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CV:末次由布子

公式サイトでの解説

天羽組が誇る究極の女装ヒットマン。

天才的な変装能力でハニートラップを仕掛ける。

野田の兄貴の指示のもと修練に修練を積んだ結果、神の悪戯かと思うほどの美女になってしまった。

チャカの早撃ち技術が非常に高い。

概要

小峠、あのボケはキャバクラで殺る……

無頼組のゲスは皆殺しだなぁ、小峠

沸騰したドンペリでぇ〜す!


住所天羽組
電話聞いちゃダメ
メール教えない
身長非公開
誕生日9月30日(天秤座)
血液型A型
通り名女装ヒットマンの香月
好きな食べ物宮崎辛麺
特技最高のキャンプ(特に海鮮パエリアが得意)

2021年11月22日の動画にて初登場。小峠華太が所属する武闘派極道組織「天羽組」の構成員。

小峠の兄貴の一人で、生まれ持った美貌と女装術で暗躍する「女装ヒットマンの香月」として知られる。


20歳そこそこの下っ端の頃に管轄だった風俗店の嬢から悪ふざけでメイクをされ、その姿を見回り中の野田一に発見されたのが切っ掛けで女装ヒットマンに仕立て上げられた。その後の女装術や男性ウケする話術などの英才教育によりどんな男性でも落とす程の誘惑スキルを手に入れ、以後はキャバ嬢・一般女性に扮して敵対勢力への潜入、要人暗殺や誘き出し作戦の要として活躍。また戦闘面では高い練度の銃の使い手で、その他暗殺用の刃物など探知機に掛からぬよう施工をこらすなど徹底している、まさに潜入のプロと呼ぶべき存在。


主な業務は小峠ら同様にシノギや雑務を任されており、諜報活動や暗殺以外にも拷問を執り行う場面もある。この際も女装で行ったり、沸騰したドンペリなど妙に手間と金のかかる責め苦を与えており、ある意味彼も立派な武闘派狂人である。ただし、潜入要員として顔割れの畏れ、日々のシノギと共に上述のような女性を演じるための修行・実践などでスケジュールがカツカツなようで、カチコミは他の武闘派より少ない傾向にある。

兄弟の序列は小峠の一つ上なので主要人物の中では若手の部類。また四国の長期遠征から戻った青山琉己とは同期で非常に仲が良い。


容姿

白に近い銀髪に藤色の瞳の少し垂れ目気味の目、口元にはホクロがある。

年齢的には当初「アラサーの極道」を名乗っていた小峠より年上のハズだが、平時でも女性に間違われそうな中性的な顔立ちで、小峠が「神の悪戯」と評する程の凄絶な美貌の持ち主。声も女性に間違われそうな程のハイトーンである(実際、彼の声は女性声優でチャンネルでは普段女性や少年少女役の多い末次由布子氏が担当している)。


上下共にグレーと白のストライプのスーツに紫色のワイシャツの上を少し開けた状態で着ており、首元には金属製のネックレスを首にかけている。他の組員達と比べて身長が低いことを気にしているのか、2022年5月7日付の動画では速水が身長を尋ねても教えてくれなかったとのこと。ただ、舎弟たちの目測でも「いい女」という感じの身長であるらしい。後に天羽組大身体測定会として、当時登場前だが情報公開された青山までの主要組員の身長が公開されるが、ここでも香月のみ非公開。ただ、この際に小林と揃って身長測定器に乗る姿が描かれたので速水たちにも身長は知られた模様。並んでいた小林(186cm)とは頭半分よりやや下程の差、横で計測していた速水(172cm)と目測で並ぶ高さなので、170cmを越えるか越えないかのラインではないかと推察される。

香月の兄貴


「女装の天才」という評判の通り複数の女装バリエーションを誇り、普段の髪色とファッションに合わせた長さ様々なウィッグを被ってメイクで毎度趣の異なる様々な美女を演じている。基本はロングヘアーのウィッグに長いスリットが入った赤いドレスを着用することが多い。その他のバリエーションもボディラインがくっきり浮いたタイトなファッションや、肩や太モモ、ヘソなど肌を大胆に露出した攻めた装いが多く、どれも正体が男性とは到底思えないほど完成度が高い(流石にバストはパッドなので、どの衣装でも胸元は厚着になっているが)。中には、正体を知っているハズの天羽組組員にも香月の女装の虜にされている者もおり、飯豊朔太郎は花見の席で香月にお酌をおねだりしたり、青山は共同作戦中に熱烈なハグと猫撫で声で甘えられてテンションを上げている


また、その女装の完成度は良くも悪くも香月本人の想定を超えることも多々あり、河内組の布袋に接近した際には、彼があまりに入れ込みすぎてストーカー化してしまい、結果、柏木が話しかける場面に出くわして天羽組からのスパイであることを看破されてしまう。ただ、その後にカチコミを受けた際にも、布袋からは「男」であることはバレておらず、彼(彼女)の命乞いにほだされていた。また、強豪である天王寺組の浅倉潤も、キャバ嬢として宴会場に潜入した香月の企みを間一髪で暴きながらも、その美貌を前に女と疑わず、寧ろそれを利用しようと命を取らない代わりに自勢力のヒットマンに仕立てるため調教しようとしていた。潜入や暗殺以外にも主に野田の命令で宴席の場でも女装したまま参加を命じられる事も珍しくない。


性格

平時

一人称は「俺」で、ツッパった乱雑な言葉を用いる。

普段は(周りが奇抜な狂人が多いせいもあるが)控えめで大人しく、また舎弟らにもぶっきらぼうな態度をとってあまり絡むことはない。元々美形に生まれたが故、女に異常な程モテてしまったことから女嫌い(だが女性に徹底して拒絶反応を起こしているという訳では無い)、また日々の女装絡みの任務でも下心丸出しの男衆の相手をして内心で「キモイ」と悪態をついているので、本質的に広い人間関係をあまり望んでいないのかもしれない。


だが天羽組への愛着は他組員同様に深く、また上下同期それぞれ一部の組員にも強い思い入れを各所で見せており、抗争で死亡した組員ら(元も含む)の葬儀では他の組員らの中でも涙を流す描写も各所で見せている(後述)。他の組員の例に漏れず子供には優しく、昔から管轄の孤児院を訪れては子供たちと遊んでいるようで、子供たちからは「香月の兄ちゃん」と呼ばれ非常に懐かれている。ひょんな事から天羽組で預かることになった吉田美代子についても、女装する姿に興味を持った彼女に自らメイクを施してあげたりと優しく接していた。


