痛えなコラ 俺じゃなかったら死んでたぞ
概要
「骨が粉になるまで砕きまーす! ヒャーッヒャッヒャッヒャァッ!!」
「死ぬんだ! 面白れェなァ! ヒャヒャヒャ! 打ってみろォ!!」
YouTubeチャンネル「ヒューマンバグ大学」で紅林二郎を主役としたシリーズで初登場した極道組織京極組の武闘派の中堅構成員。京極組の武闘派・久我虎徹にはレギュラーメンバーの1人として登場する。金砕棒を得物としている事から「金砕棒の海瀬」の異名を取る。誕生日は8月3日
人物
容姿
ツーブロックの白髪にコワモテな悪人ヅラ。瞳の色はグレー。左眉には切り傷がある。右耳にスイングピアス。黒いシャツの上から緑のジャケットを着用しており、下半身は白いズボンに黒い革靴である。
相良を呼び捨てしていたことから、相良より上の立場か同期であると思われるが、一方で35歳の六車とタメで話す高砂は兄貴分であり、30歳の二階堂よりも年齢は下でありアラサーと推測される。
身長は180センチ。
性格
京極組の外道構成員の例に漏れず極めて卑劣な性格で、悪徳医師と結託して健康な患者を騙して必要ない手術をして金を巻き上げるという悪質極まりないシノギを行っていた。若頭の五十嵐や若手の久我といった良識ある極道を小馬鹿にしているような舐めた態度も目立ち、それ故久我からは内心「馬鹿」呼ばわりされ一条にも冷たい目で見られている。
……と思われていたが後に実は前々からあくどいシノギには辟易していた事、病院でのシノギは元々組長からの指示で行っていた事が明らかになった(それを裏付けるかのように、浮浪者から全ての血を抜くという殺人を前提にした非道な金稼ぎのやり方を苦い顔をしながら「エゲツねぇな」と評価している)。
かなり早い段階で汚いシノギは一切やめており、本心ではそれまでの行いを反省していたが意地を張り合って生きる極道の性質と彼自身の素直ではない性格から和解が出来なかったらしい。
その為海瀬の事を見下していたと思われていた久我も実際は「元々悪い人じゃない」という評価をしていた。
また話数が進むと久我に「土下座しろ」と命令したにもかかわらず彼が実行すると「本当にやるとは思わなかった」と焦っていたり、敬語を使う久我に困惑して「キモイな!」と気味悪がったり、言動を逆手にとられてからかわれたりと久我のペースに乗せられてコミカルなやり取りやリアクションを見せる等、どこか憎めない人物として描かれるようになった。今では久我と顔を合せた際もコミュニケーションを取るようになるくらいの仲になり、偽札事件の解決のために謹慎を解かれた刺身包丁の守若とカチコミに行く際は、守若の恐ろしさを丁寧に教えたり、久我が傷を負って帰ってきた際もぶっきらぼうながらに心配する等、険悪さはほぼ改善されている。
「崖があったら基本落ちると決まってんのか俺は」とボヤく程の不幸体質でもあり、そのせいか「朝、黒猫が目の前を横切って不吉だから帰っていい?」と言うなど、不吉の前兆に関して妙に迷信深い一面もある。時々だが、食事にありつこうとする時に呼び出しを受けた際は仕方ない意味も込めて食べようとした物を持ち込みながら駆け付ける事もある。
何故か彼は0から数えることを好んでいるのか、金砕棒を当てる数が1回増えている。
他にも紅林と再会した際は、外道から良識派に舞い戻っており、戦闘能力が増大していた。その為、元から私利私欲で戦うよりも他者の為に戦う方が力を発揮しやすいのだろう。カタギの人物の哀しい過去や経緯を聞いた時はもらい泣きする等、感受性も強い一面もある。
