裏をかき続ければ表が裏になるんだよ
CV:猫絵十兵衛
公式サイトでの解説
美顔とセンスに重きを置くメリケンナイフの使い手。
戦闘能力はもちろん、洞察力に長け、何より容赦無く卑怯である。
敵を苦しめる引き出しを無限に持ち、常日頃研究ばかりしている。
概要
「おいおい、俺の美顔に何すんだ」
「勝因は1つ、俺が美顔だったってことだ」
2022年7月17日付けの動画で初登場。
高砂明夫と同じく、先代組長である日下孝次郎と揉めに揉めた挙句に関連の組が仕切る繁華街に飛ばされたものの、新組長になった五十嵐幸光の命で呼び戻された。別れ際に五十嵐からも近い将来必ず戻すと約束されていたのもあり、それが実現した。30代半ばの六車謙信、高砂明夫を兄貴と呼び20代半ばの久我の兄貴分であることからその間の年齢と思われる。また一条康明が彼に対しタメ語で話し、一方で仙石は敬語で話していたため一条の後輩である。同構成員である守若より年上の先輩でもある。
誕生日は11月13日。
人物
容姿
キャラデザインはぽぽ夫くん。グレーの髪を中心にしたツーブロックの髪型に銀の瞳、そして顔や首の周りにシルバーアクセサリーが特徴の美青年。京極組の構成員の中でも相当なイケメンであり、本気で女装させれば余程の事がなければ逆ナンできてしまうレベルである。
美貌に囚われがちであるが、彼がたまにするゲス顔は相当イカれた笑みをしており、中には「仙石ほどゲス顔が似合うキャラはいない」とコメントしている者もいる。
赤と黒の草花が記されたワイシャツをよく着用しており、身体の左首から肩周りに大火傷のような痣がある。他の構成員は革靴やスニーカー等を履いているが、仙石はグレーのショートブーツを履いている。身長は179センチ(久我と同じ)。背中には和彫りを施す筋者には珍しい棺桶に天使の羽が生えたような今時風のデザインのトライバルタトゥーが彫られている(デザインは公開されていないが、公式曰く小林幸真の刺青もトライバルである)。
性格
自分のビジュアルを自覚しているからか、何かにつけて「美顔」や「センス」と言うワードを良く口に出しており、結構なナルシスト。一方で、ライバル極道組織の奇跡の独身や極道らしからぬチャラ男もとい伝説の男と違い、女性絡みでも淡々と事を進める辺り、女好きと言う面は余り見られない。
また、上下関係が天羽組より緩い京極組の中では厳格であり、上下関係には厳しい。
時系列は不明だが佐古大和に灰皿を出すように命じた際に風俗を理由に断られた際は、佐古を拘束して上半身裸にした挙句に臍を灰皿がわりにすると言う文字通りヤキを入れる行為をした。久我からも「怒るとマジで狂ってる」と言わしめる程に、キレると得物であるメリケンナイフで、舌などの切られたら想像を絶する痛みを伴う箇所を躊躇いなく切断する残忍さを持っている。時には根性焼き以外にも自分が用意できる範囲で強烈な拷問を仕掛ける事も珍しくない。同時に京極組の武闘派兄貴達は真っ向勝負を好む者や好機と見たら懐に飛び込む者が多い中で、漢気のみに捉われる事無く深追いし過ぎない用心深さや相手を倒すのに効率の良い方法があれば迷わず選んで相手を追い込んでいく強烈な現実主義者である(仲間2人を瀕死にされたことにキレていたこともある可能性あり)。
一方、半グレ集団の悪質なやり方には心底怒って久我と一緒に救出に向かい助けたホームレスに安堵の言葉をかける等、敵には一切容赦がないだけで根は義理人情に厚い人物である。ナルシスト気味ではあるが、京極組への想いは本物であり、多忙な中でも若い衆も絶えず気に掛けたり、敵対組織に与した鉄刀兄弟を佐古が粛清したときは、しっかりと活躍を称えるなどの面倒見の良さも持っている。
