データ
競馬場・コース | 京都競馬場・芝2200m |
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条件 | サラ系4歳以上 |
開催時期 | 2月中旬 |
負担重量 | グレード別定 |
※京都競馬場改修工事中の2021年-2023年は阪神競馬場芝2200mで施行。
概要
JRA京都競馬場で行われる重賞(GⅡ)で、京都競馬場で施行される重賞ではもっとも最古である。正式名称は『農林水産省章典 京都記念』。
1942年に、春と秋の年2回施行するハンデキャップ競走として創設され、当初の競走条件は春・秋ともに5歳(現4歳)以上で、距離は芝3500mだった。
戦局の悪化・敗戦と戦後の混乱により、1944年春から1947年春まで中止され、1947年秋より再開され、再開後は春は芝3000m、秋は芝3200mに短縮された。
1951年より秋は4歳(現3歳)以上に変更されるが、施行距離は創設時より短縮されていき(芝2500m、芝2400m、芝2000mなどがあった)、また競走条件・施行時期は幾度かの変遷を経ながら年2回施行しており、春は1967年より2月下旬から3月上旬、秋は11月上旬に施行されており、それぞれ天皇賞の前哨戦として位置づけられていた。
1984年に秋の競走が廃止され、以来年1回の施行となり、またグレード制導入によりGⅡに格付けされた。負担重量は1994年よりグレード別定に変更、施行場・距離は1995年から京都競馬場・芝2200mで定着している。
負担重量がグレード別定に変更された1994年からは、重量面で実績馬が出走しやすくなったこともあり古馬の有力馬が年明け初戦として出走するケースも多い。
とはいえ、グレード別定変更前のハンデ時代より、天皇賞前哨戦として施行されていたことから、過去の優勝馬には春時代ならタケシバオー、タニノチカラ、テンポイントが、秋時代ならヤマニンウエーブ、エリモジョージ、ホクトボーイがおり、これらはのちに天皇賞を優勝している。年1回、そしてグレード別定戦後からはビワハヤヒデ、テイエムオペラオー、ブエナビスタ、ラブリーデイ、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユーらが後にGⅠを優勝しており、多く活躍馬を輩出している。