根絶やし…これが争いを根絶する唯一の方法なのだよ…未来永劫どちらかが消え失せる…この感じがどういうわけか好きでねえ…
ヒューマンバグ大学に登場する「御前」の異名を持つ政界のスーパーフィクサー。
CV: ベルべる☆氏
概要
伊集院茂夫の両親と伊集院家に仕えていた使用人全員を暗殺した事件(以降、伊集院一族暗殺事件と表記)の黒幕とされる人物で古くから政界を牛耳る大物とのことだが、旧華族の子孫で伊集院茂夫や天羽組と因縁深い堂馬利信やCODE-ELのトップだった銀田栄角ですら顔を知らなかった。
それもその筈、政財界では触れる事が禁忌と言われる存在であり、御堂に消された人間は相当な数になっており、当然ながら敵も多い。
強大な権力を持っており、その強大さ、恐ろしさ、危険性は御堂の情報だけでも瓜生が「特級にヤバイ」「どえらい爆弾」と息を呑んだ程。御堂の情報を託された毛利仁美がELに狙われたのはそれが関係していた。その権力たるや銀田も簾越しに彼と話す時土下座をしていた程。
ELやエルペタスとは別に直属の殺し屋集団も保有している。
なお、御堂本人は存在自体が秘匿というわけではなく、ニュース等で話題になれば彼の影響力にも支障が出る模様。ただし、有力者相手にも顔を明かさず影武者もすぐには偽物と気づかれないなど、少なくとも顔については秘匿情報である可能性が高い。
瓜生からは「巨悪」と称される程の極悪人であり、マッド・カルテルのボスと並んでヒューマンバグ大学のラスボスとも言える人物である。
人物
容姿
普段は濃紫色の和服を着用しており、来客時もプライベートの場合は基本的に和服で対応している。ただし、政財界での影響力の大きさを説明する場面ではスーツを着用した姿で描かれることが多い。右寄りに七三分けした短髪の黒髪にバイオレットの瞳をしており首にはホクロがある。
長く政財界を裏で牛耳っていると称されているのに反比例して、容姿は普通の中年男性よりも若々しく精悍な顔立ちをしている…と思われていたが実は影武者であった。
本物は髪には白髪が混じっており皺も多い、若干人相が悪い色黒な壮年の男性である(目の色やホクロ、服装は共通)。
年齢は50~60代と思われるが、それを感じさせないくらいに逞しい身体つきをしており、大きな傷跡が数カ所刻まれている。また、声も本物の方が低く嗄れ声になっている。
※左側が本物、右側は影武者。
性格
基本的に穏やかで冷静な振る舞いをしているものの、自身の逆鱗に触れた際は静かながらも恐ろしいプレッシャーを放つ事も珍しくはない。
解説の中で瓜生からは「温厚」と言われているものの、人を人と思っていないような冷淡さを秘めている。遠回しであるが、御堂の目的の為に死力を尽くした世良蓮二郎やミストを遠回しに貶めエルペタスを愚弄し続けた結果、決別する羽目になったにもかかわらず、エルペタスも抹殺対象に入れ始めると、気に入らない事があれば容赦なく排除に動く等、傲岸不遜かつ横暴な一面を見せ始めていく。
影武者の時は挑発的、威圧的、強権的な態度が目立ったが、本物の御堂は非常に用心深く、相手を怒らせる事も計算に入れて、影武者に「毒見」をさせていたと思われる。
また「争いを根絶する方法は相手を根絶やしにする事」という、極めて過激な思想を持つ(詳細後述)。
無類の女好きでもあり、老いてなお盛んである。行為が悪である事を除けば、帝王学を体現したような男でもあり、始皇帝同様に不老不死を望んでいる。
「金と権力…そして快楽を追求する男が経済を回すのだよ」
能力
影武者でさえ襖越しでも相手の身体的特徴や戦闘時の動きなどを詳細に把握できていたことから、御堂本人もかなり高い観察力を持ち合わせていることが窺える。
本物の御堂が現れてからは、妖怪のような先見性と眼力を見せ始めており、発言や振る舞い一つで次の内閣総理大臣を自由に決める事さえ可能にする影響力を見せている。
関係者等
配下のアサシン
御堂に付き従う直属アサシンで構成される派閥。名前が明かされている主要な構成員はたった4名のみだが、アサシン界隈でも最上級とされる化け物の集団である。