能力
戦闘センス
ナックル部分に4本の棘と両端に三日月型のブレードが付いたメリケンサックであるメリケンナイフを得物としており、一対セットで操る。凄まじいウェイビングや多彩なパンチ技から、メインとなる格闘技はキックボクシングと思われる。
それだけに格闘能力と身体能力は凄まじく、久我からも殺し屋を子供扱いする実力に驚嘆の念を隠し切れないでいたほどである。更にメリケンナイフは殴打・刺突・斬撃全ての攻撃で相手に致命傷を負わせる事が出来る凶悪武器。
また基本武器であるチャカとナイフも一流で、雑魚どもを一瞬で殲滅できる腕前。
細身の外見であるが、素の腕力や殴り合いも相当強い。
拷問センス
外道相手の容赦の無さが京極でも群を抜いており(敵味方問わず血みどろな攻撃をする守若を除けば)犯行が確定した外道相手には効果的かつ苦痛極まりない罠や拷問で恐怖のどん底に落としながら惨殺する。作中では度々敵を拷問するシーンが描かれるがその中のシャンプー拷問は本職をしてセンスがあると感心するレベル。
頭脳
実力は勿論、現場から残っている僅かな状況と情報だけで半グレ集団が糸を引いていると的確に見抜く、相手のやり口からどのような人物像かも把握する等、洞察力と観察力にも秀でており、状況や見知った情報を元に合理的な作戦を考える能力にも優れている。それだけに不意打ちで重量物を高いビルから投げ落とす、危険物と叫んでは何の変哲もない水を投げつけるだけでなく、二回目は本当に危険物を投げつける、動けない相手を無闇に近づくよりも投擲を選んで追い込んでいく等、搦め手にも優れその場にあった効率の良い攻めをしていく狡猾さも持っている。久我からもハンターとしての能力がずば抜けて高いと認めさせ、羅威刃のリーダーであり非常に用心深く用意周到な城ヶ崎をして「一流」や「優秀」と思わせ、「(京極組の中でも)最高の戦闘力」と言わしめている。
その他長所
ハイテク機器に関する知識や扱いにも明るく、それらを活かして事件の解決に導く事もある。戒炎傘下を纏める下部組織の実態を探る際は高砂によって女装メイクをされて美人になった際はかなりスムーズに誘き寄せる作戦を成功させた。自信を持ったのか、潜入調査では自ら変装する事を前提にした方法を積極的に取るようになった。
総じて、高次元に揃った戦闘能力と頭のキレ、合理性を追求した攻めや事の運び、視野の広さや動体視力等を含むセンスから、数いる武闘派兄貴の中でもトップレベルの強さや頭脳を備えており、戦闘以外でも大成しうる才気を持ち合わせている。拷問ソムリエにして『裏社会の災厄』と言われた伊集院茂夫からも『京極組の懐刀』や「センスがある」と認めさせ、目的の一致で半グレ達を始末した後は面白い男としてその実力と才能を認めた。
活躍
左遷から帰ってきて初登場。久我と共に野島失踪事件の犯人である半グレ「美赦巣」への報復用員として五十嵐に動員される。ボスの操神に操られたホームレスはエルボーで気絶させるに留めて操神に接近。操神の本質を見透かして挑発し下衆の論理と共に攻撃してきた操神の攻撃を簡単に避け、(仙石曰く「センスがない」)メリケンナイフのナイフで両手首の腱を切断し、メリケンアッパーで顎に棘を深々と突き刺して殺害した。
「あのオッサン見てたら殺したくなるから、一旦田舎で遊んできます」
(戯言を抜かした佐古を拘束して灰皿にし)「灰皿あったわぁ。お前灰皿のセンスあるわぁ」
(佐古「ヘソ! アヅゥゥゥッ! 助けてェェェ!」)
