なんで弱肉強食じゃねぇんだ? 人間界は
だからこそ、戦闘は楽しいよなぁああああ!
CV:伊藤タカユキ
公式サイトでの解説
羅威刃の幹部。
以前は秋元と共に半グレ組織 破亜裂火を率いていたが、城ヶ崎にヘッドハンティングされ羅威刃へ加入。
戦闘狂と称され、戦闘力は半グレ界トップクラス。海外の軍隊に所属していた経験から様々な武器や道具の扱いに長けている。
京極組 守若冬史郎との激闘の末、ビルから転落死。
概要
巨大半グレ組織「羅威刃」の幹部。
もともとは武闘派半グレ集団破亜裂火を率いていたが、城ヶ崎によって組織ごと雇用され幹部入りを果たした。
人物
基本情報
異名 | 不沈艦の高城、戦闘狂の高城 |
---|---|
地位 | 羅威刃 幹部 |
身長 | 181㎝ |
誕生日 | 12月7日 |
メインウェポン | ナイフ、拳銃、暗器(+体術) |
好きな食べ物 | 肉類 |
経歴 | 海外の部隊(軍人兼傭兵) → 破亜裂火 トップ → 羅威刃 幹部 → 京羅戦争 |
俳優 | 森本竜馬氏 |
容姿
短い黒髪といかにも喧嘩自慢と思わせそうな強面、黒のジャージのようなセットアップに白のヘッドバンドに派手なピアスとネックレスが特徴の青年。
右目付近に傷がある。
性格
上記のセリフにある通り相当好戦的な人物であり、戦いや喧嘩を求める戦闘狂。その気質も同じチームの副将である秋元詩郎も呆れ気味なほど。
一方で自身以上の強さや狂気を感じた相手には潔く敗北や相手の要件を受け入れる度量を持っている。敵であっても戦いの中で認めた相手には態々名前を聞いておこうとしたり、決着が着きそうになる中で強敵と戦えた事に喜びや感謝を感じる事ができる等、確かな敬意を払える武人でもある。
また、仲間を平気で斬り捨てるメンバーが多い羅威刃には珍しく仲間思いであり、秋元とは前チームから組んでいた縁もあってか、戦闘中に漫才のような掛け合いをしたり彼がピンチの時は戦闘を中断してまで助けに入る等、大事な相棒と信じて疑っていない。過去に秋元が戦場を切り抜けた後は自ら手当をし、秋元の潜在能力を誰よりも認め要領よくやりたがる彼に「泥臭くやればお前は無敵だ」と太鼓判を押している。同時に秋元からも「生涯の恩人」と言い切るほどに恩義と敬慕の念を抱かれている。
見た目に反さず肉類が好みらしく城ヶ崎にすき焼きを奢ってもらった。
能力
武器はスタンダードなナイフと拳銃、過去のキャリアもあって手榴弾も用いる他練り上げられた拳から放つ強烈なパンチが特徴。使用しているナイフには5倍の威力を出せるように改良した催涙スプレーが仕込まれ、ライターの火をセットに使えば即席の火炎放射を撃つ事も可能にする。頭突きの威力も本人曰く「サイ並み」と自負するだけに凄まじく、京極組でもトップレベルの戦闘力を持つ守若冬史郎相手でも打ち負かして見せたほど。
かつては海外の軍隊に所属していた軍人上がりの実力者でその強さとポテンシャルは城ヶ崎が前々から目に掛けていたほどである。実際、城ヶ崎があえて殴り合いや力を確かめる目的のスタンスだったとはいえ、あわや城ヶ崎をノックアウトしかけるパワーと目を攻撃されても倒れるどころか大して痛がる素振りを見せないタフネスを見せ付けた。京極組屈指の実力者である海瀬もプロである事や銃を撃つタイミングがないと直感させ、戦闘中でも戦線復帰するための保険や常識では考えにくい戦術を予め用意する等、戦闘における立ち回りや駆け引きもほとんど隙が無い。
銃について詳しく銃を向けてきたマッド・カルテル構成員から一撃も喰らわず逆に早撃ちで射殺している。当然、車の前輪と後輪のタイヤを正確に撃ち抜く技量は本物で手榴弾を的確なタイミングで投げつけ相当な被害を与える等、軍隊で使う武器にも精通している。
使用した武器・道具
- 催涙スプレー搭載のナイフ
近接戦の標準装備。二刀流で用いる。威力5倍の催涙スプレーも脅威だが、そもそも高城自身のナイフ術の腕が卓越しており、敵対者を易々と斬り刻む。
- 拳銃
