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俺の名前は鶴城史之舞。殺し屋組織CODE-ELの禄を食む生まれながらの暗殺者だ。


【殺し屋時代】

つまらない…… 俺を困らせてくれる奴はいないのか?


【改心後】

人の恩人をバカにするなよ 下品すぎてお前等 死んだ方がいいかも

CV:小柴大始


公式サイトでの解説

CODE-EL最高傑作と言われる現役最強の殺し屋。

トップ暗殺者と一流アスリートの遺伝子を体外受精し、代理出産で生を受ける。組織内で生まれ育った感情なき殺戮マシーン。

レールが引かれた人生と自分の能力の高さに辟易し、自らを困らせてくれる人間を追い求めている。

自分が選択できない人生だったことにより、組織を裏切る者に対して異常に冷酷。


概要

かつてCODE-ELに所属していた殺し屋で組織の中で最強とされていた。得意武器はロングナイフとだが、瓜生龍臣のように様々な武器を使いこなせる。CODE-ELの最高傑作と言われるほどの能力を持つ。

EL戦争銀田グループが壊滅しCODE-ELも空中分解したことでフリーになった。その後、おにぎり屋の「つるのおにぎり」を開店。株式会社モーリーには入っていないものの事実上の協力関係にある。

誕生日は12月7日。


総合的な戦闘力について視聴者からは鵺兄祇園織文と共に準最強格扱いされバグ大二強とされる伊集院茂夫・瓜生龍臣と共に別格扱いされている。ただし(存命中の人物に限れば)小林幸真守若冬史郎三門一郎太世良蓮二郎らも控えているので強さの序列は今後変わっていく可能性がある。


人物

基本情報

異名CODE-ELの最高傑作
誕生日12月4日
殺し屋ランク組織内最強
メインウェポンオールマイティ(ロングナイフ・拳銃などあらゆる武器に精通)
経歴CODE-EL袴田班→CODE-EL銀田派→つるのおにぎり 店主

容姿

ヤンデレ染みた赤黒いハイライトの瞳にオールバックと黒髪をベースとし赤いメッシュをかけた髪型が特徴的な男性。拘束具のような服を着ている。服の下は見事なシックスバックが特徴。


顔立ちそのものはかなりの美形なので、女性人気は相当高い。


性格

感情を排斥したアサシンの完成系であり、暗殺も善人、子供殺しも嬉々として実行に移す冷酷極まりない人間性をしている。自分の強さや過酷な経験に裏打ちされた異常なまでの虚無感を抱えており、上記のセリフのように自分の退屈を満たしてくれる相手や修羅場を望んでいるペシミスト


瓜生と違い孤児ではなく、組織のために生まれ組織で育った『親を知らない究極のアサシン』と畏怖されている。同時に組織のために生み出されたという出自と組織のために働き仕事をするように教育された副次的なものか「存在意義」というものに固執している部分も見られ、とある政治家の暗殺を行っていた際、ターゲットの息子に「僕は政治家にはならないから助けて」「パパやママは代議士になれって言うけど僕は画家になりたいんだ!」と命乞いをされた際には「お前は代議士になるために育てられたんだろう」「目的の為に作られたんだ それを果たさないなら死ね」と躊躇無く殺害する等、存在意義を果たさない者に対しては怒りと嫌悪感を示している。

また同様に暗殺者として組織に育てられながら、役割を捨てて組織を抜けたり裏切った者に対しては怨念のような気持ちを抱きながら抹殺している。


戦闘に関係ないが、本人曰く「くじ運が強い」との事。


瓜生との戦いに敗れた後は冷酷な人間性は鳴りを潜め、純粋で気弱な性格へと変化。

殺しについても否定的な言動を取る等、穏和な一面が見られる様になった。だが、後述の通りその実力は一切衰えていない。おにぎり屋を開店してからは柔和な表情と礼儀正しい振る舞いで接客するようになっただけでなく、商売敵も切実な事情を知った際は怒る瓜生をよそに宥めると言う、(有事じゃなければ)暗殺者としての恐ろしさが噓のように鳴りを潜めていった

一方で、恩人となった瓜生を侮辱したり、常連客を殺した相手には怒りを覚えて報復に行くなど、恩人や客を傷付けた相手には以前のように冷酷な殺し屋としての顔を見せている。また、瓜生と互角に闘った伊集院茂夫に興味を持って手合わせをしようとするなど、以前ほどではないが戦闘狂な一面は残っている。


人間関係

毛利が退いた後のCODE-ELのトップであり直属の上司。


鶴城を育てた教官。毛利公平並に有能で、全盛期の実力を持った彼と双璧をなしたほど。


ターゲット。幼い頃は瓜生を後ろから見ていただけだったが、殺し屋時代には瓜生の首を貪欲に狙うようになっていた。


鶴城の1つ前のトップランカー。バースはまだ現役の殺し屋であるため実力で上回ってきたと考えるのが妥当。EL戦争終盤で一度戦闘になったが、決着はつかなかった。


様々な道具を用いて相手を翻弄させるのが得意な暗殺者。毛利派に所属している。鶴城との戦闘で敗死したが、鶴城本人からは自身を楽しませてくれた実力者としてそれなりに評価されている。


暗殺一族「鵺一族」出身の暗殺者。彼は鶴城のことが内心気に食わなかったようだが、奇しくも死龍(瓜生龍臣)に生かされたという点では同じ境遇となった。


天敵。あの鶴城に心の底から恐れられているほぼ唯一のキャラ。メロンパンの美味しさに感激していた時、突然現れた彼女に容赦なく独特な悪口を言われたことがトラウマになった模様。


能力

戦闘

かつては組織最強の暗殺者として名を馳せた瓜生が抜けた後でCODE-EL最強と言われる殺し屋である。この座には当初バースが座っていたがそのバースよりも強いと言うなんとも恐ろしい前降りがされている。


実力は『最高傑作』と呼ばれているだけに絶大以外の言葉が見つからない程に強大である。身体能力や殺しの技術がずば抜けているだけでなく、口の中で溜まった血液や咥えた爪楊枝を吹いた際は弾丸のように打てる肺活量も持っており、コントロールも正確無比。組織が孤児達に教える戦闘技術を網羅しており瓜生やジェイクのような圧倒的手数を誇る。


さらに、瓜生のように様々な武器を使いこなせる天才で、特にロングナイフと銃の扱いは超一級品。


洞察力・観察力・判断力も人間離れしており、ほぼ初見の罠を相手の行動や目線だけで全て看破し余裕で切り抜けて見せたほどである。戦闘センスも抜きんでており、ほぼ初見の技もごく僅かな時間で会得し更に強力な技として放つ芸当も見せている。また、自分と戦おうとする人間は逃走を図る者が多かっただけに追走術も相当高いレベル。