キャンプが趣味らしく、そこで知り合った親子と仲良くなりパエリアを作って振る舞っている。


一方、こうした特定の人物らが傷付けられ、最悪殺害された際には凄まじい怒りをみせており、平静を装いながら内心では「殺す殺す殺す…」と呪詛を唱えながら殺意を蓄積している。ただ、そのせいで落ち着いた判断能力を失って自らの危険を度外視し生き急いだ行動に出てしまうことがしばしばあり、天王寺組の炙り出しを行ってた際も、連絡するように進言する小峠に「まぁわかった」と返答するも改善される様子はなかった。この際は小峠を介して野田の指示を受けた須永の言葉でなんとか収拾がつき、また後日の花見の席で「これ以上知人がいなくなるのは御免」だという野田の内情と共にちゃんと指示を聞くよう指摘されたので、意識はするようになったものの、羽王戦争にて組員全員から敬愛されていた若頭の阿久津敏朗が殺害されたことで再び殺意に染まり、小峠の呼び止める声を振り切って天王寺組を殺そうと闇雲に外出してしまっている。


女装時

女装している際は、男を絆す妖艶な振る舞いの他、小悪魔的なブリッ子など多種多彩な女性を演じている。後者については性別だけでなく年齢的にも厳しい印象を受けるが、その抜群の美貌のせいか相手方は特に違和感を覚える様子はなく、寧ろ悦んでいる


平時の性格から分かる通り飽く迄「演技」のハズなのだが、女装したことで役に入っているのか、時偶に天羽組はじめ正体を知る面々の前でも言葉遣いや仕草が女性的になってしまう場面が散見される。何かに付けて「キモイ」という批評を多用したり、ターゲットが見当外れだった(天王寺組かと思ったらただの関西出身の一般人だった)際に酔い潰れた相手の顔にペンでラクガキをして退散したり、青山の戦闘能力を飯豊に自慢気に語る際に首を傾けるポーズを見せたり…等々、列挙するとキリがない…そしてどれもかわいい。


また香月本人も、自身の美貌を利用して仲間内でも女性的な甘えた態度をとっているようで、小峠もその様子を「なんかズルイ」と評している。

(もっとも、作中描写ではそうした甘え術を行使しているのは今のところ青山のみである。そして青山は女装時だけでなく普段の男性の姿でもまんまとノせられている…なんなんだお前。)


野田の脅しも含めた命令ではじめたものの、女装術に対する自信や誇りも強いようで、須永や小峠と作戦を立てる際にも自身の変装と潜入術の高さを強調しており、また潜入任務中に外で不用意に名前を呼んできた舎弟の柏木にも、その浅慮な行為には能面のような無表情で殺気を込めて牽制している。


他の武闘派の兄貴達と違って奇声を上げることはせず、沈着冷静で落ち着いた態度は戦闘中でも変わることはないが、相手を殺害する際は相手男性がグサッとくるような冷ややかな罵倒と共に殺害するという容赦のなさは共通。拷問においては、相手をそのまま処刑するにもかかわらず最後まで女装姿で執り行っており、わざわざ拷問用の女性物スーツに着替えて鞭打ちにしたり、沸騰したドンペリをかけるなど変装と絡めた趣向に走っており、また特徴的なセリフは話す他、美貌が酷く歪むほどの表情を浮かべる事もある。こうした点で彼もまた他の兄貴達同様の狂人であると言えるだろう。


人間関係

青山にも言えるが、殆どの狂人兄貴が小峠たち舎弟に無茶振りを吹っ掛けたりヤキを入れたりする中、今のところ彼が舎弟たちに無茶な要求や暴力を振った事は一度もない。寧ろ香月については小峠と共に他の兄貴分達から無茶振りや雑務を請け負うパターンも多く、特に野田についてははじめて女装ヒットマンをやることを命令された際も「断れば殺される」と思わせる程の殺気を向けられて始めており、また花見の席でも場に華を添えるよう当日の女装を決定づけられている。ただ、野田も彼に愛着を抱いていることも確かで、これまでの仲間や古い付き合いの知人らの死を引き合いにもっと仲間たちの言う事を聞くように、香月への心配からの言葉で諭している。香月自身も野田への尊敬の念は大きく、野田の殺人未遂事件のあった当時には下手人である天王寺組を炙り出そうと連日女装姿で情報集めに出かけていた。尊敬してはいるものの、野田に(潜入捜査ばかりか宴席で大体女装させられるのもあってか)無茶振りされまくっている事にも若干の抵抗を覚えつつある様子もある。

2023年8月8日付けの動画では野田との喧嘩でボロボロにノされ天羽組(当時は田頭組)に加入した様子が描かれた。香月に取って野田は小峠に取っての藪下や江藤のような恩人である。おそらく香月もかつての小峠や(工藤と出会った頃の)須永陽咲也同様に、それぞれの境遇に対する行き場のない憤りを喧嘩で発散する日々を送っていたのかもしれない。


また、日々自由人として振る舞う須永には、自身の忙しない日常業務と重ね見て憧れを抱いていたようで、上述の事件で入院中だった野田に代わり須永が香月に命令した際には素直に受け止めている。また、その後の潜入作戦中に救出にも駆け付けてくれた事でより信頼を強めたようで、城戸丈一郎による単独襲撃の後に須永がその怪我で入院した際には、潜入任務の間を縫ってお見舞いに訪れている。その他の兄貴達にも尊敬の念が随所で見られ、拳銃の速射の師である速撃ちの八隅が殺された時は怒りに震え、冨樫宗司工藤清志が亡くなった時も他の組員同様に悲しみに暮れ涙していた。一方で永瀬光一に対しては小峠と同じく怖れを抱いているようである。


