周防律
すおうりつ
無謀…それは過信が招く破滅への一歩だ。
CV:酒味たろう
性格
気分屋で自由奔放な性格をしており、仲間に対してはフランクな雰囲気で接する。また御前への忠誠心もかなり深く、御前との打ち合わせに遅れそうになった榊長介に軽く注意をしている。
だがアサシンらしい冷徹な一面も持っており、敵に対しては一切の情け容赦がなくなる。御前のアサシンらしく、一般人がいる場所でも平気で拳を交えようとする危険で苛烈な性格でもある。
そのような危険行為に及んでも、「アサシンだから何も悪くない」と言い放った。
これらの根底にあるのは暗殺者としてのプロ意識であり、気分で動く自分の生き方も雇い主の命令の前では関係ないと断言し、幼なじみである鶴城との殺し合いも辞さないと表明している。
上記のセリフも直後の榊のセリフと合わせて考えると、裏社会の人間でもある瓜生に対して危機感の無さを指摘する意図もあったと思われる。
また中二病的な口癖を好み、気障でややナルシストな性格は、他の御前アサシンとはかなり対照的。
圧倒的な自信から、今まで負けた事がないと思われ、名目共に作中最強の戦闘エリートであると言える。
ちなみに、服装センスも中二病臭いところがあり、実際戸狩からは「なんでファーが片方しかないねん」とツッコまれていた。
口癖は「○○......それは△△(左記単語の定義を語る言い回し)だ」、「(○○な)気分」。
能力
拳銃やナイフの扱い、パンチや武術のクオリティ、どれを取っても至高の領域と言っても過言ではなく、実力は鶴城と比較しても遜色がない。死龍となった瓜生とも真正面から斬り合い、超一流の殺し屋相手でも無傷で勝利している。
フィジカル面でも隙がなく瓜生の頭突きを数発喰らっても平然としている。
瓜生曰く「欠点がない」。あらゆる能力が超高水準で備わっており、榊と共に「全部できる」とも評されている。
その中でも特に指の力は凄まじく、更に鉄製の爪を鋭利に研いでいるため人体に突き刺すことも容易い。
また発勁も、一撃が凶悪な威力を誇る。作中ではボロボロの状態であったとはいえ、瓜生を吹き飛ばし意識を完全に失わせた。
しいて弱点があるとするなら、瓜生曰く「連携に慣れていない」ことであり、実際に榊との共闘ではお互いを配慮する行動は全くしておらず口喧嘩をしていた。
もっとも、あくまで慣れていないだけであり、足の引っ張り合いにはならないだけの連携はとれているので大した弱点というほどでもない。
セリフはないが初登場。
「羅威刃…復活の狼煙」にて初めて言及された。羅威刃の副将である秋元が友人の鶴城と飲んだ時、鶴城自身が秋元に(名前は明かさなかったが)周防と冬馬の存在を明かした。なお、秋元はトップの東雲竜政や仲間の絢辻雅史らにはこのことを話していないものと思われる。
- 2024年8月14日の動画(総集編)
株式会社モーリー・天羽組・京極組による状況整理回において存在について言及された。
鶴城のおにぎり屋に客として訪れる傍ら、鶴城を自分達の組織に勧誘するが、瓜生たちモーリーのメンバーに恩義あるとして一蹴された。一蹴はされたが気分を悪くするでもなくおにぎり屋でバイトをした後、幼馴染同士での殺し合いになるかもしれないことに笑みを浮かべながら帰った。
その後、御堂の命を狙って白影会に雇われた殺し屋ディアボロの粛清に赴いた。斬られても全く臆することのないディアボロの驚異的なタフネスをものともせずに無傷で始末した。
「運命…それは時を超えて繋がる避けられない道筋さ」
- 2024年8月23日の動画(瓜生龍臣)
大丸靖公の指示で御堂の居室から退室しようとしたオリオンこと祇園織文を挑発し、素手での小競り合いに発展するも、周防が避けた祇園のパンチが御堂邸の襖を破壊してしまったことと、直後に大丸が制止したことで戦闘は中断された。
気分屋ゆえになんとなく挑発しただけのように思えたが、直後のシーンでこの小競り合いは御堂の指示による意図的なものであることが判明した。
