獅子座のモチーフとなった人喰いライオン「ネメアの獅子」の伝説が残る。

  • 痛撃

両手を叩きつけて円形の衝撃波を放つ。


第2形態編集

体力が残り少なくなると、突如苦しみ出し、白目をむいて禍々しいオーラを纏う。


実はフェクト・フォルガに洗脳されており、彼やビースト軍団はかの生命体が飛ばす思念波によって、無意識の内に都合の良い悲願を刷り込まれていたのだ。


こうなると、力のリミッターが外れた獣のごとき猛攻を仕掛けるようになる。


  • サイコクロッシングレオン

形態移行時の確定行動。

爪から斬撃のエネルギーを飛ばす。

X字のものとV字のものがあり、交互に3回繰り返す。

  • 四肢の牙音

歯を鳴らし、突進しながら連続で噛み付いてくる。しつこく追いかけてきてホーミングするが、終わると疲れて隙ができる。

たまに歯を鳴らさず、力を溜めてから突進してくる場合もあり、スピードが速くなる代わりに一直線に動き、終わった後はより長く疲れる。

  • サイコハウリング砲

紫色のオーラを纏い、口からビームを発射する。ビームの向きは下から上に移動する。


しかし、第1形態・第2形態共に攻撃後の隙が長く、すべての攻撃がアイスのこちこちガードやギガントソードのシールドで無効化できる。もちろん、きんきゅうかいひも有効である。


倒すと、軍団の戦闘員共々フェクト・フォルガに取り込まれてしまうが、カービィの活躍により倒された事でビースト軍団は解放され、カービィ達と和解するようになった。


しかし、そこにレオンガルフの姿は無く……?


戦闘BGM編集

正式曲名:「隆隆たる獅子叢の哮り」

作曲者:小笠原雄太


曲名は「りゅうりゅうたるししむらのたけり」と読む。

本作の中ボス戦「りゃくだつのビーストバトル」をベースに、「新世界をかけぬけて」のフレーズも散りばめた曲(これらも小笠原氏が作曲している)。

第2形態に移行すると後半部分が流れ、曲調が変化する。


漫画版編集

今日もまんまる日記!編集

5巻に登場。フェクト・エフィリスを神同然に崇めており臣下然と仕えている。

改心したキャロラインの手引きでラボ・ディスカバールにやって来たカービィの不意打ち(悪意はない)で負傷したところを手当てされる。他者の優しさに触れることで洗脳が解けかけるが、エフィリスの意思に従ってカービィに襲い掛かる。

しかしパワーがあり過ぎたためエフィリスの入ったカプセルを攻撃してしまう。ならばと今度はビーストキング(デデデ)を操ってカービィにけしかけるが、こちらも同じ理由で制御できずカプセルを破壊してしまうのだった。


その後、エフィリスは目の前にいたエフィリンを取り込んで完全復活。

レオンガルフとデデデだけではなく、カービィとキャロライン以外の者たちを洗脳して言いなりにしてしまう。

エフィリスは「お金はおっかねー」「歌いまーす(ボエエエエ)」など一発芸を披露し、レオンガルフたちに賞賛させたが、自作自演に過ぎず虚しいだけだった。


様子を窺っていたキャロラインから「本音で語れない関係なんてむなしいだけ」と指摘され、ならば本音を聞いてみようということで洗脳を解かれる。

直後、レオンガルフは「朧気だが悪夢を見ていたようだった。クソつまらないギャグを聞かされ、雑音でしたかない歌を聞かされ」と呟いたため、ブチキレたエフィリスは世界を潰すことを宣言するのだった。


その後、エフィリスが発生させた次元の穴に巻き込まれたメタナイトがモンスタートレーラーに取って参戦。レオンガルフの姿を見るなり黒幕と判断され、危うく斬られそうになる。


まんぷくプププファンタジー編集

9巻から登場。

元々バトル物ではなく日常コメディのため、ディスカバリー編自体はワドルディの街を旅立つところで終わっているため登場はしなかった(2話で終了)。


その後、ボスたちを率いて次元の穴を通りプププランドに出現。

今からこの星を侵略する!! われわれの物語の、はじまりだー!!!」と声高に言い放つも、直後、モンスタートレーラーにほおばりヘンケイしてデデデを追いかけていたカービィが突っ込んできたため全員跳ね飛ばされてしまい、慌てて逃げ帰って行った。


10巻では記念パーティーに出席しており、和解して普通に接していた。


12巻のハロウィン回ではメインのゲストキャラとして登場。

「お菓子を貰えなかったら相手にイタズラしても良い」とマホロアに吹き込まれたカービィは周囲に滅茶苦茶な被害を出し続けていた。そんな中でお菓子を要求してきたカービィや近くにいたマホロアを捕まえ、「お菓子は無いが拳ならあるぞ」と非常に怖い顔で迫る。