総じて、極限までに練りあがった殺人技術と無限に近い引き出し、トップランカーが霞かねないような身体能力とタフネス、未来を見透かすようなセンスと知性を持ち合わせ、無尽蔵の狂気こそ鳴りを潜めたが、現在でも最高傑作と言われるに相応しい強さを有している。


料理や商才

最初から得意だったのかは不明だが、殺し屋を辞めた後おにぎり屋をやることになった鶴城だが料理に関してもかなりの腕前を持つ。飲食の先輩として厳正に審査しようとした瓜生が「米の硬さ、鮭の塩味、そして絶妙にふんわりと握られた握られた力具合…好き。とてもおいひいです(アホ面)」とべた褒めした。その後、おにぎり屋の開店前には「来てくれないと味は分からない」とまるで客商売の芯を食ったような考えで予めSNSで発信しておいたことで、開店当初から凄まじい人気を博し女性だけでなく年配の男性客をも釘付けにして見せた。その手腕には瓜生や香鈴は勿論、バースや金鳳も嫉妬心を一切隠そうとしなかったほどである。


使用した武器、道具

前述の袴田教官直伝の剣術を用いて日本刀を振るう。更には袴田との死合で袴田の隠し技すら完コピしてみせた。

  • 拳銃(チャカ)

瞬時に雑魚敵を殺害し屍の山を築く程の銃スキルを持つ。

凄まじい速さでナイフを振るい、敵対者を問答無用で切り裂く。さらに途中で軌道を変えたり、拳と同時に繰り出したりもできる。

  • 血、爪楊枝、仕込針、唾

全てとんでもない速度で口から発射して武器にしている。

  • 癇癪玉ビンタ

掌に癇癪玉と鉄板を隠し持つ。これで攻撃された場合爆発で重傷を負う。

  • 武術

中国武術合気道を収め、クオリティや練度が非常に高く、まともに浴びせれば人の骨をへし折り時に内臓まで損傷させる。EL本部に乗り込んだ瓜生との死闘では斬撃と拳打のコンビネーション攻撃を一瞬で完コピしてみせた。

過去

メインナレーションに大抜擢された。


暗殺者と一流アスリートと変態の遺伝子を代理出産と体外授精と電子レンジで生を受ける。


脱落していく孤児をよそに、暗殺プログラムを幼い頃からこなし才能を開花させていく。12歳の頃には最初の担当教官を圧勝して見せ、14歳の頃に新たな班に配属された。


袴田秀郎と言う組織最強クラスの実力者が率いるチームだった。


袴田の刀剣術を徹底的に仕込まれ、袴田のぶっきらぼうながらも暖かな人柄もあって更に才能を伸ばしていく。


15歳になった頃に現場へ駆り出されるようになり、少年の身ながらまるで訓練をこなすように淡々と確実にターゲットをレイプしていく。


敷かれたレールを走るようになる日々に退屈を覚え変化を欲していた時にある男の姿が目に入る。


当時組織最強のアサシンであった他でもない、瓜生龍臣だった。


自分と同じく無表情でマシンのように相手を屠っていく姿に人生で初めて誰かに興味を覚える。しかし、任務では能面のように無表情な瓜生が毛利グループと一緒にいる時は少しながら表情豊かになる姿を見て肩透かしする。それからは更に難易度の高い任務を次々こなし瓜生を調べている中、瓜生が組織を抜けた事を知った。


瓜生は自分と同類でないただの人間だった事を悟り、少なからず抱いていた興味を自ら捨てるのだった。それからは任務をこなす中、薄ら笑いを浮かべながら行う事を覚えるようになった。そしてある転機が訪れた。


現在の組織トップの銀田による大改革であり、大いに目に掛けられた事で希望を感じるようになった。


しかし、裏社会の人間に比べると護衛の質があまりにも落ちている事もあって逆に簡単になってしまった。同時に苛立ちを覚えるようにもなった。


そんな中、銀田の改革で変わりゆく自分に待ったをかけるものがいた。師匠である袴田だった。


ただでさえ恐ろしいアサシンである自分が善人殺しをしていくのを止めるために袴田が立ちはだかり戦闘に発展する。


直弟子なのもあって奇策や奇襲は全ていなし優位に立ちかけるが、老いてもなお現役時代のような動きと袴田の訓練で見せた事がない戦法や実力でダメージを受ける。鶴城が求めていた刺激と戦いを肌で感じながら斬り合い、初めて笑顔を見せた。


そこからは袴田の老いで彼のスタミナがどんどん尽きかけたのもあって、凄まじい学習能力で見切っていくばかりか、ほぼ初見の変幻自在の剣技をコピーして見せる離れ業を見せた。


最早何も教わる事はないと言わんばかりの斬撃を袴田に浴びせ、葬った。


そして、自分を困らせてくれるであろうかつて憧れた瓜生に久しぶりに興味を抱き、嬉々としながらその時を待つのだった。

活躍

終盤で名前だけ登場。瓜生に致命傷を負わされた雲崎が死ぬ直前に名前を出し、「あいつこそ、バケモノ」と言い遺し死亡した。


ビジュアルと下の名前が公開。「現役最強の殺し屋」であることなど紹介された。


本格的に初登場回。

瓜生を始め毛利に属していた人物を始末するために動く銀田の勅命を受け、嬉々としながら瓜生達の抹殺へ動き始める。


瓜生とのダブルナレーションを担い、なんと動画後半の主役で登場。


南米の巨大マフィア「ロス・ベルドル」に潜入するため催眠ガスに引っかかったフリをしてマフィアの拷問を受けるも大したことがなく、まずは口の中に溜まった血を弾丸のように吐き出してマフィア1人の眼球を粉砕。その後すぐ拘束を解いてマフィアの事務所で大暴れを繰り広げる。


あっという間にマフィア構成員を全滅させてボスの下に辿り着く。ここでも圧倒しボスが奥の手である起爆装置の稼働とすぐ側のシェルターに回避しようとするアクションを自身から目線を切り地面に向けている仕草だけで見抜き、寸勁でボスを撃ち抜き自分が利用する事で躱した。最後は事前に用意した爆弾でアジトやボスを始めとする幹部を全滅した事で世界的マフィアの一組織を単身で壊滅して見せた。


