CV:ヤシロこーいち
公式サイトでの解説
10年の獄中生活を経て京極組に帰ってきた二刀流の剣豪。
真っ向勝負での戦闘力は他の追随を許さないが、卑怯な攻撃に弱いという一面を持っている。
握力が測定不能な程らしい。
概要
「蛇の口裂け……欲深き下衆を待つのは破滅のみ!」
「堅気を狙う外道がぁ! 内臓ブチ撒けとけぇぇぇッ!!」
「俺の剣は我流、故に無形! 戦場で磨かれた殺人剣よ!」
ヒューマンバグ大学の「京極の轍」に登場する京極組の武闘派構成員。
久我シリーズ開始当初の京極組では少数派だった良識派。
10年の時を得て35歳で刑務所から出所。(※2022年3月13日の公式ポストにおいても年齢は断言されている。)
国生英明と西園寺健吾亡き後、武闘派組員の中では最年長となる。四代目の時の切込み隊長であり、日本刀の二刀流で闘う白兵戦最強の鬼で「阿修羅の六車」「二刀流の六車」の異名を取る。
大園銀次の死後、若頭代理となり、京炎戦争終了後正式に若頭となった。
当時のカシラで六代目組長になる五十嵐幸光とよく行動していたことと、カシラになったことを知って称賛するシーンがあることから、恐らく五十嵐の舎弟であったと思われる。
人物
容姿
濃紺のツーブロックの短髪に碧眼で切長の眼をしており、他の同年代のキャラクターと比べると老けている印象はあれど、精悍な顔立ちに渋さと男らしい色気を兼ね備えており、久我虎徹・仙石薫・ルーク黒羽根らとは違ったタイプの男前である。(顔立ちに関しては公認ではないものの、瓜田純士からいい男と言われていたり、平田美智子も六車からの猛アプローチに即決でOKしている描写から男前である様子は充分にうかがえる。)
群青色の格子模様のワイシャツと群青色のスラックスを身につけ、白いジャケットを着ている(本人曰く、「一張羅」)。首には金色の金属製ネックレスを掛けている。
顔に斜め一線の傷が走っているが、これは綾波町の漁業組合の利権を巡り、河内組(現獅子王組)との抗争で河内組の剣豪である柳楽和光に付けられたものである。
総じて青が強調された風貌であり、赤が強調された天羽組の和中蒼一郎と対峙したシーンでは色の対比が際立っている。
身長は177cmと数字だけなら久我(179cm)や一条(181cm)よりも低い。
背中には阿修羅を模した刺青が施されており、筋骨隆々の身体には数多の死線で付いた傷が夥しいくらいに刻まれている。
性格
ムショ帰りで感覚が鈍っているところがあるが基本的に物静かで仁義を重んじる任侠ヤクザ。会ったばかりの久我虎徹にも親切に接して自らが金欠の際にも兄貴分として酒を奢ろうとする気のいい性格である。ムショボケの治りもかなり早かったようで天京戦争では相良颯誠や鷹橋修也らの舎弟を率い作戦会議を行っていた。一方で下衆に対しては全く容赦がなく諺と共に刀でバラす戦闘マシーンと化す。和中は四字熟語を発するが、和中とは対照的に慣用句を発する。
四代目組長時代が長かったため当時の京極組への思い入れが強く、組を私物化する元任侠の外道組長により腐敗していた有り様に対しては「親に対しての不満は声には出すな」と久我に言いながらも(極道の世界では「親の言う事は絶対」という掟があるため)、内心は不満を抱いていた。
しかし良識派の構成員たちや京極組への思いは強く、天羽組の和中との抗争では、命を捨てる覚悟で戦った。
常に気丈そうに振舞っているが意外にも泣き上戸なところもあり、内縁の妻に絶縁を切り出された時は号泣していた。また、恋愛に関してはかなり一途である。
搦手が苦手な面や精神力でゴリ押しする描写などで視聴者から「脳筋」や「精神論者」とレッテルを貼られがちだが、大園の後釜としてカシラ代理(後に正式にカシラに就任)を任された辺り五十嵐からの信頼も高く、天京戦争においても指揮を取っている描写がある辺り頭脳面は決して悪くないと言える。
また、主役回においても語彙力の高さがうかがえ、沖縄旅行においても久我に阿修羅について解説している描写から意外と教養が高い可能性もうかがえる。
後述の通り我流で双剣を極めた自負心からか和中に対しては対抗意識が強く、本流の剣術を修めたエリートとして毛嫌いしていた節がある。
また和中同様、任侠や侠客というより剣客としての比重が大きく、「強い相手と戦って強くなりたい」という戦闘狂じみた側面も持つ一方、伊集院茂夫に師事を願うなど自身が欠点としている事を克服していこうとする向上心も持ち合わせている。
教え
