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ステイゴールド

すていごーるど

日本中央競馬会(JRA)に所属していた競走馬。
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※この記事では、競走馬の馬齢表記を旧表記で記述します。

誕生~条件馬時代

1994年3月、北海道の白老ファームにて誕生。
父は大種牡馬サンデーサイレンス、母はGⅠ馬サッカーボーイの全妹、母の父が重賞ウィナーを数多く輩出したディクタスという良血馬だった。
当初は大人しかったものの、馴致を始めてからは一転、突然立ち上がって他の馬にのしかかろうとするなど気性の悪さを見せた。

1996年12月、阪神競馬場にてデビュー。
初戦では3着であり、次走でも右前脚の骨膜炎により16着と大敗してしまう。

しばらく休養を挟み、翌年2月に復帰。しかし、右回りのコースなのに左に旋回し始め、鞍上の熊沢重文騎手が落馬。
調教再審査を通告されてしまう等、未勝利時代から問題大有りの馬だった。
その後2度の2着を経て、1997年5月に念願の初勝利を挙げた。
やっと未勝利を脱したステイゴールドは、特別競走のすいれん賞に出走し、ここでも勝利。
次走の山ゆりステークスで敗れるも、その次の阿寒湖特別で再び1着と、順調に勝ち星を重ねていった。

そして、初重賞として菊花賞トライアルのGⅡ神戸新聞杯に格上挑戦するも4着に終わり、菊花賞への優先出走権には手が届かなかった。
抽選を潜り抜けて何とか菊花賞へは出場できたものの、菊花賞でも8着と惨敗してしまった。
そして、1600万下特別のゴールデンホイップトロフィーで2着。
準オープンとなったところで4歳時代を終えた。

5歳時代

古馬になったステイゴールドは、オープン特別の万葉ステークスへ出走する。が、前走に引き続き2着。
その後1600万下の特別競走松籟ステークスでも2着。重賞のGⅢダイヤモンドステークスでも2着と、まさかの4回連続2着となる。

が、重賞のダイヤモンドステークスで2着になった事により、ステイゴールドはやっとこさオープンクラスへの昇格を果たした。

ステイゴールドは、その後GⅡ日経賞へ出走するが、4着に敗れる。
そして次走は、3200mという長丁場を戦うGⅠ天皇賞(春)。ステイゴールドにとっては未知の領域であった。
それまで負け続きであったためか、ステイゴールドは単勝オッズ57.9倍の10番人気だった。

ところが、ここでステイゴールドは思いもよらぬ好走を見せ、メジロブライトの2着に入る。
勝つことこそは出来なかったが、グランプリホースのシルクジャスティスに先着しての2着であり、確かな実力をつけていることを見せつけた。
次いでGⅡ目黒記念では、3番人気に推され3着。
そして次走は春のグランプリ、GⅠ宝塚記念に出走し、ここでは9番人気と人気を落としたが、またも2着に好走する。1着馬に4分の3馬身という僅差まで詰め寄っての惜敗だった。

しかし、このレースで1着だったのは、「影をも踏ませぬ快速馬」サイレンススズカだった。
エアグルーヴグラスワンダー、さらにはエルコンドルパサーといった名馬達すら届かなかったその影を、ステイゴールドは確かに踏んでいたのである。

ここまでの戦績は、19戦3勝、2着が8回。数々の実力馬相手にキッチリ2着を獲り続けるステイゴールドは、ある意味で馬主孝行な馬だったと言えよう(日本では、2着までの馬に本賞金が加算されるため)。
さらには、この頃からステイゴールドは「シルバーコレクター」として妙な人気を博し始めていた。
まさに「金の前で待たされている」かのようなその走りの歯がゆさからか、不思議な人気を得ていたのである。
名は体を表すと言った所だろうか。

そして、秋シーズン初戦はGⅡ京都大賞典。2番人気に推されたが4着と敗退してしまう。掲示板には載るが、勝つことは出来ないステイゴールドは、そのままGⅠ天皇賞(秋)に向かった。

この天皇賞でも、オフサイドトラップに敗れ2着だった。といっても、このレースではサイレンススズカが突然の悲劇に見舞われたレースであったためか、あまり話題になる事は無かった。

