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我妻京也

あがつまきょうや

我妻京也とは、ヒューマンバグ大学に登場する半グレ組織「戒炎」のボスである。
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俺の名前は我妻京也…… 巨大マフィア「戒炎」を束ねる男だ

殺す相手ですら愛してやらねえとさぁ

CV:大河望伊藤タカユキ

公式サイトでの解説

巨大半グレ組織 戒炎のトップ。
敵を愛する事でその行動パターンを全て把握することから「愛の処刑人」と呼ばれる。
2歳で天涯孤独となり、周りは全員敵だと思っていた。
愛する人ができ、正しい方向に進みかけていたが、半グレによって無碍に殺されたことで悪魔が覚醒。

概要

京羅戦争で登場した東北圏最大規模の超武闘派半グレ組織戒炎の創設者にして現トップ
界隈では『愛の処刑人』と渾名されている。
東北を掌握しているだけに根城としている付近の飲食店をはじめとする経済圏に息がかかっており、いくらかの要求を全て通せるほど近隣への影響力も大きい。

人物

基本情報

異名愛の処刑人
メインウェポン拳銃、手裏剣など古流暗器、脇差
こだわり・口癖
恋人千尋
師匠田宮道三
経歴児童養護施設→フリーター→半グレ組織(戒炎の前身)のトップ→千尋と出会うも後に死別→組織名を「戒炎」に変更→東北圏をほぼ制圧→関東侵攻(京炎戦争)


容姿

紺色の混じった黒髪をベースに前髪に黄色のメッシュ、襟足辺りにグレーのメッシュが入った長髪の髪型に上半身に刻まれたタトゥーが特徴的な青年。眼の色は黄色。

登場当初は黄色のダウンジャケットを羽織っていたが、海瀬戦以降は黒いジャケットを着用しており、髪型もオールバックになり左右頭頂部に古傷ができている。

※左の画像:登場初期の容姿/右の画像:海瀬戦以降の容姿

愛の処刑人
2人の悲劇の物語



性格

城ヶ崎が模造品の手榴弾を投げつけられた際は側近2名に迅速に身を挺して庇われるほど人望が厚く、2年で東北全域を支配して見せたカリスマ性は本物である。

「愛」と言う言葉を好んで使用しており、ヒューマンバグ大学の登場人物の中でも一際独特な価値観を持っている。本人によると「愛したらその人ができる事できない事 したい事してほしくない事がわかる」という意見や「憎まれるよりも愛される方が怖い」と言う哲学的な思想から来ている。その一方で本来彼に備わった性格は人の感情が分からない無感情なものでその本質を見せた時声も表情も別人のように激変する

基本的には温厚で飄々とした優男のような印象を抱かせるものの、巨大半グレ組織のボスを張るだけに内に秘めた狂気は凄まじく、黒澤航太郎をたじろがせ小峠華太小林幸真瓜生龍臣らからも只者ではないと思わせたほどである。また、プライドの高さもかなりのもので交渉に赴き傘下にしようとした羅威刃のリーダーだった城ヶ崎賢志にナイフを投げつける等、好戦的な一面も持っている。ヒットマンを命じた部下にも城ヶ崎のように「失敗したら殺す」と言ったプレッシャーをかける等、冷徹な気質も持ち合わせているほか、勢力拡大についても『暇つぶしのゲーム感覚でやっている』と言ってのけるほど(これは建前である可能性が高く、後に『勢力拡大の末に我妻が死ぬ事を恐れた千尋の発言を否定する』事が本来の理由であったと判明した)。

一方、前述の通り彼に心酔している部下は多く、抗争で散っていった親衛隊長の角中正樹上堂新一といった幹部を「良くやってくれた」と労う言葉を他の幹部達の前で漏らす等、何とも思っていないわけではない。

しかし、本来の我妻京也は冷酷非情がベースの人間性である事が公式より発表されている。

またうりゅうのメロンパンを食した人物では元CODE-EL鶴城史之舞エルペタス祇園織文(オリオン)など作中トップクラスのアサシンたちでさえ変顔を晒した、唯一我妻のみはそれが無くその闇深さがうかがえる。

能力

戦闘力

一言で言えばまさに底無し。
古武術、しかも実戦形式の指導をする師匠の下での修行で戦闘訓練をした経歴を持つ。出すタイミングやモーションを手品のように悟らせず豪速でナイフを投げるパワーとコントロールを持っている。紅林二郎のワンインチパンチを初見にもかかわらずバックステップで辛うじて回避する等、反射神経や身体能力も凄まじく東北で勇名を馳せていた頃の榊原周京極組の最高戦力の一人である六車謙信といった強者を相手取っても余裕であしらうほどである。パワーやタフネスも京極組でトップレベルのタフガイだった海瀬将悟とまともにぶつけ合えるほどに強力である。

古武術を身に付けているだけのみならず兄者智也紫電雷電赤城永吉らバク大もしくはバグアカデミアに登場する暗殺者一族出身の戦闘者たちと同じく暗器を中心とした古流の武器術にも精通しており、相手がその武器を使えば特性を理解した立ち回りで対応し、自分が使えば的確な戦法で相手を容易く追い詰める事を可能にしている。

