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野田一

のだはじめ

野田ーとは、フィクション漫画系YouTubeチャンネル『ヒューマンバグ大学』の動画に登場する、天羽組の若頭。
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無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄野田ァーッ!

CV:畑耕平

演:碕理⼈(舞台「華の天羽組-天京戦争編-」)

公式サイトでの解説な野田編集

世界で唯一アイスピックをメイン武器に戦う混じりっ気無しの狂人兄貴。

非常に狡猾で、勝つための卑怯を徹底的に追求する姿はもはや清々しいと評判。

スパルタだが教育熱心で、仲間思い。

羽王戦争終末を迎え、若頭に就任。


概要な野田編集

2021年9月8日の動画で初登場。

華の天羽組』の主人公・小峠華太が所属する極道組織「天羽組」の武闘派組員。

小峠が怖れる狂人兄貴の一人で、アイスピックを主な得物とする事から「アイスピック野田」の異名を取る。ドスより殺傷能力の低い得物を用いるのは相手を長く苦しめることを好むためで、凄まじい速度の刺突の連撃で的確に急所を避けて攻撃し、噴水のように出血させるという離れ業を得意とする。また、ときには無力化した相手を拉致し、ヤキ入れや情報収集を目的とした拷問を行うことも。その常軌を逸したハイテンションかつクレイジーな振る舞いから、公式からは小林幸真和中蒼一郎と並び「御三家兄貴」、更に須永陽咲也も加えて「狂人兄貴BIG4」とも総称されている。


一方で、組織全体とその場の状況を分析する観察眼と、それに合わせた舎弟たちへの的確な指示を下したりと、非常に頭の回転が速く、大口のシノギや大掛かりなミッションの指揮を務めることも多い。組織内では幹部の立場にあり、レギュラーキャラが出揃ったシリーズ中期は組長である天羽桂司京子夫妻、若頭の阿久津敏朗、No.3の工藤清志に次ぐNo.4のポジションだった。


後の羽王戦争にて、上述の阿久津・工藤の二人が殉職してしまい、戦争終結後に天羽からの推薦を受けて若頭に就任する。年功序列に加え、これまでも作戦立てや現場指揮の手腕で活躍していたこともあり、この正式決定以前より野田が阿久津の後任を務める予想の声はあったものの、同時に組長と並ぶ組織の顔役である若頭の業務に就くことで「武闘派を引退するのではないか?」という懸念も上がっていたが、天羽が(自身では阿久津の代わりは務まらないと)不安がる野田に言い諭した通り、生前の阿久津と工藤の教えを野田一オリジナルで落とし込んだ「武闘派の若頭」という新たな若頭像を確立。以後も日常業務・有事のカチコミ双方でこれまで通り…寧ろこれまで以上に暴れ回りつつ、亡き二人の教えを参考に、指導と人事でも邁進している。


容姿な野田編集

鋭い目元に口元に生やした細く短い口髭、身長179cmの細身の体格が特徴の男性。

当初は額や目尻の小ジワ、ほうれい線の浮いた老け顔であったが、現在は頬のコケが目立つ程度に抑えられている。明確な年齢は公表されていないが、作中で小峠が当時よく付き従っていた江藤を呼び捨てにしていたり、京極組の現組長五十嵐幸光を「クソガキ」と年下扱いする罵り方をしていたこと、京極組の大園銀次戒炎榊原周に殺害された回で大園は51歳、五十嵐は46歳と推測できること、阿久津や工藤よりは年下であることを考えると47歳~50歳程度と思われる。(但し、五十嵐が同い年である国生に終始タメ口だった事を考えると案外年下かもしれない。)全体的な顔のビジュアルがこの人に似ているとも。


象徴的な頭髪は、紅林二郎から「金髪モヒカン」といった表現もされているが、黒髪の丸刈り頭の生え際より少し上の位置から長い金髪を一房垂らした、何とも名称し難い独特のヘアスタイルをしている。瞳についてはハイライトの無い黒目で、登場を重ねる内にどんどん小さくなり、最近は四白眼とも呼ぶべき極小サイズにまで縮められている。また一部シーンでは青緑色に反射していたり、怒りを表現して赤い光を放ったりなどもしている。


センシティブな作品

作中の人物の中でもかなり表情が豊かで、(諸々の事情で)舎弟への制裁をオアズケされた我慢顔、新技「アイスピックアドバンス」が成功した際のキメ顔、贔屓の情報屋・伍代千隼の有能さに感激したぴえん顔、青山琉己の肩揉み+アロマ効果でスライムの如く骨抜きにされた脱力顔…などなど、コミカルな表情を数多く見せている。一方、可愛がっていた舎弟・外部の友人知人・そして敬愛する兄貴らとの死別や葬儀の席では、平時の騒々しさとは打って変わり悲哀に満ちたシリアスな表情もみせている。


その他、普段から露出している(まるで斬首刑にでもされたかのような)首を一周する傷跡の他に全身に縫合傷があり、臍を中心とした十字形のもの、背中一面には虎・猿・狸・蛇をツギハギ状に繋げた『』の入れ墨がある。墨の意味合いは『変幻自在』で、武闘派として折り紙付きの実力に加え、予め仕込んだ様々なギミック(改造したアイスピックや自費購入したらしい特殊武装)、利益を折半する内容の嘘の交渉や美女(主に女装した香月)を用いての誘惑などで相手を油断させ術中にハメる巧妙さなど、普段行使する奇抜かつ臨機応変な戦法の中にもそうした意味合いが込められているのかも知れない。


衣装バリエーションも豊富で、普段は得物のアイスピックに合わせてか、腕まくりした灰色のシャツに黒のベストにスラックス、赤いネクタイを締めて指なし手袋をはめていると言うバーテンめいた服装の他、「IcePick」の文字とアイスピックのイラストがプリントされた白いパーカー(赤いものもある)に黒いジャケット、黒いズボンの私服姿も存在し、(シマのぼったくり店調査のため)一般人を装った時は白いキャップ(勿論こちらもアイスピックのプリント付き)を被っていた。

総じて外見はかなり特徴的かつエキセントリックである。


因みに新人だった若い頃は髭や縫合跡はなく、年齢的に当然だが皺の少ないスッキリとした顔立ちだった。衣装については天元なま氏の作画(工藤清志とのエピソード)では現在よりも金髪部分の量が多い正しくモヒカンといった髪型に、赤Tシャツと黒い柄ワイシャツ、黒ズボンに裸足革靴という構成、ユウキリリー氏作画(阿久津の回想)では前以外に後ろにも金髪を生やし、サイドに一筋ラインを剃り込んだ更に奇抜な髪型に加え、青白く反射する大きな丸サングラスに黒のロングシャツ、灰色の上下セットのスーツ、指なし手袋を着用していた。時系列としては前者が工藤と、後者が須永とそれぞれコンビを組んだ時期であり、髪型の変化や服装の垢抜け具合から結構な時間の開きがあったと推察される。


性格な野田編集

表向き編集

冷酷かつ狡猾な極度のサディストで、エキセントリックな外見に違わぬ狂人。

一人称は「俺」。他の極道キャラ同様、基本は崩れた広島弁のような粗暴な言葉遣いを用いるが、中期からは名前の「野田」とかけて語尾に「~なのだ」もしくは「~な野田」と付けることも多い野田。また、相手を馬鹿にする意味合いでの「フール(馬鹿)」や「ステューピッド(間抜け)」をはじめ英単語を会話の節々に盛り込んでおり、ラ行の音での強烈な巻き舌で様になっているようにも聞こえるが、あくまでも特定の英単語をセリフの中に混ぜているだけで、正式に英会話が出来るわけではない模様。


上述通り、相手を痛めつけて苦しめることを好み、アイスピックの妙技の数々の他、ときに裏切り者へのヤキ入れ、殺害された仲間のための報復(および共犯を焙り出すための尋問)、組織をナメたシマ荒らしへの見せしめ…等々、様々な場面で拷問も執り行っており、愛用のアイスピックによる刺突やドスを使った入れ墨剥がし、天羽組長から伝来するカンナ引きなどの対象の肉体を少しずつ破壊していく責め苦の他、(だいぶ簡略化されているが)伊集院茂夫も初登場回で行っていたスカフィズム、砕石機に生きたまま放り込むといった、いずれも凄惨な拷問手段を用い、奇声と共に恍惚な笑みを浮かべている。ターゲットを拷問場所へ連れ出すためにアイスピックで脚を破壊したり、趣味で買ったテーザーガン(飛ぶスタンガン)を使用したりと、相手を捕獲する手段にも余念がない。


他の戦闘狂人の例に漏れず気が短く、加えてかなり尊大。

組織内外の部下にはにこやかな笑みと威圧的な脅し顔を巧みに使い分けて萎縮させるというヤクザがよくやる会話術を行使し「ミスは即ち死」という思想を日頃叩き込んでいる。当然、シノギや作戦行動の失敗にはとても厳しく、たとえ舎弟でも殺さんばかりにズタボロになるまで痛めつける。小峠もよくその対象となり、顔面が変形して昏睡する事態に陥ることも珍しくなく、大概は己の失敗の重大さと鑑みて「兄貴が怒るのも当然だ」と甘んじて受け入れてはいるものの、流石に車を出して1分2分で目的地に着かないことへの苛立ちには冷静に反論している。羽王戦争の発端となった襲撃事件では、一命を取り留めるも長期入院を余儀なくされ、暴れられないフラストレーションからか、小峠評で普段より更におかしくなり(視聴者視点ではいつも通りの気もするが…)、遂には自らを「野田神(のだしん)」を名乗るまでになった。


こうしたサディスティックな性格から、相手を長く苦しめられるアイスピックを愛用している…

…ハズだったのだが、最近はアイスピックそのものに対する並々ならぬ愛着を抱いているともとれる行動が多く、どんな戦闘でも必ずメインウェポンとしてアイスピックを使用する。大勢を相手取った殲滅戦では、遠距離の相手にはチャカを、近距離ではアイスピックをコメカミに突き刺して一撃死させるという戦法を主体とし、ときには筒状の柄の部分に仕込んだ目潰し粉や針の射出機能、スタンガン並の電気ショック装置、時限爆弾など、毎度毎度アイスピックに様々な改造を施しており、余計な手間暇と出費を重ねている。

(ただ、如何にも殺傷能力の低そうなアイスピックをチラつかせることで相手の油断を誘っているあたり、一部の発明は割りと理にかなっている部分もある……多分。)


また、「10秒間にアイスピックをどれだけ刺せるか」という記録に挑戦しており、小峠と同行するカチコミや拷問では小峠にタイムウォッチを持たせ、1秒あたりの回数を報告させている。この挑戦には最近は普段クールな小峠も何故かノリノリで、方法は不明だが毎回正確に計測しており(まずタイムウォッチがあったところで秒間回数など常人の目では測れない速度であり、おそらく鉄火場で日頃動体視力を鍛えている彼だからこそ為せる技なのだろう)、過去のレコードを律儀に記録して今回の記録と比較したり、相手が海外マフィアなら「国際試合にも強い!」と称賛を送っている。ただ決して贔屓目で記録はとっていないようで、前回記録より回数が落ち込めば素直に報告し、また好記録であっても窓から吹き込む風が背中に当たっていたことを加味して「追風参考記録」と注釈を付け足す事もある。

因みに現在まで記録は凡そ1秒20回前後で安定している。一度、普段の平均から酷く回数が落ち込み「刺し辛い体つきの相手が悪い」と怒りの追い打ちをお見舞いしたり、「ドーピング」と書かれた謎のボトルに入った錠剤を飲むべきかで葛藤する描写もあった。


その他、私用の相談を持ちかけてきた飯豊に対し「暇を潰す方法を考えるのに忙しい」といって遠ざけたり(直後に小峠から「飯豊の話に乗れば暇が潰せる」と助言され「確かに」と気付いていた)。長い昏睡状態で夏休みが終わっていることにショックを受けたりと、随所でボケを展開するなど、シリーズ内屈指のコメディリリーフとしての一面も強い。


内面編集

良くも悪くも奇抜で騒がしい表立った立振舞とは裏腹に、実は頭の回転が非常に速い組内随一の頭脳派。大口のシノギを担当しているだけあってリスク管理は天才的で、情報収集にも長けているため、同じくシノギ担当の小峠もたびたび助言を求めている。視野も広く、他組織との抗争では敵の次なる行動の先読み、もしくは挑発によって術中に誘い込むなどで戦況の優位を作ることもある。


かなり苛烈ではあるが若輩の教育にも熱心で、これまで外部との交渉のために自ら育てた舎弟や系列の金貸しなどが各話で登場している。小峠や他の舎弟たちも日頃から野田の教育を受けており、失敗時に凄まじいヤキを入れるも、「こういうリスクは考えなかったのか」、「こういう方法があったんじゃないか」と具体的な落ち度や正しい手段を掲示したりなど、失敗から学び次に繋げられるよう助言も行っている。また、ときに自分にも落ち度があった際には素直に認め、その後の打開策にも協力的に行動する。


手塩にかけた分、上述の自ら教育した舎弟や協力者らへの愛着も強いようで、取引相手に騙された際には真っ先に舎弟を心配したり、死後は葬式や墓参りにも率先して出向いたり、生前の貢献を労って遺族に取り分を譲渡したりと、細やかな気配りを見せている。組織の関係者は当然ながら、ときには一時は敵対していた他派閥のライバルの葬儀にも参列しており、非常に義理堅い人物でもある。ただ、感情的になっては相手の思う壺であることも理解してか、目先の問題が解決するまではこうした感情を押し殺すように努めており、一歩間に合わず友人を失い泣き崩れる飯豊を殴打し、ここが鉄火場であることを思い出させてもいる。敬愛する兄貴である工藤の葬儀でも、組長や若頭も落涙する中唯一涙を流さなかったが、その後の飯豊、和中を連れ添ってでの呑みの席では、彼との思い出を語る内にとうとう耐えられず、悲嘆の声と共に号泣する姿を見せた。


小峠ら舎弟たちには、野田のこうした内面の人格を理解している者も数多く、野田がいるかいないかで舎弟たちの成長速度がまるで違うと実感しており、彼の細やかな気配りにも常々気付き「お優しい方だ」と敬愛を寄せている。


また、女性に対しても素っ気ない態度であるが紳士的に接する場面が多く、自分に酒を奢ってとねだったキャバ嬢にシマの見廻りで忙しいかったので適当にあしらうつもりで万札を数枚渡した際に『カッコよ…』と思われるている。本人はイケオジの国生に醜い嫉妬の言葉をぶつけているものの、割りと女性から声をかけられたりと意外とモテてもいる。また、若い頃はキャバ嬢をドライブに誘って口説いていた(相手のキャバ嬢からは全く相手にされていなかったが)。ただ、我欲(主に金)を満たすために他人の人生を壊す者はたとえ女であっても容赦がない。事実、電車移動中に痴漢冤罪を吹っ掛けられた際には、相手の悪女がその手口の常習犯と見破るなり容赦なく顔面パンチを浴びせ、2023年の空龍街でのクリスマスマーケットでは飯豊が頂き女子に引っかかりそうになった時でもその悪女の顔面にマウントパンチの連打を浴びせている。


台詞回し編集

アイスピックで相手を滅多刺しにする時の奇声など、某国民的漫画悪のカリスマを意識したと思しき描写も見られる。この他に高橋名人料理を意識した台詞回しをすることもある他、「殺す野田」など「~野田(平仮名の方も含む)」と言う口癖を言うこともある。戦闘中にラップをすることもある。また202年3月以降はシマ荒らしをしたものにフールボーイ(英語でFoolboy:愚か者)と呼ぶことが多い。他バリエーションとしては「ステューピットボーイ」や「フールメン」がある。


悪のカリスマ以外にも、矢継ぎ早にパロディを挟む傾向にある天羽組メンバーの中でも特にパロディを挟んでくる。パロディの幅は非常に幅広くアニメゲームの他にバラエティ番組芸能人のパロディも多数いれる。