「退く…それは戦う力を持たぬ者の逃避。アンタが避ける方が妥当だね。」
- 2024年8月28日の動画(瓜生龍臣)
祇園が元雲嵐と飲んでいる最中に、互いが会った強者の話となった。元からは(鬼頭旅団繋がりでもある)紅林二郎、そして祇園は鵺兄と共に挙げた。
「才能…それは不平等な世界が生んだ選ばれし者の特権」
- 2024年9月14日の動画(総集編)
冬馬と共に御堂の護衛として紹介された。
「無知…それは真実に触れることを恐れる弱さ」
- 2024年9月16日の動画(瓜生龍臣)
御堂と大丸の密会に冬馬と共に護衛として立ち会っていた。そんな中、御堂の挑発に耐えかねたオリオンが大丸の命を受けて御堂を殺害しようとしたため、それを防ぎにかかるがオリオンの驚異的な筋肉と骨の前に突破され、御堂を殺されてしまう。その後、逃亡しようとする二人を冬馬と共に追い詰めるが、オリオンは手榴弾を落とし大丸と共に窓から脱出したため、取り逃がすこととなった。しかし、殺された御堂は実は影武者であったため周防たちに問題はなかった。
実際、オリオンが自身を突破して影武者を斬り殺した時には動揺どころか割り切ったような振る舞いをしており、手にかけたオリオンも政財界のフィクサーにしては意外と簡単に殺せた時には余りにも手応えがない事に違和感を感じていた。
「謀反…それは愚者が選ぶ滅びの道」
- 2024年10月14日の動画(瓜生龍臣)
次期総理のポストを狙って御堂に取り入ろうとする馬場と共に温泉に入る御堂の護衛をしていた。
「掌握…それは全てを手中に抑える圧倒的な支配力」
- 2024年10月23日の動画(瓜生龍臣)
タイのマフィアであるナックル・アイのトップのアデンと御堂の交渉の場に同席し、御堂に指示されて御堂と敵対する可能性がある勢力をまとめた資料を渡した。
「はぁい。資料渡しておきますねえ」
- 2024年11月15日の動画(瓜生龍臣)
セリフはないが登場。
鶴城と共に幼少の頃の彼が登場した。
御前一派 至高のアサシン&超力のアサシン VS 死龍 絶望を与えし幕開け
- 2025年1月22日の動画(瓜生龍臣)&2025年1月24日の動画(瓜生龍臣)
瓜生がメロンパン屋を営んでいるところに僅かな隙を突いて榊と共に奇襲する。
最初の奇襲で瓜生の顔面をバッサリ斬り裂き、カウンターの打突も指でボロボロにし、榊と共に追い込んでいく。
この際、狙ってか偶然かは不明だが、瓜生が命よりも大事にしていたメロンパン屋の車を拳銃で火災を引き起こした。これにブチ切れた瓜生に強烈な抵抗を受けて小さくないダメージを負うも、最終的には強烈な寸勁を浴びせて倒した。
周防&榊タッグ回は、酒味たろう氏が本格的に1人2役を同時に演じた初の回とある。
酒味氏はこれまで、凱娃の真田遼亮や、マッドカルテルのパク、ジェフなどを演じ、強敵役として存在感を強めている。
上記の通り、圧倒的実力とそこからくる自尊心から誰にどのような方法で倒されるのか、そして倒される時はどのような言動をとるのかが気になる人物である。
現時点で一番可能性があるのは、心身ともに絶好調で因縁が深い祇園か鶴城だという説が有力視されている。
周防は鶴城に再会した際、彼から受け取った梅干し入りのお握りを口にしている。……が、瓜生のメロンパンを食べてもアホにならなかった我妻京也・城戸丈一郎と同様に、終始表情が崩れる事はなかった。我妻のように戻れないところにまで狂気に蝕まれてしまっている、もしくは城戸のように自らの悪事への負い目よりも己の信念が強い可能性が高い。
少なくとも、生まれ持った運命に疑問を感じていない所は、城戸の信念に共通すると言える。
御堂グループのアサシン全体に言えることだが、作中の彼の言動は良く見てみると結構チグハグなところが見受けられる。これは櫻田が敢えて「自分や御前が都合のいいように動かす為、そうなるように洗脳した」もしくは「洗脳の副作用で情緒不安定になっている」のだと考えられる。