概要
JRAが中山競馬場で開催する長距離重賞レース(格付けはGⅡ)。
1994年以降の正式名称は「スポーツニッポン賞 ステイヤーズステークス」。
1967年創設。1984年のグレード制導入時にGⅢに格付けされ、1997年にGⅡに昇格した。
「ステイヤー(Stayer)」とは英語で「耐える者」という意味で、競馬では「長距離戦を得意とする競走馬」を指す言葉として用いられている。
創設当初は毎年9月ないし10月の初秋(なお第2回の1968年のみ6月開催)に開催されていたが、1972年から12月開催に変更された(本来は1971年以降の予定だったが、1971年の開催は中止)。
中山競馬場での芝3,600mというコース設定は、2022年現在JRAでは平地重賞競走最長距離となっている。これより長い距離のレースは現在中山大障害や中山グランドジャンプなどの障害競走のみである。
競走条件
出走資格:サラ系3歳以上
JRA所属馬
地方競馬所属馬(認定馬のみ、2頭まで)
外国調教馬(8頭まで、優先出走)
負担重量:別定
主な優勝馬
フジノハイハット(2勝)
ピュアーシンボリ(連覇)
スルーオダイナ(連覇)
アイルトンシンボリ(連覇)
エアダブリン(レコード)
メジロブライト(大差勝ち)
ホットシークレット(2勝)
トウカイトリック(最年長制覇)
デスペラード(連覇)
アルバート(3連覇)
レースレコード
3分41秒6
第28回(1994年)のエアダブリン(牡3歳)が記録。騎手は岡部幸雄。
関連動画
2012年(第46回)、トウカイトリックが10歳にして勝利。
10歳馬の重賞勝利は2008年に小倉大賞典(GⅢ)を勝利したアサカディフィートに続いて史上2頭目で、最高齢タイ記録である。
関連項目
同じく中山競馬場で開催される、芝1,200m短距離のGⅠ競走。