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ドリームハンター・鬼頭丈二

どりーむはんたーきとうじょうじ

Youtubeの漫画系チャンネル『ヒューマンバグ大学』内で展開される漫画シリーズの一つ。2023年からは系列の『バグアカデミア』にて「奇食・秘境ハンター鬼頭丈二」のタイトルで新シリーズも展開されている。本項ではそちらの内容も含めて記載する。
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概要編集

漫画系Youtubeチャンネル『ヒューマンバグ大学』で展開される漫画シリーズの一つ。

主人公・鬼頭丈二による世界各地での旅行記・紀行文を題材としたストーリー作品。毎回テーマとなる土地へと赴き、そこでの出来事が鬼頭当人のモノローグと合わせて進行される。


それだけならよくあるエッセイ作品なのだが、本シリーズの特色となっているのが鬼頭の持つ一風変わったその嗜好にある。彼は「奇食」という、一般的には考えられない食品を用いた郷土料理を探究する“奇食ハンター”を自ら称し、収集した情報を参考に世界各地へと出向き、自らの舌でそれらを吟味することを長年に渡り愛好している。漫画内では毎度、食材となった生物や調理法、こうした食文化が生まれた経緯など詳細を記した雑学的要素に加え、癖の強いキャラクター性を持つ鬼頭のコミカルなリアクションが人気を博している。


こうした奇食を味わうため、ときには僻地へと足を運んだり、各国の文化に触れたりと、旅を通して新たな関心物を見出した経緯から、当初の“奇食ハンター”に加えて“秘境ハンター”、“奇祭ハンター”などの複数の自称を名乗っていたことを明かし、これを明言して以降は「奇食」「秘境」「奇祭」の三要素いずれかが題材となるストーリーを展開、本項タイトルの「ドリームハンター」も、そうした趣味を総じて何度か使用した自称に由来する。

中期には秘境旅をベースに、その道程までの腹ごしらえとして奇食が挿入される形で定着。また佐竹博文をはじめ、チャンネル内の主要人物が同行者となる展開も増えた。


2023年からは佐竹共々、姉妹チャンネルである『バグアカデミア』にて新シリーズ「奇食・秘境ハンター鬼頭丈二」を展開。こちらでは奇食メイン、鬼頭のみの旅など初期のような構成のシナリオが改めて投稿されている他、あちらのチャンネル出身の佐伯・ゼッターランド・博子や完全新キャラクターの赤城永吉有馬文太など新たな人物との交流も描かれている。


あらすじ編集

人生を奇食と秘境探求に捧げる男…鬼頭丈二。

会社売却によって得た莫大な資産を元に、世界各地の曰く付きの危険地帯へ足を運んだり、独自の文化から発祥した奇食を堪能する毎日を送っている。

「お残しは決して許さない」をモットーに、その土地の歴史や文化への敬意を忘れずドブネズミチ●チ●パンダの肉…なんでも食べる!

今年はアンデッドマン・佐竹博文をアシスタントに迎え、まだ見ぬ地球の神秘へと歩みを進める。

(公式HPより抜粋)


シリーズの特色編集

先に記した通り、基本的に海外を舞台に物語が展開される。

各回でそれぞれテーマとなる「奇食」「秘境」「奇祭」についての雑学を披露しながら、鬼頭が実際に体験した感想が語られる。奇食では毎度、料理に使われる奇抜な食材とビジュアル、強烈な味や激臭でコミカルなリアクションをみせるコメディ色の強い作風である一方、秘境ではときに、自然の脅威により同行していたガイドが犠牲になったりなど人の生き死にが描かれる場面も。


また、たとえ批判があっても現地人の食文化となっている世界的保護動物や、戦争など人間の愚行の末に生まれた負の遺産など、正否の結論付けが難しい話題にあえて触れる風刺的な内容を含んだエピソードも多い。