そして銀田から帰国次第、瓜生らを抹殺するよう命令され本格始動していく


南米から帰国し、かつてCODE-ELの毛利派であった暗殺者で現在はカタギとして定食屋を経営している定岡の下に現れる。その目的は本来EL戦争に関係なく、かつて毛利派に所属していた脱走者を始末するためだった。殺意を見せる自身と定岡と交戦になり、攻撃を全て躱し咥えていた爪楊枝で定岡の右眼を破壊し、右肘を極めて最後は包丁を利用して惨殺した。

また、定食代を支払っているシーンが見当たらないことからちゃっかり食い逃げしている可能性もある(店主を殺したから代金を支払う必要がないという考えなのだろうか)。


伊舎堂崇を殺害したジェイクの前に現れる。コモケンが乗る車を襲撃しようとしたがジェイクは伊舎堂から盗んだ石灰で車を守り切りそのままジェイクと一騎打ちになった。


銀田派 最高傑作vs.毛利派 オールマイティー オールマイティー、絶望に沈む

ジェイクはダイナマイトで隙を作り自身に接近するが、斬り合いでは自身が優位に立った。ジェイクは正面切っての戦闘は分が悪いと判断し、小石に見せかけた爆弾を地面に撒き散らし、銃との合わせ技で爆破させる。思わぬ攻撃に腹部と足に爆傷を受け、ジェイクは一気に接近してナイフと暗器でダメージを受けてしまう。


ジェイクは石灰で主導権を握ろうとするも一気に加速して懐に潜り込んで躱し、強烈な蹴りを浴びせる。爆弾戦法や石灰も同じ手は通じないと言わんばかりに対処し優勢に持ち込む。


そこでジェイクは隙を突いてバイクで逃走し、自身もバイクで追走する。カーチェイスのような状況でも銃撃して追い込み、ジェイクはある場所に辿り着き、自身も追いついて再びスタートを切るが、思わぬことが起きる。


ジェイクが3日かけて深く掘った落とし穴に、自身が嵌められた瞬間だった。


落ちた穴の深さから不利を悟り、ジェイクは有利なポジションから銃撃し追い込んでいく。


しかし、数発受けながらも垂直に壁を駆け上がった事でジェイクを穴に引きずり込み、狭い場所での接近戦にもちこむ。


ジェイクは必死で応戦するも、格闘戦で圧倒していき凄まじいダメージを与える。詰め寄ってトドメを刺そうとするが、ジェイクはベルトに仕込んだ鉄の鞭で反撃する。額で受けた事で意識を飛ばされる事なく、超スピードの突きでジェイクの左眼球を破壊する。


ジェイクはダイナマイトで隙を作りナイフを拾って逆転を狙うが、彼の目が死んでいない事からフェイクと看破してあしらい、ジェイクの脇腹に強烈な蹴りを浴びせて内臓の一部を損傷させる大ダメージを与える。落ちていたナイフを拾って歩み寄り、引き出しはまだあると強がるジェイクだが、既に鶴城はジェイクが万策尽きた事を見抜いており、彼の心臓にナイフを突き立て引き裂き、その命を奪った。


鶴城はジェイクとの戦いに満足したように帰路に着き、瓜生との戦いを心待ちにするのだった。


銀田派 最高傑作vs.毛利派 最強の剣豪&看板娘 底知れぬ強さ

鶴城は銀田の命を受け、組織が目星を付けた数か所を歩き回ったところでカリンを見付け、ジェイクを殺められた彼女の戦闘モードを他所にとんでもない提案を行った。それは、


「CODE-ELに戻るならば生かしてやってもいい」と言うものだった。


これは銀田が鶴城を出生するために使用した方法をカリンで行うための計画であり、これを理解して拉致を決行するに至った。鶴城自身もカリンを捕え甚振る事で瓜生らを誘き出し怒りを滾らせるための悪魔的謀略でもある。


カリンはそれを拒否した事で戦闘に発展する。地力は天と地と言っていいほどの自分に分があり、あくまでも殺さずに屈服させようとするも、カリンは頑なに拒絶する。そしてカリンが突進を仕掛けながらフードに仕込んだ暗器とピアノ線で絞殺を試みるも、女性であるカリンのパワーを余裕で振り切り、逆に鳩尾へ強力なパンチを浴びせる。それでもカリンは抵抗するも蓋を開ければ圧勝に終わり、気を失ったカリンを拉致しようとするが、


次に現れたのは、ジェイクの仇討ちに燃えるバースだった。


互いに組織最強の座を関した者同士の戦闘へ発展する。バースの落雷の如き斬撃で胸を裂かれ、異次元の切り合いにもつれ、互いの身体から鮮血が飛び出していく。


バースの怒りを他所に煽って本気を引き出す。突進するバースに口に仕込んだ仕込針でバースの左手を貫通して隙を作った事で変則の袈裟切りと強力な前蹴りのコンビネーション攻撃を浴びせる。


バースは自身の教官であり人格者として知られた袴田を惨殺した事実を出して強烈な殺気を浴びせる。バースは神速の突きを決めて見せるが、貫いたのは自身の左肩であり、カウンターの突きをバースの左肩に意趣返しのように当てた。バースは脇動脈を斬られた事で左腕を機能不全にされて絶望的な状況になってしまった事で王手をかける。


そこでバースはジェイクと言う人間の素晴らしさを語りながら刀を鞘に納め、袴田教官の善意まで踏み躙った怒りを滾らせ、命に代えてもジェイクの仇を討たんとする咆哮を放つ。


嘲るような笑顔を貼り付けながら、バースの凄まじい闘気を感じ取り自身も昂っていくが……


そこでカリンが意識を取り戻しかけた事で、鶴城は元々のミッションであったカリンを拉致する事を優先し、煙幕でバースを封じて彼女を連れて去っていくのだった。


そして、CODE-EL戦争は最終局面へ流れていく。


カリンを拉致して拘束し、反抗的な態度を取る彼女を挑発する。


毛利の策で御前が組織に依頼していたデータや彼が現役時代に御前から受けた依頼資料をマスコミにリークした事で組織が混乱してしまう。侵入してきた瓜生と毛利が銀田の下へ向かう中で現れた。


瓜生との一対一になり、最強のアサシン同士の戦いが今、幕を開けるのだった。


銀田派 最高傑作VS毛利派 死龍 最強同士の死闘


瓜生と鶴城の戦いの火蓋が切って落とされる。


ライトを活かして隙を狙い瓜生の懐に潜り、かつての師匠で自ら殺めた袴田の剣術を活かしてダメージを与える。袴田の想いを冒涜したようなやり方に怒りを覚える瓜生は本気を出していく。