改心後は久我曰く「厳しく見えるが本来はめちゃくそに良い男」である。
戦闘時には後述する圧倒的な耐久力への絶対の自信と喧嘩において絶対に身を引かない執念深さを発揮し、たとえ打ちのめされたとしても反撃を浴びせる程の根性を発揮する、実力者に相応しい強靭な精神力の持ち主。
戦闘では武闘派狂人らしく、特徴的なセリフを吐きながら敵対者を血祭りに上げるが、彼の場合は「骨を折る」「骨折」「骨を砕く」またはそれに類する言葉である。数は0から数えることが多くカウントよりも1多い攻撃をぶちかまし攻撃された相手に突っ込まれることがある。
それに加えて組を思う気持ちが強いため相手が誰であろうと敵対者を恐れることはない。
天京戦争において日下が暗殺されてしまった際には「天羽の首をとらにゃ天秤が合わねぇな」と静かな怒りと異次元の戦力を前にしても全く折れることの無い戦意を顕にしていた。
能力
タフネスモンスター
「類をみない化け物」と呼ばれる男。
彼の最大の強みはその異常なまでの「打たれ強さ」である。
打たれ強い人物なら紅林や流川隆雄、冨樫宗司がいるが海瀬のそれは彼等とは一線を画する。
作中だけでも
・頭部に木刀や鉄パイプで思いっ切り面を受けても逆にへし折れる。
・時速100kmの自動車に追突されても無傷な上に平然としていられる。
・あの紅林が全力で放ったパンチが直撃してもほぼ無傷で済ます(紅林曰くパンチを耐えられたのは人生で初めてとの事)。
・「落ちたら死ぬ」レベルで高い崖に猛スピードで投げ出されて滑落しても擦り傷程度で済ませてしまう。
・凄まじい頑強さを持つ紅林ですら肋骨が折れる程のダメージを負った鉄球砲の一撃を、頭部にモロに喰らっても怯むどころか平然としておりろくなダメージは見られなかった。
・中国武術からの金的を受けても気合で耐えきり、体にめり込むほどの金的をやり返す。
・サラシを巻いていたとは言え、固めた腹筋だけでプロ軍人のナイフ刺しを受けても致命傷にならない。
....等、凄まじい頑強さを披露した。まさに異次元すぎる頑強さの持ち主である。
特に車の追突を無傷で済ませた事に関しては、同じように猛スピードの車に追突された久我、冨樫が致命傷クラスの重症を負っていたことから、完全に無傷だった海瀬がいかに馬鹿げたタフネスをしているのかが分かる(一応、冨樫を轢いた車は軍用車のような大型車両だったことを考慮する必要はあるが)。
特に紅林と再会した際は、巨大鉄球を2回も喰らいその上崖から落ち、戦線復帰してすぐに頭に鉄球砲をまともに受けても倒れるどころか見事に返り討ちにして足軽に帰路に着くと言う、回を追う毎に頑強さとタフネスに磨きがかかってすらいる。
久我から度々その頑強さを心から驚嘆するセリフを言わせており、どうすればそこまで頑丈になるかと言われた際は本人曰く、「ゆで卵(正確にはゆで卵等のタンパク質)だよ」と返している。
戦闘力
素手の喧嘩のセンスも抜群であり常軌を逸したスピードと反射神経を持つ久我の顔面にパンチを当てたり(久我にクリーンヒットを当てる事が出来たのは彼が初である)、一撃で相手を一回転する勢いで吹っ飛ばし意識を沈める程のパンチを放つ、相手の腹まで陥没する最早金的と言っていいかわからない程に凄まじい金的を繰り出すといった芸当も披露した。
戦闘では前述のタフネスぶりで相手の攻撃をものともせず、その怪力で得物の金砕棒を振り回して敵を徹底的に破壊する。そのため「金砕棒の海瀬」の異名を取る。
成人男性二人をそれぞれ片腕で持ち上げる程の怪力の持ち主で、巨大な金砕棒を軽々と片手で扱い、本編では高く飛び上がりながら金砕棒を振り回すという常軌を逸した挙動も見せる。