頭脳

頭のキレや洞察力・観察力も相当優れており、城ヶ崎が(偽物だが不意打ちの形で)手榴弾をなげつけられても、焦る側近をよそに「自分達が欲しいのに吹き飛ばすわけない」と看破し冷静に対応して見せたほど。自身の信条を下に「自分及び相手の戦力や実績を徹底的に調べ合理的な作戦を立てる」分析力と作戦立案能力が非常に高く、作中で我妻が発案した作戦やアイデアは高確率でシナリオ通りに嵌っている。かつて麻生成凪と一戦を交えた時も麻生が不得手とする狭い場所で戦い配下にしている。京極組の久我虎徹も「本質を見抜く能力に長けている」と認めており、京炎戦争において我妻の考案した手段を実行した事で、少なくとも京極組における武闘派兄貴と優秀な頭脳派舎弟及び大幹部それぞれ一人ずつの命を奪う事に成功している。「愛している」と言葉通り、相手や事象問わず深く広く観察してはされて嬉しい事をしていくホスピタリティも持っており、かつては裏社会最強の名を冠した瓜生の好みの食べ物等を把握して差し入れた際は、あわや懐柔しかけている。当然、交渉能力も相当優れており、世界的な巨大麻薬組織マッド・カルテルとの取引も狂気を見せながら蟠りを残さないように十分な条件を結んだうえで潤沢な資金源を確保して見せている。

また、城ヶ崎とは初対面であるにもかかわらず「(両親からの)愛の不足が城ヶ崎を狂人に変えた」と見抜いているあたり、人を見る眼もかなり優れていることが窺える。

戦闘とは関係ないが、千尋と同棲していた時期に家事を一部担った経験もあってか、麻生も「上手い」と認めるほどに料理上手であり、その麻生に自ら手料理を振る舞いサシで食事する事もある。しかし、この時に作った味噌汁は我妻からすれば不出来でありその様は某美食芸術家のようでもある。

気配

内に秘めた狂気が凄まじいにもかかわらず、攻撃時の殺意や接近時の気配を消す事にも長けている。悪意や敵意を感じる事に優れた紅林でさえナイフを抜いたモーションが全く分からないまま腹を刺す、戦闘中だったとはいえ気づかれることなく瓜生龍臣の背後を取っている等、これら事例から察するに、瞬間的に気配を消す能力は伊集院茂夫とか鵺兄弟と並び作中トップクラスと言っても過言ではないだろう。

死生観

城ヶ崎と同じく死への恐怖はないが、城ヶ崎は「死んだら肉になるだけ」という考えを持つ一方、我妻は「死んだら愛する人に会えるかもしれないから別にいい」という特殊な考えを持つ。これは、我妻自身が死んだときにかつて愛していた千尋にあの世で会えるかもという考えから来ていると推測される。

過去

悪魔が生まれた刻 愛の処刑人 誕生秘話


「顔も覚えちゃいないが…… 俺の母は18で俺を産んだらしい」
「ただ、母の両親は…… 俺を産むことに大反対だったらしい」

城ヶ崎に続いて主役に抜擢された。

父親は分からない状態でシングルマザーの元に生を受ける(この母親は両親との致命的不仲により男の家を転々としていた)。
しかし、2歳の頃、母親は薬物中毒が原因で死亡し、元々ネグレクト気味だった母親を監視していた施設の職員により保護された。

「親の愛情どころか記憶すらないからか…… 俺は他人の痛みがわからない子だった」

しかし、親の愛はおろか記憶さえ知らないまま育ったため子供の頃から無感情な人間であり、危害を加えられたら容赦なく叩きのめし寄せ付けない空気を纏っていたせいで更に周囲からは不気味がられていた。そんな状況の中で敵対視する人間を片っ端からぶちのめしていたため、施設中の恐怖の対象となった。
その目は職員からも向けられて冤罪を突きつけられることもあったが、逆にその冤罪と同じことを実行してクビに追い込むこともしばしばあった。

田宮「お前が我妻か…… 話は聞いている。金はちゃんと払えよ」
「本来、戦場ってのは相手をぶち殺してナンボだ。卑怯もクソもねえ」

ある時、施設の所長がパパ活をしていたことが分かり、それをネタに脅迫し古武術道場に自分を入門させるように指示した。そこの師範・田宮道三は決してできた人間ではなく金勘定に厳しい人物だったが、実戦的な殺人術にかけては第一人者であり、その技術を吸収する事が自分の将来の役に立つという思惑から指導を求め、殺人術を学ぶ日々を送る。

田宮「我妻、お前出ていけ。あのクソ所長飛んだだろうが。もう金を払ってねえ」
(金もあるがな…… もう教えることもねえわ。それにあのガキ、一切更生しなかった。闇が深え。まあ俺には関係ねえけど…… どえらい奴を育てちまったもんだ)

その道場から習うことを全て学び、道場からも施設からも追放された後は表社会の仕事を転々とするが、馴染む事はできるはずもなく、職を転々とした後にあてもなく街中を徘徊するようになり不良に絡まれては返り討ちにしていた。そうして何度もやられる内に不良たちはいつしか傘下に集まるようになり、気づけば半グレ集団の頭に祀り上げられて界隈にゲソをつけ瞬く間に支配した(金銭面も叩きのめした半グレ達が進んで金を献上してくれたお陰で生活には困らなかった)。
しかし、当時は組織が大きくなれば手間が増える事と、本人曰く「支配ってのは『支え配る』、すなわち、『組織を支えて益を配る』」と見解しつつも、自分自身そのような精神を持った人間でない事を理解していた為、勢力を広げるなどの支配欲は持ち合わせていなかった。