詳細は御堂グループを参照。
関係組織
日本に拠点を構えるアサシンギルド。櫻田重信・周防律・冬馬辰之進の古巣。御堂は出資者の一人であると同時に政敵の暗殺依頼をする大口顧客でもあった。EL戦争を経て事実上解散。
大丸靖公をトップとする極右主義の殺し屋組織。
元々は同盟関係にあったが、エルペタス側が謀反を起こしたことで一転して敵対関係となった。
詳細は敵対者の項で解説。
タイを拠点としている巨大人身売買組織。
日本での活動を円滑に進めるためトップのアデンが直接交渉に赴き、エルペタスと入れ替わる形で協力関係を築いた。
- アジア圏の複数の殺し屋組織
具体的な名前は出されていない殺し屋出身の極道である獅子王組の井上月麦や神城組の名波和親などがかつて所属していた組織の可能性もある。御堂自身に関わる情報の揉み消しに失敗した場合は彼らもEL戦争に介入してくるものと毛利公平は予想していた。また、毛利がこのように予想していたことから、恐らく御堂は過去にも彼らに政敵暗殺を依頼しているものと思われる。
上記の組織に加えてマスメディアや警察などにも強大な影響を及ぼしていると考えられる。
関係の深い一族
- 堂馬家(事実上断絶)
旧華族という家柄ゆえに関係性は深かった。特に当主の利信は御堂が中心となって企てた伊集院一族暗殺事件に加担したほど関係性は深かったが、別件で伊集院家生き残りの茂夫に目をつけられ、最期は冷凍拷問によって死亡した。
なお、利信には娘がいたが彼女は天羽組の小峠華太の元舎弟だった廣島と駆け落ちしたことで利信に狙われ、阿久津敏朗や工藤清志らが廣島夫妻救援に動くも間に合わず雇われた殺し屋によって殺された。ただし工藤や佐竹博文に保護され唯一生存した利信の孫も現在は天羽組によって保護されていることから、堂馬家自体は事実上断絶したといえる。
- 大鳥家(断絶)
堂馬家と同様に旧華族という家柄ゆえに関係性も深かったものと考えられる。伊集院家暗殺事件では資金面を担当し生き残った茂夫にも刺客を送り続けていた。この一族も別件で茂夫に目をつけられ、外道だった当主とその息子は断腸草による拷問により死亡、これに伴い大鳥家自体も断絶した。
敵対者
主要な敵対者
- 伊集院家
旧華族として知られる一族。何らかの理由で御堂に目をつけられてしまい、御堂の元に集った堂馬や大鳥に政財界の大物たちにより当主夫妻や使用人たちが暗殺されてしまう。ただし、唯一生き残った嫡男の茂夫は現在裏社会で「拷問ソムリエ」として活動し、厄災と恐れられている。茂夫はポリシーの問題で家族の仇討ちをするつもりは現状無いが、関係者が確実に誰かの恨みを買っているクズ揃いなこともあって結果的に仇討ちへと近付きつつある。そして10月9日の動画で大アジア戦争に参戦する事が予告された…と思われたが、瓜生に私怨では動かないとはっきり態度で表しており、11月8日の動画でオリオンから話を聞いてもあくまで断罪対象だけを狙うスタンスを貫いたため、二人からはそのメンタルを呆れられていた(ただし徐々に御堂に近づいてきてることは感じている模様)。※一方の御堂も拷問ソムリエが茂夫である事に勘づいており、彼が茂夫を狙うの可能性が出てきた。
EL戦争終結後に毛利グループのリーダーだった毛利の発案で設立された、飲食・サービス業(および外道専門の暗殺稼業)を専門とする民間企業。その他、栄角の側近だった鵺(智也)や雷一族の生き残りも参画している。EL戦争では内部抗争の切り札として、御堂がELに依頼した過去の暗殺依頼リストを握られており、伊集院の盟友である伍代千隼経由で抗争終盤でこの情報を流出させられた(伊集院は関与していない)。情報の揉み消しにこそ成功したものの、御堂はこの一件をかなり根に持っているらしく、モーリーの殲滅に執念を燃やしている。
- エルペタス
大丸靖公をトップとする極右主義の殺し屋組織。