- 唾を相手の目に入れてやれ。爪を尖らせて頸動脈を斬ってやれ。俺は剣術を修めた人間じゃねえ。だがな……五体全てを使う喧嘩剣術は強えんだ。
- 死を恐れない覚悟も必要だ。だが引き際を間違えた奴は死ぬ。
- ガッチリ気合いが入ってたらよ……京極の人間は……3回まで斬られても死なねえんだ。
能力
定寸の日本刀を二振り同時に操る双剣の使い手。白兵戦では最強クラスの猛者で、嵐の如き勢いと疾風迅雷の速度を併せ持つ斬撃を繰り出し、敵集団を瞬時に斬り裂き物言わぬ肉塊へと変える。斬撃の威力は相当で、本来ならば両手で振るうのが前提の日本刀を片手で振るい、人間をボロ雑巾の様にズタズタに斬り裂く。ムショ帰りで多少鈍っているとはいえ、若頭時代の五十嵐が「切り札」と評価する程にその実力は凄まじく、久我も彼の実力を目の当たりにして「常軌を逸している」と評していた。この常軌を逸した実力は作中時間で10年前の若干25歳の頃には既に有していた模様で、当時抗争中だった三島組の組長を単身暗殺した実績を持つ。
このような戦闘スタイル故に片手でも両手持ちと同等以上の威力の斬撃を放つため凄まじい腕の筋肉を持っている。刑務所内でも鍛錬を続けていたらしく、鷹橋もその腕のマッチョぶりには驚いていた。一度本気になれば、自身より大柄な男の二刀流さえ受けきるばかり日本刀の倍以上の刀身の幅である青龍刀諸共両断してしまう脅威的なパワーを見せる。単純な膂力だけならば近藤新平太すら凌駕しかねず、余程固い武器を使用しなければ受け冴えままならず、あの伊集院からも「片手斬りで人体を唐竹割りに出来るのは裏社会でも彼(六車本人)くらい」と言わしめるほど。
更には正面から銃弾を回避してゼロ距離まで突っ込むことも当然の如くやってのけるスピードまで持ち合わせる。
流派を収めない我流の剣士である彼は犬亥鳳太郎のような喧嘩殺法ならぬ喧嘩剣術を身につけているらしく戦闘ではルール無用のなんでもありを心情としている。唾で目眩しをしたり爪で敵の血管を刺す等色々な戦い方があると野島翔にアドバイスしてる。
……流派こそ違えど、総じて袈裟斬りの吉岡の上位互換のような存在だといえよう。
また、速さに特化した超スピードタイプである和中とは対照的に、攻守速満遍なく高次元で兼ね備えた万能選手である。事実久我も六車の二刀流は最強の矛であると同時に最強の盾と心底その強さを認めている。
ただし、10年も刑務所にいた為か小峠華太や小湊圭一の銃撃で戦闘不能になったり隠し武器に手傷を負う等、不意打ちや騙し討ち等、正攻法とは言えない手段には対応が遅れる印象が見受けられ自身も自覚している。戒炎との戦争からは搦め手にも対応する動きを可能にしているだけでなく、今度は自分がフェイント等の搦め手を交えた戦法を取るテクニックも見せるようになった。
活躍(初登場〜天京戦争終結まで)
10年の懲役を終えて刑務所を出所し、五十嵐に世話される形で京極組に復帰した。
刑務所に収監されてからは父親から絶縁された上に、減刑に貢献してくれた先代組長の葬儀にも行くことができなかったことを悔いていた。キャバクラ『セレン』のキャバ嬢で内縁の妻だった平田美智子が今幸せかどうかを確かめに行くために『セレン』に行くが、連絡が取れないことを聞かされ、その後久我が情報屋に依頼したところ、六車が過去に壊滅させた「三島組」の組員柴田が攫ったことがわかり、久我と共にカチコミを行う。美智子は救出されて命に別状はなかったものの、柴田達にかなり拷問を食らった事で精神的に傷を負い、その結果、美智子から関係の断絶と慰謝料の支払いを突きつけられてしまう。
六車も無関係であった美智子を巻き込んでしまったケジメを取るためにそれを了承したものの、やはり美智子とヨリを戻す事が出来なかったのは相当に堪えたらしく、ラストでは酒の席で泣きながら久我に本心を吐露していた。
「恨みがあるなら俺を狙え! 仁義外れのゴミ共がぁぁッ!!」
「外道共が! 流れ作業の様に死ねやぁ!」
- 4月13日付の動画(小峠華太)
久我が小峠と一騎打ちになった際に、野島と共に駆け付け闇医者に連れて行った模様。その後久我が小峠に負けたことで悔し泣きしていた最中に、慰めていた。
「むぅ!? アイツは天羽組の小峠か!」
「捨て身など普通はなれない。天羽組小峠……手強い男だ。だが、泣いた分だけ強くなれ。虎徹」
若頭の五十嵐から、中国マフィアと共謀して盗みを働く半グレ集団「怒愚魔」の粛清を命令され、遂行。怒愚魔の中枢メンバーが放つ銃弾や弩矢を悉く回避し、全員をズタズタに斬り刻んだ。