主な登場人物編集

主人公と旅の同行者たち(鬼頭旅団編集

CV:ヤシロこーいち

本シリーズの主人公。

「奇食ハンター」「秘境ハンター」など様々な自称を名乗り、世界各地の奇抜な食品や土地を探究する旅を続ける男性。「出された物は口に合わなかったとしても必ず完食する」、「秘境探訪のためならどんな危険にも立ち向かう」といったことをポリシーを持ち、それぞれの育んだ歴史や文化に対して強い敬意を抱いている。


実は貿易系の食品会社を設立し、一代にして10億円規模の大企業まで成長させた高い経営手腕の持ち主でもあり、3年ほど前にその自社を売却し莫大な資産を手にしており、旅の資金としている。現在も、旅で食した奇食を自社の新商品として提案したり、顧問として社員の相談事に乗ったりと繋がりが強い模様。


CV:ヤシロこーいち

鬼頭と同じく『ヒューマンバグ大学』『バグアカデミア』内の佐竹シリーズ主人公。

これまで様々な死病や大事故を経験してきた異常な不幸体質を持った一般男性。


商社マンだった頃に出張先のコンゴ共和国で鬼頭と知り合い、以後度々交流しながら共に様々な災難を体験。その中で鬼頭は、佐竹の持つ不幸を引き寄せる特性に目をつけ、度重なる病欠が災い失職した彼を「給与付きの旅のアシスタント業務」という名目で声をかけ、厄除け代わりとして旅に同行させるようになった。

(これ以降、ときに佐竹の視点で鬼頭の旅の様子が綴られることも多くなった。)


一時期は抜群の戦闘力を持つ元の登場でお役御免状態だったが、『バグアカデミア』での投稿開始から旅に復帰。相変わらず様々なトラブルに巻き込まれている。


CV:末次由布子

『バグアカデミア』で以前からシリーズを展開していた主人公。

番組制作サイドからの無茶振りで様々なイロモノ企画をさせられ、その都度災難を被っているフリーの女子アナウンサー。


鬼頭と佐竹が共にチリを旅していた当時、ゼッターの取材クルー(ディレクター兼カメラマンの男性スタッフとのコンビ)も同国の不法投棄問題の突撃取材のために現地を訪れており、鬼頭たちの今回の目的である世界一綺麗な星空のみえる大量の衣類の山で遭遇。不幸体質が同じ佐竹との化学反応なのか、直後に襲われた廃車乗り捨て犯一味との騒動でトンデモない超常現象を起こした。鬼頭もこの二人の相乗効果にはひどく驚いたようで、また再会できる日を期待した。


2023年4月13日に彼女のシリーズの完結が公表されたものの、鬼頭視点の本シリーズにて再び登場。アフリカでの奇食一人旅でまたしてもロケ日程が重なり、今回は揃って奇食に挑戦(とはいえ彼女自身のシリーズでもゲテモノ系企画を数々経験している)。鬼頭の威圧やテレビマン故の空気読みな部分もあるが、これまでの同行者の中では珍しく、鬼頭の語る食の歴史への敬意に理解を示したり、彼の「いたたきます」のダジャレに続くように自らもダジャレを重ねたり、お残し厳禁の流儀に従い完食のために素晴らしいガッツを披露している。


この再会を機に友人関係となったようで、以後は鬼頭の自宅を訪れては、実業家である彼にマスコミ関係の知り合いがいれば紹介して欲しいと頼ることが多くなり、そのまま今回の助手として旅に同行する頻度も同じく増えた。最近は「紛争地ジャーナリスト」や「ミステリーハンター」など新たな路線を模索中の様子。また、元々のシリーズで噴射が持ちネタ(?)だったためか、緊迫シーンの真っ最中に滝のようなゲロを放出したり、赴いた現地のトイレ事情にカルチャーショックを受ける展開も定着しつつある。