香月による舎弟への無茶やヤキがない点は、そもそも彼の登場頻度が他の兄貴に比べて少なく、またその中でも小峠以外の舎弟に自発的に声をかけたりしないことも要因しているかもしれない。ともあれ、須永の一声で天王寺組のヤサを探すため連携した際は小峠にアイディアを求めており、彼の機転の良さを買っている部分もみられる。また目下の組員・坂槙圭悟のことも可愛がっていた様子で、家庭を持つために組抜けすることを快く受け入れ、敵対者によって妻(及び誕生前の子供)共々殺害された後の葬儀では大粒の涙を流し、帰路についた頃には目の下に深いクマまで作っていた。


同期の青山とは非常に仲が良く、遠征から帰った彼の久々の姿を見るなり満面の笑みで出迎え、スキンシップにも「同期愛が重い」と少し難色を示しつつなんやかんや受け止めている。また青山の戦闘能力についても、まだ彼と知り合って日の浅い飯豊からの質問に対し「同期の誇り」と評するほど強く信頼を寄せている。


能力

女装/ハニートラップ

再三述べた通り、ターゲットの男を誑し込ませる話術を熟知しており、女装による美貌で標的の男性と接近し、完全に油断させた所で暗殺や捕縛を行う。捕縛の際には小峠ら天羽組構成員も協力し、標的の贔屓の店を掌握して一般の店員を遠ざけて、武闘派組員からなる店員や一般客で取り囲むなど、大掛かりな作戦が計画されることもある。また女装は情報集めとしても行使しており、悪い噂のある店にキャストとして潜入し、実際に現場の実態調査をしたり、同僚の嬢から話を聞いたりなどをすることもある。当然、電話越しで女装しているような声で話す事も呼吸するかのようにやる事も可能である。また、着物検定も保有しているとの事。


また、最近は他者のメイキング役を務めることも多く、一時期組で預かることになった少女・吉田美代子に大人のメイクを施してあげたり、大学志望生を狙った痴漢集団の炙り出し作戦で速水と水野をJKに仕立て上げたりなどの女装は当然、小林・速水が大阪の『煮苦酔(ニクスイ)』、小峠・宇佐美が神奈川の『蹴血夜婦(ケチャップ)』と、それぞれ現地の半グレ組織に潜入する際には髪型をセットしたり衣装のアドバイスをしたりと「半グレらしい装い」に仕立てる手助けを行っていた。


上述通り、(バレかけた事は数度あるものの、)初登場から今現在まで香月の正体を看破した者は一人もいない。女装における総合的なクオリティも『裏社会の厄災』と恐れられる伊集院茂夫でさえ完全に見抜けなかったほどである。


戦闘面

得意武器はチャカであり、速撃ちの八隅の指導により体得した抜群の速射技術と正確性を持ち、ほんの一瞬の隙きさえあれば簡単に相手の頭を撃ち抜いて即死させる程その腕前は高い。ターゲットの護衛などのハニートラップが通じない敵がいても、演技の中でその都度機転を利かせて油断を誘っている。初登場の任務では無頼組の倉持をベタ褒めして気を良くさせつつ、側に付いている榊原・池端の強豪武闘派2名をグラスの酒を溢すフリをして、目線が床に逸れた瞬間にそれぞれ頭に1発、計2発のみで射殺するという芸当をみせた。


ちなみに彼が使用している拳銃は装弾数の多い自動拳銃だが、リボルバーより複雑な構造なため(いくら加工技術の向上で装弾不良が少なくなったとはいえ)早撃ち(連射)にはあまり向いていないが、これは天羽組で支給されている拳銃が自動拳銃なのと、いざ乱戦になったら装弾数及び装填速度(リロード)がモノを言うからだと思われる。


銃をメインウェポンとしているがドスも持っており、一瞬で敵の腹を一文字に切り裂き即死させる程の腕前で、敵対勢力にプロの仕事かとビビらせるまでに至る。


正面切っての戦闘でもそんじょそこらの半グレや極道ならば負けないものの、浅倉潤のような恐ろしいまでの戦闘力のある相手や手練れの猛者数人との戦闘では後手に回ったり敗北してしまうケースも珍しくはない。女装の際は女性の身体つきをキープする必要が出てくるため、その前後はどうしても減量によるパワー不足が避けられないのも弱点となっている。そのため、狂人兄貴の中でも総合的な戦闘能力は低い部類に入ってしまう。一方で兄貴分の須永に及ぶか定かではないが、すんでの所で致命傷を回避する反射神経や危機察知能力はかなり高く、敵対組織最強格の銃撃や斬撃を3回もらっても闘志を失う事無く抵抗し切って見せたほどである。これも女装ヒットマンとして潜入・調査の任務を遂行するために身に付き研ぎ澄まされたスキルと思われる。


頭脳面

女装ヒットマンとして活動してきた賜物なのか、相手の仕草や挙動で本質を見抜く観察力や洞察力もかなり高い。また、女装して風俗店等の女性コミュニティに潜入する機会が多いだけに女性絡みのトラブル解決には自身が陣頭指揮を執っていく事もある。


また、よく一人で潜入を務めるだけあり、敵の危険物探知対策の他に尾行に関する機器の扱いも熟知している。


使用した武器

  • 拳銃

俺の連射もすげえぞ……

天羽組構成員の標準装備。今は亡き兄貴分であった八隅から叩き込まれた凄まじい早抜きの技術と腕前で、相手を素早く撃ち殺す。

  • ドス

何で女便に入ってきてんだよ。死んどけ、ゲス野郎が……

腹を一文字に裂く。ドスの裂き方も中々の腕前であり、コリアンマフィアの「罵覇無鵜斗」のトップであるP・ドラゴがプロの仕業と認めるほど。

沸騰したドンペリでぇ〜す!