遠距離戦で使用。元海外軍人のキャリアもあってか、非常に正確な狙撃を行う。
- 手榴弾
攻撃の他目眩しにも使用する。海外軍人あがり由来の装備品。
- 暗器
近接戦で使用。手の指輪に刃が仕込まれており、これで殴られると頬を切り裂かれる。
- ケプラー糸
命綱として使用。
過去
- 2024年8月10日の動画(秋元詩郎)
退場から2年近く経過して、ようやく秋元との過去が明かされた。
もともと彼と秋元は外国の軍隊で傭兵をしていた時に同じチームだった。当時は戦闘力で言えば彼の方が上だったが彼は秋元のことをよく見ており、天才と評価して面倒を見ていた。その時に彼が教えた「楽観的でいい。ポジティブに物事を捉えろ。そうすりゃお前は開花する」という言葉は現在に至るまで秋元の胸に残り、後に予言通りに彼の覚醒に繋がることとなった。
「戦闘って楽しいだろ。ありゃあ男の本能なんだよ」
活躍
城ヶ崎から自身が率いる破亜裂火ごと勧誘を受け、当初は一本独鈷のスタンスを貫く事を言い切っていたものの、城ヶ崎との戦闘を経て底知れぬ強さと狂気や野望の大きさを感じて自らチーム全体で軍門に下る事を決意する。
その後はマッド・カルテル日本支部が羅威刃を使うだけ使った挙句に切り捨てられた事に憤慨する城ヶ崎の報復に東雲竜政と共に同行。東雲と共に露払いを担いターゲットは城ヶ崎によってあっさりと始末した。
その帰りに城ヶ崎や東雲と共にすき焼きを食べに行った。
「この界隈で俺らに喧嘩売る奴がまだいたのか 嬉しいじゃねえか」
「秋元決めた、羅威刃の下につくぞ 俺も根っからの悪だ、アンタの悪に惚れた。とことん暴れてやるよ」
「城ヶ崎の大将は金がある、すき焼きだな」
- 2022年9月16日の動画(久我虎徹)
城ヶ崎が大量に支配する諜報部隊が五十嵐幸光の複数ある隠れ家のひとつを炙り出し秋元と共にカチコミに動員される。舎弟の樫木が運転する五十嵐の高級車を秋元と共に銃乱射でパンクさせ更に手榴弾を投げつけ樫木を殺害。高城は海瀬将悟とタイマンで交戦。タイミングが読めない銃撃で海瀬の太腿を撃ち抜くも止まるはずがない海瀬が突っ込んでくる。流石に余裕の表情が消えたものの、高城はすかさずドスで突き刺すがサラシと腹筋を固めた海瀬を無力化し切れず、金砕棒で吹き飛ばされる。秋元が五十嵐の要請で駆け付けた一条康明によりリーチをかけられると海瀬との戦闘を中止して一条を銃撃、秋元が手榴弾を投げつけたスキにバイク2人乗りで秋元を乗せて逃走した………しかし2人はよりにもよって守若冬史郎に目をつけられてしまっていた。なお2人は気がついていない。
「かっこいいねぇ 大将守るために自分が盾になろうってか」
(秋元「惚れ惚れします 僕には理解できない」)
「理解しろよ」
「結局特攻か… 気合いは十分だが戦闘IQは低いようだ 死ね」
「今日はここまでだ… 五十嵐 お前は必ず殺す」
羅威刃 戦を愛した戦闘狂vs京極組 伝説の男の手下 弾け合う狂気
- 2022年9月28日の動画(久我虎徹)
五十嵐襲撃を終えてバイクで逃走した後は秋元を闇医者へ運び、とあるビルの屋上で城ヶ崎に海瀬と五十嵐に重傷を負わせたことを報告する。
そこへ……
守若 「ガソリン代払えコノヤロー。やっぱりお前、羅威刃だな。親父の援軍に遅れちゃったし、お前殺して誤魔化すんだぁ」
「なんだテメェは。この俺が尾行に気づかねェとは……何者だ」
そこにいたのは京極組の悪魔・守若であり、そのまま守若に向かって蹴りを放つが…
守若 「大空へ羽ばたけぇ! 鳥になるんだぁ!」
「えーい! 飛べない外道はただの外道! イン・ザ・スカーイだぁ!」
「ぐおおおおおお! クソったれェェェ!」
不意を突かれた状態も相まって、難なく避けられたうえにビルから放り投げられる。
そのまま転落死したかと思いきや……
「どこ行くんだサイコ野郎……勝手に死んだと思ってんじゃねェよ」
守若の狂気や立ち位置の悪さを考えて事前にケブラー糸を仕込んでおり、何とか落下を逃れた。体勢を立て直すや否や拳銃を駆使して応戦し、今度は刺身包丁で襲いかかってきた守若をナイフで食い止め……