そのスピードは紅林をして「速い」「ほぼ見えない」というレベルであり、卓越した腕前であることが窺える。
威力も一撃でも頭部に喰らわせれば頭蓋骨を粉々に破壊できるという即死レベルのモノ。
久我もこれは流石にマズイと判断したのか、相良と戦った時には特殊警棒を使わせていたのに対し、海瀬と戦った時は自ら武器なしの殴り合いを申し込んでいた。
また、戦闘における状況判断能力も優れており、カーチェイス中にトラックの荷台にいた相手が銃を抜くそぶりを見るや否や、いち早く反応し久我と野島の二人を無理やり伏せさせる事で銃撃を回避させた(海瀬がいなければ2人とも射殺されていた。)
意外な事に銃器の扱いにも長けており、海上戦ではロケットランチャーを持ち込み、敵船に狂いなく当てるほどのコントロールを披露した事もある。なお、舎弟二人諸共の銃弾回避はこの海上戦でもされている。
まとめると桁違いのパワーとスピード、そして最強の耐久力を持った京極組組屈指の超戦力と言える。喧嘩においては全く隙の無い強さを誇っているが、不幸体質ゆえに修羅場では真っ先に事故に巻き込まれて強制退場させられるのが玉に瑕である。それでも化け物じみた耐久力で致命傷に至らないため、すぐに戦場に復帰するのでやはり非常に頼りになる戦力である。
その実力から公式からは一条康明と並んで、「京極組の中でも最強戦力」である事が明言された。
久我からは「京極組の建て直しのためには絶対に必要な人物」、天羽組との抗争が始まってからは「絶対に外せない戦力」としてなんと人生で初めての土下座をしてまで彼と友好関係を築こうとしていた。
本来プライドの塊と評される久我がそのプライドをかなぐり捨てた上、天羽組が異次元の実力を持つ事を知っている上でそれと戦う為に海瀬は必須であると内心強く思っていた事から久我が他のどの組員よりも高く海瀬を評価しているか分かる。
また、紅林も殺し屋ジェイクとの戦闘前に今まで戦ってきた猛者達5人を思い浮かべた際、久我、一条、野田、藤宮と共に彼の顔を浮かべていた。
久我は因縁のライバル、一条は異次元の実力を持った京極組の最強戦力、野田は天羽組の中でも指折りの実力者、藤宮は(卑怯な手を使ったとはいえ)一条が来なければ紅林を殺せていたほど追い詰めた強敵である等、この際思い浮かべていた5人は紅林の中で特に印象に残っている者達であると推測される。
つまり紅林にとって海瀬は上で挙げた歴戦の猛者達と同等以上の脅威だったのであろう。
作中では紅林に倒されたり、久我に圧倒されていた為、彼等や他の極道達よりは劣るとする声もある。
しかし紅林が海瀬を倒した際はアドレナリンマックス(髪に金色のメッシュが入った)状態であった上、怒りでリミッターが外れた状態で放った「耐えられる者は存在しない」程のパンチであった。(因みにそのパンチで暫くダウンしていたが警察が来る前にはその場から逃走している)
アドレナリンマックス状態のパンチを耐えた人間には須永、龍本がいるが須永を殴った時は事前の戦闘で足元すらおぼつかない状態であり、龍本を殴った時は既に主犯格を倒していた為、それほどの怒りはこもっていなかったりと、明らかに海瀬戦の時ほどの威力では無かった。
さらに久我に圧倒された際は殺し合いではない単なる喧嘩だった上、お互い武器を持っていない状態であった為、これだけで戦闘力を判断するのは不可能である。