そこへ過激なイタズラをしてきたカービィに復讐すべくデデデ大王がやって来たが、彼もまたレオンガルフに捕まってしまった。

一旦態勢を立て直すためにカービィ&マホロアはくるまほおばりで逃げ出してからメタナイト・エフィリン・バンダナワドルディを連れて戻ってきたが、その間デデデはレオンガルフに肉を食べさせられ続けていたためムキムキでマッチョな肉体に巨大化。その形相に驚いたレオンガルフは隅で怯えて泣き出してしまい、カービィ達からもバケモノ扱いされていた。


関連タグ編集

星のカービィディスカバリー ビースト軍団 フェクト・フォルガ ライオン


ファイアーライオン:カービィシリーズにおけるライオン繋がり


闘神レオソード:ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスター。意外と共通点がある


地のエル:同じ声優が演じたライオン繋がり


更なるネタバレ編集

以下、さらなるネタバレ注意!



























2匹は名コンビで、アニマルたちのリーダーだった。

ある日 レオンは ID-F86を発見し、レオンガルフと

名乗りはじめる。ニャゥ~としか 言えないキャロル

には りかいできない 言語を話し出し、ビースト軍団を

けっせいする。それでもキャロルは、かれを信じた。


推せるふたり落書き

本来は「レオン」という名前であり、雌豹キャロルとの名コンビで動物達の秩序を守る立派なリーダーだったが、ある日導かれる様にかの生命体を発見。

以降、その生命体に洗脳され、レオンガルフと名乗り始めた彼は、獣には不要な機械の扱いや"言葉"さえどこからか習得し、今のビースト軍団を結成したらしい。

そのことを裏付けるかのように、相方の行動にはよく見るとそのような箇所をいくつか確認できる。

ちなみに、ガチャルポンの説明文によるとキャロラインからは改名前の「レオン」の名で呼ばれているらしい。


「言葉」を喋れたり、機械を扱えるのはフェクト・フォルガの入れ知恵とはいえ、キャロラインが「言葉」を理解できなかったり、他のビースト軍団が機械の使い方を理解できなかったのを見るに、それを難なくこなしたレオンガルフに才能があったと考えられる。


劇中の描写やガチャルポンの説明文から、部下のビースト軍団からは普段から強く慕われている事が示唆されている。






あの絶島にただよう レオンガルフの たましい。

一度 カービィにやぶれ 体をうしなった ID-F86は、

思念のみ 絶島のはてに のがし、よりしろとして

レオンガルフを ゆうへい。その体に自らの思念を

そそぐべく、かれのソウルを うちすてたのだ。


カービィに敗れ肉体を滅ぼされても、まだ復活を諦めなかったフォルガは、自らの特性により生まれた思念空間の中からレオンだけは逃さず監禁。

彼の身体を乗っ取って再起しようと、レオンが本来持っていた勇猛なソウルを、多数に分け空間内にばら撒いてしまう。


それに気づいたカービィ達の手によりソウルは回収されるも、憑依されたレオン・フォルガとして暴れさせられ力尽きたレオンは、フォルガが乱入したバルフレイナイトに取り込まれた後も目を覚まさなかった。


しかし、キャロルを始めとしたビースト軍団が集めてきたソウルを再び体に宿し、レオンは復活。

他のビースト軍団と同じく彼も改心し、プププランドの人々と共存する形で、元の平穏な生き方に立ち戻るのだった。


後味悪い展開が多かった以前のカービィシリーズに比べハッピーエンドを迎えている。


なお、EXステージのラスボス戦前に、カービィダンスを見て最初は不思議そうに静観していたが、段々乗り気になって一緒にポーズを取るなど、本来は結構ノリがいい性格の様である。


カービィや キャロラインたちの 想いにとって、集めた

ソウルは かれの元へと いざなわれた。ID-F86の

残ぞん思念から ときはなたれた レオンガルフは、

アニマルたちの 強きリーダーとなって みなを みちびく

ことでしょう。この世界も もう、だいじょうぶ!




角川つばさ文庫の小説版星のカービィでは、フェクト・フォルガの支配下から解放されても言葉を喋れるようになっている。フォルガに操られている間の記憶は薄く、ワイルドデデデとしてこき使われたことを根に持つデデデ大王に「なんという乱暴者なのだ」と呆れていた。

部下のビースト軍団のことは「アニマル達」と呼んでおり、元々は非常に仲間思いの勇敢な性格であることが判明した。


ラボ・ディスカバールに入ったのも、部下達がラボ内のフォルガの気配を恐れていたため、彼らを安心させるために原因を調べていたことが真相であった。

また、フォルガに操られている間に執着していた「夢の大地に向かうこと」についても、部下達を理想の大地に送って幸せにしてやりたいというレオン本人の部下を想う心も含まれていたことが示唆されている。しかし、今キャロル達アニマルと一緒に過ごすこの星こそ自分にとっての「夢の大地」だと思い直すこととなった。

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