「センスのあるボディー! センスのあるアッパー! アホは死になァ!」
「タンをカットォ。お前に味覚は要らない」
(下衆「要るゥゥゥゥゥッ!!」)
羅威刃との戦争に向け、自身も本格参戦していく。
重要戦力が戦争に向けてそれ以外の事で手が離せない中でも、自ら若い衆の面倒を買って出ており、見回り中にもかかわらずナンパしようとしている佐古の発言を聞いて、「ナンパ出来ないように」と称して舌切りの制裁を加えようとした。
「羅威刃ってネーミングセンスが無ぇよなぁ。この世に無くていい」
「組が抗争中にセンス無ぇ奴だなぁ。ナンパ防止で舌カットしとくわぁ」
羅威刃幹部の居場所を探るため、敵の構成員を見つけては尋問していく。
六車が隻腕の小湊の謀略でトドメを刺されそうになった所で駆け付け、ヤミ医者に連れていく。
六車の腹部に銃で撃たれたような傷がある事から、小湊に秘密がある事を久我に共有した。
「幹部の居場所を吐け。言わなきゃ五感と味覚を奪う」
(羅威刃の下っ端「味覚は五感に入ってます! ほんとにしららいぃぃ!」)
「六車の兄貴ぃ! どこだぁああ!」
「嘘だろぉ! 六車の兄貴が! 浪岡ァ、闇医者を押さえろォ!」
「虎徹、腹にあったのはチャカの傷だ。小湊の野郎何か秘密がある」
- 9月13日付の動画(久我虎徹)
五十嵐が構築した羅威刃通報システムで居場所が発覚した東雲を抹殺するために亀田金融という会社に訪問。会社内の中身が詰まったキャビネットを亀田金融の社員と共に東雲目掛けて投げ落としていきなり東雲の脚を破壊、手下2人を瀕死に追い込む。その後も瀕死の手下を仕留めて援護や連絡を許さず、東雲の速度が下がった斧を回避しながら濃塩酸と見せかけた水を投げて「液体入りのボトルはブラフ」と勘違いした東雲が液体に警戒しなくなったことを見越して今度は本物の濃硫酸をなげつけて東雲の左腕を機能不全となるほどの大ダメージを負わせる。更に移動出来ない東雲のリーチ内に深追いする事なく、東雲にガラス片や瓦礫等を投げ続けてフルボッコにする。東雲撃破かと思われていたがたまたま通りかかった車に東雲はしがみついて逃亡、最後に仙石は脇腹に致命傷クラスの刺突をぶちかまして圧勝した。
この戦いで東雲を仕留める事は叶わなかったものの、死ぬか生きるかの状態にまで追い込む事に成功した。本人曰く、「数ヶ月戦闘不能、死んでるかもなぁ」との事。
「あんまりそわそわしないでぇ♪ よそ見をするのはやめてよ〜♪」
「高砂の兄貴と野島をよくもやってくれたな。お前は簡単に殺さねえ」
激突!京極組の狡猾王子vs羅威刃の悪魔王子
先日予告されていたVS城ヶ崎戦が勃発。
仙石は各所で羅威刃の末端に手あたり次第拷問をしていたところ城ヶ崎が対策に乗り出す。城ヶ崎はあえて末端に表向きの予定をバラしてその場所(ヤク関連の廃工場と思われる)に影武者を置きその廃工場を秋元と共に監視する。仙石の拷問で廃工場についてゲロした末端の情報をもとに潜入し城ヶ崎の影武者を射殺するがその直後城ヶ崎が真横に現れ攻撃してくるが、紙一重で躱す。激戦を繰り広げるも城ヶ崎の凄まじい強さと狂気によって劣勢に立たされてしまう。そこで仙石は敢えて顔を斬らせてドスの軌道を把握して反撃、その後闇雲に射撃したと見せかけて万が一のためにガスタンクを射撃して逃走準備を整える。
城ヶ崎の戦闘及び児童虐待の傷に驚いた直後秋元の不意打ちを受けて負傷。だが……
「これが俺のセンスだ! 一緒に吹き飛ぼうぜ! 城ヶ崎、秋元!」