また、いくら頑丈でも銃弾や刃物には耐えられないのでは無いかという声もあるが、西園寺や須永のように腹部に銃弾を受けても耐えていた者や小峠や久我のように刀やドスで切られても戦闘を続行できる者もいる為
彼等以上の防御力を持つ海瀬なら銃弾や刃物にすら耐えられたとしても何らおかしくはない。
これらの事から、上記の評価は過小評価と言わざるをえないであろう。
使用した武器
金砕棒
「イソギンチャクになっとけえええ!!」
異名の通り、海瀬の代名詞である武器。
ロケットランチャー
「もー怒った!! こうなりゃ海瀬の秘密兵器じゃあ!!」
海上での戦闘に使用。本人曰く秘密兵器。
拳銃(チャカ)
「頭おかしいんかクソガキ! 死んどけコラァァァ!!」
お馴染みの武器。海瀬の場合敵が射撃してきた時のカウンターに使うことが多い。
活躍
- 2021年12月6日付の動画(紅林二郎)
紅林がK病院でバイトをしている最中に患者が不衛生なことや、訪問診療に同行した際、訪問先が生活保護者ばかりであり、やけに手術を強要したりと違和感を感じていた。更に病院の屋上では患者数名が院長の進めで「ワッハッハ療法」という毎日15分太陽に向かって笑い続けるという治療法を行っていた。紅林は半信半疑ながらも、院長は慈善で行っているものだと思っていた。…はずだが、その日の帰り道に、海瀬と医院長がワッハッハ療法を観て大爆笑をしている姿を見たと同時にワッハッハ療法は完全なウソの治療法であることが分かった。また、実は院長は健康な患者を騙して必要のない手術をしており、さらに生活保護者の医療費は全て行政が負担する制度を悪用して、手術代と入院費を行政に請求して荒稼ぎをするなど、慈善の欠片もない悪徳医師だったのだ。だがさすがにそろそろ潮時だと察したのか、院長は来月に売り上げが3億に達すると同時に雲隠れして、他の場所で同様の不正医療を再開しようと企てていた。
その後紅林が突撃するはずだったが、同行していた先輩「藤野」が義憤に駆られて先に突撃して院長に詰め寄るが、藤野は海瀬に頭を叩きこまれ、重傷を負ってしまう。その後堪忍袋の緒が切れた紅林は例のごとく全力パンチをお見舞いした。
…はずだが、前述の通り彼は異様に頑強で、紅林の全力パンチすら耐え抜いてしまう。
その後はさらに金砕棒で紅林の頭を殴打し、これまでに無い大ピンチへと陥れる。
しかし、史上最大の怒りで上昇したアドレナリンによりリミッターが振り切れ、別次元の威力となったパンチには耐えられず、顔面が陥没し気絶した。
その後、院長は逮捕されたが、海瀬はうまく逃げ去っていた。また、藤野は奇跡的に一命を取り留めた。
「あぁん? 聞いちまったのか? ガキ共…」
「院長。死体は二体……処理はいつも通り頼むわ……」
「素人にしちゃあ、いいパンチじゃねぇか……」
「さァ、残虐ショー再開! 無能な脳みそ出てこいやァ!」
- 2022年1月7日付の動画(久我虎徹)
カシラから組長の車が盗まれた報告をした後に海瀬が久我に調査を押し付けてきたが、久我は承認せず舐めた口をきき、それにブチギレた海瀬が久我と殴り合いをした。スピードを活かした久我には一方的に滅多打ちにされてしまい顔面にダメージを負うも、気合の一発を見舞った。
その後久我から特殊警棒の相良と同じように、クソみたいなシノギはやめてくれと懇願されたが、相良と全く同じく久我からの指示を聞くことはなく考えを改めることはなかった。そしてこの戦闘以降関係がさらに最悪になり、二度と口を利くなと告げていたらしい。
「久我ァ、お前がやれや? 組の役に立てて嬉しいだろう…?」
「誰に口を利いてんだ? ブチ殺すぞコラ!」
「上等じゃあクソガキ! 表出ろ!」