敵対者に対する拷問や処刑に使用。沸点上昇(飲料水などの水溶液は溶け込んでいる分子の為に100℃になっても沸騰しない)によって100℃を超える温度のドンペリをぶっかける。なおキレると圧力鍋まで使って200℃にドンペリを熱する。

  • アクリルナイフ

潜入捜査で金属探知機を躱すために携帯している武器。


活躍

この回で初登場。風俗店の利権を巡って激しく争う無頼組の組長倉持が大の女好きである事に目を付けた形で選ばれ、野田と小峠と共に無頼組のシマ内に先乗りした天羽組の大勢の構成員を殺した倉持の粛清を目論む。その際、倉持行きつけのキャバクラを小峠が1億5000万で買収し、香月がキャストとして潜む以外はほぼそっくり経営を引き継いだ中、香月が倉持達の元に接客して作戦を決行。接客中の一瞬の隙をついて護衛の池端と榊原を銃殺し倉持を確保した(外にも護衛が2人いたが野田により殺害された)。

その後、倉持を粛清する際に満面の笑みで沸騰したドンペリをかける等、他の武闘派兄貴に劣らぬヤバさを視聴者に見せつけた。

飲まねぇキモ客は死ね

動くな……テメェは地獄行きのアフター頼むわ


早撃ちの八隅に銃の連射の技術を教えられた事があり、これが上記の早撃ちに繋がったようだ。その八隅がコリアンマフィアに銃殺された時は怒りに震えて粛清に向かった。そして自身の十八番である女装で敵を油断させ、まんまと引っ掛かって香月を強姦しに女子トイレに来たコリアンマフィアの一人を、ドスで腹を一文字に切り裂いて仕留めた。

クソ共が…… 皆殺しだ……

こんないい女がテメェに惚れるわけねぇだろ

何で女便に入ってきてんだよ。死んどけ、ゲス野郎が……


天羽の命を獲ろうとヒットマンを差し向け、姐・京子を負傷させた半グレ組織のKING孤舞羅を殲滅するために小峠、永瀬と共に粛清に参加。贔屓にしている居酒屋を丸ごと貸し切った上で女装で一般客を装い連中に接近し、合図と共に早撃ちで多数射殺した。

アホ共の腐った脳みそに鉛玉をブチ込むか……

クソつまんねぇ、死ね


速水によって野田と共にタイマフィアとの戦闘の応援に駆り出される。なお今回は急に呼び出されて時間がなかったのか、あるいは戦闘だけが目的だった為か、変装することなく素顔のままで登場した。

全員今日で人生終わり! お疲れェ!

髪型キモいんだよ。一旦死ね!

(タイマフィア一同「トム!」「ヤムク!」)


舎弟のミスで香月の女装が見破られて窮地に追い込まれた旨が語られた。

キモいんだよ! 全員ぶっ殺す……!


冒頭のみ登場。朱雀町に建設されるであろう商業施設で取れるアガリを阿久津敏郎に聞き出している。ちなみに「500は固いだろう」と返信されている。

このショッピングモール、天羽組にどのくらい落ちそうなんです?


組長の逮捕と暴対法により解散を選んだ轟組から譲り受けた朱雀町のシマを横取りしようとしていた河内組の布袋にハニートラップを仕掛ける。ところが、帰りに舎弟の柏木が女装中に話しかけた事で、女装姿の香月に入れ込んでストーキングしてきた布袋に見られてしまい、天羽組の刺客であることがバレてしまう

そうとは知らずに女装を済ませて野田と小峠に作戦会議をしていた所を翌朝河内組にカチコミをかけられ、退避を試みるも踵の高い靴を履いたせいで足をすくわれてしまい右肩を撃たれてしまう。しかし布袋に自分が男で強力な暗殺者であることはバレていなかったため、降伏したフリをして河内組にバックアタックを仕掛け一気に3人を射殺して窮地を脱した。

テメエらが馬鹿の女たらしで助かったよ!

肌が傷モンになったら肩が出せなくなっちまうぜ


冨樫を殺害した犯人を見つけるために小峠や小林幸真らと共に京極組の組員を片っ端から捕らえて尋問していた。

因みに彼は、自身の諜報兼暗殺スタイルでもある女装姿で尋問していた(というか、幹部の暗殺でもないのにやって大丈夫なんだろうか……)。恐らく末端の頭の悪い馬鹿はハニートラップに簡単に引っかかりやすい為、捕縛の効率が上がるからであろう。つまり香月としては冨樫殺害の下手人の特定の方が、今後の女装ヒットマンとしての活動よりも優先順位が高かったのだろう。

すぐ言え。イラつかせたら沸騰したドンペリを一本かける……


自身が特に目をかけていた舎弟の坂槙圭悟がとある令嬢と結ばれ組を抜ける決断(廣島の時と違い令嬢の父親は至極真っ当な人物で駆け落ちではなく正式な結婚)をした際に暖かく見送ったが坂槙にあまりに悪質な逆恨みをしたカンボジアマフィア「ダッカローズ」のボスとホルンという構成員が坂槙夫妻を街中で惨殺する事態が発生。仲のいい舎弟を家族諸共逆恨みで惨殺された事に怒り狂いダッカローズ壊滅を決意。

小峠と小林が集めた情報からまずはホルンにハニートラップをしかけて拉致、ホルンにボスの動向を吐かせてボスもハニートラップで拉致、揃って拷問室にぶち込みいずれも小峠がカンナで苛烈にターゲットの皮膚を削る露払いを行った後は200℃のドンペリで焼き尽くしボスは射殺した。

因みに以前撃たれた為か、右肩を出す格好はしていない。

カブト、奴等はこの世の地獄を見せる……!!

坂槙……目線を散らすな。へばりつく様に的を見ろ

カブト、主犯の外道二人は……俺が必ず廃工場に連れて帰る。其処から先はお前が徹底的に苦しめて殺せ

膝がキモいんだよ。お前は一生歩くな

口臭えんだよ、黙れ。オラ、太くて硬い奴だよ

圧力鍋で200度に熱したドンペリをどうぞォ!

坂槙のみならず……妻とお腹の子供も殺したんだ。最後は太くて硬い奴で死ね


なんと路上で瀕死になったらしい。


キャバクラで豪遊していると思われる天王寺組城戸派の情報を探るため連日キャバクラに潜入、兄貴分であり才能を見出してくれた野田の仇を討つ事に勇み足になっている香月は組への連絡も疎かにして潜入を続けていた。しかし、野田のアドバイスを受けた小峠のアクションで意外にも須永の説得で冷静さを取り戻す。その後伍代千隼から得た情報をもとに「Coo」というキャバクラに潜入することが決まる。天王寺組はキャスト達に厳重なチェックを入れるが香月はあっさりパスしてキャバクラに潜入して股間に血が昇った天王寺組の末端を殺害、続けて異様なオーラを放つ浅倉を無力化しようとするも香月を女アサシンだと考えた浅倉は無力化されずにそのまま香月に反撃を行う。なんとか回避するも浅倉の凄まじい実力と女を容赦なく扱う冷徹さの前に拉致されかけるが星占い最下位の須永が乱入、逃走に成功した。

