カービィダンス

かーびぃだんす

『星のカービィ』シリーズに登場する踊り。ステージクリアなどをした際、リズミカルなBGMに乗ってカービィ(と仲間たち)が踊るシーンはシリーズの定番。

もしかして→カーヴィーダンス

カービィの楽しい気持ちに さそわれて、バンダナ

ワドルディは もちろん、はじめましての エフィリンも

カービィダンスに くわわった！ ダンスはとっても

カワイイのに、お歌はパワフルボイスの カービィさん。

こんど みんなで歌おうね！（ドキドキドキ…）

（『ディスカバリー』のフィギュア「いっしょにぼうけん！」より）

概要

その名の通り、カービィによるダンスである。

ほとんどの作品において、ステージクリア・ワールドクリア・ボス撃破など、ゲーム進行の区切りといえる場面でほぼ必ずカービィは踊る。

初期の作品ではカービィ自身が3人に分身しながらステージ毎に異なるバリエーションのダンスを披露していたが、3D描写が進むにつれ、分身することが少なくなっている。

その分、振り付けは作品毎に変わっており、ブレイクダンスのように回転したり、ムーンウォークを披露したりもしている。

なお、桜井政博氏によるとカービィが増える理由は「その方が楽しいから」らしい。

近年の作品(概ね『鏡の大迷宮』以降)では、ショートバージョンとロングバージョンなどが存在し、ボス撃破など大きな区切りの時にロングバージョンが使われるなど、プレイヤーにゲームの区切りの大きさを自然と意識させる作りとなっている。

『スーパーデラックス』や『スターアライズ』等のヘルパーや、『星のカービィ2』や『星のカービィ3』の仲間達などと共闘する作品では、仲間達も同様に踊っている。

また、『鏡の大迷宮』で複数人でボスを倒した際には人数によって振り付けのパターンがいくつか変わったりする。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでカービィが優勝した際にもこのダンスを披露している。『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では地味に踊る際に3人に分身するようになった。

『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降ではデデデとメタナイトのファンファーレにもこのカービィダンスのアレンジが使われている。メタナイトの場合、ポップな感じの曲ではなくメタル風アレンジになっている(この点はメタナイト本人の記事にて)。

原作者の桜井氏はクリア音楽を何度も聞き、ダンスを完成させたという発言をしている。

各作品のダンス

BGMが未使用なのは『あつめて!カービィ』と『カービィのすいこみ大作戦』。逆にそれ以外の全ての作品で皆勤賞となっている。

ただし、それ以外の作品でも一部は踊らない作品がある。

踊る作品

作品名	増える？	備考
初代	〇	作曲者：石川淳、本作ではボス戦のみの使用
夢の泉/夢の泉DX	〇（ボス戦のみ）	編曲者：安藤浩和、『夢デラ』では「カービィのエアグラインド」でも使用
ピンボール	〇	編曲者：池上正
ボウル	〇	ソロプレイ時はホールをクリアした際、対戦モードでは勝者が踊る（引き分けの場合は両方）。編曲者：安藤浩和
星のカービィ2	〇（ボス戦のみ）	仲間がいれば一緒に踊る。通常ステージではゴールゲームの成績によって曲の長さが変動
ブロックボール	〇	「タイトル画面/デモ」とショート版のメドレー
SDX/USDX	〇（「はるかぜとともに」と「大王の逆襲」のみ）	「白き翼ダイナブレイド」と「銀河にねがいを」でも踊るが増えない。ヘルパーがいれば一緒に踊る。「白き翼ダイナブレイド」ではゴールゲームの時に分身している。
きらきらきっず	〇	「ラウンドクリア」クリア時。GB版では難易度に応じ振り付けが変動。編曲者：安藤浩和
星のカービィ3	×	グーイがいれば一緒に踊る。本作ではショート版のみ収録。編曲者：石川淳
コロコロ	〇
鏡の大迷宮	×	仲間のカービィがいれば一緒に踊り、振り付けも変動する。「なみのりスターライド」でも使用。音源は『夢デラ』の流用
タッチ	×	上画面では5人のカービィが踊る映像が流れるが、下画面のカービィは増えない
参上!ドロッチェ団	〇	入手した宝箱の数によりカービィの数が変動
毛糸/毛糸プラス	×	フラッフと一緒に踊る。アミーボ・アモーレ第1形態を撃破した際には途中で中断される演出が入る
Wii/Wiiデラックス	×	デデデ大王、バンダナワドルディ、メタナイトも踊る。本作以降、ゴールゲームで7を取ると最後の決めポーズでしょんぼりする他、ゴールゲームでは1を取らないとロング版が流れない。編曲者：安藤浩和（ゴールゲーム）/石川淳（ボス戦）
トリプルデラックス	〇	編曲者：安藤浩和（ゴールゲーム）、ボス戦は『Wii』のゴールゲームを流用。本作以降、ゴールゲームで30UPすると「初代」の音源が流用されるようになった
カビファイZ/カビファイ2	×	勝者がショート版を踊る。音源は初代の流用（前半部分を省略）
スーパーレインボー	×	エリーヌ（マルチプレイ時はバンダナワドルディも）と一緒に踊る。クレイシアを撃破した際にはダーククラフターが現れ、途中で中断される演出が入る
ロボボプラネット	〇	音源は『TDX』の流用
バトルデラックス	×	1位のキャラが踊るほか、本作ではオリジナルフレーズが挟まる。スリープの場合は振り付けが変わる
スターアライズ	×	ヘルパーやドリームフレンズがいれば一緒に踊る（最後の決めポーズは全員違うものが用意されている）。本編ではポン&コンも踊る演出がある。フェスティバル使用時には専用アレンジが流れる（編曲者：石川淳、Wiiデラックスでも流用）。編曲者：小笠原雄太
ディスカバリー	×	決めポーズが従来作品とは別物。エフィリンや救出したワドルディと一緒に踊る（マルチプレイ時はバンダナワドルディも踊り、振り付けが変わる）。絶島ドリーミー・フォルガのフォルガトゥン・ランドではレオンガルフも踊る演出がある。編曲者：下岡優希