「うるせぇ! テメェの指示なんて聞くかよ!」
- 3月26日付の動画(久我虎徹)
「あぁん!? 二度と話しかけんなって言っただろうが久我ァ!」
「あぁん? まずは頭を地面にこすりつけて詫びろ! あとぉ……あれだ。海瀬様って呼べ」
「アホ! 何してんだ!? 立てよ! やらねえと思って言ったんだよ!」
「どうもー! クソを掃除しに来た街の掃除屋です!!」
「へっ! テメェには負けるわ。相良も改心するしよ。俺も下らねぇシノギには辟易してたからな」
- 4月11日付の動画(久我虎徹)
「虎徹〜、今日黒猫が横切ったんだよ。勘弁して……」
「頭おかしいんかクソガキ! 死んどけコラァァァ!」
「クソがああああ! やっぱり黒猫かァァァァ!!」
(村田から何故生きていると聞かれ)「あぁん? 崖から落ちたくらいで極道が死ぬかァッ!」
「ボケがァ! 滑落如きで死ぬかァ! 気合いでなんとかなるに決まってるだろうが!」
(久我「一緒にせんで欲しいな……」 野島「はい。僕なら見事に死ぬと思います……」)
- 5月16日付の動画(久我虎徹)
久我が傷を負って帰ってきた際もぶっきらぼうながらに心配していた。
- 5月20日付の動画(久我虎徹)
「ようこそ、骨折祭りへ。一人30箇所折ってやるよ」
「クソガキ、テメェらのヤサを言え…… じゃねえとまずは右脚を5箇所折る」
(ファントマ構成員「な、仲間は売れない……」)
「0、1、2、3、4、5!」
「骨オリオリオリオー!」
(ファントマ構成員「ザイル!」)
「ボキボキボキボキ! 簿記2級!」
(ファントマ構成員「税理士!」)
- 2022年6月3日付の動画(久我虎徹)
「今カップ麺にお湯入れたところだぞ? 一人で行ってくれよぉ」
「カップ麺パワーで頭突きじゃぁ!」
(シマ荒らし「ニッシン‼」)
- 6月4日付の動画(小峠華太)
「アンタみてぇなクソは京極にいらねぇんだよ……」
- 6月17日付の動画(紅林二郎)
すると不意に巨大な鉄球をレストランの従業員数名と共に喰らってしまう。そんな中で海瀬は何事も無かったかのように立ち上がるも、再び巨大鉄球を喰らってしまった挙句に崖から転落してしまう。
それでも、紅林が羅威刃の「鉄球ブラザーズ」と交戦している中で復帰・乱入する。紅林でさえ戦慄する鉄球砲を頭に食らったにもかかわらず全く動じず、平然と返り討ちにして見せた。
再び紅林と会話した際はかつての非礼を詫び、「また勝負しよう」と言ってその場を去った。同時に紅林は仁義に目覚めた海瀬は本当に強い事に驚きつつも心から更生を喜んでいた。
「やっぱり朝に靴紐が切れたからダァァァァァ!」
「崖があったら基本落ちるって決まってんのか俺は……」
「お前、骨ある? 一旦全部折るわ」
「軟体動物にしたらあああ! イソギンチャクになっとけやあああああ!」
「紅林、あん時は悪かったな。詫びと言っちゃあなんだが、救急車呼んどくわ」
(紅林「海瀬……」)
「だが、今の俺は強ぇぞぉ。仁義の為に戦うからな。いつかまた勝負しようや」
活躍(京羅戦争激化以降)
- 7月23日付の動画(久我虎徹)
京極組の大きなアガリの一つである綾波町のナマコ漁が密漁によって窮地に立たされている事を知り、久我や野島と共に粛清に乗り出す。この際、「北枕で寝てしまったので帰っていい?」と可笑しなジョークを言っていた。
その後はターゲットの半グレ集団「九羅剣」を発見し、海上での銃撃戦と慣れないシチュエーションに加え数的不利もあって防戦一方だったが、本人曰く「秘密兵器」としてロケットランチャーを取り出す。