EL解散後に新たに依頼するようになった。御堂はモーリーの壊滅も依頼しており、その引き換えとして「日本の核武装を実現する」という大丸の野望成就に協力するという契約を結んでいた。これがエルペタス戦争の直接的な引き金となり、瓜生や毛利などのモーリーメンバーや鶴城史之舞・鵺兄・元雲嵐・呉兄弟などモーリーの協力者とも激闘を繰り広げた。表面上は良好な関係性を築いていたように見えたが、御堂はエルペタスを自分の従者と見なしている節があるうえにトップアサシンの祇園織文の引き抜きをも企んでいた。しかし大丸に絶対的忠誠心を持つ祇園が応じるはずもなく、その後もいろいろな積み重ねもあり怒りを爆発させた大丸自ら謀反を起こした。その後、モーリーと協力関係になったため一転して敵対関係になった。ちなみにこの組織にはかつて天王寺組の戸狩玄弥も所属していた。
日本有数の名家として知られている一族。それゆえに御堂との関係性はかなり深い。特に次男の栄角は、銀田家としてだけではなく櫻田の後継のELトップという立場でも関わりを持っていた。一方、長男で現当主の栄山はモーリーに近いためおのずと敵対関係になっている。
その他の敵対者
- 白影会 ×(全員)
御堂の命を狙う政治団体であったが、冬馬によって全員排除された。
- ディアボロ ×
白影会に雇われた暗殺者。相当な実力者だったが周防によって呆気なく排除された。
- ブラックハウンド ×(全員)
日本の利権を狙っていた東南アジアのマフィア。衰退した日本など簡単に乗っ取れると息巻いて、日本裏社会のドンである御堂を暗殺して一気に王手を掛けようと目論んでいたが、後述のプトラを筆頭とした構成員全員が冬馬によって単独撃破され、組織ごと壊滅させられた。そもそも日本攻略をまるでヌルゲーかのように舐めきっていたものの、実際は(バグ大世界の日本は)ヌルゲーどころか関東だけでもメキシコから上陸した世界トップクラスのマフィアであるマッド・カルテルを始め天羽組・京獅子連合・神城組・裏神・凱娃・羅威刃といった超武闘派組織がしのぎを削り合う激戦区であり、彼ら程度の戦力で通用すると勘違いしたのは情報不足としか言いようが無かった。
- プトラ・サントソ ×
ブラックハウンドの幹部。「自爆のプトラ」の異名で知られる実力者ではあったが、冬馬には及ばず呆気なく排除された。
- 光告會 ×
表向きは駒形をリーダーとする政治団体だが、裏では敵対する勢力や腐敗した権力者を始末していた戦闘者団体。構成員は確認できる範囲でトップの駒形と側近の川端の2名。御堂を最大の標的とし接近、エルぺタスの動きを見て暗殺を実行しようとするが、御堂に裏切りを見抜かれ榊長介により粛清された。彼らの政治思想は汚職を嫌う姿勢や発言内容からエルぺタスと近いものと思われる(ただし、国民を大切に思う姿勢の有無や日本をどう変えていきたいかの詳細は不明で、どちらかというと腐敗への怒りが強く見られる)。
活躍
この動画で、拷問のターゲットだった堂馬の口から初めてその存在について言及された。
仁美がELに狙われているのは、この人物の情報を持っていると香鈴に推測されていた。
- 2023年1月28日の動画(瓜生龍臣)
襖越しではあるが満を持して本編に登場。この回にてELに資金提供していることが正式に明かされた。また栄角曰く「人間性を感じず、まるで妖怪のような男」と評されている。
「栄角 お前があの組織の長になったか…ぜひ良き組織にしてくれたまえ」
- 2023年5月10日の動画(瓜生龍臣)
ELの反体制派(毛利班)に握られていた過去の暗殺依頼リストを伍代経由で全国のマスメディアに拡散され、3日以内で揉み消すよう銀田に圧力をかける。
しかし数日後、事態が鎮静化する前に毛利が過去に関与していた暗殺依頼の詳細というより踏み込んだ情報までも拡散されてしまう。これらの出来事には流石の御堂も怒り心頭で二度目のリークが発覚した時点で銀田を自邸に呼び出し、ELへの支援打ち切りをチラつかせつつ一連の騒動を揉み消すよう圧力をかけた。
とはいえ、ELによる揉み消しが成功したことにより、スキャンダル自体は一瞬で鎮静化した模様。
「栄角、これはどういうことだ 説明しなさい」