今回の1件で香月は予定がギッチギチに詰まっている故に自由に動ける須永に憧れを持っていることが野田によって判明したと同時に須永は香月が自分に感謝した事や従ったのを見て勘違いをしてしまった。


先の浅倉との戦闘で受けた傷は完治したものの、工藤の訃報を聞いて大粒の涙を零した。


未だ傷が癒えぬ須永の見舞いに来ていた。尚、この時の彼は調査(詳細不明)の途中だったため女装姿で訪れていた…だからバレるっつの。


「えっ、あれは月桂樹ですから年中葉っぱは散りませんよ」

須永「そうなの?なんで女!?」

「調査です」


同期の親友である青山が四国の戦争を終わらせ帰還、1年以上前から変わってない同期愛の餌食になる。そんな青山と飲みに行った際に空龍街で起きている事件の情報を共有した。

ハートランドというキャバクラのキャバ嬢が行方不明になるという事件で被害女性の中には香月が護衛している孤児院の出身者もおり、怒りに燃える香月は調査を開始。結果ハートランドはマラカスという半グレが運営する闇金と結託し、借金した嬢を綾波町経由で離島に島流し強制的に借金返済をさせるという悪質なシノギをしていたことを洗い出した。仲のいい孤児をはじめとした多くの女性を陥れる悪質な性犯罪にブチギレた香月はハートランドの罠に引っかかったフリをして潜入、内部から敵の牙城を食い破り小峠に被害女性がいる離島の場所を教えてあとは逃走するだけになった。しかしマラカスの手練含む3人の幹部に襲撃され青山と飯豊朔太郎が救助に来た地点まで逃走、香月ですら苦戦する相手を青山が倒せるのか疑問に思った飯豊の質問に迷うことなく大丈夫だと返した。後に青山が見事に敵のボスを斃す様子を見て飯豊に認めさせた。


「強えに決まってんだろ、同期の誇りだよ」

「な?キモイぐらい強いだろ?!」


組員総出の花見大会が開催され、兄貴分の中では若い方なのもあって小峠達と準備をしていた中、野田から女装して参加を命じられた。今後の任務に影響が出るからと難色を示したものの、引き出しは無限にあると言われ眼鏡っ子女子を演じる羽目になった。


当日は野田らにお酌しながら、和中と話をしている中で小林からアルハラされた。野田からも小峠と一緒に日頃の働きを労われ、「もう知り合いがいなくなるのはごめんだからよ」と大切にされているメッセージを送られた。



ふとしたきっかけで天羽組によって保護する事になった少女・吉田美代子の世話を意図せずする事になった。ある日女装ヒットマンとして世話をする準備をしている中で美代子が「私もメイクしてみたい」とおねだりされ、少女には早いと思いながらもメイクを施したりと世話を焼いた。後に美代子が施設暮らしになって別れる際は天羽らと共に見送った。


大阪潜入。起死回生の大博打


前日に情報屋の風谷から「近々、隔年で開催される大阪にて関西の有力極道と政治家が集まるパーティーが催され、天王寺組トップも参加する」という情報を買った野田の提案で、香月はそのパーティーにコンパニオンとして潜入して、天王寺組の情報を集めてくるように命じられる。


厳格な警備が張られていそうな会合にどうやって入り込むべきかと頭を悩ませていたが、以前に天王寺組の野田襲撃の言質をとるため小林と共に大阪に行ったことのある速水がそのとき協力した神成組長と連絡を取り、例のパーティーにキャストを派遣している業社と(年配者が多いため)和装美女がよく起用されている情報を受け取り、計画の目処が立ち行動を開始する。2023年6月9日の解説動画で先んじて公開されたアレンジ和服での撮影した画像を手に件のコンパニオン派遣会社を面接し特に危なげもなく合格。自己PRとして持参した和服姿の画像も好感触で、直ぐにパーティーでの持て成し役の仕事が舞い込んだ(この時面接した派遣会社の社長から「社員にならないか」とスカウトまでされた)。


パーティー当日、怪しまれないように来客への酌などコンパニオンとしての仕事をこなしつつ、会場内を巡って捜索し、とうとう天王寺組組長・三國貞治を発見する。しばらく動向を追っていると三國は他組織の組長・田中との談話をはじめ、その中で今回の関東侵攻について話題を振られ「東京で傘下に入れた組がヤクに手を出した」と近況を話す。更に情報がとれないかと近くの参加者に酒を振る舞いながら接近したが、組長直属の超武闘派である陣内賢斗が香月の視線に気付き、盗み聞きしているとバレそうになり腕を捻り上げられてしまう。


幸い三國の窘めで難を逃れ、パーティー終了後に野田に連絡を取った香月は、先程の三國のヤクに関する発言より、天王寺組が綾波町を根城にしている北大路組を制圧した際、その後に組長が廃人になったことと関連があると見て報告(実際、阿久津・南雲の乗る車を室屋たちが襲撃した際に足止め役として駆り出された浮浪者が、ヤク漬けとなった北大路組長だと噂されている)。ヤクの斡旋は天王寺組としても御法度であり、今後彼らもその売人の粛清に動くと読んだ野田と小峠は「綾波町のヤクの売人を特定する」という今後の方針を固めた。…あと帰りに「りくろーおじさんのチーズケーキ」も買ってくるよう命令された。


天羽組全体にその方針が伝達されたことで、阿久津を守れなかった自責の念から飯豊が組に断りなく単独で行動を起こすが、この際に綾波町の売人たちを虱潰しに情報集めをしたところ、香月や野田の読み通り、北大路組は天王寺組に詰められたことで自棄になりヤクに染まったことが判明している。なお、飯豊はその後に件の売人を粛清した帰りの岸本隆太郎を奇襲して殺害を完遂。組の許可のない行動で、最終的に飯豊自身もかなりの大怪我を負うことになったが、結果として香月の調査が天王寺組の主戦力を一人潰すことに繋がった。