(五十嵐から早急にカタをつけろと言われ)「ええ。では、怒愚魔のトップをなめろうにします」
「ボウヤ、撃つタイミングを、目が教えている。ウチのお金返してくれよ……」
「利息にお前らの安い命、貰っとくぜ」(怒愚魔「暴利!」)
- 4月19日付の動画(小峠華太)
敵対組織である天羽組で同じく剣豪の和中と衝突し、日本刀を武器とした歴戦の猛者同士の戦いが予告された。
「和中……お前に敗北ってものを教えてやる……」
- 4月23日付の動画(久我虎徹)
野島に呼ばれて久我と共に登場、須永を背後から斬りつけ、その隙に一条康明を救出した。再び瀕死の舎弟を救う活躍を見せた。
「一条! 野島! 生きてるか!!」
「天羽のボケ共! これ以上はやらせねぇぞ!!」
京極組 双剣の阿修羅vs天羽組 一刀の閃光 死合の結末
「和中、お前はこの命に代えても必ずここで消す……」
和中
「獅子搏兎。5秒やろう、この世に別れを告げろ」
天羽組の小峠を始末するために動いていた六車だったが、小峠が逃げた先にいた天羽組最強の剣客・和中と遭遇し、そのまま一騎打ちとなる。と、戦闘が始まった直後に先制攻撃を仕掛ける六車だったが、一太刀目は和中に容易く防がれてしまう……
「そんなぬるい受けで、俺の剣が止まるかぁああ!!」
常軌を逸する握力とそれに基づく剛撃で和中の受けを押し切って剣を振り抜き、わずかながら和中にダメージを与えることに成功する(小峠曰く、和中が正攻法の斬撃を食らったのを見たのは初めてとのこと)。
そして、今度は逆に和中がすさまじいスピードの攻撃を放つも、和中の攻撃を見切った六車は右手の剣で攻撃を防ぎ、その直後に空いている左手の剣で和中に二発目の攻撃を放つ(もっとも、この攻撃は和中に躱されてしまったが)。
その後、我流とはいえ戦場で何度も殺されかけた末に会得した自分の剣術には、たとえ本流を極めた和中とて敵わないと宣言する否や、文字通り火花が散るほどの壮絶な打ち合いが始まる。しばらくすると、和中がスピードを上げて嵐の様な攻撃を仕掛け、六車は袈裟懸けに斬られる深傷を負ってしまうが、それを根性で耐え切り、逆に和中に対して落石のような袈裟斬りを放つ。この袈裟斬りは和中に防がれてしまったが、その際に体勢を崩していたのを見逃さなかった六車はもう一本の剣で和中の腹を薙ぐことに成功する。
六車
「エリートさん、教えてやるよ。戦場で育った修羅の強さを……」
「授業料は、お前さんのタマだ」
しかし、この言葉を聞いた和中が今までとは明らかに異なるオーラを放つ。
和中
「貴様、先ほどからエリートがどうとか言っているが」
「俺はそのような上等なものではない」
「虎擲竜挐。コレから打つのはその血反吐の末に得た技だ」
「絶対にかわせない。目で追うことすら不可能」
その直後、最早「速い」などでは形容出来ない恐るべきスピードで一気に攻め込まれた六車は、喉を突かれるのを辛うじて回避したものの、その代わりに左肩を貫かれて左の剣を取り落としてしまい、一気に不利な状況に追い込まれてしまう。その直後、和中が先程と同じ技を放ち、六車は回避出来ず喉を貫かれ勝負あったと思われたが……
和中
「むううううう! 貴様!」
「捕まえたぞ……和中ぁ……」
和中の突きを回避するのは不可能。そう考えた六車はあえて自分の頬を貫かせて和中の刃を噛み、そのまま剣を奪うことに成功する。
一刀流だった和中は刀を奪われてしまったことで一気にピンチに陥り、再び六車にとって有利な状況になったと思われたが……
「和中蒼一郎……貴様を殺した男の名は」
「六車謙信だああああ!!!!」
ズドンッ
「うお……」
小峠
「和中の兄貴……すいません……すいません……」
一騎打ちの妨害になってしまうとはいえ、絶体絶命な状況だった和中を失うことを惜しんだ小峠が放った鉛玉、それが六車の腹を貫いた。
「ケッ、極道の喧嘩だ。卑怯とは言わねぇ……よ……」
こうして、壮絶な戦いの結果、六車と和中の勝負は剣士として決着を付けることなく、小峠の横槍によって終わってしまう。
しかし、自身を追い詰めた彼のことを殺すには惜しい存在と思った和中の判断ですぐさま闇病院に運ばれ、氷室の手による緊急オペを受けることになった。結果として生存はしたが和中に生かされた死人と自称し戦線離脱を選んだ。