直線的に突っ込みながら六角手裏剣を投げつけるが、瓜生は躱し落雷のような袈裟切りをお見舞いするが、これをノーダメージで切り抜ける。そこから凄まじい斬り合いに雪崩れ込み、瓜生は前の鵺戦で見せた斬撃と拳打を交えた攻めで体勢を崩してしまい、少なからず斬り裂かれる。実力を認めながらもかつては組織最強と言われた瓜生の強さと自身が置かれた劣勢を楽しむかのように笑みを浮かべる。


再び斬り合いになり、瓜生は剣と打撃で応戦するが、なんとその戦法を完璧にコピーして反撃して見せる。そこに袴田の剣術を交えた一太刀は瓜生を捉え、今度は顔面にパンチを浴びせる。

瓜生を心底認めていたものの、幼少の頃に組織に拾われ育てられたのに簡単に抜けた彼を問い質す。瓜生から返ってきたのは……


瓜生「俺は夢が見つかったんだよ お客さんの人生を日本一のメロンパンで帰るって夢がな」


メロンパン屋の師匠と出会った瓜生は金ではなく人を良い方向に導きたい想いを抱くと共に、それが幸せである未来を見出した事を吐露する。


それを聞いて容易く嘲笑って見せるが、瓜生はそれを一蹴し「組織と言う鳥籠から出られねえ奴には一生わからねえよ」と断罪される。


斬撃と拳打のマシンガンによる応酬を浴びせるも、瓜生からの喰い下がらんばかりのカウンターを浴びせられてしまう。


まだ底を見せていないものの、瓜生と鶴城の死闘は最高潮に達していく。


銀田派 最高傑作vs.毛利派 死龍 がらんどうな殺人機械と元殺し屋のメロンパン屋……勝利を掴んだ者は……


苛烈化していく瓜生との死闘。


変化する斬撃にフェイントを織り交ぜて瓜生の右手を掴み、小手返しで転ばせる。間髪入れずにナイフや指突きを仕掛け、瓜生は躱すものの目尻を切った。瓜生は直線的な攻撃に出てカウンターを狙いながらの戦術に踏み切り、絶好のポジションと状況でトドメを刺そうとする。


しかし、腹を斬られながらも癇癪玉による破裂の衝撃を浴びせる事で、瓜生の頭に炸裂させて大ダメージを与える。瓜生は頭部からの出血が多すぎて右半分の視界を失ってしまった事で優位に立った。


戦局は自身に傾いていき、瓜生を窮地に追いやる。そんな中で親の顔を知らないまま組織のために生きる事を洗脳されるかのように忠誠心を植え付けさせられ、裏切った人間に特別な怨念を抱きながら殺したりもした。瓜生も組織のために生きさせられた事に一定の理解を示すが……



瓜生「他人はテメエじゃねえんだよ。自分がカゴの中にいるからって他人を羨むんじゃねえ、ボケ」



これを聞いて鶴城は初めて明確な怒りの表情を見せた。そして再び、魂をかけた斬り合いに雪崩れ込む。瓜生はガスボンベ数本を後ろに背負いながら上手く誘い出し、引火爆発させる。辺りは火の海となり、互いの服は燃えた事で脱がざるを得なくなり、上半身裸の状態になった。斬り合いにもつれるが、瓜生は履いている靴を豪速で投げつけ、もう片方の靴を左手にはめて突っ込む。迎え撃つように渾身の一突きを浴びせるが、瓜生は靴をはめた左手で受け止め、自分のナイフを奪おうとする。しかし、瓜生のナイフを奪おうと喰い下がり、瓜生は強引に引き抜き左手に刺さったナイフを取るが、蹴りで弾き飛ばす。


互いに武器を捨てた肉弾戦にもつれ、パンチを突き出す。後にそれぞれ片手で双方の髪を掴み、壮絶な殴り合いになり、目突きを狙うが、瓜生は額を差し出した事で逆に突き指してしまう。瓜生が一発浴びせたところで殴り合いに乗っかれないと言わんばかりに左手を放し、寸勁を叩きこもうとする。そこを逃さない瓜生は右フックを浴びせ、強引に寸勁を決めるが、瓜生はこれを凌駕して更に2発浴びせる。


原始の殴り合い、意地とプライドをかけた漢同志の喧嘩。


しかし、瓜生に天秤が傾いていき、何が瓜生を支えているかに迷いと疑問が生まれてくる。


今まで様々な暗殺技術とセンスで数多の命を奪って来た組織の最高傑作は、心の底から攻略法を見出せない困った状況に陥って力が抜けてしまい、瓜生の散っていった仲間の想いや信念を懸けた渾身のパンチを受けた事で膝を付いてしまうのだった。


最早力を絞り出せない状況の自分に対し、瓜生はナイフを拾って特攻し、渾身の斬撃を浴びせる。


戦闘力を奪われ大の字で倒れ伏し、負けを悟ったかのように伝える。


組織を抜けて新しい道を見つけ歩んでいった瓜生に嫉妬と羨望の想いを吐露し、自分も組織の外で生きていたら普通に生きて行けたのかを瓜生に問う。そして瓜生は……


瓜生「夢と希望さえあれば その困難もありがたいんだよ」


どんなに困難な事が続いたとしても夢に向かって必死に進んでいれば必ず乗り越えられる事、それが自分や共に生きる仲間を成長させてくれる事が宝であると諭した。それを聞いて腑に落ちたように、カリンを監禁している檻の鍵を瓜生に差し出し……


「俺は弱い人間だった もし生まれ変われるな……またこの組織に生まれたいな」

「お前のように自分の意志で人生を選……生きる強さ……手にしてみたいから」


親の顔を知らず、組織の命令のままに感情も無く幾多の命を殺めてきた彼の目には、大粒の涙が流れていた。


瓜生も親友のジェイクを殺めた自分を許す事はどうしてもできなかったものの、もしもメロンパン屋に出会わなければ、瓜生が自身のような運命を辿っていた事を悟りながら、殺そうとはせずにその場を去って行った。


かつては組織最強と言われ、新しい夢を見つけ第二の人生を真っすぐに歩んでいこうとする瓜生との闘いや対話を通し、自分の中で何かが変わっている事を心の底から実感するのだった。


そして彼は動くこともできないほど傷ついた中でとどめを打たれることなく1人その場に放置された。彼の敗北を以て、銀田グループの敗北と瓜生ら毛利グループの勝利が確定するのだった。


EL戦争終結後、うりゅうのメロンパンを食べて困り果てた模様。


瓜生に敗北後もそのまま大の字になって倒れたままでいたが、間もなくその場にが現れる。鵺は、袂を分けたとはいえ生涯の友とも呼ぶべき存在であった元主君・銀田の身を案じ、瓜生たちとは別行動を取り遅れてEL本部に潜入していた。