千尋「あの…… 良かったらお付き合いしてくれませんか?」

「ああ? お前マジで言ってんの?」

22歳になった頃、強姦されそうになっていた千尋という女性をたまたま助けたことで、彼女に惚れられ同棲することとなる(千尋曰く我妻と同い年の弟がいたが死別しているらしい)。

「お前、俺は愚連隊の頭だぞ。怖くねえのか?」

千尋「怖いし辞めて欲しいけど…… “毒を食らわば皿まで”それも含めて愛そうと思ってるよ」
「京也、笑い方分かる? 笑うとね、相手が安心するんだよ。ホラ、やってみ」

「……こうか? へへへ…… わかんねぇ」

千尋「むむむ…… なんかヘラヘラしてる奴みたい。でも大いなる一歩か」

「……なんだよそれ」
(コイツ嫌がるし…… もう辞めようかな)

千尋との生活の中で、愛とは何か、笑顔の作り方を教えられる。人並みの生活を共に過ごす中で千尋の存在は自覚していた以上に大きく深いモノとなり、半グレを辞めようとも考え始めていた……


はずだった。


千尋「助けて…… 京也……」

敵対していた半グレのトップ・園部が千尋に強姦殺人を働くという最悪の事態が発生してしまった。

「どうした…… いつもみたいに笑えよ」
「せっかく真っ当な方向に向かおうとしていたのに……」

千尋を発見した時にはすでに手遅れであり、その現実を受け止めきれず初めて涙を流す。
千尋という愛する女性を酷い方法で奪われた事実は、千尋との生活で蓋をしようとしていた底知れない狂気と怒りが弾け飛ぶ事になった。
そして、ドス黒い思いを抱えて園部への報復を企てていた時…

千尋 ー私は京也を愛しているから、して欲しいことやして欲しくないことが分かるのー
ーだからね、お味噌汁は甘いと嫌がるし、猫舌なのも知ってる。誰がお友達かだって知ってるし、どこにいるのかも分かるー
ー愛しているから何でも分かるんだ。愛の力は凄いんだぞー

ふと千尋から味噌汁を通じて愛について教えられたことを思い出すが…

「……なぁんだ。園部を愛せば弱点でも何でも分かるじゃん」

愛するとはその人を知ることという千尋の教えが自身の中でネジ曲がっていき、その人の全てを知るには愛することという歪んだ形へと変貌した。
こうして無表情と狂気の二面性を得た後、徹底的に調査した園部の組織にカチコミを仕掛け…

「俺からの祝福だ…… あの世でも派手に愛し合ってくれ」

園部が真っ先に逃がした園部の女にダイナマイトを貼り付け、ゲスシールドにして園部に刺させた上で2人纏めて爆殺するというあまりに壮絶な報復を完遂した。

こうして、愛の処刑人・我妻京也が生まれたのだった。

「愛はさぁ、全国に広めていくべきだと思うんだ。俺たちはこれから全国制覇を目指す。まずは東北を手にしよう」
「他人を愛することが楽しくなっちゃったんだ」

ちなみに復讐を終えた後は心境に変化があり、愛を全国に広げる、全国制覇を成し遂げるためにまずは東北を掌握することを目指した(この時から京炎戦争開始時の容姿に近づいた)。

「組織の名前を改める…… 新しい名前は『戒炎』だ」
「関東侵攻の足掛かりとして、まずは黒焉街を獲る」

そして、東北を掌握した後は組織名を『戒炎』と名付けたことを千尋の墓前で報告し、作中の時間軸に至る。

現戒炎No.2の麻生との出会いが描かれた。詳細は麻生成凪の過去より。

活躍

城ヶ崎が腹心の東雲竜政と共にアジトへドアを蹴破りながら赴いた際に出迎える。邂逅するや否や城ヶ崎から軍門に下るように勧められても、受けるどころか逆に自分の傘下に迎え入れる案を不敵に提示した。その際にドスや偽物の手榴弾で牽制し合うも、城ヶ崎が抗争中にやり合うのは得策じゃないと判断した上に牛タン屋の予約が迫っていることで矛を収めたため、穏便に済む形で事が収まり戒炎の息のかかった店にサービスするよう計らう度量も見せた。
お前には愛がない。闇社会のトップになりたければ、殺す相手ですら愛してやらねえとさぁ
敵を愛すんだ。強いところも弱いところも見えてくる。そうすれば殺し方も見えてくる
この辺の牛タン屋なら全て戒炎の息がかかっている。分厚く切るように言っておくよ

京羅戦争で敗れた羅威刃の生き残り幹部である東雲と共に紅林と激突、現場は血の海になったとの事である。
君、いい目をしているねえ。愛と情熱に溢れている

動画の後半に登場。城ヶ崎の死に対しては少なくとも東雲ほど悲しんでいるようには見られない。そしておそらく前々から企んでいたであろう関東侵攻計画に羅威刃幹部の東雲を勧誘した。
城ヶ崎・・・京極組に殺されたらしいね。いやぁ顔見知りだから残念だわ 俺が愛を注いでやろうと思ったのに

関東進出のために護衛二人と一緒に空龍街を歩いている所を天羽組の小林幸真に危険な匂いを感じ取られ牽制されるものの、同行していた小峠華太が必死に止めた事で大事にならずに済んだ。そして口には出さなかったものの小林を「獣のような男」と評し、互いに潜在能力を認めた。
また、東雲ともう一人の羅威刃の生き残りの幹部である秋元詩郎と共に映っている場面があった。そして東雲と秋元の目は死んでいるような目であった。
いいよ、どきな。すいません、何か私に御用ですか?
いいえ全然、頭が割れたくらいなんで。行くぞ

