ゴージャス(競走馬)
しろいあれのしろいむすめ
父はゴールドシップでゴールドシップ産駒初の白毛牝馬。半姉にオルフェーヴル産駒のラブリネス、1つ下の全妹も白毛の牝馬。2つ下の全弟は鹿毛。
ゴールドシップ同様気が強く、牧場では1歳馬のボスになっていたそうである。映像カタログで見てわかるが、群れを率いていたり、後ろ脚で立って威嚇するなど存分にその血が見て取れる(そしてやはりメイクデビュー後に気性難を心配されていたりもする)。
なお全妹も同じくボスになっているとのこと。
なお珍名馬とも言えなくもないこの馬名であるが、由来は父・"ゴー"ルドシップと母・サトノ"ジャス"ミンから(参考:JAIRS)。決して宇宙海賊の方からではない。
ちなみによくある名前(?)だけに、同名馬はほかに5頭存在する(1958年産のトサミドリ産駒(サラ系)、1974年産・1988年産・1996年産のアングロアラブ、2001年産のダイナガリバー産駒)。
2歳時
メイクデビュー
栗東トレーニングセンターの四位洋文厩舎に入厩。
四位師からは「気難しいところがあるが、真面目で前向き。ゲートも出るし、癖がなくて操縦性が高い。スピードもあってグイグイ走りたがる前向きさがあるね。」と評された。
そして浜中俊を背に2024年9月16日の中京5R、1600mの新馬戦で3番人気に推され出走(なおゴールドシップ産駒で中京1600mを勝った馬は28頭中1頭と言う有様で鬼門中の鬼門だった)。
そのメイクデビューで、後ろからの競馬になったにも拘わらず、徐々に進出して外側からグイグイ伸ばし、まるで父のまくりが如く他の馬を抜き去り、2着アイサイトの急追を凌いで新馬勝ちを果たした。浜中いわく「抜け出すのが早くて1頭になったけど、最後まで集中していた。一生懸命に走るところがいいところ」と評している(が、先述通り気性面も心配されている模様)。
なおこの勝利の際には宇宙海賊の方からもおめレボ☆リューションとツイートされ、勝利から僅か7時間後には『週刊Gallop』2024年9月22日号の表紙に使われる事が発表されるなど、早くも話題になり出している。
ファンタジーステークス
続くファンタジーSでは、スタート直前にゲート内で立ち上がった影響で大きく出遅れ、4コーナーでは父の皐月賞さながらのワープを見せるも、残念ながら12着と言う結果に終わった。
鞍上の浜中騎手は「ゲートで我慢できなくて2回ほど立ち上がって。出遅れが全てですね。真面目で頑張り過ぎるのが課題です」と振り返っている。
四位師も「もう1回ゲート練習をやって、大人しくなるようにしないといけない。でも、ジョッキーは“能力はすごくある馬だから”と言ってくれました。次はどこと特に決めずに。体も減っちゃっていたし。ファンの多い馬なので大事にしたい。」と巻き返しを誓うのであった。