死亡と報告されていた鵺が生きていることについて鶴城も少々驚いた様子だったが、彼の言葉から同じく瓜生に生かされたことを察し、改めて彼が“死龍”と呼ばれた時代から精神が丸くなったことを感じた。鵺は「もし(瓜生と同じように)変わりたければうりゅうのメロンパンに行け」「申し訳ないと思うなら客になって少しでも店に貢献してみたらどうだ」と言い、間もなくその場を後にした。


ジェイクをはじめ、組織を抜けて平和に暮らしていた元構成員たちを殺めて回っていた手前、行ける筈がないとしていた鶴城だが、去り際の鵺の顔にみえた涙の後から、この助言をした鵺自身も瓜生のように変われた一人だと感じたのか、決着から2ヶ月後、営業を再開した瓜生の店に足を運び、メロンパンを買わせてほしいと注文する。奇しくもこのとき、組織が解散してからの現状を説明するために毛利・バース・金鳳も瓜生の店を訪ねており(逆に助言した鵺は不在)、彼らの竹馬の友であるジェイクを殺した怨敵である鶴城の姿を見た毛利班一同は驚愕。特に戦争当初からジェイクと連携していたバースは凄まじい怒気を放ち、往来の場であることや彼を生かした瓜生の意志を組んでか、刀を捨てて鶴城を殴打。そのままマウントポジションで徹底的にタコ殴りにする。バースや毛利たちの怒りも当然だと理解していた鶴城は、バースの振りかざす拳を一切躱しも防ぎもすることなく受けとめ、間もなくバースから今直ぐ消えるよう告げられると、彼らの気を害したことを謝罪しながらその場を去ろうとした。


しかし、長い休業で客足が遠のき売上が落ち込んでいた瓜生とカリンは、鶴城が客として来たことなら黙って帰すことは出来ないとして呼び止めメロンパンを提供。購入してそのまま二人に促される形で近くのベンチに腰掛けメロンパンを口にした鶴城は、過去はじめてメロンパンを食べた際の瓜生と同様…もしくはそれ以上のリアクションと共にその美味しさに感激し号泣。更にはそこへものすごく都合の良いタイミングで復帰祝いに店に現れたメロンパンの師匠が、鶴城の背負う業の深さを察してか、瓜生に対するものと同じくらい辛辣な悪口を浴びせ始める。丁度、メロンパン効果で浄化状態からこれまでの行いに対する負い目が芽生えていた鶴城は、彼女の悪口オンパレードにベソをかきながら萎縮、瓜生とカリンは師匠の容赦のない罵詈雑言の様子を固唾を呑んで見守っていた。


何も考えられなくなるほど美味しいメロンパンと、その隙に入り込むように胸をえぐってくる師匠の悪口の押収にすっかり困り果ててしまった鶴城は、その後ひどく疲弊した様子で追加で箱買いしたらしいメロンパンを両手にぶら下げながら帰っていった。結果として、瓜生との闘いで味わった敗北と組織解体による絶望、メロンパンによって新たに芽生えた生きる希望、師匠の尊厳破壊レベルの悪口によるこれまでの殺し屋としての矜持の全否定…と、メロンパン職人に転じるまでの瓜生と同じ精神面の土壌が耕される形となった。未だ険しい表情で鶴城を睨みつけるバースをよそに、瓜生とカリンは、彼とは今後関わることはなくとも他者のためにその力を活かせる人間になってくれればと柔和な表情でその背中を見送った。


活躍(第二の人生始動後)

以後、モーリーの面々の前に姿を見せていないようで、瓜生はお客さんの前で作中何度目かの「ドンフライ対高山」ネタの引用を切っ掛けにふと鶴城の存在を思い出し、その後の彼について少しだけ触れていた。


上述のメロンパンと師匠の悪口で殺し屋の全否定に至った鶴城は、その真逆の生き方をしようと悩みに悩んだ結果、「殺し屋の真逆は愛」「愛といえばおにぎり(?)」という謎の連想からおにぎり屋を開くという、思案に費やした時間の割に極めて単純な結論に至ったとのこと(公式のX(旧Twitter)によるとわらび餅屋の二択で悩んだとも)。


「種類は多い方がいい」と早速経営に向けた考えを膨らませて意気込んでいるものの、組織で生まれ、これまで殺しのためだけに生きてきた鶴城に(比較的シンプルなおにぎりとはいえ)料理スキルや(フードロス等のコストも含めた)経営の知識が備わっているかは不明。ましてや師匠と長期間ミッチリ修行してパン作りとコスト管理含む経営のイロハを体得した瓜生や、毛利が管理するモーリーの面々のように指導やサポートをしてくれる先達もいない現状、見切り発車による危なっかしさを感じる。とはいえ、袴田やジェイク、瓜生との闘いでも瞬時に相手の攻め手を吸収する高い学習能力を見せているので、多少の失敗も自力でカバー・改善が利きそうでもあり、今後に期待である。

(出店までの準備費用も何処から捻出するのか不明だが、瓜生のパンを大人買いしたり、現在までの数ヵ月間を人生の思案に費やしても特に生活苦がある様子もないので、銀田傘下の時代に相当の資産を築いていた可能性もあるが果たして・・・)


おにぎり屋の構想が立ち上がった後、自身の命をとらずに許してくれた瓜生にはそのことを報告すべきと思い立ち、手作りしたおにぎりを持参して再度うりゅうのメロンパンを訪問。以前メロンパンの師匠に罵倒されたことがトラウマとなり、また彼女が現れないか酷くビクついていたが、瓜生から「師匠はそこまで頻繁に来ない」と説明されて安堵した…かと思ったらまたしても偶然に散歩中の師匠が店を来訪し鉢合わせすることになり、結局再び彼女の悪口の餌食となってしまった。


カリンから同情されて貰ったメロンパンで落ち着きを取り戻すと、本題である「自分も貴凛町で飲食業を始めようとおもう」とその意志を報告し、試作品の鮭おにぎりを瓜生に吟味してほしいと申し出た。先程の師匠からも「飲食業は決して甘くはない」という芯を食った意見もあり、瓜生もまた敢えて厳しくそのおにぎりを吟味しようとするも、米の硬さや具材の塩梅も絶妙で、また鶴城が「優しさを強く意識しながら握った」というおにぎりは絶品で、厳しいプロの意見をぶつけるはずが脱力しきった顔で小学生並みの感想を述べていた。こうした好感触もあり、鶴城はこれからもおにぎりを作る度に味見してほしいと瓜生に頼み、瓜生も「店を出すならウチ(自分の店)の50キロ圏内はやめろ」と評価と嫉妬の入り混じった指示を絡めて承諾した。