乱戦が常の極道の死地においては六車は多対1で敗北したと言えなくもないが、和中自身としては小峠の横槍で決闘が終わらせられた結果となり、個人としては勝負のつかない後味の悪い結果となった。その結果、和中は和中で横やりに入った小峠に対して軽くヤキを入れ、京極組の久我は強烈な怒りをこらえていた。
活躍(京羅戦争終結まで)
天京戦争終結後しばらくして完全復活。新たに勃発した京羅戦争に参加。その最中に裏社会きっての元暗殺者である巨大半グレ組織の羅威刃の隻腕の小湊と激闘した模様。
(小湊「君の胃袋は何色だぁ~? 肝臓はぁ~? 見せてよぉ」)
「仁義外れが……落とし前、きっちり取らせてもらう!」
- 7月6日付の動画(久我虎徹)
羅威刃に騙されカタギの人間を射殺した京極組構成員村迫丈二の確保を久我がしている間、新カシラの大園の指示で村迫を騙した偽情報屋の確保に向かう。しかしヤサについた時点で偽情報屋は小湊に頭を開かれ殺されておりその仁義のなさに戦慄した。帰宅後は村迫を交番に突き出した久我と共に今回の戦争は前回とはまるで勝手が違うと警戒を強めた。
「頭を一刀で切られている…… この切り口は相当な手練れ、剣術に長けた野郎がいる……」
「虎徹、奴ら仲間も切り捨てる。仁義もクソもねえ」
- 7月10日付の動画(久我虎徹)
完全記憶持ちの隠し子に帳簿係をやらせて証拠を残さず麻薬の取引をしていた「阿波野興産」の社長の阿波野の別荘に久我と共にカチコミ。青龍刀二刀流の護衛相手に青龍刀ごと片方の刀で敵を一刀両断する大技を披露。その後は阿波野の部屋に突っ込むが阿波野は羅威刃の設楽紀明に既に始末されておりそのまま設楽と交戦。しかし設楽は本気も戦闘スタイルも見せず爆弾で別荘を爆破して逃走した。そして設楽を追跡しようとする久我を制し、その場から離脱した。
この動画で「いつか決着をつける男がいる」と発言していることから、天京戦争で和中と戦い小峠の横やりでおわってしまった為、再戦で勝敗を付けようとしていることが判明。
「はい、仁義外れは脊髄を切断してきます」
「俺を力ずくで押し斬るだと? 笑わせんな……」
(青龍刀使い「バ……バカな! 何だこの力は!?」)
「お前が非力なだけだろう。薪割りの鍛錬が足りねぇな」
「では逝くがいい! ケエエエェェェェイッ!!」
- 8月23日付の動画(久我虎徹)
京羅戦争が激しくなる中、羅威刃のトップ城ヶ崎賢志によって敗死してしまった弟分の鷹橋修也を喪い強い喪失感に苛まれる久我に強烈な拳を打ち込む。
そして、鷹橋の行動と想いを無駄にしてはいけない事とそのためにも羅威刃を倒すよう渇を入れる。
これによって久我は再び闘志を燃やすのだった。
「虎徹……ちょっとこっちに来い」
(久我「あ…はい」)
(久我「がはあああ!!」)
「鷹橋は羅威刃が許せねえという組の信念に従って責務を全うしたんだろう! だから死の間際までお前に情報を伝えた! その鷹橋が願ったのはなんだ!? 奴らの粛清だ! それを全力でやれ! この愚か者が!」
- 8月27日付の動画(久我虎徹)
城ヶ崎と設楽の襲撃で第二事務所が爆破と襲撃された報せを受けて久我と共に駆け付ける。しかし、既に凄惨な状況と致命傷を受けた西園寺健吾と意識不明の犬飼鷹四郎の姿だった。事務所の対処は自身に任せ久我に城ヶ崎を負うように指示する。そして死期を悟った西園寺から京極組の未来と西園寺の娘への遺言を受け取り、その死を看取った。
死に際の西園寺との会話で彼に「謙信」と呼ばれていたことから、恐らく若き頃は彼の舎弟であったことが窺える。その事もあってか西園寺が死亡した時は戦争の真っ只中なのにも関わらず六車はただ嘆き哀しみ泣くしかできなかった。
「ぐぅぅ! 西園寺の兄貴ぃ!! ちきしょおおおおおおお!!」
京極組 双剣の阿修羅VS羅威刃 隻腕の剣魔 衝撃の結末
京極組の諜報部隊に所属する浪岡常吉が羅威刃とは別の半グレ集団に襲われる現場に駆け付け、窮地を救う。
喧嘩の弱さを嘆く浪岡に励ましの言葉と喧嘩を教えると約束する。その帰り道に気配を感じて立ち止まる。その相手は羅威刃の幹部であり、隻腕の剣士・小湊だった。
浪岡に逃げるように伝え、一対一の真剣勝負となった。
二刀流で戦う中、小湊の予想以上のスピードと足捌きで殆ど躱された上に片腕ながら凄まじい腕力から来る斬撃に大苦戦する。活路を見出すため、蹴り技や小銭をばら撒いて目潰し代わりにして隙を作り形成を逆転していく。優位に立つ中で衝撃の事態が襲う。
何と小湊は隻腕と思われた着流しの中から謎の銃撃を発砲したのだった。