東雲と紅林とのバトルに割って入り、東雲と殴り合いで渡り合う彼の前に現れる。すると、紅林を「正義の味方の目」をしていると評しながら全く殺意を悟らせないままナイフを突き刺す。紅林のワンインチパンチも紙一重で躱し、隙を突いて逃走する紅林を見て関東での大喧嘩も楽しめそうと語るのだった。
東雲先生の敵は俺の敵だぁ
さあ腹を開いてやろう。辛かった人生も終わりだ

直接登場はしておらず名前のみの登場。
部下の一人を京極組の組長である五十嵐幸光を襲撃するように命じて実行させるも、五十嵐の付き添いをしていた二階堂将平佐竹博文によって未遂に終わるも、佐竹のタックルで銃弾が廃水物が大量に入った粘液を三人諸共浴びた事で重篤になってしまう。その部下もプレッシャーから完治していないまま病院で暴れた事が仇となり窒息死してしまった。

同時に率いる組織の名前を五十嵐もとい京極組にも知れる事となりこれが京炎戦争開始の合図となった。

2023年新年の挨拶に東雲や秋元と共に登場する。
東京を制圧するために各所を周っている事を明かした。
秋元とは彼を「あきもっちゃん」と呼んでいる辺り、東雲よりは良好な関係を築けている模様。当の秋元も「敵の敵は味方」と言い切っている事からも組織の関係を超えた情を抱いている模様。

幹部の遊馬大介上堂新一とともに関東に進出した。動画の終盤では関東侵攻計画をゲームと例え京極組に多大な恨みを持つ東雲と秋元には計画の一助として期待している模様。
これはゲームなんだよ。俺がどこまで行けるかのゲーム…
まずは関東を制圧 足がかりは黒焉街だ…お二人さん期待しているよ

伊集院らと東北へ温泉旅行に来ていたエマが地方の半グレ2人に絡まれていたところに現れ、瞬く間に両名の膝を破壊して行動不能にして見せる。エマに始末しようかと持ち掛けるも、彼女の方針で見逃す事にし愚連隊を傘下に入れた。後に伊集院と鉢合わせ、成人男性一人を担いでいるのに足音を立てず軸がブレていない事や狂気を感じたのか、「絡みたくないな」と思いエマに「またね、綺麗なお姉さん」と言って去っていく。

後に伊集院が拷問ソムリエだと知り、東京を手中に収める事やまた会える事を楽しみにするのだった。

なお、エマを助けたのは前述の恋人である千尋に似ていたかららしい。それもそのはず、前述の通り千尋はかつて愚連隊の頭目だった我妻に怖がらず真摯に向き合い、感情のなかった我妻に愛を教えるのに対しエマは憔悴し自暴自棄になりかけた被害者に真摯に寄り添うなど共通点が多い。
君は優しい人だ。自己犠牲できる人 わかるんだぁ
おもしろいなぁ 東京は本当に ますます愛おしくなってきたよ

京炎戦争に向けて貴凛町にヤサを貼るために暗躍していた。瓜生がEL戦争に駆り出されて不在なのを見計らったためである。そして貴凛町攻略のメンバーに戒炎の生え抜きである緋田功哲郎角中正樹を選出した。会議の終了後、No.2の麻生成凪に留守の備えのため東北に残るよう指示した。

貴凛町攻略の際、後の支配もままならなくなるためカタギに手を出さなかったが、黒焉街でのカタギ被害に関しては京極組にヘイトが向き、黒焉街での居場所をなくすためであることが判明した。

そして京極組との戦争で最初の目標が京極組における最強戦力かつ精神的支柱である一条康明の抹殺であると伝えた。彼によると一条は城ヶ崎を葬った高い戦闘力だけでなく、京極組への底知れぬ忠誠心、それらによる他の組員への奮起を促し、さらに彼のカリスマ性は双方が疲弊する後半になる程強い影響を及ぼすため戒炎にとっては厄介極まりない人物だからである。城ヶ崎の敗因は一条を最後まで残したことだとも分析している。
そして現地での兵隊を招集し、京極組との戦争を楽しみにするのだった。

また天才扱いされることに嫌気がさし、逃げるように傭兵組織を抜けたのちしばらく露頭に迷っていた緋田と出会い、彼の渇望つまり普通の人間として扱われたいという気持ちを見抜き直属の部下にした。
さて……楽しい作戦会議の時間だ。京極組を愛してやろうな みんな
マトを一条康明に絞っていい。いきなり奴を殺してしまえ
これだけの祭りを仕掛けてやるんだ……俺を退屈させんなよ……

何千万にも昇ると思われる大量の札束を置き、勝つためなら金は好きに使っていいと伝えた。また一条は相手が何人来ても舎弟を守り抜くため、決して逃げないと踏んで潰しにかかった。

羅威刃のトップだった城ヶ崎も金にものを言わせる手段をいくつも取っていたが、我妻の場合は城ヶ崎以上にポイントを絞り自陣の幹部としっかり連携を取った事で一条を死に至らしめる事は叶わなかったものの、早い段階で抗争から戦線離脱させる事に成功したのだった。この事から我妻は城ヶ崎以上に厄介で狡猾な人物と視聴者に植え付けて見せた。

この戦争にルールなんてない。勝つためにできることだけを考えてほしい。金なら好きに使っていい
一条はいい男だ。だから相手が何人来ても舎弟を守り抜く。本当にかっこいいんだよ