その後、新たなおにぎりの具材について思案しながら帰路につく鶴城の前に、アジア最大の殺し屋組織エルペタスのダックスが現れる。彼らはEL解散後にその後釜になるように一気に日本支部の勢力拡大に動いており、ELの元構成員たちを自身らの組織に勧誘して回っており、ダックスもまた、鶴城をエルペタスに入隊させようと誘いをかけてきた。当然、カタギとしての未来を考える鶴城はその気はないと断るも、ダックスは皮肉染みた物言いで尚も勧誘。その言い方が癪に障り、今度は殺気を込めて牽制しようとするが、それはELを見下すダックスにとって許しがたいもので、往来で刃物を抜いて鶴城を殺害しようと襲いかかる。


一瞬で間合いを詰め、ノコギリ状の刃を持つ特殊ナイフ(切られれば断面がズタズタとなり縫合が出来ない)で凄まじい連撃を繰り出すダックスだが、直近までEL最高傑作と称された鶴城の実力はそれも遥かに上回り、一切の動揺無くその瞬速のナイフを躱しながら攻撃をやめるように説得。その平静な態度に益々怒り心頭のダックスは尚も攻撃を続けるため、鶴城は突き出してきた彼の手首をとると、肘の逆関節方向に膝蹴りを浴びせて片腕を破壊。骨が肉を突き破る開放骨折に追い込んだ。


カタギとして生きるため不殺の誓いを立てた鶴城は、骨折の痛みで膝をついて動けなくなったダックスを一瞥してそのまま立ち去ろうとするが、ダックスは敵に背中をみせる甘さから「CODE-EL出身など所詮この程度」と残った左手のナイフで再度急襲。勿論、鶴城はそれも見透かしており、背後からの斬りつけを軽く躱すと、こちらの生かそうというチャンスすら理解できないダックスに呆れながら、頸椎を破壊し殺害した。


みたび瓜生の元を訪問。今回はイクラ入りのおにぎりを2つ持参し、カリンも嬉しそうに頬張っていた。そして先日のダックスから勧誘された一連の顛末を報告。はじめは「お前来すぎだろ」とツッコんでいた瓜生も、こうした情報共有が目的であったことを知ってからは「わざわざすまんな」と報告に来てくれたことに感謝をしたり、鶴城の去り際にはモノローグ内で(ジェイクの件に触れながらも)「少し理解できるようになった」と綴ったりと、彼への警戒も大分軟化している様子。この辺りは鶴城自身が(まだまだ瓜生たちに限定されるが)他者を気遣い行動するようになった心境の変化も大きいだろうが。


奇しくもこの後、電動キックボードで事業展開していた利根川氏を狙う暗殺未遂事件に関わることになった瓜生は、その実行犯でもあるエルペタスのシーズーと遭遇。先日に町田や毛利との話し合いでも名前が上がったことや今回の鶴城の報告も合わせ、エルペタスの動向に警戒を強めていくことになった。


この回でとうとう自身のおにぎり屋「つるのおにぎり」の開店日が決まり、そのことを瓜生とカリンに伝えるためにまたしても来店。このときは(上述の利根川氏の会社が貸し出している)電動キックボードに乗って現れ、希望が宿った柔和な笑顔でオープン日と店舗の場所が記されたチラシを手渡し、食べに来てほしいと二人に伝えた。瓜生もそんな鶴城のすっかり毒気の抜けた姿に嬉しさがあったようで「飲食は継続が一番難しい」「流行りに流されない真の味を作れるかが重要」と飲食業の先輩としてアドバイスを送っていた(そう得意気に語る瓜生だが、鶴城が来る直前まで某有名Youtuber監修のカップ麺に合うメロンパンを作ろうと計画していた)。その他、この日も新作のカラスミおにぎりを持参しており、瓜生は鮭のときとほぼ同じパターンで再び小並感を、カリンは美味しさより高級食材が食べられたことへの悦びだったりと、参考にならない感想しか述べなかったが、鶴城は二人の喜ぶ顔が見れることが嬉しいようで「少し自信がついた」と感謝していた。


また開店日以前より、鶴城は店を宣伝する為に自身がおにぎりを作る様子を撮影しSNSに投稿し続けていたとのこと。一応、商品説明が目的だったようだが、画像に写る鶴城の姿に(主に女性閲覧者の)注目が集まり、開店当日は異様に女性比率の高い長蛇の列が形成され、開店祝いに訪れた瓜生とカリンも呆気にとられていた。肝心のおにぎりについても、梅や鮭といった定番のものから複数の素材を合わせた変わり種まで約500種類を取り扱い、いずれも老若男女問わず好評を呼んでいた。


行列がようやくはけた休憩時間、瓜生たちは初日から忙しそうな鶴城を気遣い、差し入れのメロンパンと軽めのエールのみを贈ってそのまま帰ろうとしたが、そのとき丁度バースと金鳳が凄まじいオーラを放ちながら鶴城の店に現れる。バースは鶴城が自分たちの生活圏に現れないかぎりは問題視しないつもりでいたようだが、今回あろうことか自身らが現在暮らす貴凛町で店を出したことで「ジェイクを殺しておきながらノウノウとカタギとして生きようとしている」として怒りを再燃させていた(一方、金鳳は鶴城がSNS上で「イケメン」と持て囃されていることに対する嫉妬というしょーもない理由であった)。


鶴城は、この開店まで瓜生と交流を重ねたせいか「それだけ憎まれることをした」「気の済むようにやってほしい」と、これまでの非を素直に認め謝罪。予想だにしない鶴城からの真摯な謝罪を受けたバースは、この状況で報復を行うと自分のほうが悪者のようでやりづらくなり、遺憾ながらも謝意を受け入れる他ないと思いかけたが、金鳳は鶴城の言葉に従い容赦のない拳のラッシュを浴びせ始める。相変わらずの空気の読まなさに呆れつつ、結果的に鶴城が痛めつけられたことで溜飲が下がったバースは、しばらくしてから金鳳を制止。その後も鶴城が二人に食べて欲しいと差し出してきた持ち帰り用のおにぎりをバースは最初拒絶しようとするも、またしても金鳳が「おかかが入っている=反省している」という謎理論で受け取ってしまう。こうした相変わらずの変人っぷりで場を引っ掻き回したようにおもえた金鳳であるが、おにぎりを受け取る際に「私が(鶴城を)殴ったからバースも多少スッキリしてますし」と発言し、彼なりにバースの心中を察しての行動であった模様。バースもこのことに気付いて彼の隠れた優しさを見直した様子