大型銃器を正確にターゲットの船に当てると言う普段の粗暴な振る舞いに似合わぬ正確さと用意周到さを見せた。白兵戦に持ち込んだ後は雑魚数人を始末した後に敵のボスと対峙。
鍔迫り合いになる中で相手の金的攻撃を受けてしまい、流石に膝を尽きそうになったが精神力でこれを凌駕する。お返しに浴びせた際は股間どころか腹部までめり込む勢いで浴びせると言う最早金的と呼んでいいかすら分からないパワーで倒した。
「もー怒った! こうなりゃ海瀬の秘密兵器じゃああ!」
「全員海の藻屑になれやぁぁ! ロケットラン、ちゃ〜」
「一瞬で三人潰したらあああ! ゼロ! イチ、ニー、サーン!!」
(九羅剣構成員A「スタート、0から数えてるゥゥゥ!」 九羅剣構成員B「結局四人!」)
「舐めんなぁあ! 本場の金的見せてやらああ! つぶれとけええ! 本場の金的は1発で潰すんじゃああ!」
- 9月16日付の動画(久我虎徹)
「クソったれぇ!ローに入れろ! ベタ踏みしろぉおお!」
(樫木「うわぁあああ!」)
「これくらい問題ありません…… モーニングルーティーンみたいなモンです」
(五十嵐 「そんなルーティーン無ぇ!」)
「やかましい! 頭と心臓さえ撃たれなきゃ俺は死なねえんだよおお!」
「サラシを巻いて腹筋を固めた俺を舐めんな……」
(高城「な!? 深く入らない!」)
「クソがぁあああ! 外道共がぁ! 樫木をよくもやってくれたなああああ!」
- 10月5日付の動画(久我虎徹)
「ちょ、ちょっと待て。全く理解が出来んぞ?」
- 10月21日付の動画(久我虎徹)
「幹部の居場所を言え。脚の関節、もう10箇所増やすかぁ?」
- 11月15日付の動画(久我虎徹)
蛇咬と言う強盗集団に妻と娘が襲われ凌辱や殺害をされた依頼者が黒焉街で情報を売る詐欺に遭って暴行を受けている所に現れて加害者の脚を折った。勿論、「脚三ヵ所折る」と言いながらゼロから数えたので実質4ヶ所折った。
その後は京羅戦争の終結で羅威刃の空中分解で半グレ集団が蔓延っているから危ないと言うも、依頼者は海瀬の奥に眠る優しさを感じて縋り事情を打ち明けた。その後は事情を知ってもらい泣きした後に久我もとい京極組御用達の情報屋である風谷を紹介した。この際風谷から「海瀬の旦那」と言われている事から久我と同じく旧知の仲か個人的にも懇意にしている事が明らかになった。
海瀬が罪人発覚の突破口を開いた事で蛇咬は壊滅、事件を起こしたメンバー2人は伊集院特製鍋を食わされ毒殺された。
「お前らか…… この黒焉街で金を騙し取ってるクソは……」
「お前ら二人とも、脚3箇所折っとくわ。0、1、2、3!」
(半グレA「ぎゃああああああ!」)
「0、1、2、3!」
(半グレB「0から数えたら4箇所ォォ!」)
「俺は京極組の海瀬ってんだ。おっさん何してるのか知らねぇが、今の黒焉街はやめとけ。羅威刃ってのが潰れて、無法地帯なんだよ」
(風谷に客人はそいつかと問われ)「ああ、奥さんと娘さんを、殺されたんだってよ。話聞いて泣いちまったわ」
- 12月27日の動画(久我虎徹)
- 2023年1月7日の動画(久我虎徹)
最初は人材難が改善すると喜んだものの、新入りにしては余りにも軽薄で世間知らずな振る舞いに一瞬で呆れ、海瀬は久我と面倒を押し付け合う。
一方、ファンを食い物にする悪辣な営業活動で問題視されている黒焉街の地下メンズアイドルグループ「アヌビス」(実体は羅威刃の残党である半グレ集団「亜怒似巣」)の粛清の為、海瀬は久我と共に花沢を連れてカチコミに行く。