踊らない作品

作品名	使用シチュエーション	備考
Kirby's Avalanche	オールクリア時のファンファーレ	編曲者：安藤浩和
64	サウンドテストのみ	ロング版は61番、ショート版は62番に収録
エアライド	エアライドとウエライドのリザルト画面	「エアライド」のバージョンではショート版の後にオリジナルフレーズが入る
20周年スペシャルコレクション	もっとチャレンジステージのリザルト画面	音源は『Wii』の流用
デデデでデンZ	リザルト画面	音源は『Wii』の流用
カビハンZ/Sカビハン	リザルト画面	音源は『Wii』の流用
グルメフェス	結果発表	『2』のサウンドテスト25番と同じ長さ

カービィマスター！

クリア率が100%になると自動的に流れるムービー（ムービー一覧で見返せる）。カービィ達が劇場で踊るという内容。

客席の様子も映し出され、中にはここにしか登場しないキャラもいるのでよく見てみよう。

収録作品と登場キャラ

ウルトラスーパーデラックス

• カービィ、ワドルディ×2（舞台上で踊る）
• メタナイト（かぶりつき）、デデデ大王、マルク、ナックルジョー、ポピーブロスJr.×2（青と緑）、タック、ブロントバート、ワドルディ、ダイナベイビー（客席に座っている）

Wii / Wiiデラックス

• カービィ×2（ピンクと黄色）、バンダナワドルディ、デデデ大王、メタナイト（舞台上で踊る）
• カービィ×2（青と緑）、マホロア（かぶりつき）、ギャラクティックナイト、チリー、ワドルディ、キャピィ、マルク、ブルームハッター、ナックルジョー、ポピーブロスJr.（客席に座っている）
• ブロントバート（客席の上を飛んでいる）
• ランディア×4（ダンスが終わったあと、舞台上を飛んでいる。2匹はダンス前に客席の上を飛んでいる）
• アーマロイド、サンドラン（『Wiiデラックス』で追加された観客）

トリプルデラックス

音源は『Wii』の流用。

• カービィ、デデデ大王（舞台上で踊る）
• カービィ×3（黄・緑・青）、シャドーカービィ、タランザ（かぶりつき）、ワドルディ、ワドルドゥ、ナックルジョー、チリー、ブルームハッター、ディングル、セクトルディ（客席に座っている）
• メタナイト、マホロア、マルク、ギャラクティックナイト（同じく観客としているのだが、本作ではキーホルダーを除けばこのムービーにしか出番がない）
• ブロッキー（通路にいる）
• 天空の民×2（ピンク・白）、ダークメタナイト（客席の上を飛んでいる）
• 天空の民×4（青・黄・赤・紫）（ダンスが終わったあと、舞台上を飛んでいる）

関連イラスト

pixivでは、その性質上うごイラによる作品が多い。

関連動画

アニメ版でも(1話だけだが)踊ったことがある。こちらの場合、曲が主にワドルディが中心のシーンに流れている為、彼らのテーマ曲になっている。

関連タグ

星のカービィ

フェスティバルカービィ：カービィダンスが道中で使われるコピー能力。

星のカービィ64：上記の通り、本編作品で唯一カービィダンスがない（曲自体はある）。

広尾駅（東京メトロ日比谷線）：2番線（北千住方面）の発車メロディ「希望の地へ」（作曲者：松澤健）とカービィダンスが似ていると話題に。ちなみに期間限定イベント「プププトレイン」にて発車メロディ風アレンジが行われている。

（比較・同時再生動画）