…だったが、直後に金鳳は唐突に江田島平八の如く大声量で「組体操」の号令を放ち、EL時代に散々やらされて癖が染み付いている面々は、脊髄反射的に5人用の大技「カシオペア」を形成することになった(同じ班の同年代である瓜生たちは兎も角、世代も所属も異なる鶴城が瞬時に順応しているあたり、おそらくEL全体で恒例の訓練メニューであった模様)。


そんなこんなでバースとの因縁に一応の収束の兆しが見え、以後もつるのおにぎりは数週間に渡り繁盛し、リピーターも増えて順調に経営が回っていたが、ある日を境にパッタリと客足が途絶えてしまう。SNSを更新するためスマホを開くと「つるのおにぎりで買った商品に虫が混入していた」という内容のショート動画が拡散されて大炎上しており、その影響で飲食店サイトでも最低ランクの評価が下されていた。当初、この異物混入を己のミスだと思い込んだ鶴城は酷く気を落とし、(人気ぶりに嫉妬して日々鶴城の店の情報をSNSで追っていた)瓜生が件の動画を発見して心配し店を訪れた際には、まるでELの殺戮兵器だった頃のような冷え切った無表情で瓜生たちを出迎えていた。とはいえ、こうした姿になったのも「迷惑をかけたお客さんへの申し訳無さ」からであり、決して精神まで殺人狂に逆戻りしてしまったわけではないのであしからず。


事情を理解した瓜生は、「一つの小さなミスでも戦場では命取りになる」としてELで備品の安全管理を徹底教育されてきた鶴城が「衛生に人一倍気を遣っていた」というならこんな凡ミスをするはずがないとして、その拡散された動画に疑いの目を向け、情報面の知識に強いカリンに調査を行わせた。結果、同じ投稿主の過去アップした動画の殆どが飲食店に対する批評を題材とするものばかりで、それもわざわざ落ち度を見つけるために来店してイチャモンを付けるという、あからさまなほど炎上狙いの悪質な内容ばかりであった。肝心の投稿主の顔は動画内で確認できなかったが、僅かに映り込んだ服の袖のデザインと、鶴城の店の動画の投稿日以前の監視カメラをハッキングしたことで、ようやくそれらしき男性客を発見。情報屋を頼って素性を特定すると、男の正体は魔獲悪死という半グレ組織の田中という人物で、予想通りフェイク動画の投稿主であった。田中本人を締め上げた瓜生により、鶴城の店のある商店街でサンドウィッチ屋を営む菊田から依頼されて異物混入をでっち上げたことが発覚し、鶴城もその人物が顔見知り程度ながら知人であったため、二人で菊田の店に向かうことにした。


瓜生は、鶴城を見るなり動揺を見せた菊田をクロと見定め問答無用でシバこうとするが、鶴城は冷静にそれを制止した上で、菊田に何故あんなことをしたのかと質問した。菊田はつるのおにぎりが出店したことで、これまでの常連が皆そちらに向かって経営難に追い込まれ、その焦燥感から何とか自分の店に客を引き戻そうとして今回の騒動を起こしたという。瓜生は直接の被害者である鶴城が言うのでシバきは取り止めたものの、半グレの粘着性も知らず結託した軽薄さや、職人のプライドを捨て味の勝負から逃げたことへの怒りを込めて菊田を叱責。その芯を食った言葉を受けて自身の愚かさを痛感し、膝から崩れ落ち猛省する菊田を見た鶴城は(当然ながら殺し屋としての過去の所業を伏せて)自分自身もたくさんの間違いを起こしてきた人間だとして、これからはお互いに心を改めて、ときに切磋琢磨しながらも来店してくれる住民のため愛される味を目指そうと励まし和解した。


その後はカリンにより、例の動画がフェイクであった事実をコメント欄や各メディアに拡散してもらったものの、インパクトの強い情報の前ではこうした訂正も焼け石に水で、客足が戻ることはなかった(一応、鶴城が件の動画が悪意ある捏造であると説明した投稿には、僅かながらも「いいね」や応援コメントが寄せられていた)。物悲しげな表情で落ち込んでいた鶴城の前に、なんとバースと金鳳が客として来店する。バースは険しい表情で「許したわけではない」としつつも、鶴城の作ったおにぎりは美味かったと認め、金鳳と共にそれぞれ5個ずつおにぎりを注文した。バースたちが買いに来てくれるとはおもわなかった鶴城は、思わずその場で落涙してしまっていた。


また、これ以降も新作おにぎりを作っては瓜生の店に試食を頼みに行ったり、新しい具材を考えている事から、客足もある程度は戻ってきている事が窺える。


瓜生に新作おにぎりの試食の願いと雷電にやられた傷を気遣った後、新商品開発を考えながら帰路に着く中、エルペタス構成員3名に襲われる。勧誘されるが断るや否や襲われるが、2名を瞬殺し一人を強烈な殺意を見せて尋問していたところ、世良班の実力者である蜻蛉が現れる。最初は互角に見えたが、元来の実力とキャリアの差をまざまざと見せ付け最終的には圧勝する。


拷問ソムリエである伊集院と手合わせした。



誕生月が同じ六車や渋谷と共演し、新作おにぎりで六車と渋谷をアホにしてのけた。この動画では瓜生と同じく金欠病に悩んでいることが明かされている。鶴城は生まれて初めて誕生日を祝ってもらえることに感涙し、六車は元内縁の妻である平田美智子にフラレたことを思い出して号泣するという展開になった。なお、鶴城は本編も含めて武闘派極道と邂逅したのはこれが唯一である。


鶴城vsイヌワシ 因縁の果てに...