「テメェはとりあえず視界なくしとけ」
守若 「うわああああ!?」
濃度を上げた催涙スプレーを守若にかけることに成功し、目潰しが成功したと思えたが……
守若「……なんちゃって。想定内だよぉ」
それを予測して事前に目を瞑っていた守若には効かず、今度は催涙スプレーとライターの即席火炎放射で守若を焼き殺そうとするものの、身体を回転させられてうまくかき消されてしまう。
その後はナイフを縦横無尽に突き出すが、守若から攻撃のリズムを掴まれて攻撃を見切られてしまい、顔面への手痛い蹴りを食らって鼻骨を折られてしまう。
「……ただの蹴りでこの俺が止まるかァァァァァァァ!」
すぐさまナイフで守若を斬り裂いて距離を取らせ、かつてない強敵である守若に向き直る。
「俺は高城蓮太郎だ。兄ちゃん、死ぬ前に名前を聞いてやる……」
守若 「ん〜俺かぁ? 俺は伝説の男・佐古の手下・守若だぁ。もし佐古が来たらお前は即死。カッコ良すぎて俺ショック死」
「わけわかんねぇんだよ! じゃあテメェの後は、その佐古ってのも殺してやる!!」
そのままナイフと刺身包丁で一進一退の攻防を繰り広げる。しかし、やはり守若には動きを見切られていたことで腹を裂かれて再び窮地に陥ってしまう。
守若「ギリギリ皮一枚で避けたぁ? でも時間の問題だぁ。“全知全能の佐古神”を馬鹿にした罰だぁ」
「この俺が正面から圧倒されるなんて初めてだぜ……死を身近に感じるねぇ……」
「だからこそ、戦闘は楽しいよなぁああああ!!」
しかし、窮地に怯えるどころかそれを楽しむかのように、内に秘めていた狂気とアドレナリンが弾け飛ぶのだった。
そこからは戦闘狂の本領を十二分に発揮し、守若に左手首を極められてもお構いなしに左手首を捨て、命を抉り取らんばかりの勢いでナイフを突き出す。
守若 「…痛ぇな。手相変わったらどうすんだこの野郎」
「今死ぬのに関係ねぇだろ!」
守若も左手を盾にナイフの一撃を止め、両者ともに超至近距離にまで肉薄すると…
「頭蓋骨叩き割ってやらァ!」
守若「いいねえ! ゴッツンコしようかぁぁあ!」
そのまま互いの意地をかけた頭突きの勝負となり、凄まじい衝撃音が響き渡るが……
守若「う……お……痛ぇ」
「俺の頭の硬さはサイ並だ」
「オラ、トドメをくれてやる」
なんと仰け反ったのは守若の方で、その隙に追い打ちとして指輪に仕込んでいた暗器つきの渾身のパンチを守若の顔面へ叩き込む。
そのまま勝負を決めにいこうとするが、同時に凄まじい速さとコントロールでナイフが飛んできた。
「うっ……!」
守若「いい思い出ないからあんまり最近使ってないけど、本気出そっかな……」
(なんだこの覇気は……もうズタボロのはずだぞ)
守若「……僕はとびきり強い蟷螂だ。捕食してやる」
守若が見せたのはかつてないほどのオーラと蟷螂拳の構え。
神原との戦いでも見せなかった守若の本気がとうとう解かれた瞬間だった。
その気迫に一瞬呑まれるも、すぐに気を取り直して渾身のパンチを繰り出す。しかし、それを弾かれたと同時に右眼と喉を潰され、攻撃も一方的に不自然な体勢で回避されてしまう。
(コイツの蟷螂拳はモノが違う。真正面からじゃ勝てねェ)
「相討ち上等ォォォ! 俺と一緒に飛ぶか守若ァァ!」
蟷螂拳には太刀打ち出来ないと判断してタックルを仕掛けるも、それも読まれていたため折られていた左手首を捻り上げられ、またしてもそのまま屋上から投げ飛ばされる。
(このバケモンが…… だが俺は死なねェ)
もう一度ケブラー糸を使って戦線復帰を試みようとする高城であったが……
守若「……お前さ、ケプラー糸使ってるでしょ」
「なっ……!」
手の内は全て守若に見切られていた。
そして……
守若「高城、お前頑張った方だじょー! 切断だんだんだんだんだんだんだんだーん!」
「あっ……」
守若の刺身包丁でケプラー糸を切断されたことで最後の命綱さえも失ってしまい、そのまま落下してしまう。
逃れられない死が迫るなか…