「私自身でも揉み消すことはできるがお前たちはどうするんだ…CODE-ELへの支援を打ち切って別の組織に乗り換えてもいいんだぞ」
- 2023年6月12日の動画(瓜生龍臣)
スキャンダルの沈静化に成功はしたものの、情報をリークされた旧毛利派が集った株式会社モーリーに矛先を向けた。そして不穏な影が徐々に彼らを追い詰めていくことになる…
「毛利班だったか…周辺情報を洗え…私の情報をリークしたとなれば許すわけにはいかんな」
- 2023年7月21日の動画(瓜生龍臣)
内部抗争の末にELが崩壊したことを受け、別のアサシンギルドであるエルペタスに乗り換えたことが明かされた。また、毛利一派による暗殺依頼リスト流出に対する報復を目論んでいることも示唆されている。
「毛利とその周りの殺し屋が目障りでね… 色々これから頼まれてくれないか…」
- 2023年9月22日の動画(瓜生龍臣)
回想シーンで登場。毛利一派を明確にターゲットとしていることが明らかになった。
「毛利一派、誰に逆らったのか教える必要があるようだ」
- 2023年11月13日の動画(伊集院茂夫)
セリフはないが堂馬や大鳥と共に回想シーンで登場。
- 2024年6月14日の動画(瓜生龍臣)
エルぺタスの理念に理念を示しつつ、協力してほしければモーリーを排除しろと改めて大丸に要請した。
「大丸さん 貴君の考えは非常に理解できる 私の中にも憂国の思いは大きくある」
- 2024年8月17日の動画(瓜生龍臣)
この動画にて、不明だった顔立ちと本名が明らかになり、本格的に物語に絡んでくるようになった。配下の殺し屋の周防が幼馴染みの鶴城のおにぎり屋に赴き御堂配下に寝返るよう誘いを掛けたが断られたことから一旦引いた。そして自身に弓引く白影会と彼らの雇った殺し屋を排除した。
「政界の伝統を無視する痴れ者が。この私を消し去ろうなど言語道断。相応の戒めが必要だ」
- 2024年8月23日の動画(瓜生龍臣)
大丸が未だに毛利暗殺ができないことに激しい重圧をかけ、世良のことを間接的に侮辱した。それに対して、大丸は弁明はせず毛利暗殺を必ず成し得ることを誓った。その後、大丸と共に来ていた祇園を退出させ、周防をけしかけた。そして、周防との戦闘を見て「是非配下にしたい」といやらしく笑った。
「オリオン、非常に骨が強い。一騎当千の器はまるで呂布奉先だ。いつか私の近くに…ぜひ」
- 2024年8月28日の動画(瓜生龍臣)
回想に登場。
先日、大丸が毛利暗殺をできていないことに対して重圧をかけていた。
「ならば何故、ダラダラと毛利を討たず無為な時間を過ごしているんだ」
- 2024年9月14日の動画(状況整理)
状況整理動画であり、モーリー暗殺を依頼する場面やエルペタスに圧をかける場面が映された。
また、祇園が御前の屋敷で暴れると予告された。
「貴殿のアサシンは駄作しか揃っていないのかな?」
- 2024年9月16日の動画(瓜生龍臣)
エルペタスが遂に謀反。
御前陣営対エルペタスの全面戦争の決定打となる。
自身の屋敷において、エルペタスのミストのことをダストとわざと言い間違えたり、EL出身の周防のことを褒めるのに対し、エルペタスのアサシンを駄作と言ったり、散々舐め腐った態度を取った結果、大丸はブチギレ。祇園に御堂殺害命令を下し、祇園は周防の攻撃を受けながらも爆進し遂に御堂を両断し、殺害に成功する。
そして冬馬の攻撃を受けている最中で大丸を窓から放り投げる形で外に脱出させ、その後再度冬馬の方に合流した周防との2人での連携攻撃をオリオンはうまくあしらい逃げ切って見せる。
こうして御前こと御堂鋼作は死んだと思われたが………
ネタバレ注意
???「ほう、まさに凄惨な現場といったところか。」
「妙にプライドが高いと少しのことで跳ねっかえる。」
周防「間違いないですね、御前。」
御堂「エルペタス、そしてモーリー、やはり両組織ともに私に牙を向く性質だ、ならばこの御堂鋼作が消し去ってみせよう…!」
なんとオリオンが殺した御前こと御堂鋼作だと思われていたその男は影武者だったのだ。そして遂に本人(と思しき人物)が登場し報復を決定。モーリー、エルペタス両組織共に御前側に狙われていく事となる。