作戦会議中、東北から合流した副将の麻生から「京極組の舎弟が凄まじいリサーチ力を持っている」ことを聞かされ、殺害の対象を舎弟に向ける。
戒炎に借金をしている債務者の男性を脅迫し、「パラダイス」という黒焉街のキャバクラで嬢にお触りをして京極組の舎弟を誘き出してから放火するという作戦を促す。
それは見事に実行され、その対応に来た野島翔浪岡常吉は火事から逃げようとするが、緋田と共に2人に襲いかかる。
逃走する野島と浪岡を猛スピードで追跡し、三階の窓まで追い詰め、立ち塞がってきた浪岡と逃げ続ける野島の背中を切る。ここで野島は窓から飛び降りて逃げ切ったものの、浪岡は緋田の容赦ない斬撃を受けて致命傷になる。大の字に倒れた浪岡は戒炎が負けるという啖呵を切るが、それを聞いて表情を失った我妻は浪岡を冷酷に射殺した。
野島と浪岡を助ける為に現場に駆けつけた六車が緋田と交戦している所に乱入し、消防が来たところでその場を立ち去った。
麻生ちゃんいいじゃん。標的変更して末端の構成員を潰していこうか…確実に幹部の首を取る為の布石として
愛せるねえ、京極組は下の子も根性ある。だけどさ…

うるせえよお前 さっさと死ね

瓜生の噂を聞いて一目見ようと、営業再開した彼の店を訪れた。
表向きは互いに普通の客と店主のやりとりを演じていたが、「まともにやり合ったら手を焼くことになる」と考え、下の人間に貴凛町で暴れることのないように麻生に伝えた。
尚、これまで数多の殺し屋を感涙させ人間性を取り戻させた瓜生のメロンパンを食したが、それでも彼の人間性が戻る事はなかった。
このため視聴者からはあの鶴城史之舞よりもさらに厄介な人物ではとの印象を持たれることになる(中には瓜生のメロンパンは殺し屋にしか効果がないのではという意見もある。それを裏付けるように天王寺組の城戸丈一郎は瓜生のメロンパンを食しても戦争を止めると言い出さなかった)。
うわ、甘くて美味しい。一口で大ファンになっちゃった。
怖ぁい店長とは全然違うや。


京極組の姐さんであり、組長の妻である五十嵐梢を狙う事で、喘息持ちで定期的に病院に行く際護衛に付く武闘派兄貴を始末する作戦を相棒にして副将の麻生と共に打って出る。

その時付いていた護衛が久我と海瀬将悟であり、梢を連れて逃げようとする二人を追いかける。梢は飽くまでも京極組の武闘派との遭遇率を上げて始末するための一手であり、梢に直接攻撃をしようとしていなかったが、久我と海瀬には容赦なく襲い掛かった(実際、同行していた麻生にも「狙いは男だぞ」と釘を刺しており、麻生自身もしかと理解しているので梢を庇いに入った久我のみを狙っていた)。

海瀬に不意討ちを仕掛けられてもこれを躱し、久我と梢を狙う麻生を止めようとする海瀬に背中へ袈裟切りを浴びせるも、止めるに至らず麻生は海瀬の金砕棒で少々のダメージと拳銃の破損を受けてしまう。

それでも海瀬をその場に釘付けにする事に成功し、一対一の勝負にもつれ込む。

戒炎 愛の処刑人vs京極組 怒りのタフガイ 死闘の行方


海瀬「テメェはこの海瀬将悟が殺す! たとえ差し違えてもだぁああ!」

「凄い気合いだねぇ海瀬…… そんなに俺が憎いのかい?」

一触即発の中、海瀬の神経を逆撫でするような挑発(大園をロートル呼ばわり、浪岡の名前をわざと間違える)を行い、海瀬は爆進する。しかし、それは仲間想いの海瀬に効果的な煽りを意図的にしていたのだった。海瀬の攻撃はいつも以上に直線的だったと同時に上堂戦で受けた傷が万全でないのもあって主導権を握られたままだったが、傷が開いた海瀬も冷静さを取り戻す。

海瀬(クソが…… 俺としたことが頭に血が昇っちまった。これじゃあ当たるわけがねぇ。マズイ…… かなり傷が開いちまった。野郎これを狙ってたな)

