概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
『ヒューマンバグ大学』および『バグアカデミア』にて展開される、鬼頭丈二を主人公とする漫画シリーズに登場するキャラクター。
「奇食ハンター」として世界各地の奇食を食することを趣味とする鬼頭の盟友であるロシア人の男性で、常々彼目当ての奇食を食べる手筈を組んでいる「奇食ブローカー」。本来は国際的に狩猟が禁じられている国際保護動物を使った奇食をよく紹介しており、それ故たびたび現地の警察・国軍に追われることになっている。
ヒューマンバグ大学では一度きりの登場だった(警察の銃撃を受け死亡したと思しき演出でフェードアウトした)が、シリーズがバグアカデミアに移転してからまさかの再登場を果たし、以後は鬼頭の旅のパートナーたちほどではないがサブレギュラーとして定着。初登場回同様、やはり禁制品をあつかっては追われる身となり、最後は鬼頭たちを逃がすと共に殿軍を務め生死不明の退場をすることがお約束となっていた。
人物![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
容姿![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ウェーブのかかった大きな前髪と、何処か妖しさを滲ませたニヒルな笑みが特徴の男性。
衣装は上下ネクタイ共に黒のスーツと赤いワイシャツを着用しており、白スーツにネクタイ、紫ワイシャツ姿の鬼頭と好対照な装いとなっている。
なお、バグアカデミアでの再登場以降は、各回の最後に負ったであろう負傷が追加されており、新シリーズ初登場以降は左目が銃で潰されアイパッチを当てるように。また以降も顔の左半分が火傷で変色したり、下半身不随で車椅子に座っていたり、頭部の縫合手術で髪を失ってピンクのボブカットのカツラを着用するようになったり、左頬に大きな十字傷が付いたりと、(一部は無事快復しているものの)見るだけでも痛々しい傷跡が再登場の度に増えている。
性格![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
鬼頭の同好の友ということもあり、奇食に対する興味関心もさることながら、それらの生まれた歴史背景への造詣・敬意が深く、とくに自ら取り扱う現在は禁制品となっている奇食については、法の壁によって先人の叡智の結晶たる食文化が失われてしまうことに憂いを覚えている模様。
こうした非合法な食材を手配するためかなり危険な道を歩んでおり、再登場のたびに警察のガサ入れを受けているが、脱出経路の確保や彼らを撒くための武装や罠も準備していたりと、荒事にも慣れた様子。食事の費用としてかなりの高額を請求するものの、客の命は我が身を投げ売ってでも守ろうとする気概を併せ持ち、その際に負った大きな代償も「命があるだけ儲けもの」として鬼頭ら当時の同行者たちをやっかむことなく、変わらず奇食を紹介し続けている。
他者の為に己の危険を顧みない精神性には、現在のバグ大の主流となっている裏社会バトル物の主要人物たちに近い義侠心を感じさせる一方、それらの行為はアベルチョフや鬼頭らの趣味である奇食がそもそもの根底にあり、毎度登場する現地警察の方々も当然ながら各国の法律や国際法に則り、そのまごうことなき違反行為を取り締まろうと業務に従事しているだけであるため、寧ろ方方からたびたび変人と認識される鬼頭を上回るレベルの変人…と呼ぶべきかもしれない。ともあれ、シリーズの路線的に物語を盛り上げる魅力あるキャラクターであることは間違いないだろう。
その他ロシア人ということもあり、ときに食前の挨拶や祖国の諺をロシア語で口走る場面も。また日本のサブカルチャー作品を愛好しているとのことで、上述した大傷の一部を有名作品のキャラクターに例え悦んでみせており、鬼頭も再会の度に安心半分呆れ半分といった具合で彼が心身共に立ち直ったことに安堵している。
関連タグ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
藤崎(ヒューマンバグ大学):アベルチョフと同じく、バグ大にて1話限りの登場とおもわれたがバグアカの新シリーズでまさかの復活を遂げた反社属性(?)のキャラクター(コチラは佐竹シリーズにて再登場)。ただし、なんやかんや出番が継続しているアベルチョフに反し、藤崎は今のところ2度の出演でストップ中。この辺りは、双方の主人公との関係性の差が大きいことが影響か(藤崎は2度3度と偶然の再会を重ねる佐竹を「運命の宿敵」と認識している。)
佐竹博文、佐伯・ゼッターランド・博子:アベルチョフと同じく…というかそれ以上に、各々の展開する物語上で九死に一生を得る経験を何度も重ねてきた人物たちで、それぞれ鬼頭の旅のパートナーとしてアベルチョフと接点が生まれてもいる。…なお2名共これまで、アベルチョフ以上の大怪我を負ったり本来の容貌が崩壊する程の奇病を罹患しているが、彼とは違い後遺症どころか痕跡も残さず全快している。