怒りを始めとする感情を込めて言葉を発する際は数の単位を話の中に入れる事を好んでいる。特に使うのは那由多だが、他に言った事があるのは恒河沙阿僧祇不可思議


主に自分より下の舎弟(と言っても狂人兄貴らはほとんどしないが、)にはその時の立場や功績に応じた変わった渾名を付けて呼ぶ事がある。この傾向は天羽組舎弟に留まらず2024年2月の誕生月動画で共演した京極組の浪岡常吉も野田の餌食になっている。


二等兵(かつては三等兵と呼ばれていた。)


人間もどき、下等生物、単細胞生命体


ふんどし担ぎ


無脊椎動物


四等兵


名もなき男


節足動物


以上、中々酷い呼び方である。ちなみに浪岡とは本編で共演したことはない。


好物編集

彼はたこ焼きが大好きで、拷問中にも「たこ焼きみたいにするよ」と発言するほど。

また、2021年9月25日付の動画では、実際にたこ焼きをアイスピックで食べている描写がある。またヒューマンバグ大学とSMILE BASE CAFEとのコラボで、野田が考案したたこ焼きがメニューに登場している。彼曰く、「入院中暇すぎて一那由多回試行錯誤したたこ焼き」らしい。


舎弟やカタギに対して編集

上述の様にとんでもない狂人だが、意外と仲間想いであり、同僚である江藤が惨殺された際には、死体確認の為に組長や小峠と共に警察まで赴き、犯人捜索の陣頭指揮を取って犯人グループの下っ端を捕らえて拷問している。また、主犯格を小峠が捕らえて拷問の末に処刑した際には、こっそりと付いてきて陰から見守っていた。その他にも敵対している組との抗争で死亡した舎弟達の仇を必ず取る、自分が関わった作戦の失態を下の者に押し付けないなど、責任感が強い一面もある様だ。


また後輩をとても可愛がっているため、小峠のことを華太ちゃん華太くんと呼ぶことがまれにある。また、北岡が一条に殺された際、声を震わせて激怒していた。


但し、天羽組に害が及ぶ失態を犯した部下に対しては容赦なく制裁を働き、特に親っさんの女房である姐さんに重傷を負わせる遠因を作ってしまった小峠には顔面が膨れ上がる程のヤキを入れた。だが、彼の行う制裁は一見苛烈に見えるが、エンコのように著しく実生活に支障をきたすものは行わないといった部下に対する配慮が出来る部分はある(ただし、初期のエピソードでは子分の太ももを滅多刺しにする制裁を加えたことがある。その様子を見ていた小峠も「刺し過ぎだ。コイツ、二度と歩けないんじゃないか」と発言した)。


またカタギに対しては律儀な態度を示し、弔事においては天羽組傘下である闇金の中田が殺害され、葬儀の時に中田の妻にTPOをしっかり弁えた態度でお悔やみの言葉をかけた。

もっと言えば、別の極道組織に所属する人物であっても同期もしくは互いに認め合う間柄の訃報を知った際は余程の事がない限り自ら出向いて弔事に参加して、主催者にお悔やみの言葉をかけ死者を弔う想いやりを見せたりする事もある。拷問ソムリエである伊集院茂夫とも旧知の中であり、敬語で話をされている(もっとも、野田が伊集院より年上であるというのもあるだろうが)。

ただし、たとえ相手がカタギであり女性であろうと、犯罪を犯しているのであれば話は別であり、電車内で自分に痴漢の冤罪を吹っかけた女の顔面を容赦なくぶん殴ったり、飯豊を利用した詐欺師の女を(飯豊は見逃していたが)ボッコボコにしている。


能力な野田編集

卑怯王編集

自称諸葛孔明の生まれ変わりで、作戦立案や大口のシノギのリスク管理を得意とする。敵対勢力の情報収集から危機的状況の回避まであらゆる作戦を構築し(小峠曰く「恐ろしい程用意周到で徹底的に卑怯」、また舎弟たちの間では卑怯王とも呼ばれている。尚、野田の卑怯さを知った敵は漏れなく野田に抹殺されている為、味方以外に野田がとんでもない卑怯者である事を知る者はいない)、自身はアイスピックと拳銃片手に戦闘に参加。拳銃による銃撃で弱体化させた敵をアイスピック連打で抹殺する。回を増すことに、1回という大きな壁を越えていき、現在では最高記録秒間23回を樹立している。このアイスピック連打は戦闘における敵の殺害のみならず、拉致した敵対者への拷問や失態を犯した舎弟への制裁にも利用される。アイスピックには初見殺しな仕込みのある物を選んでいることがあり現状アイスピックの仕込みを見破ったものはおらず敵対者の虚を突く頭脳戦が得意。その頭脳もあの伊集院茂夫が『切れ者』と認めているほどである。 手先もかなり器用なようで、特殊なアイスピックを作るだけでなく、入院中にドローンを組み合わせた新兵器を自作して見せたほど(そのクオリティも小峠が「暇でできるものじゃない」と驚嘆したほど)。その割に彼の座右の銘は、「正々堂々」である。


ちなみにアイスピックは累計約80本も壊している


戦闘力編集

頭脳に加え身体能力も相当なものであり、ガゼルみたいな走法で逃亡した敵を追跡して捕獲、身の丈の槍の使い手の攻撃を掻い潜った上で至近距離まで踏み込む事が出来、自分の身長よりも高く跳躍出来る。ステゴロの実力も相当なものである他、悪党を顔面陥没させた紅林の鉄拳を数発食らいながらも耐え抜くだけのタフネスもある(尚、その威力は外道に打った時の半分であった)。但し、スピードとテクニックに特化しているらしく、宿敵曰く「パワーは無い」との事。因みに無駄無駄野田のアイスピック滅多刺しは、常人では捉えられない速さである。


教育編集

さらに、部下の適性能力を瞬時に読み取り、脅迫して才能を開花させるなど人材育成能力も高い。実際に嬢たちに無理やり女装させられた新人の香月を見てふざけていると判断して怒るのでなく、女装ヒットマンになれと即座に命令した(これが功を成してか、香月は女装ヒットマンとして組に貢献している)。


もっとも、その教育方法はとんでもなく、舎弟からは「スパルタ教育推進委員会設立」という声もあるほど。基本的な教育方針は「ミスは即ち死」。これは普通に受け取れば「作戦の失敗や罠の見落しなどがあったら、死に繋がりかねないぞ」となる(実際に彼の舎弟だった桧山は敵の罠に騙されて死んでいる)が、その一方で「ズルをして自分だけ得をしようとしたら殺す」という意味も入っていると思われる(とある回で帳簿の計算が合わなかったことに対して、担当だった小峠の横領を疑い、怒りの形相で彼を睨みつけた。また組の金に手出しした橘は組を追放された挙句、彼に殺されている)。北岡曰く「昭和のスパルタどころか安土桃山時代生き死に教育方針」。またかつては部下に対して「任務を達成できなければ死」、果ては「自分の思い通りの結果を持ってこなかったら死」(選挙の当選結果など。当然ながら組員達ではどうしようもない)というとんでもない掟を定めていたこともあったが、組の人員不足の事情もあり現在は使われていない(事実、彼より立場が下の須永はとある回で裏切り者の粛清に動員されたが、その任務を達成できなかったどころか宿敵に手柄を奪われる大失態を犯した。しかしそれでも次の回では何事もなかったかのように登場している)。


なおこの発言及び思想に関して、言葉尻だけが独り歩きしているのか、はたまた失敗した者へのヤキが激しすぎるイメージが先行しているのか、「野田はミスをした者や言うことを聞けなかった者を容赦なく殺してしまう」と勘違いしている視聴者が存在するが、野田がミスをした舎弟などを本当に殺害したことはただの一度もない。この方針の意味は「ミスったら死ぬ危険性があるからミスをしないようにする」という意味で「失敗する無能はいらない」という意味でこれを使うのは城ヶ崎賢志である。


使用した武器・道具編集

一種の収集癖の持ち主で、北岡曰く「外国から小包が頻繁に届く」との事。内容はテーザー銃などの隠し武器だそうだが……詳細不明。


  • アイスピック

YOUはFOOL! コイツはウチのシノギだァ! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄野田ァーッ!

野田の代名詞と言える得物。複数本所持しており、その殆どに何らかの仕込みがされている。壊してしまうこともよくあり、現在までに80本壊している。これまでに、たこ焼きを作る普通のアイスピック、柄に目潰し用のガラス粉が仕込まれているタイプ、針が射出されるタイプの三種類が確認されている(全て一つのアイスピックに集約されているのか、機能別に持っているかは不明)。本来戦闘用の武器ではないので、相手の油断を誘うのに適しており、明らかにリーチで不利な相手に「アイスピックで戦う」と宣言しておきながら、上述の仕掛けを使用する事で虚を突き、その流れで滅多刺しにするのが野田の得意戦法である。


  • ハンマーナックル連打

殺さないパターンの、無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄野田ァーッ!

標的を生け取りにする際に使用。無手でいつものアイスピック連打と同じ動きで、ハンマーナックルを叩き込む。


  • 拳銃

蝶の様に舞い、蜂の様に無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄野田ァーッ!

天羽組構成員の標準装備。アイスピックと共に使う事が多く、拳銃で銃撃して弱体化させた相手を滅多刺しにして仕留めるのが野田の十八番である。ただし乱戦の場合はアイスピックで滅多刺しの片手間に別の敵を銃殺する事も多い。


そぉらビリビリタイムだ! 目が覚めたら夢の国だぜぇ!!

外国から取り寄せたコレクションの一つ。拳銃型のスタンガンで、電極を射出しある程度離れた相手を感電させられる。


  • アイスピックに偽装した高出力スタンガン

フールボーイ、殺し屋風情と俺じゃあ頭脳が違うんだよ……

後述の電解液と併用する事によって、敵を感電させて行動不能に陥れる。


  • 電解液入りのボトル

お前、来世はデンキウナギ……

アイスピックに偽装した高出力スタンガンと併用。酸(恐らく酢酸)と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜた導電性の高い溶液を満載したボトル。地面に中の溶液を撒いた後、そこに上述のアイスピック型スタンガンを落とす事で自身諸共敵を感電させる。但し、自分は絶縁性の高い衣服を着用する事でダメージを最小限に抑え、行動不能になった敵にとどめを刺す。

後にやられた側も使用した模様。


  • アイスピックアドバンス

刺せば3秒後に爆発する。開発してしまった野・田★

野田が開発した爆発するアイスピック。恐らく威力は手榴弾並み。小峠曰く刺した時点で致命傷だし、そもそも圧倒的な実力差が無いと刺せないから意味が無いらしい。鎧を着た敵にでも使うのだろうか?


  • カンナ

Fool boy!! カンナは木を削るもんだろうがぁ!

カンナは人を削る道具だと勘違いした学のない舎弟にカンナは木を削るものとブチギレながら間違いを正した。速水はその時、カンナで削られていた。


これ絶対痛いやつゥ! これ絶対痛いやつゥゥゥッ!

拷問で使用。小峠曰く使用頻度は高くないそう。ラーメンのCMめいたノリで拷問対象をぶちのめす。


  • アイスピックドローン

アァァァイスピックドゥオルォォォォォンじゃァァァァァ!!

自身を闇討ちしたジョンとダンに落とし前を付ける際に使用。中型のドローンにテープでアイスピックアドバンスを固定しただけの代物だが、それでも針が対象に触れた途端に大爆発を起こすので命中すれば一溜まりも無い。スピードも市販で売られている従来品よりもかなり速く、通常走行の自動車を上回る。

入院中に開発していたが、病室でのドローン操縦の練習中にお見舞いに来ていた速水が犠牲になった(この時は普通のアイスピックだった様だが)。


普段の得物であるアイスピックに付いている針を細長くした形状。

剣術を心得ているのか、普段通りの「無駄無駄無駄無駄無駄無駄野田ぁ!」のテンションで連続突きを行える。その速射性や剣技も天王寺組戸狩派トップにして、組織最強クラスの実力者である戸狩玄弥に「躱しにくい」攻撃として厄介と思わせたほど。


経歴な野田編集

出生~少年時代編集

2月4日生まれ。

ヤクザ者の津山宗太郎と、その愛人である野田姓の女性との間に生まれる。母は野田のことを、宗太郎と自身との間にできた「待望の我が子」として篤い愛情を注いでいたが、宗太郎の方は既に家庭があることから「妾の子」である野田の存在を快く思わず、母親から名前を考えて欲しいと頼まれても、最初に生まれたからと言う理由で適当に「一(はじめ)」と名付け、以後親としての責務を果たすことは一度もなかった。それでも母は、宗太郎の「いつか今の家庭を捨てて一緒に暮らす」という言葉を信じ、女手ひとつで野田を育てた。因みに当時の野田は、現在の苛烈さなど1那由多分の1も感じさせないほど純朴かつ控えめな少年で、また教育熱心でもあった母の影響で7歳になるより以前に掛け算九九を修得していた。その背景には、野田宅に滅多に現れない父に褒めてもらいたいという幼心ゆえの父恋しさがあったようだが、それでも宗太郎は野田に一切の興味を示さなかった。


実は宗太郎は今の家族と別れる気などサラサラなく、また野田母以外にも複数の愛人を作り、養育費を工面するどころか逆に自身の遊興費として数万円を毟り取っていく真性のクズだった。野田の出生から6年が過ぎた頃、いよいよ耐えられなくなった母は幼い野田を連れて宗太郎の家庭へ突撃する。宗太郎の本妻は夫の不倫を認知していたばかりか、発言内容から彼女らを「妾」として養分にすることを肯定しており、既に精神に限界の兆しがあった野田母の必死の主張も全く意味を為さなかった。また、このとき野田が対面することになった本妻の子(腹違いの兄弟)・津山正一郎も、そうした両親同様に野田母子を見下しており、双方の母たちによる論争中、まだ何を争っているかも分からぬであろう年頃の野田に「今度、志峰公園で遊ぼう」と約束を取り付ける。彼の悪意に気付かなかった野田は素直に喜ぶが、当日に正一郎は自身の友人らと結託し、鬼ごっこでは最初の鬼を務めてタッチしてきた野田を「タッチ返し」と称して殴打し、かくれんぼでは隠れた野田を放置してそのまま帰ってしまう…など、「遊び」に託けた数々の陰湿なイジメを行った。


そして、とうとう野田母は「世界中の不幸が私だけを襲う」という被害妄想を爆発させ発狂。酒に溺れ、あれだけ愛を注いでいた我が子のことを「(人生のやり直しを妨げる)呪縛」と罵るほどまでになってしまう。間もなく母は精神病院に運ばれ、野田は7歳から養護施設に預けられることになる。こうした経緯もあり、成長した野田は見事にグレてヤンキーになったようだが、同時に母の苦心や苦労も理解し、数十年過ぎた今なお定期的に母の見舞いに出かけている。なお、現在の母親は記憶の更新がストップした状態で、見舞いに現れる野田も、彼女の目線では幸せだった当時の記憶にある「6歳より前の幼い息子」の姿で写っている様子。それでも野田は、母の前では話を合わせるように振る舞い、また彼女の好物であるみたらし団子を土産に持参したりと、外では荒れた生活を続けながらも変わらず母を愛し続けた。


青年時代編集

グレ方があまりにグレートだった為、ヤンキーを通り越して愚連隊のトップまで昇り詰め、喧嘩の実力とカリスマ性から野田率いる組織はどんどん巨大化することになったという。ただ、そのせいでよく「アイツをシメてほしい」とその圧倒的武力を利用しようとすり寄ってくる輩も増え始めてもいた。また当時の野田は人を育てる力も意思も無く、有象無象の寄せ集めのまま組織が無意味に肥大化していく事に焦燥感を抱いていた。


そんな中「津山組」という極道から野田の組織を傘下に入れたいという申し出が飛び込んでくる。送り主の名前から野田が予想した通り、その組織は実父の宗太郎、異母兄弟の正一郎がそれぞれワンツーを務める組であった。交渉の席を設けた若頭の正一郎も、対面した際にようやく野田があのときの妾の子であることに気付くとともに、出迎えた際の社交的な態度から一転し、当時と同じく野田を見下した態度で自身らの下に付くよう要求してきた。これに野田は、当時かくれんぼで置き去りにされた意趣返しとしてトイレに行くフリをしてそのまま直帰。正一郎もそのナメた態度に激憤し、野田の愚連隊との戦争も辞さない姿勢をみせた。


