※メイン画像は2003年優勝のイングランディーレ。
基本データ
概要
JRAの東京競馬場開催の平地重賞として最長距離を誇るGⅢ競走である(GⅢとしても最長。)
名称は、1951年の創設当時の開催月であった4月の誕生石のダイヤモンド(金剛石)に由来する。
当初は5歳(現4歳)以上馬によるレースとして設定され、中山競馬場の芝2,600mコースで初開催。
その後東京競馬場でも行われるようになり、1987年以降はメイン会場として定着している。
距離では一時的な2,500mの他、1965年以降の3,200mなどでも設定。
2004年からは東京競馬場のコース改修により3,400mに変更されて、JRAの平地競走としてはステイヤーズステークス(GⅡ・芝3,600m)に次ぐ長距離となった。
開催時期については長らく3月から4月に行われていたが、1984年からは1月に、1997年からは2月となっている。
負担重量は創設時は別定であったが、1952年からハンデキャップとなり現在に至っている。
昭和期にはスピードシンボリやフジノパーシア、スリージャイアンツ、プリテイキャスト、キョウエイプロミスといった、のちに天皇賞を制する長距離馬が優勝しており、とりわけフジノパーシア・スリージャイアンツ・プリテイキャスト・キョウエイプロミスはこのレースを制したのち同じ東京競馬場で行われた芝3200m時代の旧・天皇賞(秋)勝ち馬である。
純粋なステイヤーが少なくなったとされる近年で、同レースを制してのちに天皇賞(春)を勝った馬としては2003年優勝(この年は中山での代替開催)のイングランディーレと、2024年優勝のテーオーロイヤルしかいない。