その後、GⅠジャパンカップでは10着と大敗、グランプリレースの有馬記念でも3着と、とうとう勝ち星を挙げられないまま5歳時代を終えた。

6歳~7歳時代

ステイゴールドが6歳になっても、善戦こそするが勝てないレースは続いた。
この年はむしろ「ブロンズコレクター」となっており、GⅡ日経賞を初め、GⅡの金鯱賞、鳴尾記念、宝塚記念の計4戦で3着に入る結果となった。
そして、その年の天皇賞(秋)で2年連続2着となった。
結局、6歳時代も1着になる事が無いまま幕を閉じる。

7歳となったステイゴールドは、GⅡアメリカジョッキークラブカップに出場し、やっぱり2着。
その後も、重賞に3度挑戦するも、いずれも掲示板に載るだけで終わってしまう。
そして、ここで長い間主戦騎手を務めた熊沢重文が降板。
新たに、以前に一度だけ騎乗経験のある武豊が鞍上として迎えられた。
装い新たにGⅡ目黒記念へ出走したステイゴールドは、単勝オッズ2.8倍の1番人気となった。

と、ここである意味想定外の出来事が起こった。
なんと、このレースでステイゴールドは優勝したのである。
2着のマチカネキンノホシに1と4分の1馬身差をつけての勝利であった。
こうして、ステイゴールドは初の重賞制覇を挙げると同時に、4歳以来実に3年ぶりとなる白星を手に入れた。
が、その後のステイゴールドは3着にもなれないまま7歳時代を終えた。

8歳時代

翌年、ステイゴールドはGⅡ日経新春杯に出走し、再び優勝。重賞2勝目を飾った。
そして、ステイゴールドはドバイへと飛んだ。
ナドアルシバ競馬場で行われる重賞レース、GⅡドバイシーマクラシック(現GⅠ)へ出走するためである。
しかし、この年のドバイシーマクラシックには、ある強敵が存在していた。
国際GⅠ香港カップを初めGⅠを2勝している前年度覇者にして、世界最強の競走馬をポイントによって決めるワールド・レーシング・チャンピオンシップの2代目チャンピオン、ファンタスティックライトである。

ところが、このレースにでステイゴールドは最後の直線で凄まじい末脚で追い込んできた。
そのまま先頭に立っていたファンタスティックライトをハナ差で差し切ってゴールイン。
「世界最強」との呼び声も高かった馬を相手に、ステイゴールドは見事な勝利を収めたのである。
さらに、この勝利は「サンデーサイレンス産駒の海外重賞初制覇」という偉業でもあった。

帰国後、宝塚記念の4着をはさんで休養に入るが、その後も順風満帆とはいかなかった。
秋緒戦のGⅡ京都大賞典では、当時の国内最強馬テイエムオペラオーを半馬身差制し1着…と思われたが、直線で左に斜行したためオペラオーと接触、加えて挟まれる形となったナリタトップロードに騎乗していた渡辺薫彦騎手が落馬させたため失格処分が下されてしまう。前々からの気性難で直線でもたれる悪癖が、最悪の形で出てしまったのである。続く天皇賞(秋)は7着、ジャパンカップも4着に終わり、陣営は遂にステイゴールドを引退させる事を決断する。

引退レースとして選ばれたのは、香港のシャティン競馬場で毎年行われる国際GⅠ香港ヴァーズ。このレースで、鞍上武豊のステイゴールドは1番人気に推された。
レースはエクラールが大逃げを打つ中、ステイゴールドは後方待機。
最後の直線、残り200メートル時点で先頭を行くエクラールとは約5馬身の差があったが、ステイゴールドは凄まじい勢いで一完歩ごとにエクラールに迫って行く。
そしてゴール前でアタマ差で差し切り、1着でゴールを駆け抜けた。
鞍上の武豊をして「まるで背中に羽が生えたようだった」と言わしめた驚異的な末脚で、ステイゴールドは、引退レースで最初で最後のGⅠタイトルを手に入れたのである。

