曖昧さ回避
漫画家についてはひらがな表記の「ゆでたまご」の項を参照されたし。
概要
ゆで卵とは、卵をお湯でゆでるだけで作る事ができるお手軽卵料理。
とはいえ、うまく作らないと好みの固さにならなかったり、黄身が寄ってしまったりと微妙な失敗もある。
一般的な作り方
- あらかじめ、卵は室温に戻しておく。また気室側に画鋲などで穴をあけておくとよい。
- 適当な大きさの鍋に、卵が浸る程度の量の湯を沸かす。
- 湯が沸騰したら、室温の卵を静かに入れる。
- 菜箸などで静かに転がしながら必要な時間ゆでる。一般的に必要な時間は、半熟であれば6分間程度、固ゆでであれば10分間程度とされる。
- ゆで上がったら、玉杓子などで湯から取り上げ、冷水(氷水であればなおよい)にさらしてよく冷やす。
- 必要に応じて殻をむく。
利用
そのまま、あるいは塩などで軽く調味して喫食する事ができる。
つるりとした白身とほくほくした黄身の対比を楽しむ事ができる美味である。
また、卵そのものがそうであるように、ゆで卵も数多くの料理の具材として使用する事ができる。
野菜類などと一緒に醤油味のだし汁で煮込んだおでんのゆで卵(多くの場合、このように具材と煮込んだゆで卵は「煮卵」と呼ばれる)は、汁の味と他の具材の味が染み込んでおり、おでんの具材としては人気が高い。専用のスープで調味したゆで卵はラーメンのトッピングの定番である。ハンバーグ種で丸ごと包み込み、パン粉を付けてフライにしたものはスコッチエッグと呼ばれる。
そのほか、砕いてマヨネーズや少々のスパイスと和えたものは卵サラダと呼ばれ、サンドイッチ等の具材や洋食の付け合わせによく利用される。
キユーピーは調味液が入った袋ごとゆで卵を手で揉んで砕く事で出来たて、好みの砕け具合の卵サラダを楽しむ事ができるキットを販売している。
電子レンジについて
ゆで卵に限らず、電子レンジで卵を温めてはならない。黄身に含まれる水分が水蒸気爆発を起こし、破裂する事故が発生するためである。
電子レンジ内で破裂しなくとも、殻をむく際や喫食する際に破裂する事があり、火傷等の怪我をする虞があり危険である(爆発寸前の卵は「爆発卵」と呼ばれる)。
電子レンジで作成したい場合は、電子レンジ調理用の専用の器(マイクロ波が卵に直接当たらないようになっている)があるため、これを使用する事で破裂事故を防ぐ事ができる。