…が、野田は申し出を受けた時点で津山父子に復讐することを決めており、その日の内にキャバクラで遊んでいる正一郎を単独奇襲する。このときも正一郎は「妾の子が抵抗しても無駄」「“野田”じゃなく“無駄”に改名しろ」など、どこまでも野田を見下し続け、殴り合いの要望にも初手からドスを抜こうとするが、野田はその手の内を読んで即座に正一郎のドスを蹴り払い、パンチも敢えて受けてみるが全く響くものがなかった。自身の反撃のパンチで顔面がひしゃげ醜い泣き顔と命乞いを曝け出し同情を買おうとする正一郎に、野田はそれらの無駄な行為、慢心によって穴だらけの無駄な人生に終止符を打とうと、テーブルにあったアイスピックで文字通り穴だらけにして惨殺した。


そしてそのまま、一人夜道を歩く組長・宗太郎を襲撃(こちらも勿論単独で)。正一郎か護衛から奪ったであろう銃を突き付けられ、親子であることを全面アピールしてなんとか野田に許してもらおうとした宗太郎だが、「名前だって俺が付けた」と自ら振った話で肝心の「一」の名が答えられず、彼もまた己の撒いた因果を辿るように野田に始末されることとなった。


極道入り以降編集

その後、何らかの経緯で天羽組の前身である「田頭組」に加入し極道となる。

理由は「親っさんに惚れて」とのことだが、これが現在の天羽組長なのか当時の田頭組長なのかは不明。また自身の極道入りに合わせて愚連隊も解散させたらしいが、上述通り界隈の他派閥から一目置かれるほど肥大化した組織をどのように解散させたかなど、この辺りもまだまだ複雑な事情がある様子。


若手時代は工藤清志と共にカチコミで活躍し、外部からはコンビとして怖れられた時代もあったという。起来の頭の回転の速さでいくつかのシノギの主導を任されるも、愚連隊トップの頃から教育に無頓着だった野田は、自身の考えについてこれない頭の悪い舎弟を見限る悪癖があり、一時期は「新人潰し」と渾名され誰も寄り付かないまで孤立したこともあった。しかし、そんな彼でも敬愛を寄せる存在だった工藤の叱責により考えを改め、以後は厳しくもしっかり部下を教育・指示するようになった。


更にその後は工藤が連れてきた須永陽咲也とコンビで活躍した時期もあったという。当時天羽の直属舎弟であった阿久津敏朗は後輩の二人が武闘派として頭角を現していることに焦りを覚えていたようだが、後に支部を襲撃した碧田組を相手に孤軍奮戦する様子を(救援として駆けつけた際に)目撃した野田たちは阿久津を一目置くようになり、以後縁の下の力持ちとして的確な指導やサポートをしてくれる彼への信頼を深めていった。そうした阿久津の転機を作った東倉賢介とも生前に交流があり、上述の事務所襲撃で命を落とした後日には須永共々阿久津に連れ添い墓参りをしていた。また、当時空龍街で暴れる愚連隊の対処にあたり、そのリーダーだった香月紫苑をシメて組織に入門させたりと、奇しくも上述の須永・工藤の入門経緯に重なる出来事もあったという。


やがて田頭が覆面の半グレ集団に暗殺され、天羽桂司が後代組長を襲名すると共に組織を「天羽組」に改名し、今に至る。


活躍な野田編集

初登場回。闇金関係のシノギを任されていた小峠は、あるとき小口の闇金である村瀬から「10本(1000万円)借りたい」と大型融資を申出される。予てより組長から「無茶な話でなければ貸していい」と言われていたためその場で承諾したものの、村瀬の甲斐性のなさから訝しみ、野田に相談を持ちかけた。小峠は「念の為」に警戒するべきかで話を振ったが、野田は「あたりめえだろぉが、人を信用するヤクザがどこにいるんじゃ」と既に村瀬を微塵も信じていない様子で、組の内偵役を彼の従業員として送るよう指示した。


野田の予想通り村瀬は間もなく高飛びし、野田は怒りの形相で責任者である小峠を徹底的に痛めつけた。結局、指示通りスパイを付けていたことで村瀬はすぐに捕まり、その後は野田が直々に村瀬に借りた金をどうしたか尋問。既に200万も使っており、不足と利子を合わせた400万円を、20年間ダム建設工事で稼ぐように決定付けた。また、トンズラしようとしたヤキ入れとして、伊集院茂夫も初登場回で行ったスカフィズムの簡易版とも呼ぶべき拷問を執り行い、ハチやムカデに全身を刺されて醜く腫れ上がった姿を見てご満悦の様子だった。


本編の4年前、当時小峠を可愛がっていた江藤が、彼を恨む極道崩れのチンピラ集団により惨殺される。発見した警察の元に、組長・小峠と共に遺体を確認しに向かい、顔面がグシャグシャに潰されながらも背中の昇り鯉の和彫で江藤本人であることを確信。世話になっていた分、ショックの大きい小峠はその場で号泣し、野田も何かしら交流が深かったのか、深くうつむき表情を曇らせていた。


その後は犯人探しの陣頭指揮を取り、小林、尾崎、坂元、豊田、ボディーガードのヒゲ顔の兄貴などが捜査に協力。野田自身も率先してチンピラたちを次々に殺害し、またリーダー格の居所を吐かせようと拷問も行った。結局、リーダーのみが発見されぬまま捜査は打ち切られることになるも、小峠は組長の許諾を得て以後もシノギの傍ら個人で捜査を続ける事を決め、野田も二人の側でその決定を見守っていた。話は現在に戻り、小峠はとうとう当時のリーダーを発見し、4年分の恨みを込めてその男を惨殺。このとき野田は小峠が江藤の仇討ちを果たす邪魔をしない(させない)ためか、その処刑の現場となった廃工場の入り口で佇んでいた。


また、この回では江藤が失踪した日の朝に小峠にたこ焼きをアイスピックで刺して「たべる?」と尋ねていたり、2週間後に警察から連絡が入る直前まで家庭用たこ焼き器でたこ焼きを作り続けていたり、チンピラの拷問時に「目玉をたこ焼きみたいにクルンする(くり抜く)」と脅したりと、妙にたこ焼き絡みの言動が多かった。


天羽が贔屓にするペットショップ店長・犬養に毒を盛られ、幹部の小西、小峠と同行した舎弟がそれぞれ死亡し、小峠もそのまま殺されかけるが、野田・若頭・組長が小峠を救出しに参上。犬養の顔を刺し貫き、両の太腿を滅多刺しにして行動不能にした。


その後、犬養は小西や舎弟を殺し、またペットの命まで無下にする悪質な商売を行ったケジメとして、天羽直々の拷問「カンナ削り」によって惨殺されたが、野田は組長に遠慮してか珍しく拷問に不参加だった。序盤の展開(天羽に勧められて幹部たちもペットを飼う話)にも全く絡んでいないので、この回では本当に突然現れて、やることをやって、突然消えるというよく分からない出演となった。


前回に続くペット回。今回の騒動の主犯となるダメ舎弟への小峠の躾について「甘い」とダメ出しし、当て付けの様に自身の舎弟をアイスピックで滅多刺しにして制裁していた。また、この回で小峠は天羽のことを当初「兄貴達と違いよほどの事が無い限り協調と平和を愛するいい親分」だとその直前まで暴れていた野田と和中を引き合いに紹介しており、他所の極道やカタギに迷惑をかけないよう説く天羽に力強く返事をする小峠の後ろで、それぞれ光り物をいじりながらそっぽを向いていた。


その後、ダメ舎弟が天羽の愛犬ラッキーを「躾」と称して洗濯機で丸洗いするという暴挙に及び、帰宅した天羽は直属の兄貴である小峠を木刀で滅多打ちにするほど怒り狂った。このとき野田と和中は組長室にいながら見て見ぬフリを決め込んでいた。


須永陽咲也の初登場回。今回は直接は未登場で、小峠の想像の中に登場した。贔屓の闇医者である村田からの要求に応じた小峠が、離婚した彼の元嫁を拉致し薬漬けにするという蛮行に協力させられることになり、良心の呵責から元嫁を逃してやりたいが、それは組に歯向かうも同義であり、和中と二人ががりで詰め寄ってくる野田の姿を想像して戦慄していた。


因みに想像内の和中と野田は、それぞれ「輪切りで人間イカ飯にする(和中)」「目玉をくり抜いて串刺しの刑にする(野田)」と、背中で押し合いをしながらどちらが小峠を殺すかで揉めている様子だった。


天羽組のシマを荒らしていた半グレ集団ビーハイブの粛清に小峠と共に駆り出され、相手構成員を次々に血祭りに上げた。しかしこのビーハイブには、仲間殺しにより半年前に天羽組を絶縁された元幹部・尾崎隆雄が所属しており、野田を怖れ逃げ出す他の面々に代わり、二人の相手をしようと姿を現した。


情けをかけて命までは取らなかった組長を侮辱した尾崎に殺意を剥き出しにするが、小峠が「こんなクズは兄貴の相手じゃあない」と自ら相手を買って出たことで一任し、二人の対戦を傍観。結果は尾崎の癖を読みきっていた小峠が勝利を収めた。野田は額を的確に撃ち抜いた小峠を「やるじゃん」と褒めつつも、マシンガンより拳銃の方が照準をとるのが速いのだから「撃たせる前に撃たんかい」とダメ出しをした。ただ、今回は互いにかつての仲間を殺すという苦い思いを経験することになったためか、いずれの言葉の際も先程までのハイテンションは鳴りを潜め、終始物憂げな表情を浮かべていた。


天羽のかつての兄貴分の葬式に阿久津・和中・小峠と連れそって参列するが、2名のヒットマンが天羽の命を狙い襲撃に現れる。天羽は咄嗟に気付いた阿久津が真っ先に動いて身を挺して銃弾の雨から守り、弾が切れ逃げようとする二人の内、一人を野田が殺害、もう一人を和中が捕縛した。


誰の差金かを吐かせるため拷問した結果、ヒットマンたちの正体は制和会傘下の根岸組であると判明。たとえ敵対極道でも冠婚葬祭の襲撃は仁義外れとして業界のタブーとされており、親団体の制和会も「組ごと絶縁する」と完全に見限る判断をした。その後は天羽の指示を受け、小峠と和中と共にバックを失った根岸組への報復に動いた。和中が根岸の護衛を斬り刻んでいる横で、趣味で買ったというテーザー銃を使って組長の根岸を確保。その後は小峠と共に、天羽を狙った罪がどれだけ重いのかを身をもって味わわせ、最後は生きたまま粉砕器に放り込み惨殺した。悲鳴を上げながら粉々になっていく根岸の姿をヘラヘラ笑いながらスマホで録画し、彼がアスファルトに溶かされて道にされてからも、野田は笑いながらその道を足蹴にしていた。


小峠の回想の中で登場。小峠が組に入って間もない新人の頃に、野田からアメリカンマフィアとの交渉をする為に通訳の仕事を押し付けられた過去を明かした。もし交渉の日まで喋れるようにならなかったらどうするのかを質問する小峠に対し、先程の威圧顔から急にスンとした無表情で「ああ、もちろんその場で殺す」と平然と言ってのけ、小峠もその静かな態度が妙に現実味を感じたのか、以後交渉までの数ヶ月間は死ぬ気の猛勉強を続け、日常会話が英語で出来る程まで成長したという。


和中と共にメインとして登場。天羽組のシマで勝手にヤクを売買する売人を粛清していた。腕を落とすだけにとどめている和中に対し、廃工場まで拉致し「10秒間にどれだけ滅多刺しに出来るか」と言う挑戦をし、小峠にタイムウォッチで測らせていた。また、売人の大元であるフィリピンの麻薬組織から小峠がヤクを購入する際、失敗したら殺すと脅した。


動画終盤では、組の為を思っての事とはいえ、フィリピンの麻薬組織から送り込まれた売人を証拠も残さず始末するという(フィリピンの組織から見れば、この行動は金を払わずに売人を殺してヤクだけ奪ったと思われる恐れがある)、一歩間違えば全面戦争モノのとんでもない失態を犯した小峠を和中と共に制裁した。因みにこの動画以降、小峠の事を下の名前である「カブト」と呼んでいる。


【記録:1秒間19回】

この回から記録を開始。ただ小峠は「新記録です」と報告しているので、描写はないが以前より計測していた模様。


香月紫苑の初登場回。無頼組のシマに構えたアジトに小峠及び自身の舎弟数名と共に控え、襲撃の機会を窺っていたが、逆に無頼組の襲撃を受け、舎弟を皆殺しにされてしまう。自身は小峠と窓を突き破って逃走し無事に本部へ帰還。無頼組にアジトがバレたことを最初は小峠の責任として詰め寄るが、自身にも落ち度があったとして矛を収め、共に報復することに。組長にもこのことを告げた後、女好きで知られる無頼組組長の倉持を誘き出す作戦として「女装ヒットマン」の舎弟・香月を動員させた。因みに香月が女装ヒットマンになった経緯として野田が絡んでいる(詳細は香月の記事を参照)。


倉持行きつけのキャバクラを買収し、彼が護衛らと共に来店した日にはキャストや一部スタッフを除いて天羽組組員が客や店員に扮して作戦を決行。店内で香月や小峠たちが倉持捕縛に動く中、野田は外で待機していた護衛2人を一瞬で始末した。そして拘束された倉持を、香月と一緒に拷問して処刑した。勿論アイスピックによる滅多刺しも敢行。


【記録:1秒間20回】

早くも前回記録を更新。小峠はタイムウォッチを忘れたのか、スマホで計測していた。


天羽の家が空き巣被害にあった為、野田を組員達も普段より更にピリついていた。

野田については、額に青筋を浮かべながらパソコンのキーボードを物凄い勢いで叩きながら事務作業に勤しんでいた。そのイライラと怒りを紛らわす為、小峠の片目をくり抜こうとしたが、すっかり馴れたのかにべもなく断られた。


因みにくり抜こうとする際に「男塾独眼鉄」を引き合いにしていたが、(権利に引っかかったのか)後日上がった動画では「独眼竜」に変更されていた。


宝華組の老齢の極道・伊能を天羽組で預かることになる。伊能本人が引退を希望しているにもかかわらず、何故、宝華組が彼を引退させまいとしているのかと小峠に質問され、最初は「無知無知!そんなんも知らん奴は殺す野田」と彼の額にアイスピックを向けて怒りを見せるが、その後、若き日に「人食い伊能」の異名で通った彼の数々の伝説を語ると共に、今尚そのネームバリューが(界隈で比較的小規模な)宝華組の維持に繋がっていることを丁寧に説明した。


……なお、興味本位から続けて「兄貴(野田)は何人くらい殺してきたのか」と質問されると「テメエは食ったパンの枚数を覚えてんのか?」と某悪のカリスマめいたセリフを言いながら再度怒り、今度はちゃんと(?)小峠の額を突き刺していた。


元台湾マフィアのチンピラ・に些細なことで直属の子分を殺されたため激怒しており、若頭の阿久津に宥められても「殺す」という意味の言葉を連呼しながらぬいぐるみをアイスピックで滅多刺しにしたり、小峠が情報屋の伍代に情報を依頼し、野田に報告したものの報告が遅いという理由で小峠に理不尽に飛び蹴りを喰らわすほど荒れていた。


小峠の調査により犯人の居場所が判ると例の如く小峠とともにカチコミをかけ、雑魚の始末は小峠に任せると、自身は陳と一騎討ち。飛び掛かってきた陳にアイスピックの中に仕込んでいたガラス粉で目潰しを喰らわし、その隙を突いて陳の足をアイスピックで滅多刺しにして歩行不能にした。その後廃工場へ連行し、ここでも胴体をアイスピックで滅多刺しにした後、トドメは傷の癒えた冨樫にハンマーで叩き潰させている。そして冨樫に任せた後は、殺された子分にケジメを付けたことを伝えに行ったものの、寂しそうな顔を見せていた。