流石の六車も驚きと動揺を隠せず倒れ伏せ、殺されかけるも執念で抵抗する。そこへ浪岡が久我と仙石薫が駆け付けた瞬間、小湊は撤退する。
仙石の指示で浪岡がヤミ医者に連絡し緊急搬送された事で命こそ落とさなかったが、皮肉にも前回の天京戦争の時と同様、銃撃による不意打ちで戦闘不能となってしまい、京極組の重要戦力であり精神的支柱の自身は戦線復帰が絶望的となった。
- 11月15日付の動画(久我虎徹)
羅威刃のリーダー・城ヶ崎が一条との死闘の末に命を落とし組織が空中分解寸前の所で復帰、残った残党狩りに貢献した。
活躍(京炎戦争終結まで)
- 12月16日付の動画(久我虎徹)
具体的な時系列は不明だが、久我と共に黒焉街の安寧を守るために怪しそうな輩に凄みを利かせながら見回りをしている。
「黒焉街で悪いことをするんじゃねえぞ」
- 12月27日付の動画(久我虎徹)
京極組全員で温泉旅行に出かける事に。温泉後のゲームセンターにて、ストIIを発見し、亡き国生英明と毎日やっていた事を懐かしんでいた。そんな日々を思い出して泣きそうになっていたが同伴していた仙石に宥められた。
「ストIIか、懐かしいな。国生の兄貴と毎日やったんだよ……」
増田茂之というゲームセンター経営者が人格者を装う中ストレスが溜まり多くの男子児童を拉致監禁するという事件を追っており増田の別荘に行き着いたところで伊集院と流川隆雄と遭遇。増田の罪の悪質さから伊集院でなければ適切に裁けないという話を聞き六車は増田捕獲を任せる代わりに不意打ち対策の修行を行うように交渉、承諾した伊集院らと共に別荘にカチコミを決行した。増田は監禁した児童が逃走した件で半グレを警護に雇っていたが六車の前に外道に与する外道など巻藁も同然で制裁の一刀を次々と下して抹殺した。別荘の地下牢では子供達の惨状を目の当たりにしてブチギレた六車は増田の醜悪な顔面をぶん殴り気絶させ子供達の保護を約束し、伊集院に増田に地獄の苦しみを与えて欲しいと懇願した(この時、震えながら頼んでおり、相当腑が煮え繰り返っていたのが窺える)。そして増田は監禁と強要と食糞の苦痛を何倍にも返されて死亡した。
今回六車は流川をして勝てる気がしないと言わしめるほどの強さを見抜かれた上、伊集院にも敬語を使われていた(現状、伊集院が直接関わった京極組の人間で敬語を用いたのは六車だけである。さらに言えば伊集院が年下の人間に敬語を用いたのも彼だけである。)。伊集院の事も出くわした段階から知っており、圧をかけられてもほとんど動じなかった。
ちなみにこの時、伊集院が小湊の不意打ちを回避したことを六車は知っていたので小湊が伊集院の手で屠られたことは京極組全体に知れ渡っている模様。
「子供を的にする外道……任侠者として放っておけません」
「増田のクソ野郎に用がある。さっさと道を開けろ、雑魚ども……」
「光りモン抜いたなら、死んでも文句はねぇな。外道に与する奴は外道だ! 死んどけ三下がぁ!」
- 2023年3月27日の動画(佐古大和)
戒炎が黒焉街のすぐ隣にある貴凛町を制圧し京極組と正面からやり合おうとしている事を知って闘志を燃やした。
「親父への襲撃に貴凛町制圧‥‥ウチを舐めてやがる そんなに望むならこの世から消すのみ」
- 2023年6月7日の動画(久我虎徹)
パラダイスというキャバクラで起こった事件に野島と浪岡が対応に当たっていたが犯人は戒炎の息がかかった債務者でなんと火炎瓶を投げてパラダイスを焼き尽くす事態が発生。パラダイス付近を見回っていた六車は急いで駆けつけるがこの時点で浪岡は戦死、野島は鉄火場から飛び降りて義足が故障するという最悪の状況に陥っていた。降りてきた緋田功哲郎に浪岡の死を醜悪な笑みで告げられブチギレながら交戦。早速卑怯への対策をこなして見せ緋田の剣を鍔迫り合いで破壊する相変わらずの超パワーで圧倒するが横から我妻京也が割り込んでくる。クナイを刺されるも耐えきり突進するも消防車が来てタイムオーバーとなる。
六車は最後に浪岡を救出しようとするが浪岡は既に息絶えており、その姿に慟哭する。そして浪岡の亡骸を抱えてその場を去り、筆舌し難い怒りや悲しみを涙と咆哮に乗せながら我妻や戒炎への復讐を誓うのだった。
- 2023年8月14日の動画(久我虎徹)
海瀬の死を受け、五十嵐の意向で厳重な管理の下で葬式を執り行った。後輩であり互いに古くから京極組のために戦った海瀬の亡骸を見て、悔しさを滲ませながら号泣した。
