曖昧さ回避
- 星のカービィシリーズに登場する敵キャラクター。ヘルパーとして仲間にすることもできる。本稿を参照。
- 『未来戦隊タイムレンジャー』に登場するナビゲーターロボット。→タック(タイムレンジャー)
概要
初登場は『スーパーデラックス』。ラテン文字での表記は(Tac)もしくは(T.A.C.)。
猫のような見た目でほっかむりに唐草模様の袋を背負った、日本の典型的な泥棒のような姿をしている。
タックの攻撃を受けてもダメージは無いが、その代わりにカービィの能力を奪ったり、ヘルパーをさらい逃亡してしまう。能力を取り戻したりヘルパーを救出するには、画面外に逃げ切られる前に倒すしかない。この時は吸い込みが効かないので新たに追加されたスライディングがいかに使えるかが重要になる。
盗んでいない状態で吸い込むと「コピー」の能力をコピーできる。
作品別
星のカービィ スーパーデラックス
初登場作品。
リメイク版の『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』(以降『USDX』)にも引き続き登場する。
ゲーム中の表記は「T.A.C.」。
ヘルパーとしても登場しており、泥棒故か他のキャラクターより移動速度が早く、ジャンプ力も高い。
攻撃は「ぬすみの手」。『USDX』では溜め攻撃の「キャットマグナム」が追加された。
ぬすみの手は能力を持っていない敵には通常攻撃だが、能力を持っている敵を攻撃すると、その能力のヘルパーになり体力が全快する。
ガードは「タックハイド」。姿が消えガード中は無敵状態になる。
CPU操作の場合、ぬすみの手で能力をコピーしてすぐに別のヘルパーに変わってしまうため、あまり存在感はない。
ただし、人操作にすると非常に高性能なヘルパーとなる。
まず、コピーした能力を捨てればタックに戻り、再びコピーすれば体力が回復するので体力の心配がない(『USDX』の「ヘルパーマスターへの道」では相手の能力をコピーできないのでこの手段は使えない)。
また、ぬすみの手はかなり攻撃速度が速く、能力を持っていない敵に対する攻撃はとても強い。『USDX』では連射はかなり遅くなったが、それでも速い。
簡潔にまとめると速くて火力も高く完全無敵技を持っており自力で体力回復可能なチート性能のヘルパーである。
アクションゲームのカービィシリーズでの出演は本作のみとなっている。
カービィのエアライド
シティトライアルのイベントに登場。アイテムを持ったまま逃げ回り、攻撃するとアイテムを落とす。コピー能力やアイテムを盗むようなことはしない。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
フィギュアやシールとして登場。
それぞれイベントキャラや敵キャラとして登場している。
『大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Nintendo_3DS』では「フィールドスマッシュ」の敵キャラとして登場。
手を飛ばしてパワーアップを盗む。倒すことで取り戻すことができる。また、『カービィのエアライド』のようにアイテムを持ったイベントキャラとして登場することもある。
『大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Wii_U』では「ワールドスマッシュ」に登場。
イベントが発生すると3体同時に出現し、パワーアップアイテムを集めながら移動する。プレイヤーがぶつかることでそのアイテムを奪える。
サポータースピリットとして登場している。
星のカービィ デデデでプププなものがたりでは
連載初期にゲストとして登場。
カービィの家に泥棒に入るもあっさり見つかって捕まり、そのまま警察まで連れて行かれそうになる。そこでタックは「盗んだ……いや、あずかったものを、きれいにみがいてそっと持ち主に戻すいいドロボウなんだ(一種のボランティア)。」と嘘を突く。
まんまとカービィを騙すも強引に協力を申し込まれたことで「いいドロボウ」としてクーやリックたちの家から盗みまくることに。だがやっていることは強盗そのものであり、気が付いた彼らを証拠隠滅として暴行する(クーを目隠しして縛り上げたり、リックを殴って気絶させるなど)など好き勝手やったため、ドン引きしている。
オチでは今まで盗んだものをカービィに吸い込まれ、みんなに配って来ると言って持っていかれてしまう(しかも柱にぶつかった拍子にうっかり消化された)。『待て~~~~っ、どろぼ~~~!!』とカービィを追いかけるタックだがそこへ光物をありかにしたクーたちと遭遇し、盗んだものを持っていたことからドロボウとして袋叩きにされてしまった。
後日、カービィには品物を食べてしまったことを謝られそうになったが、タックは散々な目に遭ったことでドロボウから足を洗って(トラウマになって)おり、カービィの姿を見ただけで泣き叫びながら逃げ出してしまうのだった。
カービィに強引に協力を申しこまれた際に「これはプロがやるもんだから」と焦りながら断ろうとしても「日が暮れちゃう」と無理やり付き合わされたり、被害者に泥棒だと誤解されて「それはおれがやった訳じゃない」と泣きながら否認しつつも聞く耳持ってくれず「観念しろ」と言わんばかりに袋叩きにされたりと小心者だった模様。
なお、足を洗ったのはこの回限りで、別の回では性懲りもなく何度も泥棒をしており、その度にデデデ大王やカービィに捕まえられたり、ゲストキャラクターによってバツを受けたりしている。そのため、「足を洗ったんじゃなかったっけ?」とカービィにツッコまれるシーンもある。
関連タグ
星のカービィ スーパーデラックス ウルトラスーパーデラックス 泥棒 シーフ チートキャラ