目的は果たしたものの(陣内に目を付けられたこともあってか)このまま急に辞めては余計に怪しまれると警戒し、以後もしばらく大阪に残りコンパニオン業に従事していた。この間、天羽組本部では小林が天羽組長に直談判し「大嶽のヤサを突き止めるため大阪現地の組員を尋問したい」と大阪行きの許諾を求めていた。天羽もそれ自体は賛同したが、敵方組長・三國の界隈での評判から今回の戦争との結び付けが出来ないことから「一緒に天王寺組の本拠も叩く」という小林の意見は説き伏せ、代わりに「今回はあくまで調査で留め、もし羽王戦争が天王寺組の総意(三國の本意)であることが判明すればこちらも大阪に乗り込み攻勢に出るので、そのときは好きなだけ暴れていい」として承諾。


香月もコンタクトを受けて現地で落ち合った後、(今回も無理矢理同行させられた)速水も含めた3人で神成組長を訪問。神成から「三國はこの時期様々な宴席に出席し、特に屋形船を貸し切りコンパニオンも呼ばれる大宴会が近日中にある(日程までは不明)」「天王寺組に反発している地元半グレも沢山いる」という新たな情報を貰った小林は、速水と共にその半グレの一組織「煮苦酔(ニクスイ)」に潜入し、彼らが天王寺に反発したドサクサ紛れに相手組員を締め上げて屋形船での宴会のスケジュールを引き出す作戦を打ち立てる。


香月は顔割れを避けるためこの作戦自体は不参加だったが、代わりに小林たちに半グレっぽく見えるように髪のセットや衣装の仕立てを行った。その後、二人は対応した構成員の茂木功志郎が面倒見の良い男だったこともありすんなり集団に溶け込み、間もなくリーダー格が反撃の狼煙を上げたことで算段通り目的の情報の引き抜きに成功。件の屋形船の宴席が5日後というかなり厳しい日程であったが、既にコンパニオンとして抜群の信頼を受けていた香月は、速水からの連絡で日程を聞いても動揺する様子もなく「その日程で調整する」と力強く応答した。


以前に三國や陣内に顔を見られているため、前回のパーティーとはまた別の変装を準備。一方、小林は大阪現地の伝手を辿って天王寺組の情報担当者数名の名前を特定しており、香月にはその名前のメモを渡してコンパニオンとして(お持ち帰りされるよう)接触し、内部情報を吸い上げる事を命じる。


今回の屋形船での天王寺組主催の宴会は、以前のパーティーとは異なる業社が派遣を行っていたが、香月は今所属している会社の社長(業界での顔が広いらしい)のデートの誘いに応える形で出かけ、この際に「和装が好きなので屋形船への派遣の仕事がしたい」とモーションをかけておねだりし、紫乃ちゃん(香月)に惚れ込んでいた社長もハッピーナイトを期待させる香月のモーションにまんまとノセられ、相手の業社に話をつけて無事にスケジュールを差し込んでもらった。


パーティー当日は、小林がバイトのボーイに話をつけて自らも屋形船に乗船し、三國の心中を聞き出そうと行動。香月も自身に与えられた任務に専念し、和やかな宴会の中に溶け込んでターゲットを捜索、そしてメモにあった情報担当の一人である鳥井を発見する。香月は、まるで鳥井に一目惚れしたような仕草で心を擽るモーションを仕掛け、鳥井もそれにまんまと騙されて、パーティー終了後には小林たちの目論見通りマンションの自室に香月を連れ帰った。

(なお、小林はこの最中に三國に正体を見破られるも、目的を素直に告げてより直接的な形で羽王戦争に対する彼自身の考えを聞き、陣内・椎名ら護衛に攻撃される前にボートを手配していた速水と茂木の迎えを受けて退散した。)


鳥井宅に潜入した香月は、飲み直しの際に鳥井に睡眠薬入りの酒を飲ませて眠らせた後、部屋の中を物色。それらしいノートパソコンの指紋認証ロックを眠っている鳥井の指から拝借してログインし、天王寺組の予定連絡を発見する。今日から2日後に、杉山陽太・藤田和雄と言う2名が大嶽たち東京組に増援として向かう事を知った。

(その後は鳥井の部屋の洗い物を片付けたり、フェイクの連絡先を記したメモを添えてから退散し、情報を目的に潜入したことを悟られぬよう最後まで徹底した仕事をおこなった。)


後日に小林の作戦で、香月の発見した予定の通り東京へ向かう杉山たちを、顔が割れていない茂木にストーキングさせて追跡。とうとう、大嶽がヤサとしていた北大路組本部を割り出す事に成功する。



野田指揮の下で大嶽のヤサに突入する計画が立てられる中、小峠と共に本体警護を任される。一時は不服に思ったものの、「親っさんが取られたら俺達の負け」や「親を取られるような極道なんざ誰一人信用しない」と明確な理由を説明された事で受け入れた。また、大阪における連日の潜入調査で減量しているため、正面からの力勝負は不利と野田が判断したのもある。


天羽組 女装ヒットマン VS 天王寺組 鋼鉄の暗殺者 命を懸けた防衛戦



本部待機要員として天羽の護衛を担当。天王寺組戸狩派本部への襲撃について天羽が悩み続けて精神的に疲弊していることを察知し、天羽に対して屋外庭園に出て気分転換することを提案、天羽も香月の気遣いを受け入れて2人で屋外庭園へと向かった。


庭園からそろそろ引き上げようとしたとき、香月は庭園の茂みに何とも言えぬ違和感を覚えた。そしてその直後、突如茂みから一発の銃弾が放たれた。幸いにも香月が本能的に天羽を守ったことでその凶弾をなんとか回避することができたが…


戸狩「私 戸狩と申します。名前だけでも覚えて地獄に行ってください。


茂みから出てきたのは、よりにもよって天王寺組戸狩派トップの戸狩玄弥だった。以前に城戸派トップの城戸丈一郎が直前に須永とやり合ってボロボロの状態で乗り込んで来たのと違い、戸狩は心身共に万全の状態での奇襲でもあった。


直後、香月は凄まじい早撃ちで戸狩を狙い撃つも彼を捉えることはできず、戸狩が躱すと同時に放った返礼の一発で右肩を打ち抜かれてしまった。

香月は倒れながら左手に拳銃を持ち換えて戸狩を狙い撃つも、またしても躱されてしまい、今度は天羽の太腿を打ち抜かれてしまった。

狙いがズレたことに軽く怒った戸狩により再度銃撃されるが、地面を転がることでギリギリ銃弾を回避、その状態から今度は香月が戸狩に向けて乱射したことで戸狩は木の影に隠れて銃撃をやり過ごそうと目論む。この間に天羽は戸狩の視界から外れたので多少の時間稼ぎにはなったものの、乱射し過ぎたせいで戸狩に銃撃のタイミングを読まれてしまい、あろうことか香月は彼の接近を許してしまった。

香月はギリギリのタイミングでドスに持ち替え、戸狩の斬撃を受け止めようとしたが、素のパワーや体格さもあってその剣圧に耐え切れず正面から一撃食らってしまった。


戸狩「名前も知らんのにゴメンな!兄ちゃぁああん!