そんな中、対策を掻い潜ってきた戒炎に葬儀場がバレ傘下の半グレを大量に送り込まれてしまう。
戦闘が勃発し、最重要護衛対象である五十嵐を守りながら葬儀場を後にし海瀬を最後まで弔えないことに悔しさを滲ませた。
後に五十嵐を安全圏に避難させた後に参戦する。しかし、その現場には戒炎の副将である麻生とかつてやり合った幹部の一人である緋田がおり、同時に京極組打倒に執念を燃やす秋元詩郎も乱入すると言う不利な状況だった。
緋田とやり合う中で死んでいった浪岡の名前を使った挑発で切れるも、実際は冷静でありフェイントを混ぜた搦め手でダメージを与える。しかし、秋元が守若に狙いを定める動きを取り始めた事で、緋田に付け入る隙を与えダメージを受けてしまう。その中で爆撃を受けた守若が動き出した事で秋元への対処をする必要性が薄れて緋田と向き合う。麻生にやられかける犬飼を手荒だが合理的な方法で回避させるが、麻生に斬られかける。そこで犬飼が吹っ飛ばされた先は海瀬の棺付近であり、納められていた棺に海瀬の金砕棒を手に取った事で反撃に打って出る事に成功する。
後に近藤が半グレ達を制圧し始め、戒炎が差し向けた半グレ処理に出向いていた高砂と仙石が合流した事で数的有利に持ち込み始めた事で麻生が不利と悟り、撤退を許してしまう。それでも、六車の奮戦のお陰で葬儀の参列者に死者を一人も出す事無く乗り切るのだった。
多くの構成員が入院し不安を拭えない佐古らを鼓舞し戒炎を斃さんばかりに動く中、六車の旧友にして雲雀町を根城にしていた極道組織の武闘派である瓜田純士が現れた。
瓜田は同時期に刑務所で共に過ごしていた時に交戦を経て親友となり、出所後にも度々顔を合わす仲であった。瓜田が自身や京極組の助けになりたい想いと心意気を見せた事でそれを快諾し、瓜田も五十嵐と話し合う。
瓜田は野島と佐古の協力の下、戒炎傘下の半グレ組織で特に金稼ぎが良い連中の殲滅によって、資金源を断つ方法に打って出る。瓜田の実力とキャリアもあって事を順調に進める中、戒炎も瓜田の始末に乗り出す。そして京極組に守代を払っている店の店主に呼ばれた瓜田と佐古だが、違和感を感じた瓜田によって切り抜ける。尋問する中、息がある半グレに銃撃されそうになった佐古を瓜田が咄嗟に庇う。そこで狙い澄ましたように、戒炎の副将である麻生が現れる。
瓜田は佐古を逃がして麻生に飛び掛かるも、気合いや根性でどうにかできるはずもなく瞬く間に死の淵に追い込まれてしまう。瓜田は致命傷を負いながらも麻生の手を掴むが、それも空しい結果で終わるのだった。
佐古の応援で駆け付けるも、瓜田は最早虫の息だった。瓜田は六車が大事にしている舎弟を守り麻生に一矢報いた達成感や任侠者として大切にしている人物を守れた事を幸せに感じながら、自身の腕の中でその命を散らした。同時に瓜田の手には麻生を掴んだ際に付着した血液を見付けており、京極組に命を懸けて協力した瓜田の奮戦は京炎戦争の戦局を大きく変えていくのだった。
五十嵐より大園死後の若頭代理を任される事になった。
京極組と友好関係にある友山組の組長と会合の際には高砂や野島と共に護衛に付き、要件を終えて帰路に着く中、麻生らに奇襲されてしまう。自身が先陣を切り構成員を斃す中で、旧友を殺された怒りもあってか麻生に斬りかかって釘付けにするも、共に同伴してきた戒炎の連中には五十嵐を追わせてしまう。
友好組織との会合を潰された怒りに燃える六車は麻生に突っ込んでいく。六車の斬撃を麻生は眉一つ動かさずに躱して要所要所でカウンターを決めていく。更に麻生は手榴弾に見せた火炎瓶で六車の身体を燃やしていき追い討ちの凶弾を放つも、六車は躱し冷静に対処する。驚異的な精神力と信念を見せる六車に対し、麻生は余裕な表情をそのままに警戒心を高めていく。
六車は再びスタートを切って連続の斬撃を浴びせるも、麻生は嘲笑うかのように躱し続けながらカウンターの斬撃を与える。六車は窮地のままでいながらも麻生を少しずつ捉え始める。麻生はその中で壮絶な生い立ちを自嘲しつつも、戒炎は関東を制圧してのし上がりその時こそ自分のバリューは最大化すると言い切り生への執着をぶちまける。それを聞いた六車は尚も気力や精神力は衰える事無く向かっていくが、麻生はゾーンに入った事で更に回避能力に磨きをかけていく。それでも六車もまた麻生を本格的に捉え始めていき、京極組を守るために更なる闘気を燃え滾らすのだった。
京極組 双剣の阿修羅 VS 戒炎 堅牢無比の副将 京極組の魂、ここにあり!