- 2024年9月28日の動画(瓜生龍臣)
影武者のみ回想に登場。
「貴殿のアサシンは無能しかおらんようですな」
- 2024年10月9日の動画(瓜生龍臣)
配下の櫻田重信と今後について会議していた。櫻田からモーリーとエルペタスの両組織が手を組んだことを報告され、両組織及びこれとは別に自身の命を狙っている東南アジアのマフィアであるブラックハウンドの壊滅を任せた。
「両組織共に許すことはできん。お前の手腕、期待している」
- 2024年10月16日の動画(瓜生龍臣)
序盤では女性二人と混浴をしており、共に温泉に入っていた馬場議員に二人のうちどちらか片方の女性を好きにしていいと誘惑し、その後この馬場議員は総理総裁になっており。このことからいとも簡単に総理総裁を決めてしまうことができるほどの権力を持つことが判明する。
そして自らに反抗する光告會の動向を櫻田からの情報で知るが、以前トップの駒形と会ったときから目の奥の僅かな敵意を見抜いていた模様であり、直属のアサシンである榊を動かすよう櫻田に指示を出し、その後、榊の手によって光告會は壊滅、櫻田による情報工作も盤石にできた模様。
「この私に歯向かうならば、闇へと消え去るのみ」
- 2024年10月19日の動画(瓜生龍臣)
鈴蘭と温泉に入った模様、その中で彼女の筋肉の付き方が普通の人のそれではないのを見抜く、有力政治家の成田に対して女を選ぶよう誘惑し、彼の貴凛町再開発計画を進められるようにする。
「この女、筋肉のつき方が普通とは違う…」
「ならば全て曝け出して欲しいのだよ、一生の付き合いになるのだから。」
- 2024年10月23日の動画(瓜生龍臣)
天羽組(特に和中蒼一郎)と因縁あるナックル・アイと手を組んでいることが判明、トップであるアデンに対し敵対する可能性のある個人と組織の情報網の一つである銀田栄山の情報を載せた資料を周防に渡すよう指示、このことから栄山が彼の排除対象であることが判明、またこの回にて不老不死も目指していることも分かった。
「殺されることだけが人生の終焉…さながら戦国時代よ、ならば敵対組織は徹底的に排除する、単純な話だ…」
「ちなみにね、笑い話ではなく私は不老不死を目指している、故に見えている世界が異なるのだ。」
- 2024年10月30日の動画(瓜生龍臣)
回想シーンのみ
「私は敵なる存在を許さんのだよ」
- 2024年11月8日の動画(伊集院茂夫)
オリオンからの情報で悪徳政治家の近衛が出世のために取り入ってる相手として紹介され、同時に伊集院シリーズで存在が明らかになってから約二年半を経て、初めて本人が本編に登場することとなった。なお動画終盤の台詞から拷問ソムリエの存在は知っていたらしいが、それが伊集院だったとは今回まで気づいていなかった事実も判明した。
余談だが、この回で裁かれた近衛は恐らく貴凛町で地上げ行為を行っており、計画していた土地を全て買収した後は、それをだしに御堂に接近するつもりだったと思われる。
「私に敵対するものはこの世から排除する」
「至極単純な話だ」
「裏社会に名を馳せる拷問のソムリエ…まさかあの伊集院家の嫡男だったとはな」
「実に興味深い」
余談
実質的に瓜生シリーズと伊集院シリーズの2つのシリーズでのラスボスとも言えるような存在であり、視聴者からは悪役の中でも悪役然としており、社会的地位も最強である事から最終的に誰がこの男を殺すのか?そしてどのような最期を迎えるのか?などの末路が全く読めないという声が多く、数多くの予想がコメント欄内外でちらほらとされている。
影武者が祇園に討たれ本物が登場するまでは容姿の項でも指摘されているように「長年政財界に君臨してきた」という前振りに反して御堂本人の容姿は意外にも若々しい。高校卒業後に両親らを殺害された伊集院が今やアラフォーであることを考えると和泉錦之助や田宮道三とまではいかなくても天羽桂司や日下孝次郎らと同世代になると考えられるため「『御前』という名は襲名制ではないか?」という説も唱えられていた。