万事休すと見せかけてガスタンクの爆発で2人を巻き込もうとした。しかし、城ヶ崎と秋元には大したダメージを与えられないばかりか、自身が受けた爆発によるダメージは相当大きくスマホを紛失した事で救援を呼べなくなったために半死半生となった。
先の戦闘で生き延びて病院に搬送されたものの、全身火傷の重傷を負ってしまった事で戦線離脱となってしまった。
京羅戦争は京極組の勝利に終わり、久我からそれを告げられた際は「俺の美顔を傷付けた天罰が下ったんだな」と語っていた。
それでも、城ヶ崎との戦いで付けられた傷は元通りになっていた。
一条と共に、京羅戦争が終結して退院する。
高砂がいつも以上にメイクや服装に気合を入れている事に気付き、「完全にラヴ」と見立てていた。この時、一条からはタメ口を聞かれていたため、一条より序列は下であることが判明した。
- 2022年12月16日付の動画(久我虎徹)
黒焉街にて東菱という一家の信夫という息子は毒親による過剰な勉強の強要の末就職に失敗して(あまりの悲惨さに両親は深く反省している)人間性が歪みに歪み、自分の人生が狂ったのは親のせいだと家庭内暴力を繰り返し、それに飽き足らず更なる憂さ晴らしにインターネットで暴言を書き連ねている内に歪んだ被害者意識を社会にぶつけるようになり、斜め上の方向に殺意が向いて海外通販で火薬や毒物を購入しまくり大量殺人を計画する無敵の人になっていた。堪り兼ねた両親から相談を受けた五十嵐はそのバカ息子の性根を叩き直して欲しいのかと問うが、家庭内暴力は息子の教育を間違えた自分達の責任として我満するが息子の害意が世間に向けられたらその前に止めて欲しいと頼まれ、シマで無差別殺人が起ころうとしている以上は京極組として放っておけないとして、最悪なにがあってもいいという条件で引き受けた。五十嵐はこの依頼の担当はハイテクに詳しく心理戦にも長けている仙石が適任だと判断し、仙石はこの社会問題じみた案件を解決するため久我を連れ東菱家に赴き、様々な対策を施す。守若による強姦魔成敗の話を久我から聞いてセンスあると褒めていたところ東菱信夫が大量殺人を決行するため部屋を出たことを東菱夫妻から知らされ、靴に仕込んだGPSから場所を補足し追跡、信夫が今にも大量殺人を引き起こすであろうことを見抜いた仙石は事の危険性をすぐさま把握し緊急で信夫のナイフを握る手を切断し無力化した。そうして最後に信夫の本心を確認する為に何故関係ない人を襲おうとしたのか質問したが、彼の口から出た答えは社会に対する身勝手な憎悪のみで更生の余地もない程に歪み切っており、このまま生かしておいても社会に害を与え続けるだけだと判断して銃殺した。
後に事の経緯と息子を殺めた事を報告し、東菱家は仙石の判断に関して息子を止める依頼した立場ではあるが息子を殺した仙石と久我の顔を見たくないという複雑な感情を抱き2人を追い出した。事の顛末に久我は理不尽さを感じていたところ仙石は本心ではご両親が更生を願っていた事、相手が何であってもシマを守るのが自分たちの役目である事、そして無法者だからこそ出来る事がある事を説いた。
最終的に歪み過ぎた信夫を銃殺しているものの、五十嵐からは「構わん (信夫の)両親は最悪何があってもいいと言っている」と言う言質や「何より無関係なカタギが傷つくなら選択肢がねえ」と言うエスカレートしている状況を止めるためにやった上での結果である。仙石に何一つ罪はないとまでいかないものの、信夫が本当に罪のない人間に被害を及ぼす可能性が相当高い状況だったため、仙石のした事が完全な過ちとは言い切れないのもまた事実である。実際に仙石本人も、信夫を殺めた事で東菱夫妻から怨讐の言葉を投げつけられたものの、下記のセリフにある通り最後に見せた表情は悲しさは無く、一種の宿命や哲学のように捉えている。