京極組陣営で久我、佐古に続き3人目の主役に大抜擢された。
六車は傷を負いながら突進するも、麻生は嘲笑うかのように躱し続け一方的に切り裂いていく。麻生も更に追い込まんとするようにカランビットナイフ二刀流に持ち替えて接近戦に切り替え、自身は窮地に立たされる。
そんな中、六車は搦め手に弱かった自分を乗り越えるために拷問ソムリエである伊集院茂夫に師事していた時期を想い起こす。伊集院の指導を照らし合わせ、麻生が突如二振りのナイフの底面から廃ビームを照射し、その隙に手榴弾を抜こうとする。しかし、六車は見切り突進し、遂に麻生の皮を切り裂くに至るのだった。傷を見た麻生は遂に本気を見せ始める中、六車は存命だった頃の先輩だった大園と国生から「京極組は形のない魂」と教えられ、良き風習を綿々と後世に入って来る組員達に教え続けていた事を思い出す。若い人間を守る事が組の未来を繋ぐ事を信じ抜きながらも、戒炎によって後輩たちが次々殺されていく惨状から憤怒の表情を見せる。
再びスタートを切る六車だが、麻生の動きのキレは更に増しており、スムーズな攻めによって六車の左腕を撃ち抜く。麻生は凄まじいスピードで攻め、六車は自ら斬られる事でカウンターの斬撃を浴びせようとするが躱されてしまう。ここで六車は麻生の躱した方向に身体を預け、ナイフの刺突を撃たれた左腕を盾にする瞬間に右手に握る日本刀を離し、麻生のベルトを掴んで引っ張り出す。六車は麻生の左首を噛み千切り、動脈をやられた麻生の身体が血に染まる。両者出血が酷い状況の中で麻生は長引かせるのは良しとしないと判断し、接近戦にもつれる。麻生は間隙に六車の腹を刺すも、サラシを巻いている六車を止めるに至らず、六車の斬撃を躱すためにナイフを抜いて下がろうとする。しかし、六車は腹筋を強く固めた事で一瞬止める事に成功し、麻生の右腕を切断して見せる。流石の麻生も焦り始め、切断された腕を持ち帰り逃走を試み、六車は必死で追いかける。追いかけっこが続く中、麻生は止血を碌にしないまま走った事で次第に足元が覚束なくなり、追い付き強烈な蹴りを背中に浴びせる。
迫る六車を前に麻生は生への執着から命乞いをするも、多くの仲間の命を奪われ京極組を傷つけ続けた六車に通る訳もなく、横薙ぎに襲われる。必死にナイフでガードするも、六車の剛剣の前では何の意味も無く、麻生の身体は完全に切断されるのだった。倒れ伏し命の炎が消えかける麻生は苛烈極まりない仕打ちを受けた幼少期を吐露するが、六車は断罪の言葉をぶつける。
戒炎の副将であった麻生成凪は生への執着も空しく思いながら、生まれ変われる事を信じもしそれが叶うならば普通の人生を送らせてもらえる事を神に祈りながら、その命を散らした。
京極組を幾度も窮地に陥らせた麻生を斃すも、自身も戦闘不能になってしまうのだった。
余談にはなるが、六車は先々の戦争で敵対組織のネームドキャラを相手にした際は(卑怯な戦法を克服する前とは言え、)結局白星を挙げられないままで戦闘不能になっていたが、今回の麻生との戦いでは弱点を乗り越え最後には勝利した上に主役を飾ると言うこれまでの戦績の振るわなさを見事に払拭する結果を見せる事になった。
活躍(若頭就任以降)
- 2024年3月23日付の動画(久我虎徹)
「身に余る光栄…命をかけてこの責務を全うします」
戒炎との抗争で命を落とした大園の後任として、正式に若頭を襲名する事になった。
久我を筆頭に全構成員からそれを祝われた。後日、獅子王組の組長である眉済俊之らが事務所を訪れ、マッド・カルテル日本支部改め裏神が京極組と獅子王組のシマを荒らそうと暗躍している事を共有される。五十嵐の意向で獅子王組と同盟を組み、体勢を整えていく。
余談
声優ネタ
六車を始めとした京極組の兄貴達や小峠華太や佐竹博文などの数々のキャラクターを演じるヤシロこーいち氏は、佐竹を演じ始めてからの3年間の生き方が六車とウマが合う、演じてて楽しかったと語っている。
チャカとの悪縁
戦争において六車は2度剣術対決中の銃撃で戦線離脱している。最初は撃った小峠に対し「極道の喧嘩だから卑怯とはいわねぇよ」と納得していた。次に小湊の銃撃に対しては対処が間に合わず食らってしまうという事態に陥っていたが、小湊は六車相手にかなり追い詰められていたため銃撃が無ければ勝てていた可能性がある。
実際にかなりあとになって佐古大和に卑怯には弱いが真正面から戦ったら最強と紹介されている。
六車本人もこの事については痛い程理解しているようで、上記のように伊集院に不意打ちに対応できるようにと修練の相手を頼んでいる。この際伊集院は六車に敬語で話していたが、別の話で登場した六車と同い年(35歳)の犬亥鳳太郎にはタメ口であったりする。
後に京炎戦争において、戒炎の幹部にして「戦場の申し子」と恐れられる緋田の搦め手を見事に躱して反撃して見せる場面を見せた。そして巨大マフィアのトップ相手に斬り合い堅牢無比のディフェンス力と搦め手に優れた猛者を相手に最終的に打倒して見せた。
舞台版における京羅戦争の六車
本編における京羅戦争の六車は小湊による不意打ちのチャカで終戦まで戦線離脱状態にあったが、舞台版では異なっている。
不意打ちチャカにやられて戦線離脱までは本編と同じだが、小湊が粛清にきた伊集院の対決の後、左肩を壊され、拳銃を没収された後に伊集院に斬りかかるも、六車が戦場に乱入し、第二ラウンドが始まると言う舞台オリジナル展開が繰り広げられた。