競走成績は、50戦7勝。2着が12回、3着が8回だった。

種牡馬生活

引退したステイゴールドは、種牡馬となって第2の馬生をスタートさせた。
2003年産のマイネルネオスがJ-GⅠ中山グランドジャンプを制し、早くもGⅠウィナーを誕生させるという順調な滑り出し。
さらに、グランプリレース有馬記念宝塚記念の両方を制したドリームジャーニーや、グランプリホースにして凱旋門賞2着のナカヤマフェスタと、多くのGⅠウィナーを輩出する。
そして2011年、産駒の1頭であるオルフェーヴルが史上7頭目となるクラシック三冠馬となり、三冠馬の父という種牡馬として最高クラスの栄誉を手に入れた。
さらに2012年にはゴールドシップも牡馬クラシック2冠を達成するなど、種牡馬としては大成功ともいえる成果を残していた。
サンデーサイレンスの後継種牡馬として、ディープインパクトとともに有力視されていた種牡馬であった。

しかし、2015年2月5日、繋養先のブリーダーズスタリオンステーションで死亡した。
享年21歳。今後も産駒の活躍が期待されていた中での急死だった。

競走成績

3歳時

3歳新馬 3着
3歳新馬 16着

4歳時

4歳未勝利 競走中止
4歳未勝利 2着
4歳未勝利 2着
4歳未勝利 1着
すいれん賞 1着
やまゆりステークス 4着
阿寒湖特別 1着
京都新聞杯(GⅡ) 4着
菊花賞(GⅠ) 8着
ゴールデンホイップトロフィー 2着

5歳時代

万葉ステークス 2着
松籟ステークス 2着
ダイヤモンドステークス(GⅢ) 2着
日経賞(GⅡ) 4着
天皇賞(春)(GⅠ) 2着
目黒記念(GⅡ) 3着
宝塚記念(GⅠ) 2着
京都大賞典(GⅡ) 4着
天皇賞(秋)(GⅠ) 2着
ジャパンカップ(GⅠ) 10着
有馬記念(GⅠ) 3着

6歳時代

京都記念(GⅡ) 7着
日経賞(GⅡ) 3着
天皇賞(春)(GⅠ) 5着
金鯱賞(GⅡ) 3着
鳴尾記念(GⅡ) 3着
宝塚記念(GⅠ) 3着
京都大賞典(GⅡ) 6着
天皇賞(秋) 2着
ジャパンカップ(GⅠ) 6着
有馬記念(GⅠ) 10着

7歳時代

アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ) 2着
京都記念(GⅡ) 3着
日経賞(GⅡ) 2着
天皇賞(春)(GⅠ) 4着
目黒記念(GⅡ) 1着
宝塚記念(GⅠ) 4着
オールカマー(GⅡ) 5着
天皇賞(秋)(GⅠ) 7着
ジャパンカップ(GⅠ) 8着
有馬記念(GⅠ) 7着

8歳時代

日経新春杯(GⅡ) 1着
ドバイシーマクラシック(GⅡ) 1着
宝塚記念(GⅠ) 4着
京都大賞典(GⅡ) 失格(1着入線)
天皇賞(秋)(GⅠ) 7着
ジャパンカップ(GⅠ) 4着
香港ヴァーズ(GⅠ) 1着

種牡馬成績(GⅠ馬に限る)

マイネルネオス(中山グランドジャンプ)
ドリームジャーニー(宝塚記念有馬記念朝日杯フューチュリティステークス・大阪杯・神戸新聞杯・朝日チャレンジカップ・小倉記念)
エルドラド(シンガポールゴールドカップ3回優勝)
ナカヤマフェスタ(宝塚記念・セントライト記念・東京スポーツ杯2歳ステークス+凱旋門賞2着)
オルフェーヴル(牡馬クラシック三冠有馬記念(2回)・宝塚記念・スプリングステークス・神戸新聞杯・フォワ賞+凱旋門賞2着(各2回)・産経大阪杯)
ゴールドシップ(皐月賞菊花賞有馬記念宝塚記念・神戸新聞杯・共同通信杯・阪神大賞典)
フェノーメノ(天皇賞(春)・青葉賞・セントライト記念・日経賞)
レッドリヴェール(阪神ジュベナイルフィリーズ・札幌2歳ステークス)

関連タグ

競走馬 競馬 ドリームジャーニー ナカヤマフェスタ オルフェーヴル
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