※本馬をモチーフとした『ウマ娘プリティーダービー』に登場するキャラクター(メイン画像右)については、メジロドーベル(ウマ娘)参照。
名馬の肖像
いつまでも熱く
ほんの一瞬だけ
煌々と輝いたり
のびのび悠揚と
波間を漂ったり。
それぞれがそれぞれの
生き方を目指すなかで
わたしも志す。
熾(おこ)し火のように
いつまでも熱く
燃え続けることを。
≪2018年阪神ジュベナイルフィリーズ≫
経歴
(※以下の馬齢表記は旧表記)
父メジロライアン、母メジロビューティー。名前の由来はメジロ牧場の冠名「メジロ」+ドーベルマン。
通算21戦10勝。
生産はメジロ牧場。
大久保洋吉厩舎所属。
1996年デビュー。
阪神3歳牝馬ステークスで新潟3歳ステークスで負けたシーキングザパールにリベンジして優勝、最優秀3歳牝馬受賞。
1997年、桜花賞で負けたキョウエイマーチにオークス・秋華賞でリベンジし優勝、2冠牝馬となり最優秀4歳牝馬受賞。
1998年、3戦全敗だった1歳年上世代のエアグルーヴにエリザベス女王杯でリベンジし優勝、牝馬初のGⅠ4勝、最優秀古馬牝馬受賞。
1999年、1歳年下世代のファレノプシスとエリモエクセルをアッサリ退けエリザベス女王杯連覇、牝馬初のGI5勝、最優秀古馬牝馬受賞。
同世代ライバルのキョウエイマーチ・シーキングザパールと合わせ、牝馬3強と呼ばれた。
牡馬相手にGIは勝てなかったが、牝馬史上初のGI5勝、史上2頭目の4年連続GI制覇、史上初の4年連続JRA賞受賞と幾多のライバルに勝ちながら数々の記録を達成。
競走馬を引退するまで吉田豊騎手が全戦騎乗した、代表的騎乗馬でもある。
繁殖入り後の子供たちは勝ちに恵まれなかったが、孫のショウナンラグーンが青葉賞に勝ち日本ダービーや菊花賞に出走している。産駒の牡馬の中からメジロダイボサツとピンシェルが種牡馬入りしている。
2016年に繁殖からも引退。
繁殖引退後は、2011年に廃業したメジロ牧場から設備と繁養馬を引き継いだレイクヴィラファームでリードホース(離乳した1歳馬を見守る大人の馬)として引き続き繋養されている。
牧場スタッフやファンからは姐さんと呼ばれている模様。
2022年8月17日にタイキシャトルが死去したことで97世代の中央GI勝ち馬としては最後の存命馬となった。また2024年4月6日にフラワーパークが死去したことで同時点存命最高齢のGI勝ち牝馬となった。