「なんてバケモンだよ…… 俺、あいつとやって生き残れる可能性あったのか?」
「……気持ちいいくらいねぇなあ。どう考えても死ぬしかなかった」
「最後にどうしようもない猛者と出会えて、人生悔いねェわ」
戦いに明け暮れどこまでも己の強さを追い求めた戦闘狂は、最期に守若のような凄まじい猛者と戦えたことにどこか満足げな笑みを浮かべながら、7階ビルの屋上から地面に叩きつけられてその命を散らした。
- 2022年10月5日の動画(久我虎徹)
自身の死を知った相棒である秋元が感傷に浸っている回想シーンに登場。
長年秋元と共に修羅場や戦場を潜り抜けてきただけでなく、秋元が怪我をした際は自ら手当をし、「努力をすれば俺なんかあっという間に追い抜ける」事や「泥臭く努力すればお前は無敵だ」と心から実力やポテンシャルを認めていた。
そして秋元の真の力は、自身が言っていた言葉に違わぬ強さと狂気を見せる事となったが・・・後に久我との戦いで彼の自尊心を傷つけるような発言をしたことが直接の原因となって敗北した。しかし、それでも秋元は生存しており改めてそのポテンシャルを示す事になった。
獅子王組シリーズに秋元がゲスト出演し、セリフは無いが高城の遺体も登場。回想中、面布を被せられた遺体に秋元が泣きついていた。本動画内では秋元から生涯の恩人とまで言われており、1年半以上経過した2024年8月10日に真相が明かされた。
京羅戦争で海瀬とやり合った回想シーンで登場。
「五十嵐、ここで死ねや!」
- 2023年10月20日の動画(我妻京也)
我妻がかつて城ヶ崎が同盟を結んだ後に用済みとして切り捨てたマッド・カルテル粛清に回想シーンの中で登場した。
3回目となる回想で登場。五十嵐を銃撃するシーンの新規カットが公開された。偶然にも同じく守若に負けた神原もこの日再登場(あちらは本人との戦いのシーン)。
「どけぇ、海瀬!」
SNS上でも、「回想シーンでも再登場は嬉しい」旨のコメントが散見され、悪役ながら根強い人気があるのは見て取れた。なお、羅威刃の一定期間以上前に死んだメンバーが回想で再登場するのは稲村、城ヶ崎、設楽、小湊、神原を含めて6人目である。
余談
登場した時期と出番の短さの都合上、城ヶ崎政権時までに登場していた羅威刃の幹部10人の中で個別のグッズが販売されていない3名のうちの1人であったが(他の2名は菊川と稲村)、京羅・京炎戦争カフェでアクリルスタンドとアクリルキーホルダーとポスターが晴れて販売されることとなった。
登場してからは相棒である秋元より早く死亡退場したものの、敗死に追いやった守若が後の京炎戦争による遊馬大介戦から高城の評価や戦闘力の高さが再度上昇傾向で再認識するようなコメントがSNS上で見せるようにもなっている。回想シーンでも少しだけ登場した際にはそれを嬉しく思う視聴者も少なからずいる。
また、その仲間想いな人柄と京極組最強戦力と名高い守若冬史郎を追い詰めた戦闘力からか、今までに登場した半グレの中でもトップクラスの人気を誇る。
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関連タグ
戦闘狂 騎士道精神 武人肌 熱血漢 バーサーカー 理想の上司 ダークヒーロー
秋元詩郎 - 羅威刃幹部。羅威刃移籍前は破亜裂火のNo.2であり、その頃から高城の相棒として活動していた。前述したように高城のことを「生涯の恩人」と信じるほどに敬慕の念を抱いているが、詳細は不明。皮肉なことにも、高城の死が潜在能力を覚醒させるキッカケとなった。
東雲竜政 - 羅威刃幹部(京羅戦争後は3代目トップに就任)で、羅威刃幹部の中では高城と同様に数少ない仲間想いな人物。秋元詩郎と相棒と言っても差し支えないくらい親密な関係性を築いている点も共通している。
遊馬大介 - 戒炎幹部の剣豪。京炎戦争にて守若と戦闘になったのだが、高城と異なりアッサリと倒されてしまった。
則本克哉 - 高城と同じく、格闘の達人で誇り高き武人。こちらは生存しており再登場を望む声が上がっている。