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概要編集

ほぉら! お前の竿に5つ目の穴だ! これが本当のチンアナゴ!

またテメエ等かこのゴキブリ共が! 壁に穴開けとけや!

(小峠の『極道がリモートするとは……』という発言に対し)「便利でいいじゃねえか。つべこべ言わずに働け


ヒューマンバグ大学』のシリーズ作品『華の天羽組』(当時はアラサー中堅極道・小峠華太)に登場するヤクザでドリルの使い手故に「ドリル米倉」の異名を取る。初登場は2021年10月26日付の動画『【漫画】狂人極道のカチコミ。アーミーナイフと日本刀で…ひたすら殺戮』である。


主人公の小峠華太が所属している武闘派のヤクザ天羽組の組員。組では小峠の兄貴分の立場であり、彼が主役の動画内では恒例となる狂人兄貴にあたる人物でもある。そしてこの組の現役の構成員では数少ない外道のシノギをしていた構成員だった(ただし、当時の作風は現在とは違い極道のリアルを描いている側面が強く、この前後にも外道行為を働く組員はいたという事情はある。事実天羽も彼を咎めるということはしておらず、組主導でやっていたとみるほうが妥当である)。


日本屈指の名門K大の建築学科出身という異例の経歴を持ち、組内では珍しい頭脳派のヤクザである。その為、極道の基本的な業務であるシマ(縄張り)の見回りやカチコミの他にも、振り込め詐欺を初めとする頭脳系のシノギも担当し情報網を全国に張り巡らせていた。序列は不明だが天羽組の人事権も握っていたため地位も高かったと思われる。ちなみに誕生日は8月12日

人物編集

容姿編集

メッシュの入った深緑色のロン毛と白いワイシャツ、肩から掛けた黒いスーツが特徴。

スーツ姿であるが、ワイシャツの裾はズボンの外に出している。


性格編集

頭脳派とは言え性格は天羽組内の武闘派狂人極道の例に漏れず、荒々しい。特に、敵対者へのヤキは人一倍半端無く、目玉や竿等の急所にドリルで穴を開ける、卓上カッターで腕を7対3の割合で切り落とす、相手の顔面を壁に叩き付ける等、惨たらしい攻撃を積極的に行う。そしてドリルでの拷問の最中には、異様なセンスのダジャレを言うのが趣味、という人を食った様な一面も有る事から、主な敵対者である近田組を筆頭に恨みを抱く者も少なくなかった。


舎弟にあたる小峠とは馬が合うのか、一緒に談笑をしたり仕事を行う機会も多い。そして、とある事件で米倉が当面刑務所から出られないという見立てが出された時には、小峠にシノギを任せたいと発言していた。


能力編集

先述の通り頭脳派である為、組内ではパソコンを用いた頭脳系のシノギを行う場面も多い。そして、振り込め詐欺のシノギで受け子が逮捕される、というトラブルが発生しても、その分不足したアガリを他のシノギで補う等、機転の利く場面も多い。


カチコミの際の武器は主にドリルを用いるが、相手の腕を切る為に卓上カッターを用いる事もある。そして、拷問の際には、相手の身体の様々な部分にドリルで穴を開けてダジャレを放つ様子から、「ドリル米倉」の異名を持つ。


また、シマ内のチンピラを堅い壁が壊れる勢いで叩き付けられる等、単純な腕っぷしも強い。

活躍編集

過去(初登場回より前の時系列)に、天羽組のシマで薬物を売り捌いていた近田組の組長・近田に対し、ダジャレと共に右目をドリルで削るというヤキを入れて失明させている。この事から、近田組から強い恨みを買う事となった。


上記の登場回の冒頭では、小峠と共にシマの中で薬物を売り捌いていた近田組の面々にカチコミを行っていた。そのカチコミでは、米倉は構成員の一人の右手にドリルで4つ穴を開けた後に、相手を見逃す条件として「三回まわってワンしろ」と踊らせるも、「根本的に顔面が醜いんじゃあ…!」と約束を破棄して卓上カッターで腕を7:3のところで切り落とした。