【記録:1秒間21回】

またもや記録を更新。


小峠と同期の松崎が、組に内緒で改造エアガンを密造して売り捌く独自のシノギを行っており、野田は彼と結託していた半グレ達を粛清。また回想シーンでは、小峠の担当ではないアガリの計算間違いに鉄拳制裁をする場面も描かれた(これは跳ねっ返りが強く反抗的な松崎と、上の言葉はたとえ理不尽でも受け入れなければならない渡世の道理を比べる上で引き合いに出された様子)。


まさかの紅林シリーズ登場回。天羽組を絶縁になった腹いせに、推しのアイドルと共に拡大自殺を図り騒動を起こした「ノコギリの橘」を粛清するために、舎弟の北岡隆太を連れてライブ会場に急行。このとき、会場で警備スタッフとして雇われていた紅林が先に橘と交戦しており、腹部をナイフで抉られながらも覚醒した凄まじいパンチで橘を鎮圧した。間もなく野田も現場に到着し、そのまま一瞬で橘を滅多刺しにしてトドメを刺した。始末を付けた後、橘の顔面が陥没している事に気付き、すぐ横で意識を失う紅林によるものと理解する。そして、いつか紅林に挨拶しに行く事を決定したのだった。


衆院議員選挙にて、組織の後ろ盾となっている千田という代議士を勝たせる為に組全体が奔走。順調に投票数が1位を独走し、このシノギを主導していた小峠と北岡の肩に手を回してゴキゲンな笑顔を披露。ただ、以後も首尾を怠らないように「(千田先生が)落選したらお前ら死ぬもんなー!」と、ここでも「ミス即ち死」の精神を植え付けていた(小峠は当然としてシレッとしてたが、北岡は初耳だったようで顔を青ざめさせていた)。


しかし、千田は突然政治家を引退すると表明し、更には彼に代わって衆院議員に当選した山添の差し金で、天羽組に守代を払っていた店が役所の通達を受けて次々と閉店することに。情報屋の調査で、実は山添は天羽組の敵対組織である京極組と繋がっており、千田にスキャンダルのリークをチラつかせて脅しをかけ、引退へと追い込んでいたことが発覚。事実を知り怒った天羽の命令を受け、野田・和中・小峠と共に動員された。京極組と山添の祝勝会会場に乗り込む。下っ端を和中と共に瞬殺し、その場から逃げ出そうとする山添を追いかけ捕縛した。例の如く某悪のカリスマめいた台詞を叫びながら拷問し、以後は千田に代わる天羽組のバックに着くよう脅迫した。


天羽組のシマでヤクの密売をしていた売人を逆さ吊りにし、例の如く滅多刺しで処刑していた。また、小峠の想像内の連行シーンでは、手錠をかけられながらもアイスピックを手放していなかった。

キミは何でウチのシマでお薬売ってたの?

(売人「た、助けてくれ……」)

助かる見込みゼェェェロォォォォ!!


天羽組のシマである空龍街で違法風俗を経営していた半グレのリーダーを、例の如くアイスピック滅多刺しで始末していた。今回も記録更新で秒間22回だった。但し、追い風込みとのこと。

ヘイ、フールボーイ。違法風俗で客からボッてたらしいなぁ?

(半グレのリーダーから今回の売り上げは全て上納すると言われ)「ああん? この頓痴気……この街に来る人間が、俺らの食い扶持なんじゃあ


薬物で稼いだシマ荒らしを例のごとく粉砕機で潰すように小峠に命令していた(その小峠は今回は躊躇なく実行した)。一方で親っさんの女房である京子には頭が上がらず、帳簿の会計を間違えた小峠にいつものアイスピックで殺ろうとするも、京子に止められてしまった(それでも怒りが収まらなかったのか、首を大きく捻りガチで殺すような目つきで小峠を睨んだが)。その京子が敵の刺客に撃たれて重傷を負ってしまう遠因を作る失態を犯した小峠には、容赦なく顔面が腫れ上がる程に踏んづけていた(組長夫妻が結婚記念日に高級料理店で食事を楽しんでいた際、小峠は警護を任されていたにもかかわらず、給仕係に変装した刺客の正体を見抜けず彼を通してしまい、組長夫妻を命の危険に晒す失態を犯した)。とはいえヤキを入れる際にはさすがにアイスピックを使わず、小峠の眼鏡も外していることから、台詞の割には小峠に温情を掛けていたとも言える(もしも小峠が眼鏡を掛けたままで顔面を蹴った場合、レンズが割れて破片で目が傷付き、失明する恐れが有る)。

余談であるが、「下っ端による状況整理動画」においてはこの動画で野田にヤキ入れられた小峠の顔が何故か使われたりする。

お薬で稼いだフールマンは生きたまま粉砕機DEATH

カーブトちゃぁん、ダイヴして頂きなさぁい

はい、勿論なー野田でゴザイマス。シュシュシュシュシュシュッ!

カブトくぅん、天羽組ではミスと書いて『死』と読む。知ってた?

何しとんじゃあ、お前。何見てたんじゃあ! おい! コラァ!! あぁ!?


小峠と共に毒ガスで殺戮を目論んだ殺人鬼の毒島の粛清に向かった所、ちょうど毒島を倒した紅林と遭遇(因みに小峠と共に紅林シリーズには二度目の登場となる)。橘の一件で目を付けていた彼を天羽組に勧誘したが、紅林からは「ヤクザが嫌いだから」と当然拒絶された事で、彼と殴り合いになる(尚、得物であるアイスピックは一切使っていない)。紅林の鉄拳を数発食らいながらも耐え抜き、同時に「正義の怒り」が彼の力の源である事を見抜いて自ら手を引いた。

ちなみに元々はヤンキーであった事や、紅林と殴り合いを出来るほどのステゴロの実力を持っていることも判明。

いいボディだねぇ。毒島ブチ殺しに来たら、まさかパワフルボーイがいるとはねぇ

俺は天羽組の野田。得意技はペガサス流星拳です〜

ねぇ紅林くん、キミ、天羽組に入らなぁい?

俺も昔はヤンキーだ。売られた喧嘩は買う、だろ? それとも逃げる?

OK、恨みもハラミもインティライミもなーい。かかってくる野田ァ

正義の怒りが力に変わるタイプだな。俺らみたいなエブリデイ暴力には向いてねえ


自分が目にかけた3年目の舎弟である桧山に経験を積ませようと、香港マフィア『青龍団』に取引役として(約定の取り決めとして)一人洋上に向かわせた。しかし桧山を殺害された挙句、相場の倍の金だけを持って行かれる形で『青龍団』に嵌められてしまった。親っさんの命令により、須永と小峠と共に香港に上陸し『青龍団』にカチコミを仕掛け、そして桧山を殺害した六合大槍の使い手チェンには遥かに射程距離が短いアイスピックで対峙する。

射程の差に翻弄されながらも一瞬の隙を突いてチェンの懐に飛び込むが、体当たりで弾き飛ばされ、槍の穂先で脇腹を抉られてしまう(ギリギリのところで急所を外したことで大事に至らなかった)。しかしタダでは転ばず、アイスピックから針を飛ばしてチェンの右目を射抜いて隙を作り、アイスピックでチェンを滅多刺しにした。ちなみにアイスピックによる滅多刺しでは、秒間22回と怪我をものともせずに記録を更新していた。事が終わった後、小峠に脇腹は大丈夫かと心配されたのだが、「脇腹痛ェよォ〜!」と叫んで理不尽に小峠に張り手をぶっかました。

桧山ァ、ミス即ち……何だっけ?

(桧山「ミスは即ち死! ミスは即ち死! ミスは即ち死!」)

そォ

気をつけて行ってこい。ヘマして海に落ちたら、今世も来世も殺す野田

クソがァ! 桧山ァァァ!!

槍野郎は俺が殺る! 手ェ出すなよォォ!

你好! アナタ達、死ぬアルヨ! 冥土に行くアルヨ!

テメェがチェンか! 今世も来世も殺す! 因みに前世は殺した!

痛ェなァコラ……俺が小龍包だったら肉汁飛び出てるだろうが……

引っかかったなァ、頓痴気ィ!


シマ荒らしの捜索中にキャバ嬢からお酒を奢ってほしいとねだられ、かなりの額の金(5万程?)を渡した。その直後シマで薬を売った者を見つけ、廃工場に拉致しアイスピックで滅多刺しにした。

ちょっと忙しい。これで飲んどけ

おやおやおやぁ? ステューピッドボーイ! 天羽組のシマでお薬を売る、即ち死ィィ!

野田野田野田野田野田野田野田ァァァ!


飛龍連合会の会長襲名式に招かれた親っさんと小峠が銃撃事件の巻き添えを喰らって負傷するという事態が発生(親っさんはかすり傷で済んだが、小峠は腹部に貫通銃創という重傷だった)。敬愛する親分と目を掛けていた弟分を傷つけられた野田の怒りは凄まじく、ブチギレながらいつぞやの時と同じ様にぬいぐるみを滅多刺しにしていた。後に今回の件の首謀者一味の残党へ小林と共に報復に乗り出し、逸話になる程の殺戮を繰り広げた。

殺して生き返らせて、殺して生き返らせて、結局殺すゥゥゥゥッ!!

何だ!? 生き返らねェ! ザオリクゥゥゥゥゥッ!!


北岡をパシリに使っている様子が描写された。

北岡ァ、タバコ買ってこい、3分以内に

(北岡「はい! 喜んで!」)

遅れたら即ち……

(北岡「死でございます!」)

That's right



速水によって香月と共にタイマフィアとの戦闘の応援に駆り出される。下っ端を排除すると敵の幹部が命乞いと共に取引を持ちかけてきたため、明らかに疑ってかかっていた。

殺しタイ! 逝かせタイ! 根絶やしにしターイィ!

お前、バッタの小便より下衆ゥゥゥッ!!

(タイマフィア構成員「ガパライ!?」)

ナックル・アイのボーイ。戦敗国並の不平等条約にするんだろうなぁ?

世界的ピンク街じゃねぇか。嘘ならドライマンゴーにするぞ


カチコミを仕掛ける例として須永と共にほんのちょっとだけ登場している。

派手に死になさァい! フゥゥゥルボォォォォォォイ!!


舎弟のミスで野田と香月が窮地に追い込まれた旨が語られた。飯豊曰く、大量の死者を出したとのこと。

実は俺は双子の弟野田二(に)なの。見逃してェェェ!


空龍街でお薬を売っていた他の組の構成員を捕らえ、いつものアイスピック滅多刺しで屠っていた。

Hey you. ウチのシマで汚い粉を売ったらダメDEATH


速水の口から北岡が一条に殺されたことを知り、北岡を可愛がっていた後輩想いの野田は声を震わせて激怒していた。

北岡ァ……

ハァイ……便所コオロギ以下の男は一那由多回刺して焼却しますゥゥ……


この回では裏社会派閥による「利権」が取り上げられ、小峠がモノローグで「様々な反社会的勢力が利権を奪いに現れる」と説明する中、実際に天羽を殺しに襲ってきた鉄砲玉を予備動作無しに飛び蹴りで迎撃し、やはり利権狙いであることを確認した後、いつも通りアイスピックの連撃で抹殺した。


本題に入り、天羽組がシマを持つ朱雀町に商業施設の建設計画が上がる中、その予定地にある雑居ビルを根城とする半グレ組織「爆瑠苦」が立ち退きに応じず、ついには徹底抗戦することに。しかし、彼らは国際指名手配の武器商人ウルモフを後ろ盾に軍用武器で武装しており、伍代からその情報を買った天羽組は、京極組との抗争で武器輸入ルートを確保しようと、以後「半グレ」と「武器商人」を標的に二隊に分かれて行動。野田は小峠と共にウルモフの身柄を押さえることになる。


雑魚を蹴散らしながら本部アジトに乗り込むも、最上階にて同じくウルモフを標的としている殺し屋ジェイクと遭遇。語り部の小峠だけでなく、野田も即座に彼の異様さに気付いたようで、気を緩めないよう指摘しながら自らが彼の相手を買って出る。はじめはお互いの目的を確認した(二人は当初ジェイクをウルモフの護衛と疑っていた)ものの、ジェイクはウルモフを譲る気もなく、更には「僕ちゃんの顔を見た君らも殺す」というので結局戦闘に。


のっけから後ろにウルモフがいるような嘘を言って不意打ちを仕掛けるが、軽々と躱されるばかりか反撃のパンチで腹部が切られる。更には目潰し用に仕込んだガラスの粉末も読まれ、小林にも近いナイフ捌きと口に含んでいた目潰しの酸で片目を潰され瞬く間に窮地に追い込まれてしまう。しかし、それでもヤマカンでジェイクのナイフを防いでみせる。更にはジェイクにやられながらも床に「電気を通す水(酸とナトリウムを混ぜたもの)」を床に撒き、電気を発する改造アイスピックでジェイクを感電させ、その隙にジェイクをアイスピック滅多刺しにした。…なお、感電を防ぐためのスーツを事前に着用したものの、野田も感電してしまい、ジェイクを撃破したあとにスーツを販売しているメーカーにクレームを入れようとするもスマホも感電により壊れてしまっていた。


【記録:1秒間23回】

またしても新記録樹立。小峠曰く「電気で体がほぐれた」のかもしれないとのこと。

因みに天羽を襲撃した鉄砲玉での記録は小峠不在のため不明。


朱雀町を拠点としている轟組から朱雀町を引き継いでほしいと依頼があり、その後利権を獲得するように動いている最中、小峠の舎弟である柏木が敵対組織河内組の猛者「二丁拳銃の布袋」の手によって大怪我を負わされ、親っさんから彼らを壊滅するよう指示され、その後朱雀町にアジトを作る。しかし、香月がこの女装を解くために組のマンションへ向かっている最中、柏木が話しかけてしまい、それを見た布袋が翌日にカチコミを仕掛けてきた。一時香月が撃たれるという事態に発展したが、香月の一芝居で形勢が逆転し、その後野田は布袋を例の如く滅多刺しにした。しかし、秒間記録はまさかの18連打と20連打にも届いておらず、理不尽にキレ、布袋のこめかみにアイスピックを刺していた。その後、あまりにも悔しかったのか小峠が香月の止血をしている最中、ハァハァ言いながらまさかのドーピングをしていた。

俺はいまだにチャン・リン・シャン!

実は俺は双子の弟野田二なの。一般人だから許して~

遅い野田! 目障りな野田! お前を殺す野田ァァァ! イヤッハアアアアア!!

Good bye…Most stupid boy!

(布袋「グギィイ! 助けてェェェ!」)

カブトォォォ! こっち来んかいィィィィ!

野田野田野田野田野田野田野田野田無駄ァァァァァァァッスゥゥゥ!!

(小峠「じゅ、18回! 最近だと一番数字が悪いです!」)

テメェが刺しにくい体型なんじゃあァァァ! 俺の記録に何傷つけとんじゃァァァ!


半グレと組んで空龍街で暴利を貪っているぼったくりバーに一般人を装って潜入。店長が本性を現し、半グレが姿を現すや否や変装を解き、即座に半グレの喉を串刺しにして始末し、続いて店長を滅多刺しにして粛清した。

空龍街でボッタクリはFool……そしてStupid……

ウチのシマでボッタクる、即ち死(シャ)ァァァァァッ!

(半グレ「グエエエエエッ!?」 店長「ウオッ! テメェ誰じゃあ!?」)

俺を知らない、即ち死ァァァァァッ! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄野田ァアアアッス!