CV:伊藤タカユキ

バグ大の『紅鬼伝説_元ヤン紅林二郎』の主人公。鬼頭・佐竹とは「チームカタギ」のメンバーでもある。

曲がったことが大嫌いな喧嘩師の青年で、佐竹ほどではないが同じくトラブルに巻き込まれやすい体質の持ち主。


ひょんなことから佐竹と交友を持ち、彼から鬼頭の旅に誘われたことを切っ掛けに(同じく求職中だったこともあり)参加。最初の旅では銃で武装したハイジャック犯の一人をパンチの一撃で仕留め、更には放たれた弾道を読んで回避する離れ業を見せつけ鬼頭を驚かせ、以降は元が加入するまでの間、二人のボディーガード的な役目を担っていた。


京羅戦争を機にその発端である半グレ集団「羅威刃」との因縁が生まれたこと、羅威刃の標的となっている「京極組」に属する学生時代からのライバル久我虎徹との共闘戦線を張ってからは旅の参加を中断している。丁度ほぼ入れ替わりで元が加入したことや、紅林自身も羽柴和成如月に勧誘されて愛天雄入りしてからは旅に参加することはほとんど無くなった。元々佐竹経由での接点しかなかったためか、鬼頭も彼が旅に参加しないことには特に言及していない。

その後、桜庭恵吾との抗争を経て2023年6月末から壱世学園高等学校の教師になったことで参加はますます不可能になったと思われていたが、一度だけバグアカデミアに登場した。


CV:ヤシロこーいち

達人級の拳法の使い手である謎の中国人男性。

鬼頭とは秘境で何度か偶然顔を合わせていたことを切っ掛けに知り合い、本編以前より互いを見知った間柄だった。佐竹を連れて入ったアメリカのレストランで再会し、その際の鬼頭の誘いを快く受け入れ、以後頻繁に旅に同行するようになる。


鬼頭らは知らないが、実はその正体は殺し屋、それも「裏中国拳法二大巨頭」の一人に数えられる凄腕の拳法家でもあり、上述の久我が展開する別シリーズにて先行して登場しており、これまで常勝だった久我を苦戦させた実力者でもある(結局、元が雇い主の不遜に呆れて決着前に手を引いた)。とはいえ、当人はその肩書や実力とは裏腹に義に厚い性格であり、我欲ではなく仲間や友人のために拳を振るう好人物である。


以後は紅林に代わるボディーガードの役目を担い、旅先の各所で遭遇する悪漢を相手に無双の活躍を見せる。また佐竹や伊集院茂夫視点のシナリオでは旅以外の場面でも鬼頭たちと交流している様子。


そうした戦闘面でこの上なく頼もしい元の参入もあり、しばらくは佐竹も参加を控えさせることになっていたが、彼の過去に絡む因縁の相手・翠蘭との決着のため、後述の瓜生の元上官・毛利公平に味方しEL戦争に参戦することになり、頭との旅を中断(元々、世界を巡っていたのもその相手の捜索も兼ねていた)。無事に復讐は終えたものの、その闘いで負った傷の治療のため(および報告も兼ねてか)、以後の長期間故郷で療養して過ごすことになる。


戦争終結の頃に完全回復し、以後は再び外道から弱き人々を守るために世界を巡ることを明かし、『バグアカデミア』にシリーズを移した鬼頭と合流し旅を再開。捜索を終えたためか、新シリーズでは奇食目的の旅での同行が多くなり、また行く先々で交流した人々を苦しめる外道と遭遇しては事件解決の為に拳を振るう以前と変わらぬ…寧ろ更に増した活躍を見せた。また、その都度鬼頭も興味から敵のアジトに同行すると言い出し、当初は「保護対象が増えた」と内心面倒くさがっていたものの、同じく外道に義憤をみせる姿に感心を寄せている。