「虎徹、アイツは駄目だ。社会にいちゃいけねぇ」
「世の中が嫌になったのなら、一人で死ね。他人を巻き込むんじゃねぇよ」
「親父さんの態度は仕方ねぇ。どんな子供でも、殺されて恨まない親はいねぇからな」
(久我「仙石の兄貴……」)
「心の奥底では、息子が生きて、更生してくれることを願っていただろうからな。だがな虎徹、あいつが刺そうとした人間にも親がいる。そうなる前に、永遠に止められて当然だ。警察にはできねぇ。犯罪を犯すとわかっていても決めつけることなんてできねぇからな。だが俺たち無法者は、ほぼ間違いねえと思ったら殺る。精神的な障害だろうが、何だろうが関係ねぇ。街の人間に害を為すとわかったら、まだやる前でも潰す…… 起きてからじゃセンスがねぇんだ」
- 2023年2月22日の動画(佐古大和)
黒焉街発祥の全国チェーンにして京極組が守代をもらって懇意にしている「ナルミ寿司」が悪質な被害を受け、一条らが解決された。後日、五十嵐の奢りで「ナルミ寿司」で食事をしていた際、ぴえん顔で寿司を食べる佐古、泣きながら食べる黒羽根がいる中近藤の隣で隙を見てジト目で手早く彼の寿司ネタに大量のワサビを入れる悪戯をしていた。このシーンに目を奪われた視聴者は多い。
- 2023年3月17日の動画(佐古大和)
戒炎の構成員数名がカタギが多数いる黒焉街の街中で五十嵐・大園・黒羽根を襲撃する事件が発生する。五十嵐は無事だったものの、大園は入院し黒羽根に至っては意識不明の重体になってしまう。
戒炎のあまりの所業に五十嵐もとい京極組は報復に決行する事を聞いた際は海瀬と共に怒りを露わにしていた。
「ウチと喧嘩なんてセンスがない。みんな死ねば良い」
- 2023年3月27日の動画(佐古大和)
戒炎が黒焉街のすぐ隣にある貴凛町を制圧し京極組と正面からやり合おうとしている事を知って闘志を燃やした。
「やられたら1000倍で返すのが京極組……向こうのアタマを取らないとメンツが立たんすね」
警察官の娘を暴行の末に殺害された依頼者の願いを受けた伊集院の下に訪れ、加害者が京極組のシマとする黒焉街で強盗を働いた事から協力関係を結んだ。既に場所を掴んでおり、伊集院らと赴くや否や門番を始末し、敵構成員1名に相手の頭にシャンプーと硫酸をかけた上でザラザラする耐酸グローブで搔きむしると言う伊集院すら「センスがある」と感じさせる拷問をしかけた。後に構成員3名を八つ裂きにするなど大暴れした。その為、伊集院は主犯2名をあっさり拘束する事ができた。そして主犯二人は伊集院の拷問によって凄惨極まる最期を遂げた。
余談だが、担当声優である猫絵氏が伊集院シリーズに出演するのは、この回が初めてである。
「伊集院の旦那が例の事件を調べていると聞いたんで」
「センスねぇ髪型してんなぁ!」
「硫酸かけます! 湯加減どうですかぁ!? 泡立つかなぁ!?」
「おお! 泡立つじゃねぇか! 頭蓋骨まで綺麗になるなぁ!」
「見ざる! 聞かざる! 言わざるってなぁ!」
(伊集院「仙石、感謝する。私達は引き上げるぞ」)
「俺はもうちょっとシャンプーしていきますんで! お疲れ様でしたああああッ!!」
- 2023年5月31日の動画(久我虎徹)