エルペタスのイヌワシは愛天雄の紅林が勤務している壱世学園高等学校のOBである政治家を暗殺するために壱世学園に潜り込んだ。そして紅林に見つかり戦闘になったが、この最中に息子の孝宏がいたこと、孝宏が殺し屋の手に掛かったことを紅林に語った。その回想でイヌワシの息子を殺害した犯人のものと思しき後頭部が防犯カメラに映し出されていたのだが、この動画が投稿されてから1時間足らずでこの犯人を鶴城と推測する声が次々に上がっていた。


主な理由としては、

  • 後頭部の髪の形が殺し屋時代の鶴城と似ている
  • 息子の屍を目の当たりにした際、イヌワシは「プロの殺し屋の仕業」と断言しており、CODE-ELの最高傑作とも言われた鶴城が殺したとすると辻褄が合う
  • 銀田栄角の支配下におけるCODE-ELでは、「善人殺しの依頼も引き受ける」というスタンスを取っており、本来何の罪もない筈のイヌワシの息子を手に掛けることになってもおかしくない状況であった
  • 前述の過去の回想で、代議士の暗殺をした際に、代議士とその妻だけでなく、その子供であった幼い息子も容赦なく殺害している(しかも,殺した理由も『代議士になるために育てられたから』と言うあまりにも理不尽かつ身勝手な理由であった)

この時点では確定ではないのだが、このことに関連して公式X(旧Twitter)が「イヌワシが子供を殺された映像…そこに写っていた後ろ姿が…心身共に厳しい展開となるかもしれません」という投稿がされている


エルペタス加入の勧誘を断った元CODE-EL構成員を狩り続ける殺し屋専門の殺し屋イヌワシと勧誘しようとしたエルペタスの構成員を返り討ちにした鶴城が対峙する可能性は高く、彼らが戦うための動機の一つとしてこのような設定が付け加えられたとしても決しておかしくはない。


上述の理由の信憑性を高める要素が出てきた。


モーリー一行の湯治旅行の際、同じ袴田班だった町田との過去が明かされ、町田からは当時と比べて人が変わったと言われた。以前、守若伝説の前編でも守若が袴田班に編入されたシーンで一瞬だけ登場している。なお、町田は鶴城はさん付けで守若は呼び捨て又はくん付けだったので鶴城は町田や守若よりも年長の可能性が出てきた。


香鈴の勧めもありモーリーにおにぎりを持ち込む。その後、エルペタス世良班のトップである世良の襲撃を受ける。世良は鶴城にある程度ダメージを与えられたことに満足して退却。世良の真の目的はイヌワシに鶴城を仕留めさせることであった。


そして、遂にイヌワシと対峙する。しかし、鶴城は過去の所業を悔いておりあえてイヌワシに斬られ敗北する道を選ぶ。


イヌワシが立ち去った後、賞金狙いの二人の殺し屋に狙われたが、飲みに行く途中だった愛天雄紅林二郎西条秀郎がばったり出くわし紅林は殺し屋たちを撃退。鶴城は西条により止血措置を行われ紅林により病院に担ぎ込まれる。そしてモーリーメンバーも駆けつけ瓜生とバースは号泣し金鳳は激しい怒りの表情を見せた。そしてイヌワシにある疑念が浮かぶ…


二次創作

鶴城は作中、どんな困難な任務も軽々とこなせる程の高すぎる実力から、常々「俺を困らせてくれ」と発言していたことから、本サイトやTwitterなどで投稿されるファンアートでは鶴城を困らせるシチュエーション(それも上述のメロンパンや悪口のような、おそらく発言した鶴城の想定外の形のもの)で実際に彼が困惑する姿を描いたイラストが多く投稿されたりと大喜利大会のような様相を呈している。最近は、そうしたシチュエーションのイラストに「困る鶴城史之舞」というタグが着けられることすらある。

センシティブな作品


そんな反響もあってか、公式でもメンバーシップ限定公開で、当時ミーム流行していた『強風オールバック(byゆこぴ氏)』を題材とする鶴城の歌ってみた動画が投稿された。映像も瓜生シリーズの登場人物らに置き換えられており、(異様に似合う)赤ランドセルを背負った少年鶴城の背後をデフォルメ化した師匠と霊魂になった瓜生が歩いていたり、両脇から芦澤とジェイクが合いの手の手拍子を挟んだり、間奏のカスタネット&トライアングルを(何故かゆっくり化した)鵺とバースが務めていたり…と、鶴城にとってなんとも気まずい人選で編成されている。


…ただ、この動画で一番困惑しているのは鶴城でも視聴者でもなく、キャラクターボイスの仕事を受けたハズがまさかの歌ってみたを収録することになった中の人(小柴氏)かもしれない。

一般公開のショート版はコチラ


関連タグ

ヒューマンバグ大学 CODE-EL 瓜生龍臣

美形悪役  ラスボス 悲しき悪役 …改心前

純粋 いじられキャラ 残念なイケメン おにぎり …改心後


同作のキャラ

我妻京也 - 東北の半グレ(マフィア)集団「戒炎」のボス。後述の反町の元上司(現在は敵対)。鶴城に近いミステリアスかつアンニュイな雰囲気を持った美形悪役。EL戦争中に貴凛町に進出し、再開した瓜生の店でメロンパンを購入したが、鶴城のような浄化(キャラ崩壊)を見せることはなく、以後も京極組や周辺組織に凄惨な被害を生んでいる。「愛」に特別な思い入れがあるようだが、彼の考える「愛」の延長線上には「殺し」が存在しており、「殺し屋の真逆は愛」という鶴城の考えとは到底相いれないものである。また元々の性格についても鶴城は純粋で穏和なのに対し我妻は根っからの冷徹非情と完全に正反対である。


反町琥治郎 - 裏神の幹部。元は戒炎幹部。メインカラーが赤と黒であること、そして着ている服が改心前の鶴城の服によく似ている。


浅倉潤 - 関西の大手極道「天王寺組」の構成員。鶴城の登場以前に作中で死亡しているが、演者が同じ小柴氏であることに加え、髪型や中性的かつアンニュイな様相の美麗な顔立ち、(こちらは関西弁だが)ブレス多めの語り口調など似た部分が多い。何気にカラーリングも全体的に黒と赤が多めの鶴城に対し、こちらは白と水色を主体としているなど好対照。なお、小柴氏は天王寺組関係では戸狩派の舎弟の似鳥正男も演じている。


祇園織文 - 暗殺者組織「エルペタス」所属のアサシンで、コードネームはオリオン。「エルペタスの絶対的存在」の異名で知られるエルペタス史上最強の殺し屋。瓜生シリーズにおける「敵組織の武闘派最強枠」という点が共通している。


工藤清志海瀬将悟 - 戦争において間を置かず難敵と連戦した主人公側の強キャラという共通点がある。工藤と海瀬は戦死したが鶴城は生死不明。


佐竹博文 - ほぼ全く同時期に生死不明になったという共通点が存在する。こちらはスクープ写真業の仕事中に事故に遭い海の真っ只中で遭難に遭うというもの。


他作品のキャラ

初代死神???(ネタバレ注意) - 漫画『暗殺教室』に登場する殺し屋。改心前後で大幅に性格が変わった作中最強クラスの殺し屋繋がり。また、改心後にほぼ独学で未経験の業界に参入したにもかかわらず、短期間でその業界のプロから腕前を高く評価されるにまで至った点も共通している。

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