冨樫が京極組の猛者である特殊警棒の相良によって殺され、その葬式を行っている最中に泣きはらした目で冨樫にねぎらいの言葉をかけた後、親っさんから小峠、飯豊と共に相良粛清の中心メンバーとして抜擢される。動画終盤で飯豊が相良との戦闘中に駆けつけ、飯豊の勝利を見届けた。当然ながら相良に対しては並ならぬ憎悪を抱いていたが、致命傷を負ってなお極道の誇りを貫く様に態度を軟化させたのか、死に際の彼の要望を聞き入れ、冨樫殺害に協力させられていた鷹橋を見逃す事を決める。相良が死亡した後、飯豊にねぎらいの言葉をかけた。その後小峠に京極組にも死者が出たことでこれからの抗争が激化することを伝えた。

冨樫……ゆっくりしてくれ……

えぇ……そのクソガキの汚れた血を全て搾り取ろうと思います!

Boys, 相良と舎弟の鷹橋も殺る。居場所を突き止めナサーイ

フン、そういう事ならわかった。お前の死に際の望み聞いてやる

飯豊……よくやった。大したもんだ。冨樫も喜ぶだろう……


速水泰輝京極組のモブ構成員にコテンパンにされているところを救出に入る。その後モブをフルボッコにしながらラップバトルをするという珍行動に走った。

この頓痴気。雑魚はお前な野田

(京極組のモブ「ゴエエエエエエ!?」)

勘違いのFool Guy……殺害してもモーマンタイ。目玉クルンするぅ?

(京極組のモブ「た……助けてお願い、言い間違い……」)

韻踏むのは俺やろうガイ! 勘違い!

(京極組のモブ「頭蓋に障害! 暗黒街ィィィ!」)


小林により京極組組長・日下孝次郎が殺害されたことで、国生英明が空龍街に乗り込み、天羽組の下っ端を虱潰しに締め上げてはその実行犯を吐かせようと暴れ回っていた。小峠を連れてその現場に駆けつけた野田は、メンツを潰され怒り心頭状態の国生に「大義のない喧嘩をするな」と挑発して更に煽りをかける。とはいえ、互いに双方組織の古参として冷静にターゲットを見定めており、殺し合いではなく拳による喧嘩で決着を付けようと持ちかけ、国生もそれに合意。


そこからは互いに一切ガードなしの殴り合いを開始し、額や口から血を吹き出しながらの激しい押収を展開。殴り合いでは京極組でトップクラスだと自負していた国生だが、咆哮と共に繰り出されたそのストレートを顔面で受け止めた野田は、そのパンチに気持ちが込もっていないと哀れみを帯びた表情で呟いた。動揺する国生に対し、続け様に今の彼が抱える心の迷い(日下への疑心)を看破した上で、親を疑っている信念のない状態だからこそ、今の国生が本来の実力を出せないのだと指摘。そして野田は、ありったけの信念を込めた全力の拳を国生にぶつけ、とうとう長年のライバルとの殴り合いを制する。


その後、野田はようやく頭を冷やしたであろう国生に、日下が組にも隠していた生前の蛮行(メキシコマフィアと結託し日本でヤクの斡旋を行っていたこと)を濁した上で「お前んとこの親は心底クソだった。ちょっとは調べんかい」と彼の素性を洗うように指摘、ついでに(喧嘩で勝てたのが嬉しかったのか)ちゃっかり打ちのめされて横たわる国生の姿をスマホに収めてからその場を後にした。


国生もその指摘には素直に従い、事務所に戻ると若頭の五十嵐に日下の遺品を調べないかと提案し、その調査によってとうとう五十嵐たち良識派の組員らも彼の許されざる行いの数々を知ることとなり、それに加担していた幹部の桑田といった外道組員も粛清されることになった。


上述通り日下の暴挙が明るみに出たことで、京極組の若頭・五十嵐幸光が暫定的な代表の立場で天羽組本部に謝罪と和睦の申し出のために単身で来訪する。門番であった柏木と小峠の舎弟B(実に数ヶ月ぶりの登場)が激昂する中に現れた野田は、無口無表情のまま五十嵐に近付くなり、その太腿にアイスピックを突き立てる。それでも振り払うこともやり返すことも無く「天羽組長に会わせてくれ」と願う五十嵐に追撃しようとアイスピックを振り上げる野田だが、天羽の制止を受けると直ぐに矛を収め、睨みを利かせながら彼を屋内に招き入れた。


その後は二人の話し合いに小峠と共に同席し、五十嵐の謝罪を静観。途中、五十嵐がドスを取り出した際にはそれを隠し持っていたことに激昂する姿を見せるも再度天羽に止められ、実際五十嵐もそれで己の両手小指を詰め、そのまま割腹自殺をしてでも一条や他の抗争で加担した組員たちの命を守りたいという心情を顕にした。小峠が既のところで止めたことや、天羽も内心で五十嵐の立場に同情があったこと、また野田を含む双方の上層部でもこれ以上の抗争激化に懸念が生じていたこともあってか、その後は天羽により高額な詫び料とシマの自由な出入りという(当然ながら京極組側が圧倒的不利な)和睦条件を掲示された上で、双方甚大な被害を受けることになった天京戦争にとうとう終止符が打たれることになった。


抗争当初から「狙うは日下と一条(北岡殺しの指示者と実行犯)のみ」「それ以外での殺しは余計な火種を生み抗争の激化を招く」として、各々功名心や組のメンツから熱り立つ舎弟たちの制御に回り、死の間際の相良の言葉を受けて鷹橋をターゲットから除外したり、直近の回でわざわざ国生に組織洗浄を促した意味もなくなるため、この回における野田の怒りに駆られたような一連の行動については演技であったと推察される。実際、この暫く後に京極組と羅威刃の間で勃発した京羅戦争で没することになった国生の葬儀で再会した五十嵐には紳士的に接していた(門前での五十嵐への対応も柏木たちが事を起こす前に自らが暴れることで牽制していたと考えられる)。


ただ、北岡を殺した一条についてはたとえ和睦が為されても許しきれない想いは天羽組全体としてあるようで、五十嵐を新たな組長とする新生京極組でも現在は一条が天羽の構成員と接触することがないよう根回しをおこなっているらしい。


新兵器「アイスピックアドバンス」を構えて空龍フールズ(本来は空龍ファイナルズ)のヤサに小峠と共にカチコミをかける。まずは雑魚をアイスピックと拳銃で始末。続いて狂犬長野と戦闘になるが長野程度の銃弾は野田も小峠も真正面から容易くかわす。その後野田は長野のコメカミにアイスピックアドバンスを突き刺すために特攻しに行く。その際小峠から銃を使えと叫ばれたが、何時ぞやのヤキを入れた時ような顔でシャラップと叫び、結局超スピードで長野の背後に回り込み、こめかみにアイスピックアドバンスをブッ刺した。その後アイスピックアドバンスは刺さった頭ごと爆発した。長野を殺したあとフールズのボスの海堂が居たがそちらは怒り狂う小峠に任せて帰って行った(海堂は小峠に尻の穴を狙撃され殴られネイルガンで滅多刺しにされるという末路に至った)。因みにアイスピックアドバンスで長野を仕留めた直後、ドヤ顔でアイスピックアドバンスを自画自賛したが、後に小峠から全否定される事になった。

君らに三つの選択肢をやろう! 死or即死or死ィイイッ!

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄野田ァーーッス! 後ろもシャッサーッツ!

だぁれ? ラッセンが好きなのかぁ?

ボーイ、死ィにたくなければ3那由多回まわってワンしなさァい

ボーイ、俺の新兵器、“アイスピックアドバンス”……喰らってみるかーい

Shut up!! ハイリスクの先に見えるものがある野田ァァァ!

(長野のこめかみにアイスピックアドバンスを突き刺して跳び離れ)「ここからがアドバァァァァンスッ!!

刺せば3秒後に爆発する 発明してしまった野田

(小峠「いや 刺した時点で致命傷だし圧倒的な力の差が無いとできないよ?」)

(窓から逃げようとした海堂を指差し)「カーブトちゃん、ショットしなさァい


野田は組員だけでなく中田芳樹という闇金社長にも生き死に教育を施しており、組員同様に身内愛を持っていた。しかし中田に北辰会という没落ヤクザ組織の組長北田と息子武臣が「調子に乗ってる」と言いがかりを付けて強盗殺人を働き中田は死亡。小峠と共に葬式に参加し妻子に挨拶をして北辰会抹殺の決意を固める。

小峠と飯豊を引き連れカチコミを決行し息をしたら殺すと叫ぶ程の怒りと共に雑魚を殲滅、武臣は同じくブチギレた小峠に抹殺を任せた後、飯豊の案内で組長室にカチコミしたが、北田はあろうことか強盗した中田の金で命乞いをしてきた。その醜悪な行為に更にブチギレ、北田をフルボッコにした上拷問室に連れ込み、目玉を摘出してからどこかで聞いたことのあるリズムで釘バットでフルボッコに。最終的に北田は小峠のカンナ削りで抹殺され報復を完了し、強盗された中田の金を妻子に渡す方針を決めた。

Two boys, 計算ミス即ちィ?

(小峠「死です!」 中田「(え? これ、俺もなの……?)」)

Yes, 連帯責任

この度はお悔やみ申し上げます…… 生前、中田さんには公私共にお世話になりました……

飯豊ォ……俺は機嫌が悪い。視界に入ったら殺す。入らなくても殺す……

中田ァ、ミスをしたらどうなるゥ?

(中田「決して逃れられない死が訪れますゥ!」)

Exactly. そのとーりィ

Fool mans! 息をしている人は教えなさい! 殺してあーげるッ!

第一息してる人発見! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄野田ァーッ!!

(北辰会構成員「ブレス!」)

1恒河沙回刺すからカブトォ、数えてくれるゥ?


狂人軍師を襲った謎の悲劇編集

ある日、舎弟の飯豊朔太郎からの相談を持ちかけられ、丁度暇だったことから話を聞くことに。内容は、彼の友人・磯部がコロナ禍による失業と困窮から山村啓介という男の下で特殊詐欺の仕事を受けたが、罪悪感からそれを続けることが出来ず、天羽組でなんとか磯部を助けてやれないかというものだった。


当然、そんな自業自得な話などで動くつもりはなかった野田だが、小峠のフォローで山村の詐欺グループが空龍街の老人たちをターゲットにしていることが触れられ、放置はできないという結論に至った。磯部が組織の情報を既に外(飯豊)に漏らしていることもあり、野田は飯豊には「そのダチには今すぐ自首するように伝えろ」と指示するも、彼は小峠が取り次いだ情報屋の伍代千隼とのアポを優先しており、その間に磯部は山村たちに捕まってしまい、飯豊を叱責した後すぐに飯豊・小峠を連れて山村の所有する倉庫へのカチコミに向かう。


到着した倉庫の鉄扉を開くと、案の定山村たちに拷問されたであろう無惨な死体となった磯部が出迎える。自責の念からその場で泣き崩れる飯豊を、野田は怒りの拳で殴打。極道である自身らは、鉄火場で仲間が討たれたなら悲しみに暮れる前に相手に100倍返しにするものだと叩き込み、飯豊もその言葉を受けて涙を引っ込め、奥の事務所にいる仇敵たちに狙いを定めた。


その後に開始された詐欺グループとの戦闘では、野田は(相手がチャカを所持していないこともあり)自ら先陣を切った飯豊や小峠に任せ、自身は怒りで前のめりになっている飯豊の背後を狙う敵をその都度始末するフォロー役に徹した。そして更に奥の社長室にいた山村を前に、飯豊からの「自分一人で相手をしたい」という申し出を許可。飯豊は山村の隠し持っていた拳銃を2発も喰らいながらも、磯部を嘲る山村の攻撃を真っ向から受けながら前進し、そのまま相手の腹を真縦に斬り裂いて勝利する。それでも辛うじて生きていた山村は、小峠の肩を借りて闇医者に向かおうとする飯豊に最後っ屁の銃弾を浴びせようとするが、見抜いていた野田はその手を捻り上げるとともにコメカミにアイスピックを刺して山村を絶命させた。

怪我で入院することになった飯豊を見舞った後一人で帰路についた野田だが、突然なんの前触れもなく、二人組の男が野田の背中に飛び込んできた。二人は何事もなかったかのようにそのまま人混みの中に消えていったが、ぶつかられた野田の背中には一目で致命傷と解る程の大きな切り傷が刻まれていた。またいくつもの修羅場をくぐってきている野田に全く悟らせぬほど完璧に気配を消し遂行された襲撃に、一切対処が出来なかった野田も直ぐに何者の差金かを思案するも、その痛みと出血量により間もなく意識が遠のき、そのままうつ伏せに倒れ込んでしまう。


通行人からの通報があったのか、間もなく救急隊や小峠・飯豊が現場に駆けつけ、病院へ緊急搬送される。その際の顔色は完全に血の気が引いており、そのまま集中治療室に担ぎ込まれ全く余談を許さない状態となっていた。この野田襲撃事件は天羽組内でも大きな波紋を呼び、特に同動画内では小峠の他に小林や和中、そして天羽組長らが野田が狙われたことに凄まじい怒気を放っていた。


伍代の調べにより、野田襲撃犯として可能性が高い組織として、最近村雨町にヤサを築いたという関西の巨大極道組織「天王寺組」が候補に上がり、錦野という男が支部長を務める村雨町支部へと出向くことに。はじめは冷静に話をしようとした天羽たちだが、錦野たちは「急に殺人鬼呼ばわりされて襲われた正当防衛」だとして突然銃を抜いてきたため、これまで相手を喰った態度で煽ってきた言葉と合わせてとうとう堪忍袋の緒が切れた護衛役の和中の怒りが爆発し、そのまま錦野ら支部構成員を殲滅。この出来事は直ぐ様、天王寺組若頭にして今回の野田襲撃の首謀者でもある大嶽徳史の耳にも届き、以後「羽王戦争」と通称される東西極道による大抗争へと発展していくことになる。


未だに意識が戻らず生死をさまよっているとのこと。

そして京極組の高砂のように、日頃野田が発していた金言が、MCの速水・飯豊の二人から紹介された。

過去に固執即ち死! 過去なんてもんは未来が決める野田ぁ」:これからの未来をどのように生きるかによって、過去の価値は新しく塗り替えられるという意味。

若いうちの苦労買わない即ち死ぃ」:苦労を買うとは経験をすると同義で、若いうちに苦労を積み重ねないと、歳をとってから巻き返すのは至難の業という意味。とはいえ天羽組では巻き返す猶予も与えられず、確実に死ぬ。


一般病室に移されるも未だ意識が戻らず、冒頭では見舞いに訪れた小峠が心配そうに見つめていた。

しかし、動画の終盤でようやく意識を取り戻し、報せを受けて病室に駆け付けた小峠と飯豊を半身を起こして出迎え「俺即ち不死」「背中に羽を取り付ける溝ができただけ」と豪語するなど、まだ体の自由は利かないながらもいつもの調子を取り戻していた。その後、この回で起こった本部襲撃で舎弟が4人殺害された話を聞き、小峠と同様に天王寺組への怒りを燃やした。


以後もしばらくは入院は続き、各回冒頭で小峠のモノローグと共に入院中の様子が紹介されている。奇抜な言動で騒がしくしているが、小峠はこうした振る舞いも自身らを心配させまいとしていると解釈していた。また、入院期間中も組織での問題事に際して意見や知恵を与えたり、後述の「アイスピックドローン」の開発と操作練習、病院の備品を使ったアイスピックのラッシュの特訓、読書で知恵を深めたりと、休息の時間も有意義になるよう工夫して過ごしていた模様。


香月が天王寺組の調査に入れ込み過ぎてしまい、小峠から相談を持ち込まれる。

話を聞いた野田は小峠を介して、香月が内心で憧れているらしい須永に香月を指導するように指示。須永は(これまで兄貴らしいことをしたことがないらしく)はじめはイヤイヤ言っていたものの結局引き受け、その想定通り香月も須永の言うことを聞き、以後は小峠も含めた3人で、潜伏する天王寺組のヤサの捜索に乗り出した。


また、この回で実は香月を組に入れたのが野田であったことが判明した(回想では「天羽組」と言っていたが、これは脚本のミスだったようで後に当時の名義である「田頭組」に修正されている)。


まさかの久我シリーズに登場。

半グレ集団「羅威刃」との京羅戦争の最中、組織の情報が相手に筒抜けである現状に疑念を抱いた国生が、見舞いがてらにアドバイスを貰おうと、かつての敵でキレ者として認めていた野田を訪ねた。野田は長年のライバルで、また顔がいい国生に個人的な醜い嫉妬から暴言を並べつつも、彼の話す組織の現状やそこから予想される敵の動きについては真面目に答えた。


野田の見解として、羅威刃もとい半グレは自身ら極道のように仁義は皆無で、道理や仕来り、人情よりも自身らの損得のみで動くと前置きし、おそらくは金に色を付けられリークしている内通者がいると予想。国生も、拝金主義者だった先代に絆された組員は五十嵐に代替わりして間もない現在も潜伏していると納得し、以後は内部にも警戒を向けることで結論付けた。非常に参考になる意見をもらえたと感謝する国生に、野田は「感謝の気持ちは焼肉で表せ! 奢る野田! 松坂牛限定!」と厚かましく謝礼を要求するが、国生は「快気祝いだ」と笑顔で応じ、早く退院するようにエールを贈って別れた。


…しかし、程なくして国生は秋元との戦いで戦死。見舞いに現れた日が国生との今生の別れとなってしまった。


前回に引き続き、久我シリーズに登場。

戦死した国生を弔うため、小峠を連れて葬儀に参列した。焼肉の話を引き合いに、遺体の前で悪態を漏らしつつ、寂しげな表情で国生の顔を見つめた。その後、五十嵐から参列したことを感謝され、国生から色々なことを教わったことを話した。天京戦争では五十嵐の親父を罵っていたり暴力を振るったりしたが、今回は丁寧な態度で接していた(彼が和睦後に京極組組長になったこともあるかもしれない)。


まだ入院中であるが小峠の回想に登場。

過去に喧嘩に負けて帰ってきた速水に対し、胸ぐらを掴んでアイスピックを持った状態で凄みかかり、ヤキをいれていた。かつてヘマをした自身の舎弟に対し、アイスピックで太腿を滅多刺しにしたことを考えてみれば穏健になったと言えるのだろうか?