守代と引き換えに警護している黒丸幼稚園の放火事件で久我、高砂と共に鎮火に当たったが数日後放火をしでかしたガルムという半グレ集団が火災現場で大混乱した幼児達を拉致し身代金請求するという外道極まりない金策をしていたことが発覚。ブチギレた仙石と久我はこの件を追い、まずは身代金受取をしていたチンピラを補足する。一切容赦しなくていいレベルの外道共の1人なので仙石はチンピラをフルボッコした後鼻の穴に爆竹を突っ込み脅迫、まずはチンピラの鼻を粉砕した後耳にも爆竹を突っ込みガルムのヤサを吐かせ結局耳も粉砕した。
ガルムは愚かにも身代金で女遊びをしておりヤサには雑魚しかおらずそれらを始末して仙石は久我と浪岡にヤサを地獄にする工事を指示してガルムの連中を絶望させる準備を整える。何も知らずに帰ってきたガルムはカートリッジトラップに早速引っかかり続いて銃置場を爆破され無力化される。逃げた構成員は毒蛇かバンブーウィップに殺されるという地獄絵図でボスの吉田と対峙。仙石は目潰しライト付きの銃で怯ませて前にやった濃硫酸シャンプーで攻撃。最早動けない吉田のアナルに毒蛇を挿入し抹殺した。吉田は死ぬ前に拉致った幼児達の居場所を吐いたためそこには高砂と佐古が救出に行った事で、事件は解決となった。
因みに毒蛇やバンブーウィップによる搦め手はかつて接触した拷問ソムリエである伊集院も外道相手に行った手法や攻撃手段である。
- 2023年8月14日の動画(久我虎徹)
海瀬の死を知り、「勇猛に戦う姿は自分の憧れだった」と嘆き悲しみながら葬式に参加。しかしシマで半グレが暴れているという情報を佐古から聞き高砂と一緒にバイクに2人乗りしながら暴れた半グレ相手に激怒のカチコミを仕掛けた。
しかし、この少し前に鉄火場を高砂がナビしていた際の細かいセリフを我妻に分析され葬儀会場がバレ、麻生や緋田率いる大量の半グレ達が雪崩れ込んで来る事態が発生してしまった。
- 2023年8月21日の動画(久我虎徹)
高砂と共に終盤で登場。六車・守若・犬飼の奮戦でどうにか間に合い数的不利を解消させた事で麻生らを撤退させた。地獄絵図となった会場に驚きながら久我を病院に運ぶ。
- 2023年8月25日の動画(佐古大和)
久我をおぶって御用達のヤミ医者である氷室の下へ運ぶ。佐古の調査で戒炎の傘下にして多くの半グレを束ねる下部組織の「朝流斗」の殲滅に高砂と共に動く事になる。作戦を考える中で「朝流斗」が立ちんぼ女子を利用している事を知っている高砂から女装してターゲットを誘き寄せて捕まえると言う奇策に無理矢理付き合わされる羽目になってしまう(高砂のメイクと衣装の仕立てに加え仙石の顔立ちもあってかなりの美女に仕上がった。加えて毛も殆ど剃る羽目になった)。
結果、仙石の腕っぷしやメンタルもあってあっさり「朝流斗」の構成員を捕まえる事に成功し、その首謀者が京極組の半グレ上がりの若衆である鉄刀兄弟である事を突き止め、京極組の内部情報を勝手に売って出世するというクズ過ぎる所業も判明した。後に佐古の志願で粛清に乗り出し、綿密な準備でトラックによるカチコミで「朝流斗」の構成員をほぼ全滅させる。半グレ達の処理を終えて鉄刀兄弟と向き合うが、返ってきたのは恩を仇で返す発言と死んでいった兄貴分達の侮辱であった。凄まじい怒りと殺意を見せるが、佐古の希望で鉄刀兄弟の粛清を許可・静観を行い、見事にケジメを付けた佐古に自分の肩を貸して成果を五十嵐に報告をした。
「よくわかった テメエ等(鉄刀兄弟は)京極組の汚点だ」
活躍(戒炎潜入〜)
五十嵐に自分が変装して戒炎の下部組織に潜入し成り上がる事で本隊の情報を掴む作戦を進言し、命が最優先を条件に単身で我妻らが潜むであろう本拠地の貴凛町へ単身発っていく。
後に裏の変装師レンのメイクによってクオリティの高い擬態を行い、逆転に打って出る。