こうしてシマの見回りと頭脳系のシノギをこなしていた最中、彼が主導で行っていた振り込め詐欺のシノギで受け子が逮捕されるという事件が起こる。その後は振り込め詐欺のシノギを休止するも、その分シマの見回りや闇金等他のシノギに力を入れるだけでなく、寧ろそれらの売上を伸ばしていった。


しかし、振り込め詐欺での一件において、出し子の証言から警察の捜査が天羽組に及んだ為、組長である天羽から世話役の小峠と共に別荘に雲隠れする様指示される。その状況下でも、米倉と小峠はリモートを用いて遠隔でシノギをこなしていたが、とある日に警察に別荘を嗅ぎつけられてしまい、遠く離れていた組長の天羽と共に連行されてしまう(因みに小峠は偶然諸用で別荘を離れていた為に逮捕を免れ、天羽の方も数週間で解放されている)。


そして、天羽の帰還後は、有望な稼ぎ頭として組に必要な人材であった事から、組から執行猶予を勝ち取れる様に腕の良い弁護士を手配される。しかし、米倉は振り込め詐欺の主犯かつ暴力団員である事から、判決は懲役20年、良くても10年は免れないという結論が出る。米倉は拘置所へと面会に来た小峠にその旨を伝えると、彼が受け持っていたシノギを小峠に託したのであった。


俺は長い勤めになる可能性が高い。その間シノギの事はお前に任せる

小峠「兄貴……

この事はカシラにも話は通してある。頼んだぞ


そして米倉の裁判も近いある日、刑務官から弁護士からの接見の旨を伝えられ、弁護士を名乗る男・木戸と接見を行うことが決まった……


↓以下、動画内重要展開のスポイラー注意





























































有望なる稼ぎ頭の最期編集

──彼は木戸が弁護士バッヂをつけていないことに違和感を覚えた事、「(なんだコイツは? 見た事ねえ)」と感じた事で、刑務官に「コイツは本当に弁護士か!?」と問い糾した瞬間──


木戸「死ねやァァァッ! 米倉ァァァッ!!


テメェ!? ぐああああッ!!


実は木戸と名乗る男は、因縁の相手・近田組の放ったヒットマンであった。武器を失い丸腰だった米倉はまともな抵抗もできず、全身を拳銃で撃たれて命を落とした。


捕らえた犯人を外部の者に射殺されて面子を潰された警察は激怒し、近田組への本格的な捜査を決定した。それと同時に、苦楽を共にした組員を殺された天羽組の面々はそれ以上の激しい怒りを見せ、近田組への報復を決意する。


天羽組による近田組への報復を警戒した警察達は、天羽組の事務所へ警告を行うも、天羽と阿久津が囮となって警戒を逸らされた。


そして、近田組の構成員はカチコミに赴いた小林幸真和中蒼一郎によりグリングリンと断面ショーで一方的に殲滅された。近田組組長の近田も、同じくカチコミに来た小峠により拉致され、残っていた左目をドスで潰されて視力を永遠に奪われた挙げ句、入れ墨を皮膚諸共剥がされるという凄惨な拷問を受けた末に惨殺された。


カチコミを終えた夜、小峠は夜空に向かって近田組への報復をやり遂げた事を伝えたのであった──


小峠「米倉の兄貴……ケジメは取りましたよ


その後編集

米倉は上記の動画で故人となっている為、当然ながらそれ以降の本編動画には登場していない(但し、2021年10月27日付けの兄貴分の紹介動画においては登場している)。しかし、米倉の登場回より後に出て来た動画では、小峠が電動釘打ち機での拷問を行う場面が何度も登場している。工具による拷問、という点で米倉を忘れていない事を示しているのかもしれない。

名(迷?)台詞編集

ほぉら! お前の竿に5つ目の穴だ! これが本当のチンアナゴ!