海瀬はいつも通り凄まじい強さと打たれ強さを見せるが、花沢が極道の覚悟も無く怖気付いて棒立ちでいる事を咎め、頭突きを喰らわせた上で“鉄火場に来たならやる以外の選択肢は無い。やらなければ自分が殺す”と凄んで突撃させる。花沢は失禁しながらもヤケクソでドスを持って突っ込むがあっさり躱される。ギリギリで根性を見せた事を海瀬は認め、半グレ集団のボスをぶちのめした。
放心状態の花沢に対し、今まで親に頼り切りで甘ったれていた事を指摘。“どんなに逞しい親でも歳を重ねれば弱っていく。それまでに子供が力を付け、逆に親に頼られるようにならなくてはいけない”と喝を入れ、今がどん底ならば今後は上がるしかないから意外と良いのだと諭す。失禁については自分も下っ端の頃にした事があるとフォローを入れていた。その後花沢は何も言葉を発する事なくとぼとぼと帰っていった。その消沈した様子に、きつく言い過ぎたせいで心折れて辞めてしまうかもしれないと久我と共に危惧していた。
しかし翌日花沢は最初と変わらぬ溌溂とした無邪気さで出てきて、海瀬の叱咤をありがたく受け止めており、飲みに誘って失禁経験談を聞きたいと爽やかに笑っていた。
「虎徹ぅ~。全面的に任せるぞぉ」
「ウチのシマを荒らしたゴミは死ぬんだわ……」
「鉄パイプでこの海瀬将悟が殺れるかぁ!」
「いいか? テメエは親に見放されてここに来た。 ウチでダメなら破滅しかねえんだよ」
「鉄火場に来たならやれ。 じゃねぇと俺が殺しちまうぞ」
「早く突っ込めや。鉄火場に事前相談なんてねえんだよ。それとも俺にブチ殺されてぇのか?」
「よーし突っ込んだなら許してやる」
「今まで親のスネかじってぬくぬく育ってきたんだろ? クソガキ。 でもなぁ、どんな逞しい親でもな年を取ったら必ず力を失っていくんだ。 それまでに子供が力を付けて逆に親に頼られるようにならなきゃならねえんだ。 今回テメエの親が困った時何ができたんだ? お前が稼ぐくらいの気概がねえのか馬鹿野郎! あとなドン底ってのは上がるしかねえから意外と良いんだよ。 俺もぺーぺーの時失禁したことがあるわ! こっからだボケぇ!」
「やり過ぎたなぁ。やめると思う。五十嵐の親父に何て言おうかなぁ……」
- 2023年1月14日の動画(久我虎徹)
「はぁ!? 今ピザが届いたところだぞ! 見ろぉ! こんなトロけてる!」
久我「ダメです! 持ってきてください」
「ピザピザピザピザピザピザここはぁあ!」
半グレ「ヒザぁあああ!」
「ヒジだろぉおおお!」
- 2023年3月17日の動画(佐古大和)
戒炎のあまりの所業に五十嵐もとい京極組は報復に決行する事を聞いた際は怒りを露わにしていた。
「戒炎だか叙々苑だか知らんが食ったるわ」
- 2023年3月27日の動画(佐古大和)
「その位置ならバチバチですね 望むところですが」
余談
タフネスの小ネタ
- 後に久我も車に轢かれてしまい、(複数人の不良に鉄パイプで袋叩きにされた事もあってか)肋骨は3本折れ、内臓にダメージを受けてしまい、2週間程度は絶対安静する羽目となった(怒りで無理矢理動いたが)。この事から、この海瀬のタフさが余りにも飛び抜けていたことを改めて知らしめる事となった。公式でもTwitterで海瀬の凄まじい耐久力を言及している。
- 因みに本人いわく、このタフネスの源は紅林と同じくゆで卵であるらしい。(公式からは河内組の龍本もゆで卵を食べている可能性が示唆されている)ヒューマンバグ世界ではゆで卵を食べればタフネスが化け物級になるとでも言うのだろうか……
下郎時代