レンの手によって完璧に別人と化した仙石は千田と名乗り悪刃羅という半グレに潜入。半グレなのにも関わらずキラキラしているリーダー三池と同中であると騙り三池の信頼を掴み、更に初カチコミでは配置ミスで窮地に陥る三池を助けた上ターゲットを斬り殺す活躍を見せ瞬く間に組織ナンバー3に這い上がる。そんな中戒炎との会合に緋田が参加してくると聞き三池と共に参加、緋田の高圧的で見下したような態度にイライラしながら帰り道で不意打ちを決める為に緋田の見送りをすることになる。
戒炎に武力で抑え込まれ無理矢理従わされていたためいつか反撃することを企てていた三池にはある程度好感を持っていた仙石は巻き込まないように正体を表したあと即座に逃げるように指示し三池が逃げてすぐに発砲し緋田の護衛を抹殺。避けた上に即座に臨戦態勢へと入った緋田にパワー負けするもののすぐに持ち直し戦闘となった。
京極組 狡猾プリンス VS 戒炎 戦場の申し子 表裏一体の化かし合い!!
戦場を生き抜いたキャリアを見せ付ける緋田に対し、仙石は緋田の最適解を導く速度の速さに驚きながら対応するが、素のパワーで劣っているせいで不利になってしまう。距離を詰めようとする緋田だったが、仙石は事前に仕掛けていた罠の数々や相手の特性を利用した立ち回り、更には多くの搦め手で優位に立っていく。仙石は咄嗟に硫酸を巻くも、緋田は右半分の視界を奪われながらも、状況の悪さを瞬時に把握して距離を詰めて状況を立て直す。緋田は罠がある事を前提に警戒心を高めて斬り合いに持ち込み、優位にしていこうと試みる。仙石は劣勢をアピールするようなブラフを立てるも、緋田は見切り仙石を深く切り裂き追い込んでいく。緋田は足を止めた仙石にトドメを刺さんばかりの突撃を見せる。
しかし、仙石は事前に用意していたライターと可燃ガスによる即席火炎放射を不意打ちで浴びせるのだった。それでも緋田は甚大な火傷を負いながら止まる事無く突っ込み再び流れを引き戻そうとする。互いのダメージが甚大になっていく中、仙石は正々堂々を申し出るが、緋田は罠と思い警戒を高める。
しかし、仙石の渾身の一手は超接近戦であり、あらゆる可能性を警戒したせいで僅かにできた緋田の隙を突くようにメリケンナイフで腹を貫くのだった。緋田も仙石の腹をナイフで貫き、互いにそれぞれの手を掴み合う。流れるように仙石は武器を手放し、緋田の虚を完全に突くように強烈なパンチと頭突き、そしてマウントポジションからの連続パンチを浴びせていく。数々のダメージと仙石の凄まじい連続攻撃に緋田は最早抵抗すら叶わずに地面に倒れ伏せ、自らの無自覚な過信が敗北を招いたと悟り、卑怯者と断じ続けた仙石の凄まじい底力を称えながら銃弾による致命傷を浴びせ、その命を刈り取るのだった。
仙石は勝利するも、想像以上に大きなダメージを受けてしまい動けなくなってしまうが、潜伏先の半グレ組織のリーダーである三池に担がれながらヤミ医者に運ばれるのだった。
そして、京極組と戒炎の戦争は最終局面へと流れていく。
佐古の回想シーンで登場。
「劣勢の時にはガスやガソリンを撃つのがセンス」と教え、引火爆発によって逆転のチャンスを作れると伝授した。
佐古は我妻とやり合う中で潜入していた下部組織のアジトに合ったガスタンクを撃ち抜き引火爆発を引き起こして一矢報いようとした。我妻にはダメージは与えられなかったものの、それは守若を引き合わせる時間稼ぎとなった。