その後、ELが解散してから株式会社モーリーに転身した毛利たちが、アジアをまたぐ暗殺組織『エルペタス』との新たな抗争を本格的に開始した頃、元もまた祖国の人物からペタス上層部の暗殺依頼を受けることになる。元と同じく中国出身の双子の殺し屋によると、ペタスは彼らの祖国でも無辜の政治家を殺害しているらしく、こうした理由で元もペタスに対し怒り心頭の様子で、2023年11月8日のバグ大の動画終盤で通話した戦友・毛利に「(ペタスの狂乱を直ぐにでも止める目的で)トップの大丸靖公を討つため日本に渡る」と宣言。この回の翌日のバグアカの動画では、この件を鬼頭に切り出す様子はなかったが、再度両者の繋がりの深さを感じさせる内容で締めくくられている。その後の祇園織文との死闘以降は鬼頭の旅に同行していない。


CV:遠山春

『バグアカデミア』での展開にて鬼頭の新たな同行者として登場した青年。

日本古来の暗器を密かに取り扱う骨董店の跡取り息子で、鬼頭も中期から携行している鎖分銅などを調達する上で贔屓にしていた顔馴染みである模様。


元や佐竹が共に同行不可の状態だった当時、我が身を守るための新たな暗器を求め久々に店を来訪し、その際に勧められた猫手の使用法の実践で見せた永吉の力に惚れ込んだ鬼頭が、厳格な彼の実家と三悶着をはさみつつ、晴れて旅の同行の承諾を得た。また最初の旅の道中にて、自身の家系の詳細(室町時代から続く国お抱えの暗殺部隊の末裔であること)も明かしている。鬼頭の見込み通り、その実力も元に引けを取らないほどの達人級で、タイのお祭りでの火災に乗じて火事場泥棒を働いていた暴漢を不思議な武術で仕留める活躍を見せた。


CV:小柴大始

『バグアカデミア』での展開にて登場。

一見すると美女だが身体的性上は男性という所謂トランスジェンダー。日本でバーを経営しており(アリスはそこでの源氏名)、客との会話のネタ作りの為に定期的に海外旅行をしている。今では各地の奇抜な習わし・儀式への強い興味が芽生え、初対面時の鬼頭の「奇食ハンター」という自称に肖り、自身のことを「奇習LOVER」と言い表している。


バヌアツ共和国での奇食旅で、奇しくも同じ店で同じ食事(奇食)を頼んだ日本人同士という形で知り合い、そのまま今度はアリスから誘われ「死者が出る成人の儀式」が行われるという辺境の村へ同行した。その後、連絡先のメモをコッソリ渡していたことで、興味を持った鬼頭が店を訪れ、それぞれのこれまでの旅話に花を咲かせて仲良くなり、以後もアリスの方から誘う形で共に旅行をする間柄に(このため、はじめ「鬼頭の新助手」と銘打たれていたのに対し、どちらかというと旅先の提案者がアリス、鬼頭がその同行者というパターンが多い)。また2023年6月13日付けの動画ではアリス視点の動画も投稿され、以後も彼女視点で旅の様子が描写されることが多くなった。


職業柄か相手との距離を埋めるコミュニケーション能力が高く、普段強引な鬼頭が逆に彼のペースに乗せられている。また現地の歴史や習慣への敬意も深く、こうした本質は鬼頭の他、チャンネル内の各分野の海外旅行キャラに通ずるものを感じる。また、ミニスカート&ヒール姿でジャングルや砂漠に踏み入る、ヒルを素手で握り潰す、バンジー用の櫓に昇るなどアグレッシブで、たとえ大怪我をしても「いいネタになった」とポジティブにとらえる心身ともに逞しい人物。アメリカのネバダ州の砂漠で開催された『バーニングマン』と言う祭りで現れた暴漢に向かって(酔った勢いもあるが)啖呵を切って弱き者を守ろうとする正義感の持ち主でもある。


