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概要
「ステイヤー」とは2400m以上の長距離レースで活躍している競走馬の事を指す。
代表的なステイヤー
主な勝ち鞍は上述した定義の通り、2400m以上のレースを記載する。
太字はGⅠ、斜体はGⅡ、普通はGⅢ。
購入時は810万円と安い馬だったが、主戦騎手を務めた当時19歳の武豊に初のGⅠ勝利をもたらし、平成三強の一角として活躍した。これを踏まえてか、CMシリーズ「THE LEGEND」においては、クリークに「天才を天才にした馬」というキャッチコピーがついている。
主な勝ち鞍:1990年菊花賞、1991年~1992年天皇賞(春)、1991年・1993年京都大賞典、1991年・1992年阪神大賞典
初の重賞挑戦となった菊花賞を勝利し、親子三代で天皇賞を制した「ターフの名優」。後にJRA顕彰馬にも選ばれている。
種牡馬としてはあまり振るわなかったが、ステイゴールドとの相性がいい母父としてドリームジャーニー・オルフェーヴル・ゴールドシップ(下記)を輩出した「ステマ配合」が有名。
主な勝ち鞍:1992年菊花賞、1993年・1995年天皇賞(春)
メイン画像の馬。通称「黒い刺客」「淀の刺客」「漆黒のステイヤー」。
菊花賞でミホノブルボンの無敗三冠を、翌年の天皇賞で上述したマックイーンの3連覇を阻止したことから「ヒール」呼ばわりされた。その後は成績不振に陥ったが、1995年の天皇賞(春)で復活勝利を遂げる。しかし同年、震災の影響で京都での代替開催となった宝塚記念に出走した際に故障発生、予後不良の診断が下りその短い生涯を終えた。
ヒーロー列伝に「淀を愛した、孤高のステイヤー」と書かれるなど、GⅠ3勝は全て京都競馬場で開催された長距離レースだった。彼の功績を称え、最期を迎えた淀の地には「疾走の馬、青嶺の魂となり」と書かれた石碑が建立されており、その死から四半世紀が経った今なお多くの献花や供え物がなされている。
主な勝ち鞍:2001年菊花賞、2001年有馬記念、2002年天皇賞(春)
デビューは遅かったものの、夏の上がり馬として菊花賞を勝利。なお菊花賞→有馬記念→天皇賞(春)のローテーションを全て勝利した馬は、彼の他にはかのシンボリルドルフのみである。
種牡馬としては天皇賞(春)を親子制覇したヒルノダムールなどを輩出。
容姿が父・サンデーサイレンスに似ていたため、サンデー役でドラマに出演したこともある。
主な勝ち鞍:2007年ダイヤモンドステークス、2010年阪神大賞典、2012年ステイヤーズステークス
2004年から2014年という非常に長い現役期間をコンスタントに走っていたため「トリック爺さん」と呼ばれ親しまれた一頭。特に阪神大賞典と天皇賞(春)は8年連続で出走している。かのディープインパクトが同期だったためGⅠ勝ちこそ無いが、GⅠ勝利経験がある多くの馬と交戦している。
引退後は京都で誘導馬として活躍する予定だったが、訓練中に負傷し予後不良となってしまった。
主な勝ち鞍:2012年菊花賞、2012年有馬記念、2013年~2015年阪神大賞典、2015年天皇賞(春)
上述したマックイーンの孫。略称は「ゴルシ」で通称「不沈艦」。
……だが、「芦毛の暴君」「白いの」などの不名誉(?)なあだ名がつくほどの気性難を抱えた迷馬にして名馬。
調子が良ければ「ワープした」と称されるほどの末脚を披露し相手を抜き去るパワーとスタミナを見せるが、気分が乗らないと調教拒否・暴れる・果ては大出遅れなどのやらかしっぷり。しかしそんなところも含めて愛された馬でもある。
種牡馬としては2021年のオークスを制したユーバーレーベンなどを輩出している。
主な勝ち鞍:2015年菊花賞、2016年~2017年天皇賞(春)、2016年京都大賞典、2016年ジャパンカップ、2017年有馬記念
ディープインパクトの全兄・ブラックタイド産駒の一頭で、馬主が演歌歌手北島三郎氏のため注目を集めた。中長距離を中心にGⅠを7勝し、2020年に顕彰馬入りを果たした。
530kg近い大柄な馬体の持ち主でもあり、「リアル黒王号」と呼ばれたことも。
関連タグ
競馬 競走馬
スプリンター…1200mという短い距離を一気に駆け抜けるスピードタイプの競走馬の事を指す。
マイラー…1600mのレースで活躍している競走馬の事を指す。
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