天王寺組との抗争で兄貴分の工藤清志が殉職し、葬儀が執り行われる。

野田は以前の国生の葬儀の頃から更に回復したようで、今回は杖を使わずに参列した。組長や若頭、他の舎弟各々が涙を流しながら別れの言葉を送る中、唯一野田のみ涙を流さなかった。


葬儀の後、野田は和中と飯豊を誘って居酒屋へ出かける(後の回想描写から、工藤とよく来ていた行きつけの店とおもわれる)。飯豊から、まだ療養中なのに酒が大丈夫なのかを心配されるも、今日飲まずにいつ飲むのかと言い伏せて3人で工藤の好物でもあった日本酒を呷った。そして、はじめに語り出した和中に続く形で彼自身も工藤との過去を明かした。野田は若手の頃から喧嘩も頭脳も優秀で、当時の田頭組エースであった工藤の背中を預かる程だった。しかし野田はあまりにも優秀過ぎたためか異常にプライドが高く、ごく一部の有能な者を除いて他人に興味が持てないという重大な欠点があり、本来舎弟を教育する立場であるにもかかわらず、事務作業でヘマをしたら直ぐに見限って遠ざけてしまい、ついには「若衆潰し」と不名誉なレッテルを貼られて一時は舎弟が一人もいないほど孤立していた。その事を憂いていた工藤は野田を飲みに誘う形で話をする場を設け、厳しくてもいいから下の者に物を教える大切さを野田に説いて聞かせた。野田は無能な者には教える意味はないと反論するも、工藤は叱責とともに「出来る出来ないではなく教えるべき者に教える」ことの大切さを野田に言い聞かせた。


そして、語り終えた野田の持つお猪口に、雫が零れ落ち始めたのだ……

……耳にタコができるくらい言われた説教なのに……なんで今こんなに聞きたいんだろうなぁ……

葬儀では涙を堪えた野田だったがこの説教を思い出し、和中と飯豊の横で慟哭した。

工藤の兄貴……早すぎますよ……もう一遍、あの話をしてくださいよぉ……!!!」


葬儀で涙を零さなかったのは、工藤亡き天羽組において自身がその役割やポジションを担っていく覚悟を抱き、上に立つ者としてのプライドを下の者に見せていく姿勢の現われかもしれない。


天羽組と懇意であった飛鳥井康成という資産家が、ある日、自身の会社で首を吊った姿で死亡しているところを発見される。娘の瑠美は、前日の様子から父が自殺する筈がないと何者かの暗殺を疑い、かつて父と謁見していた天羽に同席していた野田の存在を思い出し、コンタクトをとった。野田も快く応じて彼女を喫茶店で対面し、資産家の裏事情に詳しい人間として飛鳥井と同じ旧華族出身である拷問ソムリエ伊集院茂夫を紹介。まだ他殺と断定できる材料を掴みきれていなかった為、伊集院と野田は双方で調査を開始。結果、やはり飛鳥井は彼に嫉妬した同業の音羽の差し金で殺害されたこと、その実行犯が暗殺者ギルド「CODE-EL」に所属する“隠し玉の山田”であることが判明する。互いにそれぞれの情報を掴んで共有した際には、目を見開いて怒りを顕にする伊集院、狂気の笑みを浮かべる野田による素敵なツーショットが描かれた。


その後、瑠美から正式に依頼を受け、伊集院は山田を、野田は音羽をそれぞれ捕えるために行動。野田は未だ退院間もなく組の業務復帰前だったが、飛鳥井を殺して油断しきっている音羽を捕まえることなど容易いようで、女遊びに現を抜かす彼を襲撃し(このあと伊集院の拷問があるため)アイスピックを使わず怒りの乱打を浴びせて身柄を確保、伊集院に引き渡した。


因みに、伊集院は極道も含めた裏社会の人間は外道へ落ちる懸念があるためか、彼らに対しては基本呼び捨て、威圧を向けて牽制しているが、野田に対しては工藤と同じく「さん」付けで呼び、会話の際も互いに敬語で接している。更には依頼人に伊集院を紹介させる事で音羽を探り、自分達天羽組が音羽の身柄を確保する代わりに始末は伊集院に任せるなど抜け目がなく、伊集院からもキレ者と言わしめ一目置かれているようだ。ただし、モノローグ内では他の極道同様呼び捨てで、「工藤」と呼ばれていた工藤程の敬意は抱かれていないようだ。


【記録:不明】

上述通り単独での行動で小峠が不在。

またアイスピックを用いずだったので過去の追い風参考記録と同様、正式レコードに入らないと思われる。


阿久津と飯豊と共に、未だ意識不明状態の小峠の見舞いに赴く。小峠のことを心配してか、阿久津が彼の日々の貢献で組織が円滑に回っていることを話すと素直に認めていた。その後は飯豊が阿久津について尋ねたことを切っ掛けに、若頭になるまでの彼自身の過去が語られ、その中で野田も須永とコンビを組んでいた若手時代の姿が明かされた。


野田が阿久津に従うのは単純に若頭(組織No.2)であることもそうだが、彼が自身ら部下のことをよく見てくれていることが大きく「必要なモンは揃えてくれるし、長所は褒める、ダメな所は言う、ありがてえ話じゃねえか」と、普段尊大な野田が珍しく具体的な理由を立てて阿久津の長所を上げ、如何に彼への敬愛と信頼が強いかをうかがわせた。


そうした談話から間もなく、とうとう小峠が意識を取り戻す。嬉しさからボロボロと泣く阿久津や飯豊の横で、野田も嬉しそうに氷室と肩を組みながら彼の復活を喜んだ。


序盤のみ登場。意識を取り戻した小峠に対し、改めて工藤の死を知らせた。一応、工藤のことについては目を覚ましたときに阿久津が口走っていたが、まだ朦朧としていたためか聞き逃していたようで、小峠は野田の説明を受けて絶句した様子であった。


同じく工藤を慕っていた(ましてや、意識を失う直前の状況から自身を庇って死んだことも直ぐに察した)小峠は号泣し「(工藤ではなく)俺が死んだら良かったんだ」と言葉を溢すが、野田は凄まじい怒りの表情で小峠の胸ぐらを掴み「おい、コラ……そんなこと口が裂けても言うな…… 次言ったら怪我人だろうがぶちのめす」と威圧した。これは工藤が最期に示した仁義を踏みにじる発言であることへの怒りと、小峠に変な気を起こさせまいと敢えて厳しく当たったようで、泣き続けながらも失言を謝罪されると直ぐに手を離し、彼の気が落ち着くまで黙って様子を見守っていた。

(因みに過去、京極組でも宿敵の死に対して同じことを言った中堅極道を、五十嵐幸光がこのときの野田と同じようにゲキを飛ばしている。)


なんとか戦線復帰はできる見込みがあるのだが、未だリハビリ期間中のため在宅状態にあり、その裏で天羽組本部付近にて須永と城戸が壮絶な死闘の末、須永は戦線離脱が確定の重症を負った上に城戸に本部侵入を許してしまうという最悪な状況が起こっていたことを知る由もなかった(本部の守りに就いていた速水が小林と和中に鬼電したことで事無きを得たが)。


活躍な野田(野田神完全復活以降)編集

冒頭から物騒な発言をしながら遂に完全復活。小峠も飯豊を付き合わせてバンザイで迎え入れ、モノローグ内でも普段の落ち着き払った声よりもだいぶウキウキした声で野田神の復活を喜んでいた。組長・若頭に長い休暇をもらってしまったことに謝罪した後、早速自分がいない間緩み切っていたであろう舎弟たちを徹底指導したりと、日々の業務でもすっかり本調子を取り戻した様子だった。そして、今回の羽王戦争の発端である自身を刺した下手人を仕留めようと行動を開始。これは単純に刺された事への憂さ晴らしの他に、今後同様の不意打ちを未然に防ぐ算段もあったとおもわれる。


贔屓にする情報屋の伍代が何れ依頼があるだろうと事前に調査していたことで、直ぐに実行犯である大嶽お抱えの殺し屋コンビ・ジョンとダンの情報を掴んだ野田は、まずは自身が復活した情報を敢えて天王寺組に掴ませ、失敗の汚名返上のために二人を東京まで誘い込むことに。彼らが利用する新幹線の到着する駅内各所に最新鋭の超小型監視カメラを設置し監視ルームを設営、小峠・飯豊三等兵と連携して連日に渡り始発~終電の間を張り込み続けた。5日目、とうとうターゲットの殺し屋二人が新幹線のグリーン車で東京に到着。出入り口で待機していた舎弟に乗り込んだ車のナンバーや車種を報告させ、自身らも車に乗り込んで追走する。赤信号で停車したことを確認すると、車から飛び出して新兵器「アイスピックドローン」を操作し、相手車両へと接近させた。入院中に考案・発明・操作練習をしていたことで、直ぐに車両の真上を捉えるも、小峠は硬い車体をアイスピック、ましてやドローンの推進力で貫くことは不可能と思っていた。


しかし、そこは卑怯王・野田一。取り付けたアイスピックは以前小峠にダメ出しされた「アイスピックアドバンス」であり、針が車体に触れるなり大爆発を起こし、運転していた傘下半グレは即死、ジョンとダンも大怪我を負って車から飛び出してきた。ボロボロの二人の前に敢えて姿を現した野田は「正々堂々やってやろう」「二人ががりで来い」と、彼らコンビを一人で相手すると宣言。辛うじて動ける状態のダン(黒マスクの方)がこの挑発を買って最初に動くが、野田の指示を受けていた飯豊が背後に目掛けて車で突撃してきたことでアッサリと死亡。残されたジョン(眼鏡の方)は野田の卑怯っぷりにすっかり戦意を喪失し這ってでも逃げようとするも、野田がそれを許すハズもなく、小峠にいつもの合図を送ると、ジョンに馬乗りになって恒例のラッシュを浴びせて惨殺した。徹底した卑怯っぷりもそうだが、殺し屋たちにしっかりと意趣返しを込めて「背中」への攻撃でトドメを刺し、格の違いを見せつけるその戦いぶりは飯豊に「3周回って尊敬する」と評された。因みに制作陣が狙ったのかは不明だが、動画がアップされた2月4日は野田の誕生日であり、ファンから待ち望まれた復活、集大成とも呼ぶべき活躍ぶりと合わせ、3段重ねでオメデタイ回となった。


【記録:1秒間23回】

全盛期とタイ記録。復帰明けとは思えない体のキレだと小峠も絶賛していた。


ついに復活な野田!喜べ愚民ども!搾取の日々を贈ろう‼︎



四国への遠征から舎弟の青山琉己が帰還。

青山は遠征前の頃から野田に肩もみマッサージをすることが習慣だったようで、出迎えた阿久津や小峠への挨拶もそこそこに、丁度事務所で椅子に座り寛いでいた野田の背後から近付き(また背中をとられてる…)、アロマと共に久々のマッサージをしながら帰還したことを報告。野田もあまりの気持ちよさにフニャフニャになりながらも、マッサージの腕前で直ぐに青山だと気付き、嬉しそうに迎え入れた。


電車での移動中(曰く「庶民の感覚を取り戻す」為との事で、席は空いてはいたが敢えて吊り革に掴まって立ち乗りしていた)、自身の前に位置取ってきた女性客が突然「(野田に)お尻を触られた」と騒ぎ始める。当然、野田はそんなことはしておらず、毅然とした態度で反論。直ぐに土下座すれば許すと促すも女は尚も騒いで口汚く野田を罵倒、その醜悪な笑みから彼女が痴漢冤罪で荒稼ぎをする外道だと看破し、容赦ナシの右ストレートで制裁すると共にアイスピックで脅して共犯の男の存在を吐かせた(この際、女を見捨ててシラを切って逃げようとする男の行動にも怒りを見せ、同じく鉄拳制裁を加えている)。


二人を電車から引きずり降ろした後、これまでどれだけ強請ってきたかを詰問。完全に萎縮した男が「冤罪で騙した人数が20、騙し取った慰謝料総額が300万」だと明かすと、20×300万で計算してアイスピックで1那由多回刺すことを決定し、いつものラッシュで男の脚を破壊した。


【記録:不明】

計測役の小峠不在のため。


女でもゲスは容赦なし!ゴーマイウェイッ‼︎


天羽組長の提案で、主要の組員たちの慰労も兼ねた花見が企画される。小峠から当日の場所取りを命じられた速水と飯豊は、張り切って前日から場所取りをすると意気込んでいたが、野田はそれでは一番いい場所がとれないとして今すぐに会場を押さえておくように命令。アイスピックを眼前に向けられ震え上がった二人は、言いつけ通り当日まで代わり番で花見の場所取りをする羽目になった。更には、宴席に華を添えるため香月に女装して花見に参加するよう指示し、潜入のための女装姿を無闇に見られるのはマズイと反論されるが「それを補えるくらいのバリエーションがあるだろう」と更に言い返し、結局従わされた香月は当日に女装姿で参加。普段とはまた趣の異なる赤フレームのメガネ美女に扮した香月に酌をさせ、ご満悦の様子だった。


準備期間から如何にも彼らしい無茶振りをしていた野田だが、乱痴気騒ぎも落ち着いてきた頃、近付いてきた小峠を誘い共に酒を酌み交わした。現在の彼が「随分と逞しくなった」と、普段のシノギや抗争の中では言えない褒め言葉を贈り、組入りした頃の小峠はあまりに頼りなく、自身ら兄貴分たちに萎縮しきっており「すぐにケツまくる(逃げ出す)と思ってた」と当時の印象を振り返った。小峠も野田や他の兄貴たちが厳しく当たりながらも長らく成長を見守ってくれていたことに改めて感じ入り、泣くのを堪えて声を震わせていた。また香月についても、ここ最近の抗争では平静さを欠いて暴走する場面がみられることから、もう少し自分のいう事を聞くように指摘し「もう知り合いがいなくなるのは御免だからよ……」と続けた。ポツリと呟くような声であったが、共に浮かべた寂しげな表情や、実際にこの1~2年で組の内外で多くの親しい人物らを失ってきた野田の言葉には、小峠も言い様のない重みを感じ、返す言葉が出なかった。