旅団以外の主要人物編集

CV:ヤシロこーいち

バグ大にて登場し、その後現在の『バグアカデミア』へと移動したシリーズ主人公。

世界の美女(風俗嬢)との情熱的な一夜に人生を捧げた「世界風俗マイスター」の男性。


2023年以降は実質的に旅団の一員と言ってもいい人物だが、現時点では「助手候補」という扱いになっている。

実は鬼頭が食品会社を経営していた当時に取引先として知り合い、趣味は違えどかける情熱に似たものを感じて飲み仲間として交友していた過去がある。ペルーで偶然にも再会し、そのまま奇食へ連行した。エロスを探究する性分もあってか言葉選びと食事描写が色々と意味深だが、鬼頭とシンクロするように雄々しく奇食に挑んでいた。これ以降も、旅行の目的地と日程が被って現地でバッタリ出くわすという展開が多くなり、その都度行動を共にして奇食に挑戦し、最近は飛田もその食文化が生まれた歴史背景に関心を高めるようになった。


一方、飛田のほうも鬼頭に少しでも風俗産業の奥深さを知ってもらおうと、最近は美女による(飽く迄健全な)手厚い接待が受けられる店を案内する展開も増え、鬼頭も美女である必要性は兎も角としてサービスの質が良いことには納得している(ただし、その後のアフターサービスや裏オプションといった性的なお誘いは頑として断っている)。


過去の旅団メンバー編集

CV:ヤシロこーいち

バグ大にて登場し、その後『エモル図書館』へと移動したシリーズ主人公。

「Dangerous is life」をモットーとする「危険愛好家」の男性。


秘境旅にて何かと目的地で遭遇しており、元と同じく互いをよく知る腐れ縁だが、土地の自然や歴史に敬意を持つ鬼頭にとっては、単にスリルを楽しむ木仏の言動は見るに堪えないものがあるようで、彼を旅仲間に誘う様子はない。実際、リンバーガーを実食して退場した木仏のその後について「俺は知らないし興味もない」と吐き捨てている。


その他の登場人物編集

奇食、秘境の旅それぞれで、鬼頭と同じ奇食探究の趣味を持つ友人、もしくは彼の目的である奇食の食べられる店や秘境への道筋を案内するガイドなどが毎回代わる代わる登場している。固有名を持つ者もいるが、以後のエピソードで触れられることは殆どない(ただ、バグアカに移行後はイタリア(サルデーニャ島)でカース・マルツゥを売っていた店主のおじさん、アムールトラ料理のフルコースを提供したロシア人のアベルチョフなど再登場を果たす人物も現れはじめ、またアマゾンの若き部族の長・ミゲルとの縁が生きて別部族の酋長に(金目的で)厚遇されたりと過去の人脈が活きる場面も描かれるようになった)。


因みに基本的には名字の「鬼頭(キトー)」で呼ばれるが、英語圏の男性名として定着している「George(ジョージ)」と発音がほぼ同じなためか、旧友はともかく、会って間もないガイドらからも下の名前で呼ばれることも少なくない。


奇食の友人の中には、共に実食しようと鬼頭に国際電話をかけて誘う者もいれば、未来の食糧難を想定して新たな食材を研究する者、中には非合法なルートで食材を調達する者など、鬼頭に負けず劣らずのアクの強い曲者ばかりで、後者についてはそうした裏ルートを行使する上で危険を伴うことが多いためか、鬼頭に提供する際に日本円で1000万もの大金を請求する場面もある。


秘境旅のガイドについては、当初は男性ガイドが付くことが多く、鬼頭が図らずも奇食にありつく展開を作ったり、現地の危険性を伝えるために犠牲となる者も多かった。中期からは物語に華を添えるためか、女性ガイド(いずれもグラマラスなボディラインの美女)が登場する頻度が増え、トラブル発生時に鬼頭や同行者が彼女らを守るという救出劇の構図が描かれることも多くなった。また治安の悪い国では、当初は案内役を務めながら人目のない場所に入るなり襲いかかる外道ガイドが登場したこともある(顛末については事故、もしくは神罰・霊障と思しき超常的な現象で命を落とすことになっている。またその内の一人、カタトゥンボの雷を案内したガイドはTVアニメ版にも登場した)。また、中には日本人登山家・萩原鼓十郎氏など実在の人物がガイドとして登場する回も存在する。