とある敵対者への拷問で、相手の股間に穴を開けながら放ったダジャレ。確かにこの様なふざけた態度で拷問されたのならば、米倉をムカつく奴として恨みたくなるかも知れない……


近田組の薬物の売人「も……もう勘弁してくれ

ああ? じゃあ可愛く「三回まわってワン」しろ

近田組の薬物の売人「ワン! ワン!

根本的に顔面が醜いんじゃあ……! ダメー! 腕を7対3のところでカット! 弱点になるかなー!

近田組の薬物の売人「ぎゃああああっ!?

天羽組のシマで、勝手に薬物を売り捌いていた近田組の売人に対し行った拷問とその際に放った台詞。字面を見ると、理不尽極まりない遣り取りにも見える。しかし、天羽組は小規模のヤクザである為、シマを守る為には過剰に痛め付けてでも敵対者に威を示さねばならない事が見て取れる。

……ちなみに2022年6月5日の動画では、兄貴分の野田一狂犬長野を挑発する際に、「Boy、死ィにたくなければ3那由多回まわってワンしなァさい」と言っていた。


近田あああ! 目玉に穴開けたるわあ!

近田「ギャアアアア!

これが本当のアナコンダ!! ダヒャヒャヒャ!

近田組の組長である近田に向けて放った、「穴」と「近田」を掛け合わせた駄洒落。しかし、この駄洒落を寄りにも寄って目玉をドリルで抉る拷問の最中に放った為、近田組全体から凄まじい恨みを向けられる事となった。

余談編集

彼は、『アラサー中堅極道・小峠華太』ではお馴染みである狂人兄貴の枠にあたる人物であるが、武闘派狂人極道の大勢とは違い、(少なくとも動画中では)小峠に対して窘めはすれど、何らかの脅しを掛けてこなかった人物である(他にはツルハシの喜多川冨樫宗司香月紫苑工藤清志南雲梗平青山琉己矢部光晴が該当する)。この辺りは普段の小峠の働きの他にも、性格の馬が合ったのが大きいか。


また、一話限りで退場した米倉だが上記の通り小峠との仲が良好な面を見せたり、頭脳派という立ち位置からか視聴者からの人気はなかなかに高く、回想でもかまわないから活躍が見たいとの声もある。


初期に退場した兄貴ではあるものの坂元、八隅とともに誕生日が判明(それに伴い坂元と八隅の下の名前が判明している)1話退場にしては異例の扱いである。

外道?編集

一方で、カタギに手を上げないことを原則とする天羽組に所属しながら一般人から金を騙し取るという外道のシノギを働いている構成員の一人でもあった。他には火炎瓶の南田ノコギリの橘も明確な悪事を働いていたが、彼らの場合は主人公側(前者は羅威刃とも敵対)と敵対したという違いがある)。

ただし、彼は「主犯」として逮捕されていたが天羽が米倉を咎めた描写は一切なかった。これは先述の通り作風の違いもあると思われ、むしろ当時は組としてシノギの一つにしていた様子であるため、これだけで彼が外道であったかを決めるのはやや早計である。参考までに、久我虎徹もかつて(仕方なくではある上黒い噂のある者に絞っていたが)特殊詐欺を担当したことがある。


ヒューマンバグ大学の公式ツイッターにおいては、「アラサー極道 小峠華太シリーズ」天羽組の狂人兄貴達のグッズを作りたい、という旨のツイートで他の狂人兄貴と共に顔写真が出ている。しかし彼と尾崎隆雄鎌の坂元は未だ未採用となっている。

関連項目編集

ヒューマンバグ大学 天羽組 狂人兄貴

アラサー中堅極道・小峠華太

インテリヤクザ ドリル ダジャレ


桑田裕二白武利光海瀬将悟相良颯誠ルーク黒羽根二階堂将平 - 京極組の構成員(前者4名は殉職)。米倉と同じく、一般人ターゲットの詐欺をシノギとして行なっていた者。ただし前者2名以外は改心している。


高見沢斗真 - 関西極道天王寺組の最高幹部。どちらも武闘派極道組織のインテリヤクザ、組の重要な決定権を握っていた、最期は敵対者に銃で蜂の巣にされたと云う共通点がある。

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