概要
中央競馬(JRA)のJ・G1レース。中山競馬場大障害・芝コース4100m。1934年に大障害特別の名称で新設され、1935年からは春と秋の2回競走となり、長年障害重賞競走の最高峰とされていた。
1999年の障害重賞へのグレード制導入に伴ってJ・G1に格付け、合わせて春は中山グランドジャンプとしてリニューアルされ、秋のみの開催となった。原則、有馬記念の前日に行われる。
国際競走に指定されている。
コース
障害コースの3コーナー手前をスタートして、障害コースを右回りでほぼ3/4周してから向正面から大障害コースに入り、高さ1.6mの大竹柵を越えた後に、障害コースを左回りして再び向正面から大障害コースに入って高さ1.6mの大生垣を越えて障害コースを右回りに入り、最終直線は芝コースに入りゴールに至る。障害数11、更に中山障害コースの特徴である坂路を6回通る非常にタフなコースである。
主な優勝馬
2018年(141回)優勝:ニホンピロバロン
2017・2016年 2連覇:オジュウチョウサン
両馬に騎乗した石神深一騎手、同一競走3連覇。
2015年 優勝:アップトゥデイト(鞍上:林満明)
2004年1月(126回) 優勝:ブランディス(鞍上:大江原隆)
元々は2003年12月に実施される予定であったが、降雪のため中止。年明けに延期された。
2002年 優勝:ギルデッドエージ(鞍上:ロシェル・ロケット(ニュージーランド))
現在でも唯一となる外国人騎手としての優勝。また、JRAのG1としても唯一の女性騎手による優勝。
1989年春 優勝:キョウエイウオリア(鞍上:星野忍)
10歳(現在の馬齢表記では11歳)の勝利はJRA重賞の最高齢勝利記録。
1975年春秋、1974年春秋 優勝:グランドマーチス
同馬は障害で唯一の顕彰馬である。
関連動画
関連項目
中山グランドジャンプ 春の障害日本一決定戦。