冷静さを取り戻した海瀬に対し、今度は苦無による遠距離攻撃を行う。海瀬にはそれを難なく払われるが…

「海瀬…… お前は不器用だ。変化のある攻撃は得意じゃない。足元がお留守になった」

海瀬「ぐぉおお!?」

直情型の海瀬を搦手の暗器を交えながら追い詰めていき…

海瀬「そうか…… テメェは古流武術出身だったな……」

「俺に鎖分銅を投げさせるなんて大したものだけど…… 海瀬、神様はお前を見放した」

鎖分銅で海瀬の左半分の視界を奪い強烈な袈裟切りを浴びせて王手をかけた。しかし、海瀬のタフネスは自分の想像を超えており、金的を浴びせられそうになるが…

海瀬「うぐぅううう!?」

「ここぞでは金的だよね? 海瀬将悟…… だけど古流武術では基本だ」

刃で受けた事で更にダメージを与え、動きのキレが完全に鈍ったところで顔右半分を切り裂く。両目が潰され、絶望的なダメージを負った海瀬に再び王手をかけるが…

海瀬「両目が潰れたぐらいなんじゃあ! 差し違えてもテメェは殺すっつってんだよ!! 我妻! 一緒に逝こうぜぇええ!!」
「頭蓋骨…… 粉々にしたらぁあああ!!」

「グゥウウウ!?」

それでも負けられない決意を胸に抱き倒れなかった。その執念とタフネスは初めて余裕の表情を奪われ、強烈な頭突きを2発浴びせられる。
しかし…

「痛えなこの野郎……」

しかし、海瀬に対し上堂戦で受けた傷に抜き手を浴びせる事で攻撃を止めさせる。

「頭が割れたのなんていつ以来だ…… ダリィなこの野郎…… いいぞ海瀬、頭突きで勝負しようか」

先ほどまでとは明らかに違う雰囲気を纏い、敢えて頭突き勝負に乗ったうえで容赦なく痛めつけていく。
そして…

「それじゃあダメだろ海瀬……」

海瀬「ぐぉおお!!」

ダメ出しの金的を浴びせた事で海瀬を振り解き、背後に回った。

「お別れの時間だ…… だが大園と浪岡に会える。喜ぶといい」
「海瀬将悟…… サヨナラだ」

海瀬「がぁあああ!!」

そして、その身体を完膚なきまでに切り裂き致命傷を浴びせ、京極組一のタフガイと称された海瀬将悟を屠って見せたのだった。

勝利したものの、自身でも想定していた以上のダメージを浴びせ頑強さを見せた海瀬に敬意を持ったのか、虚ろな目をしている彼の顔に手を添え、両目を閉じてやるのだった。

そして、この一件を境に冷酷な本性を前面に押し出したのであった

海瀬の葬儀を行う京極組の葬儀会場を掴むため、傘下の半グレ組織に大金と戒炎内での出世を餌に探し出させる。見つけられないまま葬儀の開始を許す中、部下にトラブルを起こさせて対処に動いた高砂明夫仙石薫が出て行く瞬間を別の部下が発見、高砂の「自分がナビをする」と言うセリフから近辺にあると割り出して見せた。

そして多くの半グレ達に特定した葬儀会場で暴れさせて地獄絵図にして見せたうえで、強力な援軍を送り込んだのであった。

後に葬儀会場を特定して奇襲する際に狙いを絞ったのは京極組の武闘派兄貴の中でもトップレベルの実力を持つ一条・守若・六車の他に久我も狙いを付けている事が判明した。我妻によると久我は京極組の上層部と下層部を繋ぐハブとして優秀であり、始末できれば現場の指示系統がガタガタになりボロが出やすくなると踏んでいたのが理由だった。また、戦闘能力も上昇傾向にある事を警戒している。この時点で京極組は現場で指示を飛ばす若頭の大園を喪っており、頭がキレて視野が広い久我まで死ぬ事になれば、内部崩壊を起こす確率が相当高い。

ちなみに、この回で服装や髪型が大幅に変化した(詳細は「容姿」の項を参照)。

動画冒頭に登場。「(京也に死んでほしくないので)これ以上組織拡大をしないで欲しい」という千尋の主張が誤りであることを示すために京炎戦争を始めたと独白していた。
我妻は千尋の要求通り組織拡大を停止していたことが彼女が殺された原因の一つだと考えているらしく、これを踏まえて「自分たちの安全を守るための最善解は組織拡大である」という結論に達したのだという。

止めどなき歪み 暴走極まる愛と狂気

幹部を複数名失う中、傘下の半グレ組織がヤクで稼ぎながら上納金の一部を隠していると知り、自ら粛清・壊滅する。

「千尋の言っていたことは本当だったのか……?」

千尋ー力で他人を抑えつけたら恨まれる。そしてそれはいつか京也に返ってくるの…… だから組織を大きくするのはもう止めて!ー

その中でかつての最愛の恋人である千尋から言われた言葉を思い出し、それが間違いではと感じ始めていく。

香坂「戒炎の皆様、ご足労感謝致します。マッド・カルテル日本支部代表の香坂と申します」

その中でかつては羅威刃がヤクの売買の流通ルート開拓で手を組むも裏切った巨大組織マッド・カルテルとの取引に麻生と反町を同伴させる。

香坂「君たちとはいい関係を築けそうだ」

「ぜひこの日本でたくさん稼いでくれ」

マッド・カルテルの日本支部長が日本人だった事や持ち前の交渉スキルもあって悪くない条件で結ぶことに成功し、豊富な資金を得る手筈を整えていく。
そして、交渉を終え麻生らと別れ夜風を浴びているなか、千尋から何度も言われた言葉を思い出すが…


だが…… 千尋が死んだ…… しかも俺に恨みを持った奴に穢され殺されたんだ

千尋も守るためにはもっと脅威になるべきだったんだ…… そう思わねえと頭がおかしくなるんだよ…… 千尋が間違っていたと思わねえと理解ができねえんだ……

でも…… 千尋が教えてくれた「愛」…… この考え方はとてもいい…… 相手を愛してしまえばその力を封じることができるんだ

きっと俺はあいつが死んだあの日…… 俺は狂ってしまったんだろう



千尋の教えを使って…… 千尋が嫌がることをやっているんだから……

そして、我妻京也と言う男はこの日を境に更なる狂気をまざまざと見せつけるようになり始める。

会合を終えて戦場に到着すると、五十嵐の姿を見つけるや否や銃撃する。しかし狙いを外した(正確に言えば、近くにいた友山に当たった)ことで逃走されてしまい、捜索を始めた。この際、反町も捜索していたが、彼の部下である烏丸が京極組の久我や一条らが現場に向かっていると知った際はどういう訳か自身に無断で捜すのを打ち切り高みの見物を決め込んでいる。