中期からは、奇食を提供する料理人や店主にもクセの強い人物が増え始め、珍しい動物を食材とする郷土料理を提供する店ではよく「日本人はお頭付きにすると喜ぶ」という誤認によって、完成した料理と一緒に動物の生首をテーブルに並べるという、ビジュアル面で余計に食べづらくなるようなシチュエーションを形成されてしまうことも(当人らは善意でしてくれているのであしからず)。またバグアカ以降の展開では、食材の衛生面について鬼頭たちから質問を投げかけることもあるが、聞こえないフリや曖昧な返事ではぐらかしたり、裏付けにならないような回答をやたら自信満々に答えたりと、よりコミカルさが強調されるようになった。


余談編集

方向性の変換編集

当初『ヒューマンバグ大学』では、実話(もしくは実話として広く認知される噂話)をベースとした1話完結のストーリーを展開しており、最初期に登場した佐竹を含む各エピソードの主人公も、そうした各テーマの事例に結びつける程度の設定付けしかされていなかった(各話冒頭でシーン2~3カットと共に語られるモノローグで収まる程度)。

鬼頭や木仏、飛田については、それぞれ海外の「食文化」「危険生物や危険地帯」「性風俗事情」…といった、いずれも奇抜な各分野の愛好家という、各テーマに合わせて考案されたキャラクターであった。


中期から、チャンネル全体がオリジナルの世界観による長編バトル物をメインとした内容に路線変更(例を上げれば、これまで「極道社会の現実」を紹介する主人公だった小峠華太が属する「天羽組」、これまで各シリーズで敵として登場していた「京極組」の組織図の掘り下げや、それに際して紅林の長年のライバルという設定を持った新主人公・久我虎徹の登場、以後も極道・半グレ・殺し屋といった新たな裏社会の武闘派派閥の参入…等々)していき、鬼頭のシリーズもその影響を受けてか、旅先で金銭目的の強盗や人食いの猛獣などが道中で立ちはだかる展開も増え、鬼頭本人、もしくはそのときの同行者である紅林や元を絡めた戦闘描写も追加されるようになった。

(凡そ、各話前半で奇食・秘境の2分野を消化→目的地もしくは帰路で敵と遭遇→鬼頭や同行者がバトル→途中で佐竹が不幸を発動…といった流れがパターン化した。)


こうした路線変更は、結果的にキャラクターたちの人物像の付与による奥深さ、グッズ化やコラボカフェはじめとする漫画以外での新たな商業展開に繋がりはしたものの、鬼頭については、逆にそうしたバトル描写の挿入により本来のシリーズの特色だった奇食や秘境でのリアクション、および解説の尺がどうしても割かれてしまう結果に(奇食については既に登場した物を佐竹たち新たな同行者の実食として消化されることも)。また、そもそもが一つどころに留まらない海外が舞台の鬼頭が、組織の縄張りや利権争いが主軸のシナリオに絡めることが難しく、バトル路線の恩恵と呼べる部分は少なかった。このあたりは同じく一般人で目立った戦闘能力を持たない佐竹も煽りを受けており、実在の事故や奇病の話題から、作中の戦闘狂たちとの接触に重きを置かれるようになり、共に迷走しつつあった。


投稿頻度についてもバトル物の主要人物たちの長編エピソード(ときには敵方の経歴を数話にわたって綴られることも)に優先されて減少しがちで、一部リスナー間ではこの路線変更の正否について物議を呼ぶこともあり、各サイドのコメント欄では、それぞれのシリーズを蔑むアンチコメントで溢れかえることも少なくなかった。