後に若々しい姿をしている方は影武者である事が判明し、本物の御堂と思しき男が登場している。
考察
CODE-ELとの関係
「奴(=御前)に消された人間は相当な数になる」という瓜生の発言、および彼に関する重大な秘密を仁美に握られた際の御堂による暗殺依頼の一部をELが請け負っていた可能性があるとの考察は後に事実であることが明らかとなった。
瓜生たちが彼の依頼に関わっているかは不明だが、少なくとも瓜生たちの師匠に当たる毛利は御堂からの依頼をいくつかこなしていたことが判明している。
伊集院一族暗殺事件
当初は伊集院一族の抹殺をELに依頼していた可能性があるとされてきたが、後に直属の殺し屋集団の存在が明かされたことにより、ELではなく直属アサシンに命じていた可能性も高くなり一部の視聴者からは櫻田が下手人ではと考察されている。
影武者について
御堂の素顔と実名が明かされたのは2024年8月10日の動画で、それまでは御簾に隠れて素顔を確認出来なかった。そのため、どのタイミングで影武者と入れ替わったか、それとも最初から影武者だったのかは現状推測するしかなくなっている。
ただ、作中での情報から、影武者は恐らく「御堂に忠実かどうか」を判断するための当て馬として機能していたと思われる(実際、顔が明らかになって以降エルペタスの謀反を招くような発言が増えている)。この目的から考えるなら、エルペタスと会合を始めた2023年7月21日以降は少なくとも影武者であった可能性が高い。そして、この目的上影武者は意図的に見捨てられた可能性が高く、御堂の底知れぬ冷酷さと用心深さを強く印象付ける事になった。
一方、影武者の発言内容などには一部影武者であるならしないであろう発言も含まれている(オリオンを自分の近くにおきたいという発言を誰もいない状況でするなど)。作劇上仕方ないという事情を抜きに考えるなら、影武者も何かしらの野心を持っていた可能性や、ボロが出ないよう常に自分が本物と思い込むようにしていた一環である可能性が浮上するが、死んだ今となっては真相不明。
因みに、当時エルペタスと同盟を結んでいた秋月家の先代当主秋月義一が演説会場に潜入していたモーリーのメンバー金鳳智に殺害された時は、その呆気ない死に方から当時は『影武者ではないか?』と視聴者の間で議論の的になっていた。
彼の思想について
冒頭の台詞からも窺えるように、彼は「どちらかが壊滅することで(その個人や集団を相手にした)争いは永遠に起こらなくなる」という主張を持っており、御堂グループ相手の戦争が展開される場合はその信念に準じて殲滅戦争になる可能性が早くも提起されている。
この主張は言わずもがな過激であり、敵味方共に多くの犠牲を出す方法である。
だがその一方で、これまでの戦争の結果を見たとき、
- 京羅戦争→ 首領を討ち取るが後継者が組織を継承。さらに五十嵐が「もう脅威でない」などと勝手に見逃したことで復活を遂げられ、将来的な再戦可能性が極めて高まった。
- 獅子王戦争→ 首領を討ち取ったことで派閥が壊滅し生存者は合流。再戦可能性はない。
- EL戦争→ 総帥が自決したことで派閥ひいては組織が壊滅。再戦可能性はない。
- 羽王戦争→ 侵攻上の総司令官は自殺したが多くの構成員が生存。再戦可能性は現状低い。
- 京炎戦争→ 首領を討ち取ったことで組織が壊滅。再戦可能性はない。
- 大アジア戦争→ 関与した全てのメンバーが死亡もしくは降伏。
という結果となっており、殲滅もしくは壊滅させた場合の再戦可能性がなくなっているのも事実である。
そのため、未来が不透明な大アジア戦争以外は言う通りになっていることが多いのではないかとも言われている。
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ヒューマンバグ大学 フィクサー 黒幕 悪のカリスマ ブラック上司 ラスボス
マッド・カルテルのボス - 敵対者の完全殲滅を良しとするなど冷酷さは御堂に通じるものがある。