その後、集合写真を撮るタイミングで病院を抜け出してきた須永が駆け付け、楽しげに談話していた。写真では後列中央の天羽組長の右隣に並び、両腰に手を当てたポーズをとっていた。


抗争中間期に生まれた余暇の時間を利用し、舎弟の(コソクメシ)を誘って雲雀町に最近出来たサバイバルゲーム施設へ出かけ、人生初のサバゲーを楽しんだ。


野田は飯豊と、小峠は速水とそれぞれチームを組んで対戦するが、このとき野田は相手の小峠チームに壊れたゲーム用ライフルを渡しており、小峠たちも試合が開始されてからようやく気付くことに。その卑怯さもさることながら、会場に設置されたコンテナ等の障害物を軽々と乗り越えたり壁走りをしたりと、常人ではありえないアクロバティックな動きで実戦さながらに暴れ回ってみせた。小峠の方も、遊びですら卑怯な手段を行使した野田に珍しく凄まじい怒気をみせ、ゴム製ナイフで孤軍奮戦して飯豊を倒し銃を奪う善戦をみせるも、野田は小峠の視線が飯豊に向かっている隙きに高台に避難し、彼が銃を構えるより速く飯豊諸共銃弾の雨を浴びせ、チーム戦のハズが一人勝ちするという最後の最後まで卑怯に余念の無さを見せつけた。土壇場で裏切られた飯豊だったが「卑怯を見破る目がめっちゃ鍛えられる」と一周回って感心していた。


しかし、試合が終わった頃に苦流武死(クルブシ)という半グレ集団が店にミカジメを強要する場面に出くわし、組のシマではないにしろゲームを楽しませてもらった手前見過ごせず、暴れる彼らに割って入った。銃を抜いてきた半グレたちに対し、野田たちはゲーム中に間違えないように本物の銃を更衣室に置いてきてしまったため光り物のみで応戦することになってしまうも、4人での連携、顔にBB弾を当てる目眩ましやドラム缶や鉄板等のゲーム会場内のギミックを上手く活用して銃弾を回避しながら徐々に敵勢を減らしていき、最後は舎弟3人に注意が逸れたリーダー格を野田が上から奇襲をかけ、いつものアイスピックの連撃で殺害し無事に勝利。図らずも有合せの道具で死線を越える実践的な訓練まですることになってしまった。


【記録:1秒間20回】

着替えた際にチャカは置いてきた小峠だが、何故かタイムウォッチはちゃんと常備していた様子。


同盟の丸山組に向かった筈の天羽からの緊急連絡が入り、待ち伏せていた天王寺組戸狩派による襲撃を受けている事態を知って、同じく本部で待機していた小林のバイクに2ケツして現場の久遠町を目指した。…しかし、この間に駆け付けた若頭の阿久津が、天羽たちを庇い戸狩を押さえる形で殉職。二人が到着した頃には既に戸狩たちの姿はなく、代わりに既に事切れた阿久津を発見することになる。


敬愛する阿久津の死を受け入れきれず硬直するも、直ぐに声を上げながら駆け寄り、阿久津を失ったショックに慟哭した。

カシラぁあああ!なんじゃこりゃぁああ!


前回の終わりから物語が開始。天王寺組に加担し天羽組を裏切った丸山組を殲滅するために合流が遅れた和中と小峠が、空に上る黒煙を頼りに同じく現場に到着。横死した阿久津の姿に野田たちと同じく号泣した。その後、阿久津の遺体は小林が背負い、4人は一言も言葉が出ぬまま本部へ帰還する。


3日後、まだ傷も充分に癒えぬまま天羽が復帰。功労者であり自身にとっても長年の舎弟でもある阿久津をこのままに出来ないという天羽の心情を受けた野田と小峠は、抗争中ながらも阿久津を手厚く葬る事に賛同し、葬儀の準備に取り掛かる。葬儀当日は、小峠が「涙を流さない組員は一人もいなかった」と称する通り、野田も工藤と立て続けに信頼する先達を失ったことに堪えたのか、自らを卑下してその不条理を呪うように涙を流していた。

カシラ…逝くのが早すぎますよ 俺みたいな悪人じゃなくて…何でこんないい人が…


阿久津の葬儀の後、南雲梗平が(実はほぼ全身不随状態ながらも生きていた)室屋柊斗と相討ちとなる形で死亡し、立て続けの悲劇に組員皆が多くの悲哀を背負いつつ天王寺組への憎悪を更に強める。そうした中でも普段のシノギは疎かに出来ず、二人が抜けた分も含め、それぞれ連携して日々の業務を回していた。


ある日、小峠がシマのパトロール中に偶然見かけた、如何にも乱暴されたようにボロボロな姿の女性から、輪威怖(ワイフ)という半グレが立ちんぼ女性やその利用者を狙った極めて悪質な商売の実態を知る。彼らは立ちんぼが違法行為であることをダシに、客を偽って対象の女性に近付いて料金交渉をする場面を盗撮し、ネットに拡散すると脅しをかけて手籠めにし、過剰サービスを売りにした傘下の違法風俗店で働かせていた。同時に迷惑系配信者も雇い、利用客の男性(特に公人など違法行為がバレれば立場が危うい人物)が立ちんぼ女とホテルを出入りする現場も押さえさせ、口止め料を徴収するという二重取りも行っており、話を聞いた小峠も当然見過ごせず、即座に本部に連絡。


話を受けた野田は自ら囮捜査に乗り出し、立ちんぼ女性に協力費用として大金を払って話を合わせるように指示し、相手に聞こえるように自分が公務員であると騙りながらホテルへと向かう。想定通り、ホテルに入ろうとしたタイミングでまんまと騙されたターゲットの二人組が現れ、いつものように撮っていた映像をチラつかせて「世直しのため」と聞こえの良い方便を語りながら野田に口止め料を要求。ここで野田が天羽組の人間(極道)であると正体を明かすと、ヒヨった二人は「すぐ消します」と顔色をうかがっておべっかを使うが、この姿勢がかえって野田の怒りを買い、相手によって態度を変える信念のない主張をする彼らを制裁。その後、更なる制裁を行うために連行したようだが、その顛末は不明。

また、二人を連れ出す前に協力者の女性(同じく野田が極道と知って震え上がっていた)には仕事の完了を伝えて帰るように促し、また自身も違法行為(立ちんぼ)を止めるつもりはないが法に背けばいつかしっぺ返しを喰らうということを真面目な表情で指摘した。

なお、二人組の雇い主の輪威怖は小峠・亘清の二名のカチコミによって壊滅した。

心配すんな変な事はしねえ、この辺をうろつくハイエナ野郎を懲らしめるだけだ

こんな可愛い子が2万でラッキーなのだ 一那由多時間遊ぼうなァ

(立ちんぼ女性「一那由多時間って…417阿僧祇日ってことじゃん」)

俺は極道だ 生きるためなら立ちんぼをやめろとは言わねえ…だが無法の行為にはリスクがつきもんだ、覚えとけ


天羽組と友好関係にあった篠原組の元組長・宅間が本部に来訪する。宅間は既に組の看板を降ろし、極道から足を洗った立場であったが、長年の組織交流の中で特に親しかった阿久津の死を知り、なんとしても天王寺組に一矢報いたいという想いから協力を申し出た。その心情を買った天羽の決定により協力が許され、野田と小峠、そして宅間の主導で、未だ潜伏先が不明な大嶽を狙う作戦が計画される。


内容は、地元半グレや愚連隊を丸め込み勢力を拡大している天王寺組の行為を利用し、極道を離れて久しく顔の割れていない宅間が「ただの愚連隊」を演じ、周辺での喧嘩で評判を買って相手組織に侵入するというもので、約1ヶ月に渡り身体をはって組織に貢献を続け、ようやく信用を受けて大嶽に接触の機会を得る。


その当日、天羽組は潜伏先の綾波町全域に武闘派組員たちを配備し、野田と小峠は宅間の持つGPSの位置を確認して直ぐに全勢力に連絡が及ぶよう本部に待機していた。しかし、大嶽が乗っていた車にはGPS対策がされており、宅間の位置情報が途中で途絶えてしまう。後に車を降りて復旧したのは、綾波町から遠く離れた志正町の料亭であった。距離が離れ、配備していた組員らでは直ぐ現場に向かえないと判断した小峠と野田は、急遽作戦を変更し、比較的近い自身ら二人で宅間の増援に向かうことを決定した。宅間が戸狩に討たれる前になんとか合流することに成功し、阿久津殺しの下手人でもある戸狩に怒りを込めたロングアイスピックで襲撃した。しかし、その攻撃はいなされてしまう。

そこへ岸本が乱入してきたのを確認。瀕死の状態にある宅間を救出するという選択をし、急いでその場を離れた。

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄野田ァ!

戸狩ぃ、お前も大嶽も絶対殺す…… 首洗って待っとけ


情報屋の風谷から「近々、隔年で開催される大阪にて関西の有力極道と政治家が集まるパーティーが催され、天王寺組トップも参加する」という情報を買い、香月にそのパーティーに潜入してそのトップからなにか情報を引き抜いてくるように命令。様々な紆余曲折の末に香月は無事にコンパニオンとしてパーティーに潜入し、天王寺組組長・三國貞治が他の参加者の前でボヤいていた「東京で味方になった極道がヤクに手を出した」という話が出たことを受け、綾波町の北大路組の組長が廃人となった話と結び付け「現在、綾波町に潜伏する天王寺組も売人をシメに動く」と推察。そこで組員全員に「綾波町の売人をマークし、天王寺組が尻尾を出すチャンスを狙う」ように指示した(結果、入院中だった飯豊が独断で動き、大怪我を負いつつも敵の重要戦力の一人・岸本隆太郎を討った)。


パーティーでの任務を終えた香月だが、その後も敵に怪しまれぬようしばしコンパニオン業を継続しており、その間に「潜伏する大嶽のヤサを突き止める」「敵組長の三國の真意を確かめる」という2つの目的を持って小林・速水が続いて大阪入りし、合流した香月との3人(ついでに作戦中に小林に男惚れした地元半グレの茂木功志郎)で協力し、再度天王寺組に接近。双方で充分な成果を手にして本部に帰還する。その後は天羽・小林・小峠との4人で会議を開始。小林が直接三國に聞く形で彼自身に東京侵攻の意志がないこと、また現在の大嶽たち東京組のヤサが北大路組本部であることを受け、天羽から改めて、大嶽たちを打ち取ることがこの戦争の大目標であると定められた。


以後は天羽と野田で具体的な作戦を決めることになるも、既に阿久津や工藤といった組の主軸をはじめ多くの組員たちの命を奪われたことで全員が冷静さを失い視野が狭まっていることを察知。そのため決定した作戦においては、三箇所ある北大路本部の出入り口に自身を含めた6名(野田・和中・須永・永瀬・小林・速水)を各所2名ずつで分散して完全包囲し、大嶽を絶対に逃さない布陣を考案。コンビ歴の長い小林・速水組が裏口から、銃が得意で撹乱が期待できる須永・永瀬組が正門から、そして自身は和中と北門から同時に攻め入ることで合意を取った。


また、本部が手薄となる懸念から小峠・香月・宇佐美・亘清には本部警護を指示。当然、自らも大嶽の元に攻め入る腹積りだった小峠と香月からは抗議されるも、野田は「親っさんがとられたら負け」「親をとられる極道は信用をなくし、マトモなシノギも出来なくなる」と説き、普段の恐喝まがいの命令ではなく明確に理由立てして二人を納得させた。…ただ内心では、格上の戦闘者を前にしても引かずに命を捨ててでも一矢報いようとする小峠、女装の為に体を極限まで絞っているせいで近接戦で不利な香月には、戸狩ら武闘派の層の厚い敵兵が占める攻城戦は命を落とすリスクが大きいと見ての決定だった(速水に関しては小林とのコンビネーションを期待しての完全な賭けである模様)。


決行日である翌日、野田たち6名は小峠と香月に武運を祈る言葉で見送られながら、いよいよ長い戦争に終止符を打つため、北大路組本部へと向かっていった。


北大路組本部前に到着した野田たち6名は前日の打ち合わせ通りの配置に付き、18時30分、ついに突入作戦を決行する。銃よりも速い剣速を持つ和中がいることで、野田が加勢すること無く北門の番をしていた組員らを瞬殺して内部へと侵入。防犯カメラを発見次第破壊し、敵に少しでも自身らの情報を与えぬように相変わらずの抜け目のなさを見せた。


しばし北大路組の広大な邸宅を虱潰しに回って大嶽を捜索していたが、途中、以前より天王寺組員を見かけたら即連絡するよう根回ししていた空龍街の飲み屋「ロザリオ」のマスターから戸狩を見かけたという連絡が入る。実はこのとき戸狩は大嶽の命令を受け、天羽組本部のある空龍街に前線基地を設けようと半グレ組織「流運破(ルンバ)」のアジトを制圧しに出かけていた。野田は、戸狩が本部に不在であるこの現状が好機か危機かをしばし自問自答し「戸狩がこのまま戻らず、現在彼に対抗できる武闘派がいない天羽組本部を狙う」という最悪の可能性がよぎり、同行していた和中に事の次第を伝え「ここは何とかする!親っさんと可愛い下っ端の元に行ってくれ!」と指示。和中もこの事態を重く受け止め、直ぐに天羽たちの元へと駆け出していった。

(このとき野田は、本心では因縁がある戸狩に自身が挑みたかったようだが、実力的に彼に対抗できるのは和中であるとしてその役目を譲っており、またその指示も普段の命令口調ではなく願うような言葉を使い、小峠ら残してきた舎弟のことを「可愛い下っ端」と愛着を込めた呼び方を用いたりと、これまで以上に仲間たちを大事に想う心情が言葉として現れていた。)


奇しくも、この野田の勘は正に的を得ており、侵入に気付いた時点で大嶽は防犯カメラの記録映像を確認して天羽組の主力が現在コチラに集中していることを察知し、アジト制圧を終えた戸狩に通話で「そのまま一人で天羽組本部を攻める」ように命令を下していた。和中が去った後、戸狩襲来の可能性を小峠にも伝えようとスマホを手にとった野田だったが、先程の思案によって戦闘への集中が乱れてしまい、敵の下っ端(永瀬や須永も認めるほど一人ひとりの銃の練度の高い精鋭)に発見されて脇腹を撃ち抜かれてしまう。更には野田たちの侵入に気付いた組員らが続々と集まりはじめ、その対処のために立ち回らざるを得なくなり、小峠と連絡する程の余裕がなくなってしまった。


なんとかピンチを乗り切り建物内部で大嶽を捜していた野田は、先程まで永瀬と馬渕春斗が激突していた畳張りの大広間に辿り着き、相打ちとなった二人を発見する。永瀬をやられた報復に、這って助けを呼ぼうとする馬渕をそのまま銃殺しようとしたが、危険な状態の永瀬を助ける上で氷室の病院は遠すぎるという判断から、敢えて馬渕を生かして人質にとり、直後に駆けつけた天王寺組の若手組員らに「馬渕を助ける代わりにお前らお抱えの闇医者を紹介しろ」と交渉、永瀬を助ける交換条件に馬渕も生かすと約束した。


二人の状態から大嶽に確認をとる時間も許されず、若手たちがまごつく中、馬渕の状態をみて情が揺さぶられた似鳥正男が野田の要求に承諾。その後はその場にいた若手たちと協力して永瀬と馬渕を車まで運び(このとき周到に馬渕が懐に仕込んでいた装備一式も回収)、似鳥の運転する車に同乗して二人を闇医者の元まで搬送した。念の為、初対面の闇医者が天王寺の敵である永瀬を救命してくれるか質問をぶつけるが、医師から「敵味方など私には関係ない」「命を平等に救うだけだ」と力強く返答されたことで安心し、失礼な質問の謝罪と永瀬のことを改めてお願いした後、似鳥を置き去りにして乗ってきた車を拝借し、再び鉄火場へと戻っていった。


