概要
日本中央競馬会(JRA)が中京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GⅢ)である。
芝1,600mの古馬ハンデ戦。
※メイン画像は2022年の勝ち馬ベレヌス。
1953年に「中京開設記念(ちゅうきょうかいせつきねん)」の名称で創設され、4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走。第1回は中京競馬場の砂1800m(現在のダートとはやや異なる)で施行された。翌1954年には名称が「中京記念」に変更され、「中京競馬場開設5周年記念」の名称で施行した1958年を除き、「中京記念」の名称が定着している。現在中京競馬場で行われている重賞競走では、最も古い歴史を持つ。
2011年までは芝2000mのハンデキャップ競走で概ね定着していた。2012年から施行時期が7月となり、あわせて距離も芝1600mに短縮されたほか、サマーマイルシリーズの第1戦(2020年からは第2戦)にも指定された。
2025年からは施行時期が1ヶ月遅くなり8月に開催され、ハンデキャップ競走から賞金別定競走に変更される。
1954年より長らく本競走は豊田自動織機→トヨタ自動車からスポンサーとして正賞を提供し「トヨタ賞中京記念」として開催されていた。2022年、トヨタ自動車の社会貢献・スポーツ振興活動見直しのため同年をもって同競走への提供を終了した。
2020~2022年は京都競馬場の改修工事に伴い開催場所を変更して実施された。
2020年:阪神競馬場芝1,600m(出走頭数18頭に拡大)
2021、2022年:小倉競馬場1,800m(出走頭数16頭に戻る)
競走条件
出走資格:サラ系3歳以上、2021年7月24日以降2022年7月17日まで1回以上出走馬
JRA所属馬
地方競馬所属馬(2頭まで)
外国調教馬(優先出走)
負担重量:ハンデキャップ