この際、六車はチャカでやられた傷で右手だけしか使うことができず、小湊と対等の条件で戦っている。
互いに善戦した末、最後は六車が小湊に大ダメージを負わせてリベンジを果たす。
その際に六車の口から母親の教えに対する歪みを説教しており、小湊は伊集院に運ばれて退場した。
尚、六車復活は「国生の死によって突き動かされた」らしく、(※それ故か、小湊が伊集院に狙われる時系列が国生退場後に変更されている)また、この時は既に伊集院に不意打ちの対処法を相談に来ていたことがうかがえる。
尚、この舞台オリジナル展開はかなり評価が高く、一部視聴者からはなぜこの展開を本編でやってくれなかったとの声も挙がっている。
過去についての考察
六車の過去については
- 父親の存在
- 恋人・平田美智子と同棲していたこと
- 刑務所に10年間服役していたこと
が判明しているが、それ以外のことは作中で描かれていない。
しかし、YouTubeのコミュニティやXなどでは時折、生い立ちについて考察されている。
また、彼の出自においても憶測できる部分がある。
- 六車の父親が六車を勘当したタイミングが極道になってからではなく服役してから勘当したことから花沢(没落こそしているが、実家は元々京極組に守り代を払っていた資産家)と同様に極道と繋がりが深く、身内に裏社会の人間がいても立ち回れる身分(=資産家や名家、芸能人など社会的地位が高い身分、または稼業そのものが裏社会関連)出身の可能性が考えられる
- 更に六車の服役の原因と考えられる三島組の壊滅においてかなりの人数を殺害しており、極道の抗争では殺しても死刑にはならないことや京極組が雇った弁護士が優秀だとしても10年はかなりの破格の刑期であり、このことから六車の実家のコネもある可能性が非常に高い。
- ただし六車の服役で縁を切っていることから裏社会の家系である可能性は限りなく低いと言える(裏社会の稼業においては警察に捕まるリスクは想定済みのはずなので)
- 彼の精神力の強さから厳格な家柄で厳しく育てられた可能性が高い。
- 麻生との決着回においてはナレーション内で語彙力の高さもうかがえ、沖縄旅行でも久我に阿修羅の意味を教えている辺り教養もある様子がうかがえることや、和中蒼一郎と対比的な描写が多いという点から意外と良家の出身の可能性は充分あり得る。
また、奥の深い日本刀を我流で扱っていることから武術以外の形で刀を扱っていた家柄ではないかと考えることも可能であり、そこから実家は俳優稼業で殺陣を叩き込まれたと言う考察や実家は神職稼業で刀を扱う神事を叩き込まれたとも考えられる。
特に後者に関しては六車の背中に武神である阿修羅が彫られていることや、名前の由来となったであろう上杉謙信が「軍神」として崇められ、尚且つ毘沙門天を信仰していたこと、更には海瀬の葬儀襲撃回において「神様は見てんだよ」と発言している描写から実家が神職系の名家である可能性はあり得なくもない。
余談だが、メンバーシップ動画にて「おにぎり」を「おむすび」と呼んでいたことから西日本の出身ではないかとの考察の声が挙がっている。
一方で碧眼と筋肉質な体系からアイヌの血が入ってるのではないかとも言われている。
更に(服役によって絶縁される前までは)父親とは連絡をとっていた様子がうかがえる辺り家庭環境は父親だけが味方だった世界線の浅倉家とも考えられる。
また、祖母が優しかった和中とは逆で祖母が厳しかった可能性もある。
pixiv上における幼少期の彼の姿は何故か振袖を着せられて女装させられている
いつか彼の過去が明かされる日が来るのだろうか…
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和中蒼一郎:敵対組織、天羽組の剣豪で、こちらも日本刀を武器とする戦力トップクラスの極道。双剣の使い手である六車に対し、こちらは一刀の使い手で居合も使う。
小峠華太:青いTシャツ、白い上着、黒い髪色にトゲトゲした髪型、同じ声優など、共通点が多い。
一条康明、袈裟斬りの吉岡、綾小路乃武:三人とも京極組構成員であり、日本刀を武器としている剣豪。一条は六車と同じく戦力トップクラスだが、吉岡は上述した和中と戦闘により殺されている。綾小路は久我によると六車と違い正統派剣士の模様。
柳楽和光、犬亥鳳太郎、眉済俊之:前者二人は獅子王組が誇る剣豪。特に柳楽は裏社会でも伝説クラスの大物として知られた一刀流の使い手で六車の顔の傷を付けた相手。眉済も若い時は剣豪で鳴らした人物。
泣きの菱山:同じく京極組に所属する武闘派の極道で、刑務所に収監された事がある。菱山は日下に捨て駒同然のヒットマンとして任命され、(当人が久我を守るとは言え)最終的に命を落とした。
榊原周、さゆり、日本刀のバース:前者は戒炎の幹部、後者二人は株式会社モーリーの一員で「氷誕屋バース」の店員と店長。榊原は双剣、さゆりはトンファーの二刀流、バースは本来は一刀流だがミスト戦で鉄鞘を用いた二刀流を用いた。
我妻京也:戒炎のトップ。恋人と同棲していた点や恋人を敵対相手に汚された上で失ったと言う点が類似。ただし千尋とは違い、平田美智子の場合は救出に間に合い生還している。
桜庭恵吾:桜花会のトップ。恋人が敵対相手に汚された上に精神を病んで離れてしまったと言う点が類似している。
八神政虎:互いに下の名前が上杉謙信に関連している。六車はそのままだが、八神は謙信の二つ目の名乗りである上杉政虎が由来の可能性がある。