香月「がぁああああああああ!


香月はすんでのところで体を引いていたので致命傷は避けられたが、直後に戸狩は再接近し、無慈悲に刃を振り下ろした。


戸狩「名前覚えて貰いたないんかい… ほな、さいなら…

香月「うがぁあああああ!(ダメだ、俺じゃあ話になんねぇ…)


香月は薄れゆく意識の中で最後の力を振り絞って地面を蹴り、彼の体は背後にあった池へと落下した。

こうして、香月は戸狩に倒されて戦線離脱してしまったかと思われたが…


香月「死ぬかよ。これ以上、誰一人殺されてたまるか…


なんと、2発目の斬撃もギリギリで致命を避けており、池の中から放った不意打ちの一発はついに戸狩を掠めたのである。


しかし、銃創1発に斬撃2発… 香月はもう限界だった…


香月は戸狩をこれ以上食い止められず、先に行かせてしまう。

そして、自身の体は池の底へと沈んでいったのだった…


この時点において少なくとも「死んだ」や「生涯を終えた」のナレーションが流れていなかったので生死不明の状態ではあるが、重傷のせいで池から這い上がれないまま長時間放置してしまえば、溺死してしまう可能性は極めて高いため、安否が心配な状況である。


余談だが、戸狩からも「可愛い顔して一流やなぁあ!」「綺麗な顔の兄ちゃん」「邪魔すな!美青年!」と香月の美貌について認められている。


戸狩の襲撃を受けていることを全く知らずに天羽組事務所を訪れた茂木功志郎により池に浮かんでいたところを発見される。かなりマズい状況ではあるもののギリギリ生存していたらしく、直後に現れた宇佐美純平に身柄を回収され、闇医者へと運ばれた模様。


天羽の発案で知り合いの女将が経営する旅館に一同で温泉旅行に参加する。電車内で青山と駅弁を楽しんだ。宴席では野田の指令でミニスカ和服の女装で参加させられた。


終盤に登場。空龍街で半グレ組織『知美亜』が女子中高生に立ちんぼ女子を強要しその拠点が横浜にあると知った野田の命令で潜入捜査を命じられた。


事実上の主役回。

野田の指示で横浜を拠点にし空龍街で悪行を働いた半グレ組織『知美亜』の調査(内容次第では壊滅)に動き小峠と宇佐美をサポートに女装ヒットマンとして活動し続けたキャリアを活かしながら自身が陣頭指揮を執っていく。繁華街でとある倶楽部のキャッチに捕まると金を掴ませて裏ルートに入りミカと言う女子中学生と接触、胡散臭いと思いながら30万円を掴ませると引き換えにGPSを仕込み足取りを掴む事に成功する。そして『知美亜』と繋がりの強い半グレ組織に小峠と宇佐美に変装を施し潜入させ、辛抱強く『知美亜』トップのサクラと接触する機会を得て、陽キャなギャル系女子で行動を開始する。


その中で先日接触したミカが「サクラは組長の女だから逃げられない」と聞かされその大元が真島組と知る。同時にミカが「父が病気」と言う話も本当であるが最終的に搾取されている事を知り、「東京の恐い人達(自分が所属する天羽組)に狙われているから大丈夫」と言って安心させる。後日サクラが真島組の組長や護衛を連れて現れる現場で小峠と宇佐美が正体を明かして奇襲、自身も不意打ちで護衛を全滅させる。一呼吸でサクラと真島組の組長の膝を撃ち抜いて行動不能にし、サクラの醜い醜聞を聞くや否やその命を奪い取った(因みに、ボコボコにしたり諫めたりした事はあっても天羽組が女の外道を屠ったのは何気にこれが初の事例となる)。


こうしてミカに搾取されたお金を返却して帰路に着いた。しかし、天羽組が横浜で大暴れした件は大きな波紋を生む事になるとは、この時知る由も無かった。


キャンプ場で知り合った衣笠一家と仲良くなり、一人息子・春斗に海鮮パエリアを奢っていた。ところが、衣笠一家がカルト教団に襲われ、春斗は誘拐され、母・涼子は放火によって崩れた瓦礫の下敷きになって死亡、父・芳男は脱出の際に右足を失う等の不幸に見舞われた事を知り、衣笠一家の敵討ちを決意する。女装でカルト教団の信者に近づき、アジトの場所を吐かせた。拷問ソムリエ・伊集院茂夫と遭遇し、カルト教団のアジトを教え、自ら露払いを引き受けた。色仕掛けでアジトに乗り込み、信者達を射殺し、主犯である司祭・ヌールディヌを伊集院に明け渡した(ヌールディヌはその後、伊集院の拷問で燃え滓になった)。

アジトに監禁されていた春斗を救出し、無事春斗を芳男の元に引き合わせた。

伊集院は女装した香月を完全に見抜けず、香月の女装を「秀逸」と評していた。

尚、香月が他シリーズのキャラクターと直接接触するのはこれが初である。


余談

名前に関して

初登場回である無頼組を接待するために女装した香月は「パセリ」という少し変わった源氏名を名乗っていたが、その花言葉は『死の前兆』であり、無頼組の末路を暗に示す名であった。


また、本名の紫苑(シオン)の花言葉は、「君を忘れない」「追憶」「遠方にある人を思う」であり、名付け親は実親かそれ以外の人物かは定かではないが、誕生した香月に対し深い思い入れを注いでいたように感じさせる。そんな彼は何の因果か、望まれぬ子として生まれ「最初の子だから一(はじめ)」とぞんざいな命名をされたというある意味真逆の過去を持つ野田に拾われ、現在は(多少の畏怖はあれど)互いに強く信頼し合う関係になっている。


実は華太呼びじゃない?