こうした事情もあってか、2023年から佐竹・鬼頭の二人はバグ大の姉妹チャンネルで、チャンネル当初の路線に近い『バグアカデミア』にてそれぞれシリーズが展開されるように。これについても「チャンネル開設初期の功労者二人を追い出すようではないか」という不満の意見もあったが、結果的に両シリーズ共に当初のような路線に原点回帰され、鬼頭・佐竹シリーズとバトル長編シリーズの両サイドでの投稿ペースも安定するようになった。また鬼頭シリーズについては普段扱う暗器に関連する赤城永吉の参入、EL戦争終結と共に元雲嵐も鬼頭との旅を再開したり(ただし今度はエルペタス戦争に関与したため2023年11月を最後に離脱中)と、彼らいずれかが参加する旅では当時と同じバトル路線の物語が展開され、中期の様相もしっかりと継承されている。


さらに、2023年7月にはバグ大の『元殺し屋のメロンパン屋_瓜生龍臣』に鬼頭がまさかのゲスト登場。主人公・瓜生龍臣が(今回の本筋の内容と全く関係のない場面で)彼の提唱する奇食道の餌食となって最終的には連絡先まで交換させられることとなり、今後どこかで瓜生も鬼頭の旅に参加する(させられる?)可能性が浮上することに……上述通り、バグ大時代は周辺との関係が狭かった鬼頭が、バグアカに移ってから何故か交友の幅が急に増え始めている


更に言えば、その後もショートでどっかの世紀末覇者(?)がパチスロあるあるネタをコミカルに語るラジオ番組風動画を盛大にパロった『モグモグラジオKi-Syo-Ku』を配信したり、エレベーターに乗ってる間の雑談で隣の佐竹に様々なトリビアを語ったり、ついには、これまたどっかの虎になったように新たな奇食パートナーを見出す新助手オーディションを企画し、結果、佐竹やゼッター、飛田といったいつメンに加え、拷問蛸九十九総司といった懐かしの『漆黒』出身キャラとも邂逅を果たした。…最早“最も自由な男”と呼ぶべきか。


上記を踏まえた上での注意喚起編集

一口にヒューマンバグ大学の視聴者といっても、人によって価値観は異なる。

だからこそ、ほかの視聴者の価値観も尊重した上で、特定のシリーズを卑下するようなコメントは決して言ってはならない、という態度が視聴者には求められているだろう。そもそも、どのシリーズも楽しんでいる視聴者も少なからずいるのである。


関連動画編集

【イッキ見】鬼頭の奇食旅・アジア編(バグアカデミアより)編集

【イッキ見】鬼頭の奇食旅・中国編(同上)編集


関連リンク編集


関連タグ編集

ヒューマンバグ大学 バグアカデミア(漆黒のジェイル)

鬼頭丈二

世界旅行 旅行記 海外 歴史 文化

奇食 ゲテモノ 閲覧注意

秘境 自然 遺跡 冒険


歴代準レギュラー編集

佐竹博文 紅林二郎 元雲嵐

木仏蓮 飛田新治 佐伯・ゼッターランド・博子

赤城永吉 有馬文太


ヒューマンバグ大学のシリーズ一覧編集

…はじめての交流以降、鬼頭が佐竹の物語に展開を作ることが多くなった。


その他編集

豊後誠一郎九十九総司:共に改名以前のバグアカにて旅行記シリーズを展開する主人公で、豊後はスラムや紛争地の食事情を、九十九は各国の死生観や葬儀の実態を紹介しており、奇食や(最近ご無沙汰だが)奇祭を探究している鬼頭にとってはそれぞれ旅のテーマが近く、既にゼッターや飛田といった主人公キャラと邂逅している現在のストーリー展開も合わせ、彼らとも今後関わるのでは?とも予想されていたが双方のシリーズとも鬼頭と佐竹が移籍する前から更新を休止しているため関わることはないと思われていた…が九十九は2024年5月の佐竹シリーズ特別編で鬼頭・佐竹・飛田・ゼッターに拷問蛸とまさかの邂逅を果たした。

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