守若が我妻との戦闘で加勢に向かおうとする久我と合流する。この際、緋田との戦闘で受けた傷は完治し切っていないものの、守若に加勢するであろう大量の戒炎の構成員を食い止めるために久我を同行させて必要な道具を揃える算段を取っていく。後に液体窒素ガスの入ったトレーラーを用意し、戒炎の構成員達に液体窒素ガスを久我に撒かせ、追い打ちのダイナマイトによる爆破と寒暖差でその増援を大方止めさせる。生き残った構成員が飛び掛かって来るのを返り討ちにするも、無理に動いたせいで傷が開いてしまう。それでも久我と共に生き残った構成員達の足止めに打って出る。
この動画にて、守若よりも先輩である事が判明した。また、今は亡き京極組構成員である相良の後輩である事も判明した(相良はそもそも海瀬や一条の同期であるため一条に敬語で話していた段階で確定なのだが)。
獅子王組と同盟を組む会合に参加した。
そこで獅子王組の井上月麦信仰を深めるために腕相撲対決を提案し、一回戦目は自身が井上とやり合う流れになった。一瞬だけ互角であったが、素のパワーでは井上に分があり敗北しかける。すると机を横に蹴る事で五分に持ち込ませる方法を取ったものの、何回もやるのは卑怯すぎる事や埒が明かないと言う事で、五十嵐の裁量で黒星になった。
余談
唐突に本名発覚
フルネームの判明は『ヒューマンバグ大学』×SMILE BASE CAFEで提供されるメニューで明かされた。
関連タグ
近藤新平太…同組織の良識派構成員。同じくメリケンサックを武器に戦う格闘戦のエキスパート。
高砂明夫…同組織の良識派構成員。どちらも前組長と揉めて左遷になった者同士である。
相良颯誠…同組織の良識派構成員。狡猾で卑怯な性格、舎弟にとても厳しい、相手をジワジワ痛めつけることが好きと言った点が共通している。戦争の際敵対組織のパワーファイターを卑劣な手段で倒したという点も共通している。ただし仙石は前組長と揉めて左遷されていたのに対し相良はもともと前組長の命令で老人たちをターゲットにしたリフォームを強要してボロ儲けする汚いシノギを行っていた(相良は組を思ってやったのであり決して私利私欲ではない)。また相良は天京戦争で冨樫を殺めた報復として冨樫の舎弟に殺されたのに対して仙石は前組長が死んで天京戦争後に五十嵐に呼び戻された点も異なる。
ルーク黒羽根…同組織の良識派構成員。ナルシストな性格、洞察力と観察力が優れている、刃物系の武器を装備しているといった点が共通している。ただし仙石は前組長と揉めて左遷されたのに対して黒羽根は元々前組長の指示でゲームセンターで主に絶対に景品を取れないクレーンゲームで外道のシノギを行なっていた。
南雲梗平…天羽組の武闘派狂人の1人でイケメンなナルシスト、天京戦争後に復帰した、唐突に本名がバレた、周囲にある物を利用し利点を利かした頭脳戦が得意という共通点がある。但し、仙石は前組長と揉めて左遷されたのに対し、南雲は半グレへの恐喝でムショにいたという点、舎弟へ容赦ないパワハラをする仙石に対し、南雲は滅多にパワハラをしないという点が異なる。
永瀬光一…天羽組の構成員。強烈な武闘派、組でもトップクラスの狂人、担当声優が兄弟シリーズの主人公を担当していると言うところが共通している。
半田民生…獅子王組の武闘派構成員。舎弟へ容赦ないパワハラをする点が共通、雰囲気に似通った点もあるが、こちらのパワハラは完全なる私利私欲であり任侠や仁義を重んじる眉済派を裏切った。(なお、戒炎の葬儀襲撃編にて「京極組に裏切り者が出る」と予告がなされた際、一時期仙石も裏切り者候補として名前が挙がっていたが、裏切り者でなかったどころかその裏切り者の粛正に佐古と出向いていた)