ようやく本部に舞い戻った野田だが、丁度このとき、小林・速水組が姿を現した大嶽を防衛するため凄まじい立ち回りを演じる渋谷大智との激戦を繰り広げており、野田もそれに気付いて両軍の争いに乱入。これまで渋谷と舎弟二人の連携でなんとか小林の攻撃を抑えていた状況下、新たな難敵の参入に焦る敵陣営は、天羽組が誇る武闘派二人の動きにより一層意識を向ける。野田も腹部の傷で出血が止まらない状態ながら、全ての元凶である大嶽に殺意を爆発させて得物を構えた。


こうした両軍の睨み合いの最中、自身に意識が向いていないことに気付いた速水は、意識を集中させて渋谷の腹部を狙撃。まともな対処が取れなかった渋谷は、これまで小林との攻防でダメージを蓄積していた分、この一手が致命傷となりとうとう意識を失ってしまう。大嶽は、唯一軽傷の舎弟・高槻に、もう一人の重傷者・峯田と渋谷を担いで闇医者の元へ向かうよう命令し、自らはたった一人で、野田・小林に挑んでいった。


戦争終結編集

とうとう一人となった大嶽に対し、野田は自らが彼の相手をすると小林に指示。小林も、この戦争が大嶽の指示で動いたジョンとダンによる暗殺未遂事件がそもそもの発端であり、野田がケジメをつけるに適任として役目を譲った。


元々平凡な実力しか持ち合わせていない上、老化と立場による戦闘離れで更に力が落ちている大嶽に、手負いとはいえ現役武闘派の野田が遅れを取るわけがなく、一方攻勢で瞬く間に彼を満身創痍に追い込んだ。そのままトドメを刺そうとするも、速水が突然滑り込み「親っさんがコチラに向かっているので待って欲しい」と願い出てきた。トドメの邪魔をした上にわかに信じ難い話を切り出す速水に疑惑の目を向けるも、間もなく本当に天羽が(和中が乗ってきたバイクを運転する茂木に連れられて)北大路本部に現れる。


「トドメを刺す前に大嶽と話がしたい」という天羽の希望を受けて一旦後退した野田と小林だが、天羽の質問に対しあまりに一方的な言い分を並べる大嶽に怒りを滾らせ、とくに阿久津たちの殺害を「関西への恐怖を植え付けるための一定の犠牲」とする主張には耐えきれず、天羽に殺害許可を求めるほどだった。


しかし、天羽は大嶽の言葉から「大嶽を今殺しても、関西極道の長年抱える怨嗟は消えない」「寧ろ大嶽の死で新たな憎悪が生まれ、争いの連鎖が続く」という、これまで心中で抱えてきた疑問への受け入れがたい最適解を導き出し、大嶽一派の起こした一連の騒動を「許す」決断を下す。


まさかの決定に、小林が悲嘆のような訴えで天羽に詰め寄る中、野田もこれまでにないショックの表情を浮かべ絶句。ただ、元々視野が広い分、天羽の意見への否定材料が見つからず、以後は押し黙って立ち尽くしながら天羽と大嶽の会話を見守り、最後は決定を飲み込むこととなった。その後、無線を介しての大嶽の指示で、玄関前で戦う他の構成員も戦争終結を受け入れ攻撃を停止。天羽と共に、一人戦い続けていた須永を迎えに行き、他の負傷者たち共々入院することになる。


活躍な野田(若頭就任以降)編集

若頭就任編集

羽王戦争終結から1ヶ月半後、皆それぞれの傷が癒え組の業務に復帰する中、野田は天羽の部屋に呼び出され、阿久津に代わる新若頭にならないかと打診を受ける。


当初、野田は「自分では阿久津のカシラのようにはなれない」と辞退しようとするも、天羽は広い視野と愛情を阿久津から、任侠を工藤から学び、今では組員一人一人を理解するようになった野田のこれまでの成長を誰より認めており、同時に「学んだことに野田一という人間を掛け合せオリジナルになればいい」「天羽組のカシラはお前しかおらんと思ってる」と伝えた。野田も、天羽がこれほど自身を認めていたことへの痛感から涙し、若頭の任を承諾。後日、天羽のはからいで野田の若頭就任式は大々的に催され、その晴れ姿に須永や香月、そして小峠も涙し「野田のカシラ」の誕生を喜んで迎え入れた。


更に後日には、羽王戦争中に入門前ながら組織に多大な貢献をした茂木が正式入門することになり、その入門祝いと野田のカシラ就任も兼ねて本部内で宴席が開かれた。このとき野田は、最終決戦時に和中への一献付き合う約束を果たすため、以前に伊集院シリーズで登場した『澤崎酒造』の大吟醸を用意していた。


自身のカシラ就任祝いに、新しいミニバンを購入。その車で一億万ドルの夜景を見に行ったり、舎弟達とドライブに興じるなど中々にエンジョイしていた。ところが、茂木が車の手入れを買って出た際にそれは半グレ組織『梵熱斗』に盗まれてしまう。

同時に、天羽組や舎弟達と良好な関係だったバーのマスター、宮部が同じ組織の構成員に重傷を負わされてしまい、野田自らが小峠、飯豊と共に粛清に赴いた。


ボスであり宮部を入院させた張本人、大森に関しては、持ち前の卑怯戦法(今回は小峠と飯豊も一役買ったチームプレー)で無力化。散々甚振って愛車の在処を吐かせた後、お馴染みのアイスピック連撃で壮絶に始末した。因みにいつもの「無駄無駄無駄無駄野田」ではなく「無駄無駄無駄無駄無駄」だった。


ちなみに…普段語彙力MAXな彼だったが、愛車が盗まれたと知った時には「なーぜージャージー牛乳……?」と、かつてない狼狽を滲ませていた。よほどショックだったのか…⁇


【記録:1秒間19回(推定)】

記録係が飯豊だった為、正確に測定できず。この後恒例のほっぺ刺しを飯豊が喰らったかどうかは神のみぞ知る。

カシラになって一発目の無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァァッ!!


大曲秀彦率いる半グレ組織『滅練月』によって天羽組の構成員のディープフェイク動画が作られてネットに投稿される事件が起き、野田のフェイク動画では空龍街を二束三文で売る内容に激怒していた。2回目のフェイク動画ではうまい棒と物々交換する内容に怒りが治らなかったのか速水のパーカーの紐をこれでもかってくらい引っ張って八つ当たりしており(※もちろん窒息の危険がある為死なない程度にはやっているのかもしれないが。)速水は悲鳴を上げていた。その後小峠と和中に滅練月の壊滅と大曲の捕獲を命じて、天羽組事務所の地下室に連行された大曲に壮絶なアイスピック連撃をくらわして殺害した。


『なんで俺がこんな事喋っとるんじゃぁ?』

フェイク野田『空龍街を200円で売ります。学割だと150円です。ダムダムダム勇敢マダム。』

「なんでウチのシマはサランラップより安いんじゃあ?」

フェイク野田『シマが売れないんでディスカウントです。うまい棒三本とシマを物々交換します。』

「ウチのシマは駄菓子子供が毎日買えますねぇ。うまい棒では釣り合うまい!! 人生お終い寒中見舞い‼︎」

速水「ひぃぃぃぃ!!」

「お前の命割れたうまい棒以下の価値。」

大曲「助けて‼️」

「お前の来世はウミウシ無駄無駄無駄無駄野田!!」

組織傘下のジムにて小峠・青山・亘清の筋トレを指導し、帰りに面々を誘って飲みに出かける。

運動後ということもあり酒が進んで各々の身の上について話がはずみ、野田は亘清に彼の母(清志の恋人)との現在の関係を尋ねる。こうした疑問がふと浮き出たのは、工藤父子二代で接点のある立場というのもそうだが、野田と亘清は「ヤクザの父」「家事育児を一人で担い続けた母」「諸々あって結局ヤクザになった子供(自身ら)」と、それぞれ(特に各々の父親)の人格差はあれど家族構成が似ており、上述通り発狂した実母から「呪縛」呼ばわりされた己の実体験と合わせ、亘清が母との関係をこじらせていないかが純粋に心配だったからかも知れない。


仮入門中の小峠との談話で、「父が死んだことで命を狙われなくなると母が喜んでいた」とどこか物悲しそうに語っていた亘清だが、これまでの組内の兄貴たちとの交流を通し、言葉や態度では見えない真意もあることを悟ったのか、このときは当時と違い少し嬉しそうな微笑を浮かべ「(母は自分を)心配してくれてると思います」と返答。野田も互いの情が残っているなら深入りすまいとしたのか「大事にせえ」とだけ告げて話を切り上げた。


野田の方から話題を振ったこともあり、今度は逆に亘清から「カシラはどういったご家庭だったんですか?」と質問が上がり、小峠や青山も「聞いたことがなかった」として乗っかってきたため、上述された母・父・異母兄弟それぞれの顛末を絡めた己の過去の一部を明かした。


母子共に父の家族から虐げられ続けた悲惨な少年時代、当時ただの愚連隊ながらも本職の父・兄弟を相手に復讐を果たした青年時代と、そのあまりに凄まじい内容を固唾を呑み聞き入っていた3人だが、その過程で心が壊れ、今なお夢想の世界を生きる母を見限ることなく寄り添い続ける野田の孝心には胸を打たれ号泣。小峠と亘清は(それぞれ経緯や期間は異なれど)野田と同じく母親との片親家庭だったこともあり、今回の話で各々の母に対して見識を改めるものがあった様子で、高校卒業と同時に決別していた小峠は「俺も反省してお袋に会ってきます」と答え、亘清も店を出て帰路につく頃になってもまだ泣き止めずにいた。野田もそんな舎弟たちに、先程亘清に向けた言葉に更に付け加える形で「お袋がいるうちに大事にせえ」と、実母と悔いのない付き合いをするよう伝えた。






関連イラストな野田編集

無題

のだ(はじ)めカンタービレ野田の兄貴のたこ焼き


関連項目な野田編集

ヒューマンバグ大学 華の天羽組

天羽組 極道/ヤクザ 戦闘狂/狂人兄貴/武闘派狂人極道 若頭

アイスピック 策士/軍師/卑怯

モヒカン 元ヤン なのだ 無駄無駄無駄無駄野田


御三家/BIG4編集

野田一 和中蒼一郎 小林幸真 須永陽咲也


作中の関連人物編集

国生英明:「京極組」の幹部。野田とは同い年かつ極道入りの時期が同じであるため、互いに若手時代に何度か戦うことになった腐れ縁であるとのこと。天京戦争では野田が彼に喧嘩を吹っ掛け、組長日下が組にも秘密裏に行っている悪事を指摘し、終戦の切っ掛けを作らせた。後の京羅戦争では、組織の裏切り者を探すための知恵を借りようと国生が野田の病室を訪問し、その助言通り炙り出しに成功した際は、野田が何度か見せたような首をグリンとひねる動作もみせていた。結局、国生はこの戦争で命を落とすこととなり、野田はまだ療養中の体を起こし、小峠を連れて葬儀に出席した。


伊武隼人:「獅子王組(旧・河内組)」の武闘派狂人。「○○=死」という考えからミスをした舎弟に苛烈な制裁を加え、女性でも外道なら容赦しないという共通点がある。特に舎弟の制裁については言い訳しただけで殺すという言葉をよく口にして一見狭量に振る舞いながらも、抗争においては若手よりも前に出て敵の与える被害を遮ろうとするなど隠れた人情味を見せる点でも共通。また、よく「~なのだ(~な野田)」という語尾を用いる野田に対し、伊武も中期から「~だねぇ」という癖のある語尾を使用するようになった。なお、野田が幹部であると明言されているのに対し、伊武の組織内での役職については今のところ言及されていない。ただ、35歳の犬亥鳳太郎よりも年下であるようなので、実力と貫禄とは裏腹に、年齢的にも立場としても組織内では若手のようでもある。


半田民生:伊武と同じく獅子王組の武闘派構成員。コチラも「優しさの真逆みたいでオモロイ」という理由で家庭用ケーキナイフを得物とする狂人で、戦闘時には凶悪な面構えに変貌する舎弟たちに尊大な態度で無茶な命令や理不尽な暴力を振るうなど、何かと若手時代の野田との共通点が多い。

信頼できる上司の存在があったが故に表立った凶暴性の裏でしっかりと若手を教育する目的の裏付けや、組織内外の他者(ときに敵対者も含む)に対して人情を示すようになった野田に対し、半田は依然として独善的なパワハラを続けた挙句、内部抗争では仁義よりも金を優先して平然と味方を裏切るなど、己の利益でしか物事を考えない外道であった。その積み重ねが災いし、舎弟の阿蒜・村井の連携によって追い詰められた後、謝罪のチャンスを与えられても己の落ち度を省みることが出来ず、そのまま惨殺されることになった。

舎弟からの信頼も最終的に辿った末路も全く違うのだが、野田に関しても半田と同じ環境下に居たならば同じような末路を辿っていたのかもしれない。


名波和親神城組の若頭。武闘派の若頭で、統率力に長けているという共通点がある。


その他似ている人物編集

真島吾朗(龍が如く):極道、奇抜なファッションセンスや戦闘狂めいた性格、その裏にある人の良さなど、野田と似た部分が多く、本チャンネル制作陣がインスパイアされたのでは?とも言われている。因みに声を担当する宇垣秀成氏は、アニメ版ヒューマンバグ大学にてオリジナルキャラクターの教授として出演している。


ディオ・ブランドー/DIO(ジョジョの奇妙な冒険):普段頻繁に用いる「無駄無駄」の他「最高にハイ」「今まで食ったパンの枚数」…などなど、台詞の引用ネタの多いキャラクター。また同じ金髪であったり首周りに縫合傷があったり(コチラは実際に別の肉体に頭を結合したためだが)と、特に第三部を意識した要素が多い。因みに直近の各媒体作品で声を演じた子安武人氏は、宇垣氏と同じくアニメ版にて伊集院茂夫の声を担当している。


燃堂力(斉木楠雄のΨ難):面長で鋭い三白眼、うっすら髭を生やした厳つい顔立ちに長い金髪・刈り込んだ黒髪で構成されるモヒカン風のヘアスタイルと、容貌の共通点が多いキャラクター。ただし、コチラは卑怯なほど頭が切れる野田とは対照的に強烈な天然ボケで、後先考えない行動で友人知人らに災難を招いてしまうこともあるが、誰にでもフレンドリーに接する裏表のない性格。なお、中の人は上述の子安氏がDIOを演じた作品で宿敵(主人公)の空条承太郎を演じているので、ある意味、外見以外の殆どの要素で野田とは真逆なキャラクターといえる…かもしれない。(立ち回りでの野田との共通点を強いて挙げるなら、その奇抜な言動の主な被害者が冷めた雰囲気のメガネ主人公…というところぐらいだろうか?)


鰐戸三蔵(闇金ウシジマくん):野田と同様に外見・性格共に狂気性が極めて高い危険人物で、「(カッターで)顔面滅多刺し」「(根性焼きで)一生モノのブラジャーの刑」など残忍なヤキ入れを好む。因みにYoutube版では野田を演じる畑耕平氏が声を担当。ただし、抑揚と巻き舌が強烈な野田と違い、三蔵は(滑皮秀信に唇を削がれたことで)呂律が回らない+口内が乾燥したようなしゃがれた声で喋る。ついでに、三蔵を含めた三兄弟の長男が野田と下の名前が同じ「鰐戸一」で次男が「鰐戸二郎」、その一の声がバグ大における二郎を演じる伊藤タカユキ氏だったりする。


細川忠興(実在の戦国武将):武芸者・文化人としても名の通る人物であった一方で非常に短気だったと言われ、部下に対して「一度目、二度目は丁寧に教えるが三度目にできなければ職務・地位没収」という教育をしていたり、その他様々な血腥いエピソードで知られる。また、ネットの一部日本史ファンからは伊達政宗森長可島津忠恒らと共に「戦国DQN四天王」なる変な総称で呼ばれたりもしており、上述の御三家やBIG4で組内指折りの狂人として扱われる野田と妙なところでリンクしている。


柳熙寬(実在の野球選手):斗山ベアーズでの現役時代、ヘアスタイルや顔立ちがそっくりだった。

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