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中山グランドジャンプ

なかやまぐらんどじゃんぷ

JRA(日本中央競馬会)の中山競馬場の芝コースで開催される「J・GⅠ」の障害競走。
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基本データ編集

コース中山競馬場障害専用4,250m
出走資格サラブレッド系4歳以上 最大16頭まで
負担重量定量(4歳62kg、5歳以上63kg、牝馬-2kg)
備考外国調教馬出走可能

概要編集

1999年創設。

障害重賞競走へのグレード制導入に伴い、それまで春秋2回行われてきた中山大障害を秋季のみの開催として春季開催分を模様替えする形で整備された。

原則として皐月賞前日の土曜日に、国内の障害競走では唯一のメインレースとして施行される。


沿革編集

当初は中山大障害と同様10レースでの施行であったが、2000年から国際招待競走となると同時にメインレースで施行されるようになった。

2011年からは招待競走ではなくなったが、現在でも日本の障害競走の中では数少ない国際競走であり、外国馬の優勝も複数頭ある。

その2011年は東日本大震災の影響で7月に延期され、出走資格が「3歳以上」に変更された。また、芝コース設定の関係で施行距離は4,260mとなった。


コース編集

中山大障害と同じく、中山競馬場の障害コース・大障害コースを使用する。


当初は前身の中山大障害と全く同じコースで施行されていたが、2001年の第3回からコースが変更され4,250mとなった。これにより、平地・障害を合わせたJRAのレースで単独最長の距離となっている。

また、コースの設計上左右ともに急コーナーがあり、高さ1.6mの大竹柵・大生垣を含めた障害飛越は12回、加えて坂路を5回通過するという非常にタフな内容となっている。


中山大障害との違いは、大生垣通過後の向正面から芝外回りコースにはいり、置障害3つをクリアする点である。このため中山大障害に比べて障害飛越は1回多く、坂路の通過は1回少なくなっている。

飛越の回数こそ増えたものの難易度は下がっており坂路もないため、レース終盤のペースは大障害よりも速い。タフなコースをクリアした末に飛越しながらスピード勝負をするという、大障害とはまた異なる過酷さを持つコースと評される。


歴代優勝馬編集

回数開催年優勝馬性齢備考
第1回1999年メジロファラオ牡6
第2回2000年ゴーカイ牡7
第3回2001年ゴーカイ牡8連覇
第4回2002年セントスティーヴン騸8
第5回2003年ビッグテースト牡5
第6回2004年ブランディス騸7
第7回2005年カラジ騸10外国馬
第8回2006年カラジ騸11
第9回2007年カラジ騸123連覇、最高齢制覇
第10回2008年マルカラスカル牡6
第11回2009年スプリングゲント牡9
第12回2010年メルシーモンサン牡5
第13回2011年マイネルネオス牡8
第14回2012年マジェスティバイオ牡5
第15回2013年ブラックステアマウンテン騸8外国馬
第16回2014年アポロマーベリック牡5
第17回2015年アップトゥデイト牡5
第18回2016年オジュウチョウサン牡5
第19回2017年オジュウチョウサン牡6
第20回2018年オジュウチョウサン牡7
第21回2019年オジュウチョウサン牡8
第22回2020年オジュウチョウサン牡95連覇
第23回2021年メイショウダッサイ牡8
第24回2022年オジュウチョウサン牡11
第25回2023年イロゴトシ牡6九州産馬GI級初制覇
第26回2024年イロゴトシ牡7

関連項目編集

JRA 障害競走 競馬 GⅠ 重賞

中山競馬場 中山大障害

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