途中で自分が殺めた海瀬の敵討ちに燃える犬飼に見つかり、血の海が広がる激闘に発展する。

麻生の回想シーンに登場。麻生に「俺にとってお前の価値は無限大だ」と称賛をされながら食事をしていた。我妻が自炊していて料理上手な場面が出る度にSNS上では我妻と麻生が夫婦のような信頼感で結ばれるコメントを出すリスナーが出てきている。

戒炎 愛の処刑人vs京極組 若き豪傑 血染めの死闘

自身が殺めた海瀬の遺志と武器を受け継いだ犬飼との死闘が勃発すると思われる。

余談

城ヶ崎賢志との比較

お互い巨大マフィアのボスであり、どちらも親からの愛情を得られなかった、凄惨な過去から自分の琴線に触れた者に制裁を加えたなどの共通点がある。ただし、城ヶ崎の場合は結果的に捨てられたとは言え、母親からは一定の愛情は貰っていたのに対し、我妻は生まれた時点で父親がおらず、母親も物心つく前に薬物中毒で死亡した為、肉親からの愛情が皆無であったという違いがある。
また、城ヶ崎は唯一愛していた母に捨てられたことで誰も信用出来なくなり悪の道へと堕ち、裏社会を支配すると言う野望を抱くようになったが、我妻は愚連隊こそ率いていたが当初は裏社会を支配すると言う野望は持っておらず、更には恋人との出会いで一時は真っ当な道に戻ろうとまでしたが、その恋人を殺された事がきっかけで狂気が爆発してしまった。
きっかけこそ違うが、奇しくも、どちらも愛する者を失った事で歪んでしまい、悪へと堕ちてしまったのである
ただし、城ヶ崎の場合は母と再会したことで死の間際だが多少は救われたと言えなくもないのに対し、我妻の場合は自身を愛してくれた者がこの世にいないことに大きな違いがある。果たして関東を制覇しようとする我妻京也にはどんな結末が待ち受けているのか…?

城ヶ崎は組織を大きくしていくにつれ圧倒的なシノギの才覚で金を稼ぎ暴力と恐怖心で界隈を支配し無用になった人物を容赦なく切り捨てていたの対し、我妻は恐怖心を抱かせこそしているが、経済力に頼っている描写が少なく、部下の考えや進言を尊重し散っていった幹部達を労う素振りを見せている。

『人を見抜く』と言う点においても、城ヶ崎は目を見れば相手が噓ついているかがすぐに分かるのに対し、我妻は人や事象の本質を見抜く力に長けている。一見同じに見えるが、我妻は敵味方の人物や起きている事柄における肝やミソとなる要素を的確に見抜き実行している事から、相手を丸裸にしてしまうことならば城ヶ崎すら凌駕している。

城ヶ崎と我妻に大きな違いがあるとすれば、『自分より下に付いている人物の扱い方』や『物事や人物の本質にどこまで辿り着ける力』と見て取れる。

僅かに残った人間味

前述の千尋には特別な思いを抱いており、狂気の源については『千尋という愛する存在を失った心の穴を塞ぎたいだけなのかもしれない』と独白しているほか、後に戒炎と命名される半グレ組織のボスになった後も、花束を持って千尋の墓参りに行くなど、城ヶ崎と同様に多少の人間味はある様子を見せている。実際、伊集院達と共に東北に旅行に来ていたエマを半グレ2人から助けておりこの際、「女を手籠にしようとする下衆なんて、これくらいじゃあ許せないなぁ」と言い放った。他にも、京極組の姐さんであり組長の妻である五十嵐梢を狙う作戦を立てた際は一見すると卑劣極まりないモノに見えるが、戦争に乗じて敵対組織の姐さんを狙った外道と違い、飽くまで武闘派極道が護衛に付くと読んで誘き寄せるための一手に留めた上で、「女性を狙わないように」の旨の注意を麻生にしており、梢を攻撃したり傷を負わせる真似は一切しなかった。他にも下部組織が自分達に隠れて上納金を抜き取った事が判明しそのトップを粛清した際に彼女がいる事が判明した時には「女はできれば殺したくない」と言い切り軽蔑するような素振りをする以上の事はしなかった。これらは愛する人を性犯罪で失ったが故の矜恃と思われる。
なお前述の城ヶ崎にも過去の惨い経験から許せない行為がある。それがDVであり、見かけると(子供には見えないように配慮した後で)犯人を血祭りにあげる。

ちなみに7月31日の動画でドラえもんで話題になる実は男性も使う言葉、「〜かしら」と言っている。

人格障害?