兄貴たちの中で実は天京戦争開始時点で生存している兄貴たちの中で舎弟並びに後に登場する矢部光晴と同様に、小峠呼びであり、華太呼びではない。

小峠より目上の組員で華太呼びをしていないのは彼と親っさんの2人(と初期の兄貴達)だけである。

ただし、2022年8月2日の動画や天王寺組のヤサを探る時等では他の兄貴同様華太呼びしている場面もあるなど、親っさんとは違い全くないわけではない。


女装ヒットマンの実例

実際に香月のモデルとなったかは定かでは無いが、史実における1985年の山一抗争にて、当時山口組系輝道会の組員であった「清山礼吉」が、ホステスに女装した上で敵対する一和会の幹部に近付き、見事暗殺を成功させている。


入門時期

9月30日の動画で、野田が香月を組に入れた描写があるが、何故か天羽組になった後になっている。

香月より年下の小峠でさえも天羽組の前身の田頭組の時に在籍していたので、小峠の兄貴分である香月は当然田頭組の時に入っているはずだが……


この矛盾は後の羽王戦争イッキ見動画で修正されており、田頭組時代、現組長の天羽がNo.2の若頭であった時に入門している。


お色気担当?

またpixivに投稿されているイラストでは、なぜかR-18イラストが(他の女性キャラを差し置いて)非常に多い。彼は女装時偽乳をつけることがあるのだがそれを本物にする絵師さんが多く、ヒューマンバグ大学における本物の巨乳をお持ちである投擲の香鈴エマを遥かに凌ぐ勢いでイラストが投稿されている。


関連イラスト

香月の兄貴その着せ替え兄貴は粛清する

セクシーサンキューパロ過去絵着色



関連タグ

ヒューマンバグ大学 華の天羽組

天羽組 極道/ヤクザ 戦闘狂/狂人兄貴/武闘派狂人極道

女装 暗殺者 ハニートラップ

イケメン 男の娘 こんな可愛い子が女の子のはずがない 紫苑


クレイナ☆…主に香月紫苑のイラストを投稿しているpixivユーザー。


作中の似ている(?)人物

高砂明夫 - 天京戦争で対立した京極組の構成員(ただし高砂は当時左遷されており不参戦)。香月と同じく女装をしているが、任務で女装している香月とは違い、コチラは若い頃にケツ持ちをしていたバーのママ(♂)の影響でオネエに目覚めたためで、常時睫毛バシバシの厚化粧をしている。見た目についても男性とは思えぬ小柄で華奢な香月に反し、高砂は顔は端正だが筋骨隆々とした大男で、敵対者の中にもその姿を見るなり「化け物」と驚嘆する者もいる(そして余計な怒りを買っている)。一方、舎弟とあまり絡まず一部感情に流されやすい香月に対し、高砂は非常に達観した物事の捉え方から様々な金言を用いてしょげる舎弟を励ましたりと柔和に接する兄貴肌(姉御肌?)でもある。また香月は潜入・暗殺任務時には速射による即死を、高砂はその怪力(素手)で人体をバキバキに破壊するというエグい殺人術を得意とする点など、あらゆる要素で好対照を描いている。


仙石薫 - 高砂と同じく京極組の構成員(こちらも天京戦争時は左遷されており不参戦)。自他が認める美顔の人物であり、2023年8月25日の動画にて囮として女装させられた際には、高砂のメイク術による効果も相まってかなりの美人に仕上がった。急ごしらえの女装だったことで流石に体格まで変えることはできなかったが、それを差し引いても半グレや下心丸出しの中年男性に女性だと誤認させることには成功した。ちなみに、本来の仙石は天羽組でいうところの南雲梗平に近いキャラ設定である。


流川隆雄 - 伊集院シリーズに登場する拷問助手。こちらもある拷問でカツラと口紅のみのすごく雑な女装をしたことがある。一応、対象である外道を貶めるための演技の一環なのだが、何故か相手が死亡した後もそのまま上ずった声で伊集院茂夫と会話をしていた…目覚めたのだろうか?後の2024年3月20日の動画でも拷問の一環として再び女装を敢行。今回はピンク色のワンピースドレスにハイヒールという完璧(?)な女装姿で現れ、恋敗れてヒステリックを起こす女性を熱演。相手(外道)にフラれた瞬間に涙まで流してみせる演技力には、伊集院もモノローグ・ラストカットの2度に渡って絶賛していた(香月と出会った後日の出来事なので、伊集院でも見破れなかった彼の女装術に実はインスパイアされていたのだろうか…)。


エマ - 同じく伊集院シリーズに登場する、伊集院の協力者でもあるホステス。こちらは本物の女性で、流川が「ひょうたん」に例えるほどグラマラスなボディラインと美貌の持ち主。ハニートラップを得意としており、伊集院たちの外道おびき出し作戦にもよく協力している。麻痺薬を塗った毒針を仕込んだ指輪を携行しており、伊集院たちが到着する前に標的の外道を無力化したこともある。また、他の協力者同様に依頼人と伊集院を繋ぐ窓口役を務めることも多く、彼女自身も過去17歳の頃に悲劇を被った経緯から、保護する被害者の中でも少女には特に優しく接している。


北岡隆太 - 天京戦争にて惜しくも死亡してしまった天羽組武闘派の舎弟。口調、感情に流されやすい側面、舎弟にパワハラを殆ど行わない、兄貴陣によるパワハラを何度か受けたことがある…など、性格面での共通点が意外にも多い。もし彼が生きていたら、女装無しの香月のような立派な戦闘員になっていたかもしれない。また、香月も死亡こそしていないものの北岡が一条に倒されたように、別の組の最強格の武闘派による一方的な攻撃によって倒されたことがある。


その他の似ている人物

有馬文太(アリス) - 2023年から姉妹チャンネル『バグアカデミア(旧・漆黒のジェイル)』にて新章を展開している鬼頭シリーズにて登場したトランス女性。コチラも(豊胸含む整形手術をしたこともあるだろうが)女装香月に負けず劣らずの美女で、何気にホクロの位置まで一緒。本職もバーの店員(ママ)なので男性との距離の詰め方も巧みである。なお、コチラの中の人は男性、それも羽王戦争で実際に香月と対決した浅倉潤と同じ小柴大始氏が演じている。

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