- 当初は仁義外れの構成員である海瀬だが、同じく仁義外れであった特殊警棒の相良はある出来事を機に改心しており、一部から改心を期待している声が挙がっている。実際に3月26日の動画で叶う事となった。
- 病院で外道なシノギをしていた頃、カタギである紅林やその先輩の藤野を死ぬ寸前までボコボコにしていた事から久我の「元々悪い人じゃない」という評価には少し疑問が残るが、本来なら一撃喰らえば即死であろう彼の金砕棒による一撃を頭部に喰らったにもかかわらず、藤野は死ぬ事はなかった上に、紅林と戦った時も2回ともわざとパンチを受けたり、最初から頭部を狙わなかったりとかなり手加減をしているように見える事から飽くまで推測に過ぎないが2人を本気で殺す気はなかった可能性も存在する。「死体の処理はいつも通り頼む」と院長に指示していたが、毎回事実がバレていてその度に始末していたとは考え辛い為、普段から敵対組織の死体の処理を院長に任させていたのでその事を指して「いつも通り」と言ったと解釈する事もできる。
- 現時点で今も尚ほとんどの主要キャラが明かされてる中、国生、近藤と並んでフルネームが未だに明かされていなかったが、2022年9月3日に「海瀬将悟」と判明した。2022年10月5日には国生のフルネームも「国生英明」と判明したものの、同時に国生が命を落とす事になると言う、余りにも皮肉で悲しい結末だった。
関連タグ
ヒューマンバグ大学 京極組 京極組良識派の構成員
京極組の天才・久我虎徹 元ヤンフリーター・紅林二郎
暴力団 ヤクザ 金砕棒 死亡フラグクラッシャー 生存フラグ 怪物
須永陽咲也…京極組と同じく武闘派ヤクザである天羽組に所属する武闘派狂人極道。彼は傷を負っても標的を絶対に見逃さず、海瀬と同じような生命力を持つ(彼の場合超スピードで急所を避けているのだが)。ちなみに海瀬の妙に迷信深い部分に対し、彼も星占いという一種の迷信を信じているため、この点においても共通項が見られる。また、最近では須永と海瀬共にギャグ要素が増えているという点でも共通項が見られる。
白武利光…同組織の仁義外れ構成員。武器を使って骨折させることを得意とする点、両者とも当初は仁義外れであった点は共通していたが決定的な違いとして海瀬は改心して久我と共に行動したのに対し、白武は骨の髄まで腐りきっていたため、改心することなく天羽組の永瀬光一に殺されている。戦闘力についても京極組の中で最高戦力と称される海瀬と比較して、白武は武闘派の中では取るに足らない実力しかないとと見受けられる。
犬飼鷹四郎…同組織の構成員で、元半グレという経歴を持つ。彼の使用武器はスレッジハンマーであるが、「軟体動物にする」という点で共通点が見られる。
小峠華太…京極組と比肩する組織、天羽組に所属する構成員。海瀬と小峠は組織の中で中堅、武闘派で、急襲に逢い可愛がっていた舎弟が爆死する所を見た、舎弟に対しては厳しい教育をするが良い男という点が共通している。
金鳳智…CODE-ELに所属する一流暗殺者。「骨を折る」というフレーズを発しながら骨折させる点、涙もろい点が共通している。一方で、海瀬は車で轢かれていることに対し金鳳は車で轢くという違いがある。
ステラ・ヴァーミリオン…落第騎士の英雄譚のヒロイン兼もう一人の主人公。パワー、防御力、スピード、全て兼ね備えた圧倒的フィジカル、高い戦闘センス、武術の使い手、意地っ張り、コメディ要員、所属組織の最高戦力など、共通点が多い。
京極組仁義外れの構成員 外道:改心前の彼。そもそも最初から根っからの外道というわけではなかったことも判明。