我妻の性格や作中の描写等を踏まえると、彼はスキゾイドパーソナリティ障害(SPD)の可能性が高いと考えられる。
実際、作中の描写を参考にSPDの診断基準に沿って彼のことを分析すると、以下に示したように、該当していると断定できるものだけでも4項目、下手すれば7項目全てに該当しており、いずれにせよSPDと診断される「7項目中4項目以上該当」という条件を満たしていることになる。

1. 家族を含めて、親密な関係を持ちたいと思わない。あるいはそれを楽しいと感じない。
⇒ 概ね該当。物心がついた時点で家族はおらず天涯孤独だった。我妻が唯一愛した人物である千尋との交際についても、彼女の猛アタックに我妻が根負けしてアプローチを受け入れたというのが主な理由であり、我妻自身は恋人などの親密な人間関係を構築することに興味を示していない。

2. 一貫して孤立した行動を好む。
⇒ 少なくとも幼少期は該当。周りの人間から恐れられていたことを差し引いても、防衛本能の高さゆえに幼少期の小湊圭一室屋柊斗馬渕春斗のように自分から誰かと仲良くなりたいという意志を見せることはなく、一貫して孤立した行動をとっていた。

3. 他人と性体験をもつことに対する興味が無い。もしあったとしても少ししかない。
⇒ 少なくとも千尋の死後は該当。千尋が性犯罪に巻き込まれて死亡した影響で、千尋の死後は性犯罪を許せない性格となっている。千尋と出会う前は不明だが、ストーリー全体を通して女遊びに耽っているような描写は見当たらない。

4. 喜びを感じられるような活動が無い。もしあったとしても、少ししかない。
⇒ 正確にはわからないが、作中の描写を踏まえると恐らく該当していると思われる。

5. 第一度親族以外には、親しい友人、信頼できる友人がいない。
⇒ 該当する。物心がついて以降、第一度親族(=両親、兄弟、実子)は一人もおらず、親友がいる描写もない。「実際は誰1人愛していない。命に温度などなく あの日以来凍っている」という公式X(旧Twitter)の投稿から察するに、麻生たち戒炎幹部たちとの関係性も我妻視点ではあくまでビジネス的なものでしかないことが窺える(ちなみに榊原は今際の際に一条や氷室の説得もあり得心した榊原が我妻を「奴」と言っている)。

6. 賞賛にも批判に対しても無関心にみえる。
⇒ 概ね該当。自分に実害を与えた者に対しては報復していたが、自分に対する陰口や批判に関しては(多少不快感はあっただろうが)基本的に無関心なように見える。

7. 非常に淡白で超然とした態度、あるいは平坦な感情。
該当する。我妻は基本的に淡白かつ超然とした態度を見せている。

ただし、SPD患者と言えども症状が軽度だったり、環境がマッチしていたりすれば社会生活をほぼ問題なく送ることが可能である。現に我妻も千尋との交際期間に限っては症状が和らいでおり、彼女との交際を続けるうちに裏社会から足を洗うことを検討するまでに改善されていたため、千尋が殺されさえしなければ真っ当な道に進むことも十分可能だったと思われる。

京炎戦争を始めた理由

愛を全国に広げる」という理由が組織全体に向けた建前であり、我妻自身の中での本音は「暇だから始めたゲーム感覚」ということにしていた。

しかし、この「ゲーム感覚」という本音すらも実は我妻自身に向けた建前(自己暗示)でしかなく、実際は「千尋を失ったことで開いた心の穴を埋める為だったのかもしれない」と独白している。また、京炎戦争終盤になって、「組織拡大によって自分たちの安全を確保する」という理由もあることも思い出した。なお、我妻にとっての「自分たち」に今の仲間は含まれていない模様(参照)。

声優交代事件

事件が始まったのは2023年1月。
2022年の我妻初登場から声優は大河望氏が担当していたが、2023年1月1日の動画にて声優が伊藤タカユキ氏に変更された。
変更の理由は長らくブラックボックスとなっていたが、遂に大河氏本人によりTwitterにて説明された。
その理由として、声優本人が特有の激しい戦闘シーン等に慣れていなかった事、今まで経験したことがない演技が必要だった事からCODE-ELのコモケン(小森)などでヒューマンバグ大学の世界に慣れていく事を優先し、我妻役は伊藤タカユキ氏にバトンタッチする事になった。
そしてこの交代劇にヒューマンバグ大学運営ではなく、何故声優が矢面に立つのかという運営へ不満の声が上がっている。同時に伊藤タカユキ氏が担当することへ不満の声も上がっていた。

交代後も、時期によって我妻の演技に大きな変化が見られ、キャラ背景の不透明な初期段階のため何らかの匂わせの可能性があったが、多くの視聴者がそれに気づかずに伊藤タカユキ氏を批判した。

伊藤タカユキ氏は自身のラジオ番組FMPiPさかり場(2023年2月16日)で今回の交代についての心境を語っていた。
前の声の方が良かったという意見については「大河さんの素晴らしい演技が心の中に息づいている証。遠慮せず口にしてほしい。」と語り今後については「受け取ったバトンは重く、立てられたハードルは高い。全身全霊で取り組む所存です。」と前向きな姿勢を語っている。

そして、その後の3月6日の動画「我妻伝説」にて、我妻の過去や闇落ちするキッカケが解明されたことで、その時の感情によって表情や声色が分かれる事が判明した。無表情の本来の我妻と、笑顔を貼り付けた我妻の二面性が判明。伊藤タカユキ氏はこの二面性を表現するため声と演技を使い分けていたことが判明し、これまでの演技の伏線も回収された。

特に注目されたのは話しながら声の高低が徐々に逆転していく技法。我妻の二面性が生まれる瞬間と狂気を演出したこの演技に視聴者の多くが脱帽。動画コメント欄は驚きと興奮に沸く。反対の声と嘲笑を実力で打ち消す結果となった。

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ヒューマンバグ大学 戒炎 半グレ
切れ者 狂気 美形悪役 悪のカリスマ
哀しき悪役 闇堕ち/悪堕ち どうしてこうなった:過去が明らかになってから。

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